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2009年9月30日 (水)

今日は雨

 今朝目覚めると雨が降っていた。昨日の祈りが届いたのだろう。これで野菜が救われる。

 雨のやみ間に畑に出てみたら、昨日より一回り成長したように見える。これで一安心だ。

 今日は、姉が主宰する絵手紙教室の日。いつものメンバーが集まった。午前中、陶芸、午後から2時間ほどの絵手紙。工房を明け渡した主はのんびりと見学である。

 早いもので、今日で退職して半年が過ぎたことになる。この期間は思った以上に早く過ぎたように感じられる。

 冥土に向かう行程は止めようがないけれど、出来ればゆっくりと行きたいものだ。

 そんなこんなで今日も終わった。今夜も展示場にあった皿をアップする。

P1000656w800  落柿窯作「備前小皿」。

 サイズは15センチほど。高さは3センチに足りない。

 窖窯の特徴が良く出た皿である。

P1000657w800  裏はこんな風に焼けた。

 大きさから言えば、コーヒーカップのソーサーほどだから、時には銘々皿として使うことも出来る。

 

 

工房脇の草むらで名前のわからない野草の花が咲いている。ほんの数ミリほどの星のように見える花だ。

P1000654w800  どなたかこの花がわかる人はご教示願いたい。

 図鑑で調べてみると「アカネ」のようにも思えるが、正しい名前を知りたい。

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2009年9月29日 (火)

茶碗

 茶碗を見ると造った人が見えるようだ。作者の思い、美意識、技量、人間性等々・・・。だから茶碗制作は難しい。考えれば切がないし、考えれば考えるほど造れなくなるのが茶碗である。

 茶碗は作者そのもの。名品として伝承されている茶碗の多くが人に感動を与える所以はそこにある。

 主が造る茶碗は、名品とは程遠い彼方にあるけれど、作者そのものであることに変わりはない。

P1000646w800  落柿窯作「備前茶碗」。

 意識して、どんなに形を変えてみても主が造った茶碗は一目瞭然でわかる。主の茶碗は主そのものであることの証であろう。

P1000649w800  見込みには、全体に厚い胡麻が溶けて、あたかも故意に釉薬を施したように見える。しかし、これば備前焼、すべて自然釉(胡麻)である。

P1000648w800  高台は比較的薄い。土見せのため土の様子が良くわかる。それにしても、いつ見ても主の高台は拙い。

 この茶碗は、確か「備前落柿窯作品集」にも載せていたように思う。

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秋雨前線

 太平洋岸に伸びる秋雨前線の影響で今日も鬱陶しい天気だが、思ったほど雨は降ってくれない。どうせ鬱陶しい天気が続くなら畑のために雨よ降れ降れと言いたくなる。

 しかし、ほんのぱらぱら雨でも無いよりはましで、畑の野菜が次第に大きくなって来た。

 今日、初めて水菜とチンゲンサイを間引きをかねて収穫した。

P1000652w800  採りたての水菜とチンゲンサイ。文字通りの若菜である。早速今夜の食卓に乗せた。

 筋蒔きしているからどんどん間引いていかねばならない。もう、野菜は買わなくて良さそうだ。

P1000640w800  庭の南天の葉が色づいてきた。

 秋は駆け足でやってくる。気がつけば明日で9月も終わり。この前線が行ってしまうと本格的な秋が来る。

 曇り空の下、今日も散歩の途中で近所のワンちゃんに出会った。いつも散歩の最後を付き合ってくれる。

P1000650w800  散歩から帰ったワンちゃん。

 主の足音を聞き分けることが出来るようで、遠くからでも一目散に駆けてくる。

 

 

 さて、今日の主は、昨日の大皿を仕上げただけ。仕事は、ほとんどはかどっていない。仕方ないから、今日もその辺に置いてある作品を紹介するしかない。

P1000644w800  落柿窯作「備前馬盥鉢」。

 胡麻が見事に降っている。窖窯特有の濃い緋色が出ている。

 サイズは3寸ほど。小さな多用鉢として使えば重宝すると思う。

P1000645w800  見込みである。

 見込みの中央部は抜けの中に緋襷が付いている。

 裏底はベタ高台だから安定も良い。

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2009年9月28日 (月)

阪本清香さんの歌声

 昨夜、岡山出身のオペラ歌手「阪本清香」さんの歌声をネットを通して始めて聴いた。すばらしいの一言。ソプラノのどこまでも抜けるような歌声に魅了された。まるで澄み切った秋の青空のようである。

 それもそのはずで、2008年4月イタリア・ミラノで開催された「オペラ・イン・カント国際コンクール」で第一位入賞の実力者なのだ。

 このたびは、10月3日から開催される「岡山音楽祭」のオープニングを飾るために招聘されて一時帰国されている。

 阪本清香さんの生の歌声を聞きたい人は10月3日のオープニングに参加していただきたいと思う。

 阪本清香さんは、主が親しくしている若い女流陶芸家阪本結香さんのお姉さんでもある。

 以前からイタリアで活躍しておられるのは聴いていたけれど、正直、こんなにすばらしい歌手とは思っていなかった。不覚であった。近いうちにCDを出されるというから期待している。

 今日は一日鬱陶しい天気だった。こんな日は気分もすっきりしない。それでも工房で轆轤を回して、久しぶりに大皿を挽いた。

P1000634w800  40センチを超える皿。久しぶりなのでちょっと苦労した。

 大皿ばかり作ってもまったく出て行かないから張り合いがない。しかし、主はなぜか大皿だ好きで、つい造ってしまう。

P1000631w800  落柿窯の展示室の棚に、これからの季節に似合う酒盃があった。

 6センチ×6センチほどの酒盃。美味い日本酒が似合うはずだ。

 この面は火裏である。

P1000629w800  こちらが火表だ。

 この酒盃は、器の中に寝かせて焼成しているから少し歪みがある。そこがまた面白い。

 

