« 2009年7月 | トップページ | 2009年9月 »

2009年8月31日 (月)

百姓日和

 台風11号は関東方面に進んでいったから、西日本は快晴の青空が広がった。日差しはまだまだ強いけれど、今日は、北東の風が心地よい秋らしい天気になった。

 先日、刈った畑の草が良く乾いている。そこで、午前中、枯れ草を燃やし、その後、トラクターを入れた。

P1000413w800  お隣の畑は、草が背丈ほども伸びている。

 落柿窯の畑は、主が年金生活者になって依頼、時間が有り余っているおかげで、今までに無く早い時期に整備が出来た。

 後は有機石灰を入れ、鶏糞を入れて、もう一度トラクターを入れ、秋野菜の種を蒔くことになる。

 今日、石灰も鶏糞も入れたかったけれど、暑さには勝てずトラクターで整備しただけで終わった。

 今日は、さすがに疲れた。昨夜、選挙速報を夜遅くまで見ていたからかもしれない。こんな日は早く寝るに限る。

| | コメント (2)

2009年8月30日 (日)

歴史が変わる

 今夜から日本の歴史が変わる。この結果を見ると「歴史は民衆が作る」ということが良く分かる。

 保守的でおとなしい日本人も、やはり今の政治状況には大きな怒りを持っていたのが良く分かる。これからも、一人ひとりがしっかりと政治を見ていかねばならない。

 今夜は、祝いの茶を点てた。

P1000412w800  今夜は、お気に入りの萩の茶碗を使った。

 今夜の茶は特に美味い。

 民意に乾杯。

| | コメント (0)

2009年8月29日 (土)

秋雨前線

 今年は、例より早く秋の長雨の季節に入ったようで、今朝は、けっこう強い雨が降った。夕方には、またしても小雨がちらついている。時折、晴れ間は見えるものの、一日を通して鬱陶しい天気だった。その上、南海上には台風11号があって日本列島を伺っている。

 天気予報によれば、31日ごろ東日本に接近または上陸するという。まるで二百十日(9月1日)に合わせたような自然のいたずらは願い下げである。

 主は、相変わらず今日も怠惰に過ごしている。それでも、仕事は昨日と同じく徳利を少しばかり挽いた。

P1000405w800  今日は、徳利を挽こうと思ったわけではない。昨日挽いた徳利を仕上げたら、なんとなく徳利に目が向いたから少し挽いただけだ。

 今、主はまったく無計画に動いているから、その日、その時の気分次第でころころ変わる。明日は、また、何を挽くか分からない。

P1000408w800  落柿窯の展示室に細かな胡麻が降った徳利があった。

 落柿窯作「備前徳利」。

 転がして焼いた徳利だ。胴の片面に美しい細かな胡麻が降って肩身替わりになっている。

 今作っている徳利もこんな胡麻が掛かってくれれば嬉しいが、さて、こればかりは、窯から出てみないと分からない。

 夕方になって、親しくしている若い陶芸家の卵がやってきた。今、友人の引き出物を頼まれて奮闘中だ。すべてが生きた勉強になる。頑張って欲しいと思う。

| | コメント (0)

2009年8月28日 (金)

余韻を感じる焼き物

 焼き物を鑑賞するポイントの一つに、余韻が感じられるか、否か、と言うことがある。

 余韻とは、余裕であり未完の美しさといってよい。つまり、轆轤を挽ききらないことによって生まれる伸びやかさやおおらかさ、勢いである。

 備前では、特に、このことが顕著である。轆轤を挽ききった作品は、一見非の打ち所がない姿であるけれど、じっと見ているとなんだか息苦しさを覚えることがある。これでは余韻は楽しめない。

 そんなこんなで、主が目指すのはそんな轆轤であるけれど、これはあくまで理想であるから、主が挽く轆轤はまったくの論外だ。

 しかし、目標は常に高いところに掲げておかないと見失う事が多いから臆面もなくそうしている。

 今日は、午前中 歯の治療に行った後、何もせずぼんやり過ごした。夕方近くになってやっと轆轤に向かい気の向くままに挽いたのがこれ。

P1000404w800  下手な轆轤だと自分でも思うけれど、主の技量がそのまま出ているから、主を表現するにはこれでよい。

 これからも「趣くままに、気の向くままに」轆轤を挽きたいと思うこのごろである。

| | コメント (2)

2009年8月27日 (木)

散歩の友

 今朝は、曇り空を幸いに畑の草を刈った。後は、枯れるのを待って焼いた後トラクターを入れる。

P1000397w800  今回の草刈でこの夏の野菜は終了だ。ただし、ここに来て遅れていたゴーヤが成り出したからゴーヤの棚だけは残した。

 草だけ始末すれば秋野菜の種蒔きが出来る。

 種まきは9月の連休頃になるだろう。

 今日は、午前中の草刈で疲れてしまったので、午後は昼寝。したがって、今日の仕事は草刈のみ。悠々自適そのままだ。

 夕方、いつもの散歩に出た。このところ、散歩の楽しみの一つに近所のワンちゃんとの出会いがある。

P1000400w800  このワンちゃんは5~6歳のパピヨン。

 主に良く馴れて、主の気配を感じると飛んでくる。そうなると、主はワンちゃんと、もう一回り散歩する。

 一人暮らしの主は、まったく会話のない日がたびたびあってボケそうになるけれど、散歩の途中、このワンちゃんが癒してくれるから何とか持ちこたえているのかも知れない。

 犬、飼おうかな・・・。

 

| | コメント (2)

2009年8月26日 (水)

棚板

 今日、注文していた棚板が届いた。落柿窯は、小さな窖窯だからそんなに多くの棚板を使わないけれど、初窯から使っている棚板が割れたり痛みがひどかったりで使えなくなったものも多い。

 築窯当初は、知識が乏しかった所為もあって、購入した棚板は粗悪品。高温の場所に置いたものが歪んだり、溶けそうになったりで散々な目にあった。安い品に飛びついたのがいけなかったようだ。その後買い足した棚板は高かったから品質も良いものだった。この度買い足したのは、不注意で割れたり痛んだりしたものが出てきたからだ。

 久しぶりに購入した棚板は一流メーカー品だから品質は折り紙つきだが、少々高価。年金収入しかない貧乏人の主には負担が大きいが、棚板がないと窯詰めが出来ないから止む終えず思い切って注文した。

P1000392w800  届いた棚板。

 2種類を購入した。一つは45×45.もう一つは43×30。

 これで棚板を心配せずに窯詰めが出来る。

 

 今日、落柿窯は賑やかな日だった。午前中は陶芸教室、午後、引き続いて絵手紙教室。

 夕方近く、教室のみんなが帰った後に、帰省中の友人が子供の手形を取りに来た。満1歳になる子の記念の手形だ。ついでに、おにいちゃん(3歳)の手形も取った。

 これで次の窯で焼く手形は3枚になる。

 

| | コメント (0)

2009年8月25日 (火)

宝瓶を造る

 今日は、なぜか手捻りで宝瓶が造りたくなったので久しぶりに「龍の宝瓶」を造った。前回の窯で焼いた龍の宝瓶は、龍のひげが折れてしまったり、注ぎ口がおかしかったりで商売にはならなかった。

 今日造った龍の宝瓶は、前作よりは多少ともましだとは思うけれど上手くはない。今の主の技量ではこんなものだろう。

P1000390w800  宝瓶本体は何とかなっても龍の摘みは上手くない。

 この宝瓶は窯の中で灰を被る場所に入れて龍をごまかそうと思う。

 さて、水切りの良し悪しは使ってみるまで分からない。

P1000391w800  落柿窯作「備前宝瓶」。

 前回の窯でいくつか焼いた中で唯一生き残ったものだ。後はまったく使い物にならなかった。

 知人に宝瓶造りの名人がいるから教えを請う必要あるね。

| | コメント (0)

2009年8月24日 (月)