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2009年9月27日 (日)

お日待

 今日は、主が住む村の恒例のお日待祭があった。小さな村落がそれぞれに工夫を凝らして細々と伝統を継承している。しかし、高齢化の波には勝てず、近い将来、この行事も終焉を迎える運命にある。

 お日待祭は、村の平穏と五穀豊穣を太陽神(天照大神)に祈願する伝統行事。農耕民族ならではの祭りだ。

 村人が地域の神社に集い、祝詞をあげる。神社に向かう途中、昨年も紹介したお地蔵さんに出会った。

P1000613w800  真っ赤な涎掛けに帽子がトレードマークのお地蔵さんだ。

 相当歴史がありそうだ。この田圃の所有者が大事にお祭りしているのだろう。

P1000614w800  神社の横の畑にはコスモスが植えられて、今が丁度盛りだった。

 快晴の青空にコスモスは良く似合う。

P1000615w800  地元の神社「土戸八幡宮」と呼ばれている由緒正しき神社。

P1000616w800  本殿と拝殿。

 本殿の裏に楠の大木。拝殿の前に銀杏の大木。

 これで、今年も豊作間違いなしだろう。

 数日前からいろいろ行事があって余り仕事が出来ていないから新しい制作の紹介は出来ない。今日も落柿窯の作品を紹介することにした。

P1000621w800  落柿窯作「備前大皿」。

 サイズは35センチ。このサイズで家庭の食器棚にいっぱいだと思う。これ以上デカイと保管が容易ではない。

P1000622w800  落柿窯作「備前汲出し」。

 窖窯特有の焼成が良くわかる一品だ。緋色と抜けのコントラストが良く出ている。

 緋襷も十分。

P1000623w800  見込みは、中央の抜けの部分に緋襷、周辺部には窖窯特有の胡麻が降っている。

 落柿窯の展示室には、こんな作品が宝探しのように埋もれているから、興味のある方は、宝を探しにおいでいただきたいものだ。

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2009年9月26日 (土)

お葬式

 今朝から村のお葬式の手伝い。最近は、葬儀場ですることが多いけれど、たとえそうであっても、この村では、村人みんなで手分けしてお手伝いする習慣が残されている。

 かつては、自宅で弔いをしていたからお手伝いが大変であったが、今日のお葬式も葬儀場でされたから余り手が掛かることも無く無事終えた。ただ、開式が朝10時だったから受付や賄いの担当者は早くから集まった。

 午後には帰宅して一息ついたけれど、お葬式のお手伝いは思いのほか疲れるものだ。

 今日も暑さが厳しい日だった。夕方、散歩に出ると田圃の畦道のあちこちでコスモスが盛りを迎えている。

P1000608w800  コスモスの群落はすばらしいけれど、こうして畦道に咲くコスモスも清楚で良いものだ。

P1000610w800 白い色、ピンク、濃い赤・・・等、いろいろな色が混ざっているから余計綺麗なのだろう。

P1000612w800  鮮やかな赤いコスモスもいいね。

 今日の備前焼は、すでに「備前落柿窯作品集」に登載している大皿。今までにも記事にしたことがあるかもしれないが、お許し願いたい。

P1000606w800  落柿窯作「備前大皿」 。

 サイズは42センチある。こんな大きな皿は普通の家庭では邪魔になる。鍋の具材や寿司を大人数分盛るくらいしか使えないし、保管も難しい。

 しかし、大皿はいつ見ても魅力的だ。

 

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2009年9月25日 (金)

癒しの空間

 落柿窯の主にとって癒しの空間は山の頂が一番であるけれど、体力が衰えた今、好きな山の頂に立つことが出来ない。

 それでは、平地ではというと、禅寺の庭ということになるが、これも出歩くことがほとんど無くなった主には、常に・・・というわけにはいかない。

 手っ取り早く癒しの空間に逃げ込むには、落柿窯の茶室が一番だ。ここなら外に出て行くこともない。

 そんなわけで、主にとっての癒しの空間は、我が家の茶室ということになる。

P1000563w800  僅か二畳の空間しかないけれど、好きな茶を点てゆっくりとくつろぎ、時には寝転がって風の音を聴く。そのまま寝てしまうこともある。

 茶室と言っても、主にはさほど神聖な場所ではない。ただ、くつろぎの空間に過ぎない。

 この茶室には電気設備はないから、夜の明かりはローソクか行灯。時に差し込む月明かりが一層趣を添えてくれる。

 木の匂い、土壁の匂い、炭の匂い、それらを消してくれる香の香り。みな癒しだ。

P1000560w800  客畳の天井は葦蕢。点前畳の天井は網代。

 狭い空間が思いのほか広がりを持っている。

 

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2009年9月24日 (木)

日本のエーゲ海

 今日は、落柿窯に珍しい訪問者があったので、海辺の町にあるいつものお店に案内した。今日は快晴の日和。ここは日本のエーゲ海というだけあって秋の海が美しい。

P1000598w800_2  海辺に建つ白いホテル。このホテルは、ヨットやクルーザーが横付けできるように設計されている。

P1000595w800 青空と青い海の境界がわからない程の快晴だ。大型ヨットが浮かぶのどかな風景に癒される。

P1000596w800  遠くに霞んで見える山脈は小豆島。ここからまっすぐ船で行くと1時間ほどのようだ。

P1000602w800  いつものお店のいつもの料理。

 新鮮な魚と最高のロケーションにはいつも満足できる。

 落柿窯に帰って、今日の記念に轆轤を回して湯飲みを挽いた。轆轤は初体験のよう。主が少し手伝って何とか形になった。

P1000604w800  エミー作「備前湯呑み」。

 胴に入れた陶印が豪快である。

 仕上げは主に託された。

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2009年9月23日 (水)