備前水指

 今夜は夜風が心地よい。夜風が涼しくなるとお茶が恋しくなる。茶道具に目が向く。

 そこで、今夜は、落柿窯の展示室から水指を持ってきた。

P1000386w800   落柿窯作「備前種壷水指」。

 蓋は、塗り蓋を合わせることになる。

 サイズは20センチほどの上がりしかないから少し小さい。

 正面に胡麻が掛かって良い景色だ。しかし、実際にこの水指を使ったことがないから、茶席で機能するかどうかは分からない。

 

| | コメント (0)

高い青空ーなごりの野菜

 処暑を過ぎた途端、抜けるような秋の青空が広がった。今朝は、網戸のまま開け放っている窓から入ってくる冷気に、思わず掛け布団を手繰り寄せていた。

 午前中は、青い空に綿雲が浮かんでいたが、午後になると雲ひとつない快晴の青空になった。

P1000383w800  午前中、青空に浮かぶ綿雲。北からの涼やかな風が吹きぬけていく。今日は一日中、エアコンのスイッチを入れることもなかった。

P1000388w800  午後からの雲ひとつない青空は本格的な秋の訪れを感じさせてくれる。

 こんな中、畑の夏野菜を始末した。なごりのナス、トマト、ピーマンが夏の終わりを教えている。

P1000389w800  この夏の野菜は不作であった。天候の所為か、苗の所為か、手入れ不足の所為は分からないが残念な結果になった。

 秋の野菜に期待しよう。

 

 

 今日は、午後から高校野球の決勝戦をテレビ観戦。手に汗握る、名勝負に大満足だ。

 そんなわけで、今日の仕事は、やはりはかどっていない。

P1000387w800  今日の仕事の一つ、「投げ入れ花器」。

 小さい花器だから場所をとらない。野の花を入れたいと思う。

 「花は 野にあるように活け」(利休七則)

| | コメント (0)

2009年8月23日 (日)

処暑の風景

 今日は処暑。暑さが和らぐ頃とされる。暦に合わせたように、夕方から秋の空になった。

P1000378w800  今年は夏が無かったから、暑さが和らぐのも早いように思う。

 夕方の空は秋の雲に覆われた。夜になって涼しい夜風も入ってくる。

P1000380w800  落柿窯の柿の実も大きくなってきた。今年は豊作になる予感。

 このところ不作が続いていたから期待したい。

P1000373w800  畑の柚子も大きくなった。

 そろそろ畑の夏野菜の残骸を始末して秋野菜の種蒔きの準備をしなければならない時期だ。

 夏も終わりだから準備を急ごう。

 今日は、バイクを探している主のために、友人が面白い出物を見せに来てくれた。ちょっと変わった「ビューエル」というバイクだ。主は「ドカティ」を探していたのだが、このバイクも捨てがたい。悩むところではあるが、このバイクも候補の一つになりそうだ。

| | コメント (0)

2009年8月22日 (土)

マスク狂騒曲

 新型インフルエンザの流行期が始まったという報道で、またしてもマスクが売れ出した。一時、パニックになるほどの品不足であったのに、いつの間にか見向きもされなくなっていたマスクが再び動き出した。

 都会では、すでに品薄らしく、流行拡大が心配される地域からマスクを確保して欲しいとの依頼が来たのでドラッグストアーに行ったところ、こんな田舎でも「一人2箱までにしてください」との張り紙がしてある。すでに品薄になっているのだという。

 マスクをしても新型インフルエンザの予防効果は疑わしいが、庶民としてはマスクでもしていないと不安が大きいのだと思う。それより手洗いの方がはるかに効果的なのに・・・。

 それでも、今日は頼まれたマスクを確保した。自分用には、非常用として少しばかりを備蓄しておく。

P1000377w800  備蓄用のマスク。

 通常は使い捨てだが、このマスクは10回程度繰り返して使えるという。ただし、3日間、陰干ししなければならない。そのため、一箱に3枚入っている。これでおよそ一ヶ月使えるが、お値段は980円なりと高価である。

 マスクのおかげで午前中はドラッグストアーめぐり。午後からは、今日で契約が切れるセキュリティーソフトの入れ替えと、バタバタと過ごした。ちなみに、ソフトはマカフィーからウイルスバスターに変えた。結果的に、少し重くなったように思う。

 そんなわけで、今日は、ほとんど仕事にならなかったが、かろうじて、昨日と同じような「手桶型一輪差」を一本だけ仕上げた。

P1000376v800  昨日の一輪より少し小さい。

 今日は厳しい残暑に参ったが、明日からは爽やかになるというから期待していよう。

 

| | コメント (0)

風の皿

 今日の残暑は一際厳しい。天気予報によれば、明日からは北の高気圧に覆われて爽やかな晴天になるようだ。

 そういえば、明日は「処暑」。暑さもひと段落する頃である。そこで、今日は風をイメージした皿を紹介しようと思う。

P1000371w800  落柿窯作「備前風の皿」。

 サイズは30センチ×4.5センチ。

 皿の縁が平らで、風をイメージしたヘラ目が入っている。中央部は、ほのかに赤く抜けて緋襷が付いている。

 秋風が爽やかに吹き抜ける縁側で、葡萄や梨を盛って、話の輪の中に置きたい皿である。

| | コメント (0)

2009年8月21日 (金)

あゆのパイ

 先日帰省した甥が、お土産にくれた「あゆのパイ」を陶芸教室の面々と一緒にいただいた。

P1000365w800  すだれの上で自作の備前皿にのせると、なんとなく涼しさを感じるから不思議なものだ。ちょっとした演出の効用である。

 さて、今日は千客万来で一日賑やかであった。陶芸教室の途中、女流陶芸家の従妹が「冬瓜」を持ってきた。そうこうするうちに、今度は以前から親しくしている若い女流陶芸家で、今は料理人に嫁いでいる友人が、帰省した機会に子供を連れて訪ねてくれた。いつの間にやら、二人の子供の母である。

 そんなこんなで、今日の主の仕事はこの一輪差一つ。

P1000367v800  手桶をイメージした一輪差だ。

 今日も余りに蒸し暑かったから、エアコンがフル稼働していた所為か、乾燥が進んで、昼前挽いて夕方には、早くも仕上げのタイミングになってしまった。

 室に入れてゆっくり乾かしたほうが良いけれど、小さいものだから大丈夫だろう。大きい作品や大皿は、ゆっくり乾燥しなければ割れる危険が大である。

| | コメント (0)

2009年8月20日 (木)

残暑の中を

 相変わらず残暑が厳しい。今日は、最近では珍しく蒸し暑い日になった。そんな中、元の職場の友人が訪ねてくれた。彼は、かっこよいバイク乗り(中年ライダー)である。

P1000362w800  これが彼の愛車。かっこいい。主もバイク好きだから、出来ればこんなバイクに乗りたいが、さて、こんなバイクでどこに出かけるか、それが問題だ。

 今日は久しぶりに楽しい時を過ごした。友人に感謝である。

 今日は落柿窯の焼成サンプルの一つを紹介したいと思う。

 落柿窯は、窖窯で酸化焼成するからこんな焼成は珍しい。

P1000361w800  登り窯で焼成すればそんなに珍しい焼けではないけれど、窖窯ではめったに出ない焼けである。

 ただ、残念なのはこの砧花入れは割れているので使えない。

P1000364w800  今日は、気の向くままに水指を造った。今回の水指はヘラ目を入れて耳をつけた。

 この時期は、一日中エアコンが動いているから良く乾く。今日の水指も午前中に轆轤挽きして、夕方には仕上げることが出来た。これが良いか悪いか分からないが・・・。

 

| | コメント (0)

2009年8月19日 (水)

作品紹介

 今まで、このブログで落柿窯の作品をいろいろ紹介してきたけれど。落柿窯の展示室には紹介しきれない作品たちが出番を待っている。今日は、その中の一つを紹介することにした。