砧と旅枕

 今日のタイトルだけを見ると何のことかわからない方が多いと思う。このタイトルを見てピンと来る人は相当な備前通だと思う。

 それもそのはずで、今日のタイトルは備前焼で昔から作られて来た花生けの形なのだ。

 「砧花生」は布を打って柔らかくする道具に似せた花生け。また、「旅枕花生け」は昔、旅に持参した枕を模した花生けである。

 この形は、いづれもシンプルで花を活けやすい。その上、味わいも深い。

P1000594w800  今日挽いた砧と旅枕の花生け。

 焼成は酸化、または還元で味わいが変わるからどのように焼くかは作家の考え一つだ。

 主は、還元焼成したいと思う。

 昨夜の雨は畑にとって丁度良い潤いだった。秋野菜は、ほとんど芽を出したし、白菜とブロッコリーの苗は元気だ。

 もう一つ、ここに来てゴーヤが勢いづいている。

P1000593w800  夏のカラカラ天気で弱りきっていた木が潤いを得て元気になった。いくつかの収穫も出来ている。

 花がまだまだ咲き続けているから、しばらくは収穫が望めそうだ。

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2009年9月22日 (火)

嬉しい雨

 夕方から雨になった。水まきほどの雨ではあるが、乾いた畑には嬉しい湿りだ。

 今年は季節が暦どおりに進んでいる。明日の秋分の日を前に気候は涼しさを増しているし、季節の花はその通り咲いている。彼岸花は、彼岸を待たず盛りを過ぎたようにも思えるほどだ。

P1000584w800  田圃の畦は彼岸花の花盛り。

 昨年もここの彼岸花をアップした記憶がある。

 このところ冷茶やアイスコーヒーより熱い緑茶やホットコーヒーが恋しくなった。

 落柿窯の展示室には出番を待つカップが並んでいる。今日は、その中からちょっと変わったコーヒーカップを2つ紹介したいと思う。

P1000587w800  落柿窯作「備前コーヒーカップ」。

 デミタスカップとして造ったもの。完全酸化焼成で赤い緋襷がポイントだ。

P1000588w800  もう一方から見てもポイントは緋襷。

 ソーサーとして木製の茶托を使っている。硬いイメージの備前焼が少しは柔らかくなるからお勧めである。

P1000585w800  落柿窯作「備前櫛目カップ」。

 少し固めのイメージのカップ。穏やかな曲線のカップが多いけれど、櫛目を使ってあえて直線を強調した。

 これもソーサーは木製の茶托だ。

P1000586w800  もう一方から見ると強く焼けている様子が分かる。焼成に裏と表が出るのが窖窯の特徴だから、このカップは一目で窖窯焼成だと分かる。

 いろんなカップを揃えて、気分によってカップを選ぶ楽しみを味わって欲しいと思う。

 今日は、彼岸のお参りがあったからほとんど仕事をしていない。ただ、底が抜けた徳利でちょっと遊んでみた。

P1000589w800  笠を冠った托鉢僧をイメージした香炉。

 たまにはこんな遊びもあって良い。

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2009年9月21日 (月)

踊る花生

 花生けは難しい。花を生かすものでなければならぬし、心和むものでもなければならない。花生けに緊張を強いられるのはお断り願いたい。

 主は、花が好きだから花生けを良く作るが満足できるものはない。今まで造ってきた花生けは、それなりには仕上がっているけれど、主が師と仰ぐ作家さんのように轆轤が挽けていない。

 しかし、時には面白い物も出来る。今日はそんな花生けを紹介することにした。

P1000580v800  落柿窯作「備前耳付き花生け」。

 写真が下手だからお許し願いたいが、焼成は、表が白胡麻、裏は備前特有の色合いの片身代わりだ。

 この花生けの特徴は、なんと言ってもその耳にある。この耳のおかげで花生けが踊っているように見える。

P1000581v800  こちらが裏側。耳をつけるだけで花生けの表情が変わるのも面白い。まるで、お下げ髪の子が踊っているようだ。

 花生けのポイントは耳とヘラ目だといわれるが、蓋し名言である。

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2009年9月20日 (日)

やきもん屋の仕事

 今日も快晴。連休に入って良い天気が続いている。また畑が乾いてきた。晴天は嬉しいが、野菜にとっては少し湿りが欲しいところだ。

 やきもん屋の日々の仕事はどんなものか知らない人が多いと思うけれど、一口で言ってやきもん屋の仕事は肉体労働である。

 毎日毎日轆轤を回して作品を作っているイメージが強いだろうが、実際にはそれ以外の仕事がほとんどだ。

 土造りに始まって、窯掃除、棚板磨き、窯詰め、窯焚き、窯出し、作品磨き、販売、発送・・・等、なんでもしなければならない。それが備前焼作家の仕事である。

 主は、今日、棚板にアルミナを塗った。棚板は窯焚きによって痛みが出る。そのため、窯出しの後、アルミナでコーティングする必要がある。

 主は、前回の窯出し後、横着して今までこの作業を放っておいた。しかし、晩秋の窯焚きが近くなり、どうしてもこの仕事を終えねばならないから、今日済ますことにした次第である。