P1000359w800  落柿窯作「備前鉢」。

 サイズは31センチ×9センチで、どっしりした造りだ。

 ご覧のように窖窯焼成だから明るい。

 多用鉢として使えばこの鉢の真価が分かると思う。煮物でも、焼き物でも、勿論、素麺でも、時にはばらすしなんぞを盛ると洒落ている。

P1000360w800  裏面の高台部分はこんな景色だ。火の強いところは濃く、影の部分は白く抜けている。

 表の景色も良いが、裏もまた見ごたえがあると思う。

 

| | コメント (0)

2009年8月18日 (火)

思いのままに

 ずいぶん前、漫画「浮浪雲」のように生きて行きたい、と書いた事がある。あの時は、まだ在職中であったから、近い将来の夢であった。

 今、退職して自由の身になってみると「浮浪雲」のように生きることの難しさを感じている。あるがままに、自然のままに・・・と思っていても実際の生活では迷いも多く、煩悩も多いのが現実だから、なかなか想い通りには行かない。

 だが、主の置かれている立場は、世の人々に比べると、より自由度が高いのも事実だ。

 世の人たちから見ると、「なにを贅沢な・・・」といわれるだろう。まさに、浮浪雲のように見えているに違いない。

 今日も、工房で気ままに轆轤を廻し、疲れたら横になって昼寝。これほどの贅沢はないだろう。

 雨の日は雨の音を聞き、暑い日には涼しい縁側で風の音に耳を傾ける。蝉の声、虫の音に季節を感じながら自然と共にある生活。

 これ以上何を望むのか・・・。

P1000357w800  今日の轆轤。

 改めて「浮浪雲」のように生きたいと思う。

| | コメント (0)

2009年8月17日 (月)

夏の終わり

 今日も北から張り出した高気圧の圏内でよく晴れた。30度を超える暑さになっても真夏の蒸し暑さはない。カラっとしている。空の青さも、風も、雲も、大気も、すでに秋だ。残暑は厳しくても、そろそろ夏も終わりのようである。

 お盆も終わり、今日から、また工房通いを始めた。お盆の間も工房には入っていたけれど、今日から気持ちを切り替えたわけだ。

 今日は「梅小皿」を作った。

P1000353w800  焼き上がりが4寸ばかりになる予定である。

 晩秋の窯焚きを予定しているから、もう少し素地を造らねばならない。後、3分の1ほどか・・・。

| | コメント (4)

2009年8月16日 (日)

残暑見舞い

 風が立つようになっても、虫の音が聞こえるようになっても、まだまだ日差しは強くて、日中は暑さが厳しい。このブログにアクセスしてくれている人がみな元気ならいいのだが・・・自愛のほど、お願いしたいと思う。

 ここに来て、主は疲れが出たようで、お盆の期間中テレビで高校野球を見ながらごろごろしていた。この夏は、どこかの山に登ろうか・・・などと考えていたけれど、こんな状態ではまったく無理だ。

 それにしても、気持ちばかりが先に立って体がついていかないのは、やはり歳の所為か・・・。周りを見ると、同年代の人はみな元気なのにね。

 まあ、人それぞれだから、こればかりはどうしようもない。主は主でしかないから、今生きているだけで良しとしよう。

 今日、落柿窯の展示室で盛り鉢を見つけた。少し前に焼いたものだが使えそうなので紹介する。

P1000352w800  落柿窯作「備前盛り鉢」。

 サイズは23センチ×8センチ。盛り鉢でも多用鉢でも使えると思う。

 今日は残暑が厳しいから水を満たして写した。備前は水との相性がピッタリだね。

 

| | コメント (0)

2009年8月15日 (土)

不戦の誓い新たに

 今日は64回目の終戦記念日。正午、テレビに合わせて黙祷した。それにしても、300万人とも350万人とも言われる太平洋戦争の犠牲者の尊い命と引き換えに生まれた平和憲法をないがしろにする勢力が増えていることに大きな危惧を感じずにはいられない。

 8月15日、今朝、秋風の中で始めて虫の音を聴いた。昼間はまだまだ蝉の声ガ主役だが、夕方の散歩でも、草むらの中から虫の音が聞こえてくるから、季節は確実に進んでいるのが実感できる。

 このまま季節が進めば、今年は、夏がほとんどなかったことになる。それでも、暑い日には食欲が落ちる。そんなときは、やはり素麺のお世話になることが多いから備前の素麺鉢の出番となる。

P1000344w800  落柿窯作「備前輪花鉢」(素麺用)。

 6寸ほどの大きさがある。1,2人で素麺を楽しむにはこれで十分だ。

 焼成は窖窯による酸化焼成だ。

P1000347w800  見込みは、ぱらぱらと降った胡麻と真ん中の抜けに付いた緋襷が景色になっている。

 白い素麺を入れて、食べ終わった後に表れる景色を楽しめるのが面白い。

 今日の仕事は、昨日挽いた茶碗の仕上げ。その後、ちょっと建水を挽いてみた。

P1000341w800  建水は、茶道具の脇役だが、作法に使うだけでなく何にでも使えるから、一つあるととても重宝する器である。出来れば少し大き目が良いと思う。

| | コメント (0)

2009年8月14日 (金)

風立ちぬ

 北の高気圧に覆われて風立つ日になった。日差しは強いけれど心地よい風が吹き抜けて行く。空は青。白い雲が浮かぶ。こんなに早く秋を感ずる日が来ようとは思っていなかったけれど、天候不順でも季節は暦どおり進んでいるのを実感した日である。

P1000330w800_2  のどかな風景に癒される。先日までの天候不順、集中豪雨が嘘のようだ。

P1000332w800  風立つ日が嬉しくて、秋草の茶碗にたっぷりの冷茶を入れて、縁側でぼんやりと庭を眺めるひと時は、まさに至福の時間である。

 

 

  気持ちの良い風と青空の所為でもないけれど、今日は久々に茶碗が挽きたくなって轆轤の前に座った。

P1000325w800  備前の茶碗は敬遠されることもあるけれど、使ってみるとなかなか良いものだ。要は、使う人の気持ち次第であると思う。

 秋に向かって体調も回復するはずだから、フリーの特権を生かしておおいに楽しみたいと思う。                       

| | コメント (0)

2009年8月13日 (木)

盆休み

 今日から盆休みに入ったところが多い。道路も鉄道も大変な混雑だ。こんなニュースを横目に、主は相変わらずの日々だ。

 今日は墓参りに行ってきただけでもっぱらごろごろしていた。なんとなく身体がだるくて気持ちが上向かない。いつもの夏バテかもしれない。この夏は比較的過ごしやすいから食欲も余り落ちていなかったけれど、ここに来てちょっとおかしい。いつもの夏バテ状態のようである。

 今までなら無理にでも出勤していたから嫌でも気が張っていたけれど、毎日が日曜日の今では動かなくても済むから余計に怠惰になってくる。夕方の散歩だけは頑張って続けているが、これがせめてもの救いかも知れない。

 さて、今日から「盂蘭盆」ということで、羅漢さんの湯呑みに冷茶を入れて一息入れた。

P1000320w800  清水焼の湯呑みだ。

 箱には「らかん湯呑」「平安瑞昭造」とある。

 「らかん」は大野瑞昭さん(瑞昭窯)の代表的な意匠だ。

 今日から盆だからこの湯飲みを出してきたが、いつもは、もったいないから使わずに箱に入っている。(結構いい値段なのだ)

| | コメント (2)

2009年8月12日 (水)

新種の葡萄?

 お供えに葡萄をいただいた。幾つかの種類の違う葡萄が入っている。皮まで食べられる葡萄「桃太郎」や「マスカット」に混じって始めてみる葡萄があった。

 色と形は「ヒロハンブルグ」に似ているが味は桃太郎に近い。この葡萄も皮まで食べることが出来た。

P1000316w800  大きな房で、40センチを超える叩きの長方皿にのせても見劣りしないほどだ。

 味はあっさりしていてすっぱさはない。甘味もそれほど強くはないように思う。

 果物は、最近、品種改良が進んでいるから次々に新しい物が生まれる。しかし、主は昔ながらの甘酸っぱい「キャンベル葡萄」が一番好きだ。

| | コメント (0)