P1000577w800  アルミナの粉末を水に溶かすのだが、これが溶け難い。

P1000578w800  台の上に置いて両面を刷毛で丁寧に塗る。ネバ過ぎると塗りにくいし、水が多いと上手くコーティングできない。いい加減が難しい。

P1000579w800  午後から50枚ほど塗ったらけっこう疲れた。棚板は思いのほか重いから腕にも腰にもくるね。

 落柿窯は小さな窖窯だからこの程度の枚数だけれど、大きな窯になると百枚単位になるから大変だろう。

 これより先、午前中は昨日挽いた葉茶壷を仕上げた。

P1000575v800  サイズ的に小さいから耳は3つにしている。

 今は葉茶壷を使うことは一般的にはないけれど、花を活ける壷として使えばお洒落だと思う。

 上手く焼けると良いが・・・。

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2009年9月19日 (土)

案山子

 このあたりでは、このところ案山子の姿を見ることがない。これから稲穂が実りだすとすずめが集まってくるから農家の人は雀の脅しをいろいろ工夫している。

 主が子供の頃には、このあたりでもまだ案山子が見られたけれど、今やその姿は無くなった。変わって、キラキラ光るテープを張ったり、CD をつるしたりする田圃が目立つ。今日、散歩の途中、ガスで大きな音を出す装置を置いている田圃もあった。極めつけはこの写真。見ていただこう。

P1000564w800  人の頭、それも美女の頭だ。

 マネキンの頭部を立ててあった。余りにリアルで怖い。薄暗くなった頃見ると一瞬足が止まる。これでは雀よりも人のほうが驚いて逃げそうだ。

 昔の案山子は、いかにもユーモラスであった。マネキンの頭部には、どう見てもユーモラスなところはない。

 時代が変わると案山子まで変わってしまう。なんだか寂しくなった。

 先日蒔いた秋野菜が芽を出してくれた。

P1000558w800_2  今年は、タイミングよく種まきが出来たから上手く芽が出たようだ。

 草も一緒に芽を出しているが仕方ない。

 

P1000555w800  畑に残してあるゴーヤがまだ実をつけている。

 今年は不作だったけれど、まだ少しは収穫できそうだから当分このまま置いておくことにした。

P1000554w800  工房脇のムラサキシキブの実が綺麗に色づいている。

 今日は、抜けるような青空。少し強い北風が心地よい。もうほとんど汗をかかなくなった。

 今が一番良い季節。

P1000572w800  「秋は夕暮れ・・・」が一番の季節というだけあって夕焼けが綺麗だ。

  散歩の帰り、夕焼けに行き会った。村の大師堂の法輪がシルエットで浮かぶ様も趣き深い。

 今日の主は、彼岸前の墓掃除に行ったりしたから、仕事は、壷を一つ挽いただけだ。

P1000557w800  仕事は、遅々としてはかどらないけれど、毎日少しずつ前に進んでいるから良しとしよう。

 ちなみに、この壷は耳をつけて葉茶壷にしたいと思っている。

 サイズは小さめだ。

 

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2009年9月18日 (金)

プロの陶芸家

 40年も前卒業した大学の同窓名鑑を出版する会社から、同窓名鑑を造るための個人情報を求められた。この職業欄に何と書くか・・・、ちょっと迷っている。

 退職しているから無職か、それとも畑仕事をしているから農業か、いや、退職後に備前焼の制作を業とすることを宣言したから陶芸家か・・・。

 職業はその道のプロであることを意味する。プロである以上、それで食っていくことを意味するけれど、今の主は、農業でも陶芸でも食ってはいけない。収入は、雀の涙ほどの年金のみ。

 広辞苑によれば、プロフェッショナルとは「専門的、職業的」、または、「専門家、職業としてそれを行う人」とある。

 今、主が専門的といえるのは陶芸しかないから、収入は別にして、職業はやはり「陶芸家」がいいのかも知れない。

 さて、今日は薄雲が広がる天気だった。おかげで残暑も無く過ごしやすい日になった。そんな日の仕事は、昨日挽いた壷の仕上げ。

P1000553w800  さほど大きな壷ではない。

 二畳の茶席の小さな床に置いても良い大きさで、花が活けられるように首をつけた。

 主が挽く壷は、技量がない所為もあるが、さほど大きなものはない。なぜか茶室の床に合う大きさばかりである。

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2009年9月17日 (木)

小さな水屋甕

 茶室の水屋には、普通、水屋甕が置かれている。その中は美味い清水で満たされているはずだ。しかし、今ではどこでも上水道が整備され、茶室の水屋にも水屋甕を置く必要が無くなった。コックを捻るだけでいつでも清浄な水が得られる。

 今でも水屋甕を置いているとしたら、水にこだわっている人か、または茶室に水道を引いていない人かのどちらかであろう。

 落柿窯の茶室は、もともと井戸を利用して清浄な水を得ることにしていたから水道工事をしなかった。

 その、あてにしていた井戸の水が使えない事態になってしまった。今さら水道工事をするわけにもいかず、仕方なく自前で小さな水屋甕を作った。

P1000525w800  落柿窯作「備前水屋甕」。

 落柿窯の茶室は、二畳の茶席と一畳の次の間、それに一畳に満たない水屋で構成されたごく小さな空間だから、水屋甕も普通のサイズでは大きすぎて置く場所がない。そのため、小さな甕にした。

 それでも数回の点前には十分な水か確保できる大きさがあるから何も不自由なことはない。

P1000529w800  この甕に、近くで湧出いている山水を汲んできたり、名水を汲んできたりしているけれど、緊急のときは、我が家に備えてあるイオン制水器で作り出したアルカリイオン水を入れて使う。

 水道の水は清潔で安心だが、あのカルキの匂いは茶の味を損なうから我が家では使うことはない。

  このところの急激な秋の深まりの中、エアコン設備のない落柿窯の茶室でもそろそろ茶が楽しめそうだから、茶室の戸を開けようと思う。

P1000549w800  くもの巣を掃って、躙り口も窓も大きく開けよう。

 この茶室は電気も水道もない。

 時が止まったような空間である。

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2009年9月16日 (水)