2009年8月11日 (火)

蘇った庭

 長い梅雨の所為で、落柿窯の母屋は草に埋もれていた。毎日、暇を持て余している主が草取りをすれば良いのだが、何せ、怠惰な主は草取りが苦手。

 そこで、仕方なくシルバーさんに草取りをお願いしている。、今回もお願いしていたのだが、今日、早速来てくれた。おかげで庭が蘇った。いつもの事ながらシルバーさんに感謝である。その分、生活費を切り詰めることにはなるけれど、それは致し方ない。我慢我慢。

P1000299w800  蘇った庭。この状態がいつまで続くか分からないが、晴天が続けばしばらくはもつと思う。

 落柿窯の母屋の門は、屋根に大瓦が乗っている。

 瓦も焼き物だからアップしてみよう。

P1000307w800  今ではこんな大きな瓦を見ることは亡くなったけれど、昔の藁屋根の頂辺にはよく乗っていた。主が生まれた家も藁屋根で、同じ瓦が乗っていた。

 珍しいから大事にしたいけれど、割れたらお終いだね。

 さて、今日の備前焼は花入れにした。

P1000309v800  落柿窯作「備前花生」。

 拳1つ分より少し大きいほどの花生けである。

 花の終わったアジサイの枝を入れるとけっこう涼しげ。

 備前は、野に咲く花や、何気ない緑を一輪入れれば十分である。

| | コメント (0)

2009年8月10日 (月)

自然の猛威

 昨日から今朝にかけて、台風9号の影響で豪雨になった。県北の美作地区や兵庫県佐用で大きな被害が出ている。今年何度目の豪雨被害になるのか、数えられないほど多い。

 自然は何でこんなに猛威を振るうのか?・・・自然のなせる業には到底逆らえなしけれど、被害に苦しむのは何の落ち度もない善良な市民であるから国は早急に援助の手を差し伸べてもらいたいと思う。

 こんな豪雨は願い下げだが、普通の雨はそんなに悪いものではない。昨日の豪雨にはさすがに恐怖を感じたが、その後、小康状態になってからは窓を大きく開けて雨音を聞いていた。

P1000290w800  庭の濃い緑と、しっとり濡れた瓦の美しさは格別である。

 居ながらにして森林浴が楽しめる贅沢は何より嬉しいことだ。

 午後から雨も上がり、気が付けば晴れ間が広がっていた。雨に濡れた緑が眩しい。

P1000292w800  自然のままに伸びた緑に光が反射して、雨の後はいつも光のありがたさを感じる。

 

 

 

 さて、今日の焼き物は「備前芋徳利」。

P1000293w800  落柿窯作「備前芋徳利」。

 雨上がりの光をバックに縁側に備前芋徳利を置いた。この存在感が魅力である。

 

| | コメント (0)

2009年8月 9日 (日)

祈りの日は続くーノーモアナガサキ

 8月6日の広島の日に続いて今日は長崎の日。核廃絶の思いを一人ひとりがより強く持たねばならないと思う。

 今日は朝から豪雨。そんな中を、落柿窯にかわいい訪問者があった。名は「かえで」ちゃんという。

 前回の訪問は、5,6年前だからまだ小さかったけれど、今年は3年生になった。その上、最近かわいい妹が誕生したから、もうお姉ちゃんだ。

 今日は家族の手形陶板を造った。そういえば、かえでちゃんが1歳半の頃、同じように手形陶板を造ったのを思い出した。

 彼女は、陶芸に興味があるようで、主が手助けしながら電動轆轤で「マイカップ」を挽いた。けっこう才能があるように思う。

P1000288w800  かえで作「備前マイカップ」。

 夏休みの自由研究の題材になったようだ。

 後の仕上げは主の担当だが、上手く焼けるといいね。

 