野の花ーセンニンソウ

 先日、散歩の途中で見つけた花の名前が判明した。名は「センニンソウ」。

P1000538w800  今日、ネットで、秋に咲く野の花を丹念に探していたら見つかった。

 花には良い香りがあり、どうも毒草でもあるらしい。喘息の薬になるというから漢方薬として使われているのかも知れない。

 これで胸のつかえが取れた。

 今日は、昨日挽いたワインクーラーを仕上げた。

P1000532w800  水屋甕風ワインクーラー。

 大きくないから食卓に置くには丁度良いと思う。

 水屋甕の特徴である耳をつけてみたがどうかな・・・。

P1000534w800  水田の稲穂が次第に頭をたれてきた。秋が深まるにつれて黄色く実る。

 「実るほど 頭をたれる稲穂かな」。

 今日発足した新しい政権も、そうあって欲しいものだ。

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2009年9月15日 (火)

野菜の苗

 今朝も雨。先日の雨に加えて、今日の雨で畑は十分に潤った。乾きかけていた土が黒々として気持ちよい。

 今日は、近くのホームセンターで野菜の苗を追加購入してきた。先日、秋野菜の種を蒔いた時、いくつかの苗を植えていたけれど、それに足して植えた。

P1000531w800_2  結局、白菜15本、ブロッコリー10本、それにネギを40数株。

 種蒔きした野菜を加えると一人暮らしの主には多すぎるけれど、出来過ぎたら知人に差し上げればよい。

 これで秋から冬にかけての野菜には不自由しない。

 今日は野菜の苗を植えた後、ワインクーラーになる水屋甕風の壷を挽いた。

P1000530w800  昨日紹介したワインクーラーより少し口を広くした。明日は、水屋甕をまねて耳を付けようと思っている。

 今日は寒いほどの曇りだったが、明日は晴天が戻るらしい。

 

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2009年9月14日 (月)

彼岸花

 田圃の畦道に彼岸花が目立ちだした。毎年、彼岸が近くなると急に茎が伸びて真っ赤な花を咲かす。

 子供の頃、このを花を両手に余るほど摘んでは水槽に入れていた。球根には毒があるけれど、サツマイモが入ってくるまではこの球根が飢饉の時の非常食になっていたというから驚きである。そのため田圃の畦には多く植えられているのだそうな・・・。

 それはともかく、彼岸花は秋の訪れを告げる花である。

P1000512w800  草むらで咲く彼岸花。食用になるまでには相当な犠牲者も出ただろうに、生きるために死を覚悟して食用にした先人には頭が下がる。

 彼岸花の呼び名は、「狐のかんざし」とも「死人花」とも「曼珠沙華」とも呼ばれ、なぜか余り印象がよくない。 しかし、主はこの花が好きだ。

P1000515w800  コスモスも咲き出した。この花も初秋を代表する花。

 主の年代では、山口百恵の歌が聞こえてきそうに思える懐かしさがある。

 その昔、コスモスの花びらで「恋占い」をした人も多かろう

 さて、花の話題はこれくらいにして、今夜はちょっと変わった作品を紹介したい。

P1000509v800  落柿窯作「備前ワインクーラー」。

 焼酎サーバーは、一時ブームになったけれど、ワインクーラーは余り見ることがない。

 しかし、この中にタップリの氷を入れ、ワインボトルを静かに寝かすとまことに良く似合う。

P1000508w800  赤ワインは常温だからクーラーは要らないが、白ワインは冷やしたほうが断然美味い。

 良く冷えたワインを良く冷やした備前のワイングラスに注いで、備前尽くしで味わって欲しいと思う。

 備前は楽しい。

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展覧会の季節

 秋になると、あちらこちらの画廊や美術館で展覧会が開かれる。今も岡山県立美術館で「岡山県美術展覧会」が開催されている最中だ。

 今夜は、主とかかわりのある作家の展覧会を紹介したい。

 まず、9月15日から倉敷中央画廊で開催される女流展。

P1000521w800  この展覧会には、主が一押しの女流作家の福田路子さんと泉裕理さんが参加しているかtら、二人の作品を見たい人はぜひ足を運んで欲しい。

 この二人の作品は数が少ないから一般ではほとんど見る機会がないはずだ。

P1000523w800  DMの出来がイマイチだから、この写真では二人の作品が分からないから、実際、会場に行って見るしかないと思う。

 見て損はないはずだ。

 

 

 次は、備前の若手でもずば抜けている渡邊琢磨君の個展だ。

P1000524w800  9月23日から天満屋岡山店5階アートスペースで開かれる。

 彼の陶暦には目を見張るものがある。ぜひ、見に行って欲しいと思う。

P1000520w800  DMの写真を見ても分かるように新しい感覚の作品が並ぶはずだ。しかし、伝統的作品も見ることが出来ると思う。特に、彼の酒器は特筆ものだ。

 新しい備前と伝統の備前の融合を楽しんでもらいたい。

 こんな機会を見逃す手はない。

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2009年9月13日 (日)

野の花

 今日は、天気予報の通り晴れ間が広がった。体はまた痛いけれど昨日ほどではないから、今日は轆轤を回した。

 今日の仕事は「湯呑み」挽き。

P1000505w800  差し板一枚分を挽いたところで轆轤を止めた。まだ腰の状態がよろしくない。無理をしても仕方がない。こんな時はのんびりやるに限る。

 少しずつ窯詰めのイメージを膨らませながら必要な小物を作っているところだ。

 晩秋の窯焚きを予定しているからそれに合わせれば良い。

  夕方、日課になった散歩の途中、見たことのない花に出会った。名前が分からないので、ご存知の方があれば教えていただきたい。

P1000507w800  一見、「大文字草」のようにも見える。田圃の畦に群れて咲いていた。

 今まで、この季節にゆっくり散歩などしたことがないから気づかなかったのだろう。

 この季節は、彼岸花の真っ赤な色に目を奪われて草むらで咲く可憐な花が見えなかったものと思う。

 散歩を始めて自然に触れ合うことか多くなったのは嬉しいことである。

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2009年9月12日 (土)

恵の雨

 朝から一日降り続いた雨が上がった。今回の雨は豪雨になることも無く、まさに恵の雨になった。畑も庭も十分に潤ったように思う。これだけの水遣りを人の手でやるとなると大変なことだ。改めて自然の偉大さには敬服する。

 今日は雨降りを良いことに一日中ごろごろしていた。昨日、一気に終えた種蒔きが応えたらしく体中が痛い。特に腰痛がひどい。

 歳を考えずに動くからいつもこうなる。馬鹿な主には学習能力がないようだ。猿以下か・・・?、反省しきりである。

 明日は秋晴れが戻るようだから元気も出るだろう。

 さて、落柿窯では、工房にも展示室にも母屋にもデビューを待つ作品たちが無造作に置いてある。今日は、その中の一部を紹介してみたい。

P1000504w800_2  母屋の和室にある皿を中心にした作品群。

 けっこう焼けが良いから将来のメジャーデビュー(?)のために置いてある・・・ということでもないが、お嫁に行けないことだけは確かだ。

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水の神に感謝

 今朝、目が覚めると雨になっていた。予報では、雨は午後からということであったが早めに降り始めたようだ。ほぼひと月ぶりの雨。

 時には大きな被害をもたらす雨も、このところのカラカラ天気には恵の雨である。このまま一日「しとしと雨」が降って欲しいと思う。水の神に感謝だ。

P1000496w800  昨日の種蒔きは大正解であった。しっとりした土を見ると気持ちも和む。

P1000499w800  庭の踏み石の周りで瀕死の状態になっていた「龍の髭」も一息ついてくれたようだ。

P1000497w800  茶室の門に続く石段も潤った。

 乾いた心にも同じように潤いが必要である。

 雨脚が強くなった。前線が通過しているのだろう。豪雨にならなければ良いが・・・。

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2009年9月11日 (金)

雨を待つ

 雨が降らない。8月初め。山口県防府地方、兵庫県作用地方に被害をもたらした豪雨以来、ほぼ、ひと月の間雨らしい雨がない。

 天気予報では、明日の朝から久しぶりに本格的な雨になるという。この予報を信じて、今朝から、カラカラに乾いた畑に秋野菜の種を蒔いた。

 ダイコン、小蕪、ラディッシュ、水菜、ホウレンソウ、菊菜、それにチンゲンサイ。この種類はいつもの通りだ。種まきの後、ネギも植えた。雨の後には、白菜、ブロッコリーの苗を追加することにしている。

 明日、雨になることを祈っていたいと思う。もしも雨が降らなければ水遣りが大変ことになる。雨雨降れ降れ・・・。

 今日は、馴れない種まきで腰に来た。腰をかがめての種まきの姿勢はけっこうきつい。農作業の後、疲れてしまい夕方まで寝ていたから陶芸の仕事は休んだが、話題がないと寂しいから、今夜も作品を一つアップする。

P1000482w800  落柿窯作「備前大皿」。

 サイズは38センチ、上がりは7センチ。

 皿の縁を少し厚めにしているから胡麻が十分に乗っている。

 中央の抜けの部分がほのかに赤い。

P1000484w800  窖窯特有の厚い胡麻が見事に掛かっている。

 この皿に何を盛ろうか・・・。瀬戸内の美味い魚をたっぷりも良いし、鍋の具材を盛るのも良かろう。

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2009年9月10日 (木)

影法師

 爽やかな晴天が続いている。ずっと雨が降っていないから庭の草木が枯れ始めた。畑もカラカラだから、次の農作業の段取りが付かないでいる。

 唯一の希望は、今日の天気予報で土曜日に小さな傘マークが付いたことだ。それを信じて秋野菜の種を準備しようと思う。

 このところ、日の入りがずいぶん早くなった。散歩も早めに出なければならなくなった。歩き始めは影法師をお供に歩いているが、いつの間にか夕日が沈んでしまって、あたりが薄暗くなってしまう。夕日と競争しながらの散歩が続いている。

P1000491v800  歩き始めの長く伸びた影法師。そのうち、主一人急ぎ足になっている。

 今日もぐい呑みを造った。いくら苦手な酒器でも窖窯を詰めるにはどうしても小物が必要だから仕方ない。30個ほど出来たけれど、もう少し必要だ。

 さて、今日は昨日に続いて大皿を紹介しようと思う。ただし、この大皿はすでに「備前落柿窯作品集」に入っているから見たことがあると思うが、お許し願いたい。

P1000488w800  落柿窯作「備前海老紋大皿」。

 サイズは40センチある。上がりは6センチ程だからほとんど平皿である。

 この皿の特徴は、なんと言っても偶然現れた海老紋の緋襷。こんな緋襷が出るとは予想外。備前は面白い。

P1000490w800  この大皿にいっぱいの寿司を盛ってパーティー何ぞ如何かな・・・。

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2009年9月 9日 (水)

重陽の節句

 今日、9月9日は「重陽の節句」。中国では奇数が良い数字とされ、中でも9が一番良い数字とされる。この9が重なる9月9日を重陽の節句として祝う慣わしだ。

 重陽の節句は「菊の節句」とも言われ、本来、菊が咲き誇る頃なのだが、新暦になってからは、この時期にはまだ菊は咲かない。旧暦だと新暦の10月終わりの頃だから、稲の刈り入れ終わり、菊も咲いているから、その時期にお祝いするのが本来だと思う。新暦は何かにつけて東洋的ではないようだ。

 今日は重陽の節句ということで祝いの茶を点てた。酒好きが何かにつけて酒を飲むように、お茶好きは何かにつけて茶を点てる。・・・いやいや、何かにつけて都合よく解釈するのはいずこも同じということだ。

P1000474w800  今夜は、お祝いだから新しい茶の封を開けた。茶名は「香雲の昔」。表示には「今日庵鵬雲斎宗匠御好」とあるから、たぶん、そうなのであろう。

 このお茶は京都宇治田原の矢野園さんだ。いつも親しんでいる「松昔」とは少し違うが、これはこれで良い。

 さて、今日は、いつもの通院の日だったから仕事はしていない。病院では検査、検査で時間が掛かったけれど、結果は以前と変化なしで一安心である。もうしばらく元気でいられそうだ。

 そんなこんなで、今日は一日終わった。今夜は、最後に落柿窯の大鉢を紹介しておきたい。

P1000472w800  落柿窯作「備前大鉢」。

 サイズは38センチ×10センチ。

 窖窯特有の胡麻と緋襷が良く出ている。

 さてさて、この鉢を何にどのように使うか悩むところである。

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2009年9月 8日 (火)

秋、秋、秋

 今日は、急に涼しくなった。北風が心地よく吹き抜けていく。夕方の散歩もさほどの汗もかかなかった。本格的な秋になったのだろう。

 夕暮れも早くなった。今年は、秋分の日を待たずに涼しくなってくれたのは嬉しいが、雨が降らないのは困りものだ。

 いつから降っていないのか忘れるほど雨がない。畑に秋野菜の種を蒔きたいが、こんなにカラカラだときっと芽が出ないだろう。一雨欲しい。

 さて、先日、窯を焚いた知人が、窯の隅に入れてくれた小さなカップが出てきたので紹介したい。

P1000464w800_2  落柿窯作「備前ワインカップ」。冷酒用にも使用可能。

 酸化焼成だから濃い緋色が出ている。緋襷は赤黒い。

P1000463w800  高台部分を見ると、やや還元気味だったようだ。

 このカップも使い方次第で用途が広がる。卵を乗せても面白いし爪楊枝を立てても楽しい。

 備前は用途にとらわれない自由度が魅力の一つである。

 主の今日の仕事はぐい呑み。

P1000462w800  このところ湿度が低く乾燥しているから、午前中に挽いたものが午後にはもう削れる。仕事の効率がよいのはありがたいが、ちょっと油断すると仕上げが出来なくなるから注意注意。

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2009年9月 7日 (月)

白露ー季節が変わる

 今日は白露。快晴の青空が高い。残暑は厳しいけれど朝、晩の涼しさは紛れも無く秋だ。天気予報では、明日からぐっと秋めいてくるというから、白露は季節の変わり目でもある。

P1000453w800  出揃った田圃の稲穂が花をつけている。当分、列島に来る台風はなさそうだから何よりだ。

 このところ畑の準備に目が向いていたので陶芸の仕事は休みがちだったが、今日は久しぶりに轆轤を回して大き目のカップを挽いた。

P1000457w800  焼酎用の大き目のカップの要望があったから作ってみたけれど、下戸の主はイメージが湧かない。

 若い頃の思い出をたどってみると、グラスに丸い氷を入れバーボンを注いでいたカップがあったのを思い出した。こんなイメージだったと思う。

 やはり、主に酒器はつくれないなあ。酒器は酒飲みに任せた方が良さそうだ。。

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2009年9月 6日 (日)

阪本結香さんの器

 今日、備前焼女流作家「坂本結香」さんの器を見た。彼女は本格デビューを待つ新人の作家だ。

 今までもいくつかの小さな作品は見ていたが、今回の作品は、坂本さんが食器作家として何時世に出てもおかしくない出来である。

P1000450w800  坂本結香作「備前銘々皿」。

 4寸ほどの皿だ。焼成は明るい酸化焼成。

 土味も良い。緋襷も良い。皿のデザインも一味違う。大阪芸大で陶芸の基礎を学んだ成果であろう。

 主は、今まで備前の女流作家がなかなか世に認められないことをおおいに嘆いていた一人だが、ここに来て福田路子、泉裕理に続いて3人目の女流らしい女流が出てきたことを嬉しく思う。

 主は常々、備前の女流作家は、男性作家とは違う土俵で勝負して欲しいと思っている。

 もうすぐ倉敷中央画廊で第二回女流展が始まるが(9,15~9,27)、坂本結香さんも早くこのメンバーに加えてもらえるように日々精進して欲しいと思う。

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2009年9月 5日 (土)

備前焼の色

 9月になって残暑が厳しくなった。今日も大変な暑さだ。午前中、畑の準備を終えたところでダウン。昼からほとんど寝てすごした。

 しかし、残暑が厳しくとも秋は秋。そろそろ清酒が恋しくなる頃と思われる。そこで、今回の記事は落柿窯の食器棚から引っ張り出した徳利の色合いを取り上げる。

P1000442w800  落柿窯作「備前徳利」。

 窖窯の酸化焼成とは思えない色合いだ。黒い肌の中にほのかに朱が出ている。

 備前に詳しい人には、これを理解するのは容易だが、詳しくない人には不思議だと思う。

 備前は「神秘の焼き物だ」ということにしておこう。

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畑の準備

 今朝、先日トラクターを入れた畑に有機石灰と鶏糞をまいてもう一度トラクターを入れた。

P1000434w800  牡蠣殻を材料にして造られた有機石灰をまいた畑。

P1000436w800  有機石灰の上に醗酵鶏糞をまいた。

P1000435w800  これがいつも畑に使う石灰と鶏糞。

 有機石灰(カルエイト) 550円

 醗酵鶏糞          95円

P1000437w800  トラクターで最終の畝切り。

P1000439w800  こんなに綺麗になった。これで後は秋野菜の種を蒔くだけ。

 このところ晴天続きで、畑は乾燥が進んでいるから少し雨が欲しいところだ。

P1000438w800  ずいぶん古いトラクターだが、まだまだ良く働いてくれる。こいつがいなければとても畑の整備は出来ない。

 主にとっては力強い相棒である。

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2009年9月 4日 (金)

21年産新米

 落柿窯の主は「ごはん党」だからほとんど毎食ごはんを食べている。しかし、食は細いから米の消費はさほど多くはないが、それでも定期的に米を買わねばならない。

 田圃があるのだから米を作れば良いのだが、その力も財力もない。・・・農業をするには相当元手が掛かるから、食べるだけなら買ったほうが良いのだ。

 そんなわけで、落柿窯の米櫃が空になったのでスーパーに行ったら早くも新米がセールされていたから購入してきた。

P1000432w800  三重県産「あきたこまち」だ。

 このあたりの稲は、やっと穂が出始めたばかりのに、さすが黒潮の恵みはすごい。

P1000433w800  表示によれば21年産、精米は09年8月28日。

 まさしく取れ取れの新米である。

 早速食したが新米の味だった。

P1000429w800  落柿窯の米櫃は、自作の備前焼を使っている。

 少しくらい長期に入れていても変質しないし虫も付かない。やはり備前は魔法の器だ。

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2009年9月 3日 (木)

獅子舞の日

 楽しみにしていた獅子舞がやってきた。例年、9月2日に必ず来ていたのだが、今年は日程の変更で今日になったようだ。

 この獅子舞は、落柿窯のある里の初秋の風物詩だけれど、最近は留守宅がけっこうあるから、玄関先で締め出しを食らうことも事も多いのではないかと推察するが、日本の伝統文化として長く続いて欲しいと思う。

 それはさておき、今日のメンバーの方々は、このブログ「落柿窯発季節の便り」を見ていただいているようで、昨年の獅子舞の記事が話題になって盛り上がった。陶芸と何の関係もない獅子舞の方々が、この拙い記事を見ていただいているとは感謝である。

 今日の話題は、獅子舞の写真で埋めようと思う。

Img_0524w800  今日も2頭の獅子で舞っていただいた。

Img_0528w800  10キロ近い獅子頭をつけて舞うのは相当ハードだろう。

Img_0531w800

Img_0535w800  母屋の神棚に向かって舞う獅子。

Img_0542w800  獅子の動きがリアルで面白い。

Img_0543w800  獅子頭が重いだろうな。

 手の先まで力強い。

Img_0550w800

Img_0555w800  獅子頭を掲げるには力が必要だ。

Img_0558w800  獲物を狙う獅子の姿か・・・。

Img_0559w800  2頭で睨み合う獅子。

Img_0563w800  蒸し暑さの中で舞っていただいたメンバーの方々に感謝。

 来年も楽しみに待ちたいと思う。

P1000427w800  この獅子舞は「伊勢太神楽講社 山本勘太夫社中」の方々だ。

 ちなみに、これは今日いただいた獅子からのお土産。

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2009年9月 2日 (水)

割り木の話

 秋になって、備前では10月の「備前焼まつり」(10月17日~18日)に向けて窯を焚いている作家が多くなったようだ。

 そこで、今日は、窯焚きの燃料である割り木の話をしようと思う。

 今までにも話題にしたことがあるけれど、備前焼を良く理解していただきたいから、何度も話題にしていくつもりだ。

 備前焼の燃料は赤松の割り木。この割り木を窯の大きさにもよるが、数百から千数百束使うのが普通だ。窯焚きには10日前後を費やすから、このくらいの量が必要になる。

 さて、今日の話題の中心は割り木の種類。備前焼に使う割り木はその大きさから大体3種類に分かれる。

P1000421w800  これが3種類の割り木。長さは60センチある。

 上から、「小割」、「大割」、「二つ割または半割」。

 ほとんどの窯は大割と小割を使う。大割は正面の焚き口用で、小割は横焚き用だ。

 二つ割(半割)は窯焚きの初期段階で使う事もあるが一般的ではない。

 それにしても、あの備前の変化には松割り木が不可欠であるから、自然環境の悪化を考えると、これからの供給が心配される。

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2009年9月 1日 (火)

快晴の二百十日

 今日から9月。今日はいわゆる二百十日、防災の日。

 しかし、このあたりは台風11号の影響は無かったから、今日も快晴の青空が広がった。青空が高い。

 今年は例年のような厳しい残暑もないからずいぶん過ごしやすい。おかげで暑さに弱い主はおおいに助かっている。

P1000417w800  ムラサキシキブの実が紫がかってきた。草むらからは秋の虫の音。畑に出ると足元でこおろぎが跳ねている。

 秋が来た。

 

 

 落柿窯の工房では、怠惰な主が気ままに仕事をしても次第に素地(白地)が増えてきた。

P1000418w800  晩秋の窯焚きを目標にもう少し造っておかねばならない。

 落柿窯は小さな窖窯だが、窯の詰め方によってはたくさん入るから十分な素地の準備が必要だ。

 これから涼しくなると仕事もはかどるだろう。

 

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