 これより先、今日はもう一つ、思いがけない贈り物が届いた。

P1000284w800 桃の栽培農家である友人から届いた大きな桃。種類は「サンゴールド(黄桃)」。完熟まで数日待って食すと良いとの事。

 楽しみにしていよう。

P1000283w800  自作の備前叩き皿にのせると良く映る。

 益々美味そうである。感謝、感謝。

 それにしても、今日はすさまじい豪雨だった。

 この豪雨のため、またしても、あちらこちらで被害が出ている。明日にかけて、台風接近のため広い範囲で豪雨が予想されるけれど、これ以上、被害が広がらないことを祈るばかりだ。

 

| | コメント (0)

2009年8月 8日 (土)

高校野球

 今日から全国高校野球選手権大会(夏の甲子園大会)が始まった。この日を待っていたかのように、青空に白い雲が浮かぶ絶好の甲子園日和になった。

 主もテレビで観戦していたが、おや・・・、マウンドに立つピッチャーの後ろに「アキアカネ」らしきトンボが写っている。夏の大会の終わりごろにはいつも見られる光景だが、初日から見たのは珍しい。やはり今年は夏がないようだ。

 この夏、最も良い天気になったからコンデジを持ってあたりを見ると、空には積乱雲の上空に巻雲。夏と秋が同居している。

 今日は、落柿窯の周りで写した夏の風景をアップする。

P1000276w800  昨日と違って、煙突の上空には巻雲。低い位置には積乱雲があった。

P1000273w800  青空の下、稲がしっかり育っている。このまま晴天が続いて欲しいと思う。

P1000274w800  落柿窯の象徴ともいえる柿の大木。濃い緑が茂って、今は蝉の住みかだ。昔はニイニイゼミばかりだったように思うが、今はクマゼミに占領されてしまった。

P1000271w800  母屋の庭の木々も濃い緑に覆われている。部屋の奥から外を見ると強い日差しに木々の緑がまぶしい。

P1000278w800  夕方、散歩の途中でアヒルたちに出会った。餌場にむれて餌の催促。まだまだ雛の状態だからピヨピヨと喧しく鳴いていた。

 

 

 

 さて、今日は余りに暑かったから涼しい部屋の奥で高校野球を見ながら昼寝。しかし、午前中の涼しいうちにフリーカップを少し挽いた。

P1000269w800  少し大きめのカップ。焼酎でもアイスコーヒーでも使い手の自由に任せたカップだ。

 夕方、散歩に出る前に仕上げたが、さて、焼き上がりがどうなるか、お楽しみである。

| | コメント (0)

2009年8月 7日 (金)

秋が立つ日に

 今日は、立秋。

 「秋きぬと 目にはさやかに見えんねども 風の音にぞ驚かれぬる」(藤原敏行) (古今集) 

 毎年、立秋にはこの和歌のお世話になっている。今年も同じように引っ張ってきたけれど、今年の立秋は梅雨明け直後だから何か変だ。

 立秋の今日、この夏初めて、焼け付くような日差しになった。この暑さの中、このブログに時折コメントを入れてくれる「まいこのお茶」さんがご夫婦で訪ねてくれた。

 「まいこのお茶」さんは、焼き物好き、旅行好きのようで、ブログを拝見すると、焼き物や旅の写真が満載である。今回の旅は2度目の備前焼訪問ということだった。

 「ついでに讃岐うどんを味わって帰る」と言われ、落柿窯の後、瀬戸大橋に向けて出発された。

P1000266w800  これは「まいこのお茶」さんからいただいた本物の豆腐。最近こんなに濃い豆腐を食ったことが無い。旨い。癖になりそうである。

 

 

 さて、今日は、立秋だというのに、日差しはこの夏一番の強さになった。

P1000260w800  青空に入道雲。これが盛夏の空だ。

P1000261w800  窯の上空も夏の空。

P1000263w800  夏といえばスイカだが、かぼちゃもなくてはならない夏野菜だ。ビタミンEが豊富だからどんどん食べよう。

 それにしても、今日からの暑さは残暑というべきだが、本当はこれからが今年の盛夏だから、残暑はいつから・・・? 

| | コメント (2)

2009年8月 6日 (木)

祈りの日ーノーモア・ヒロシマ

 今日は、「広島の日」。核廃絶を目指す気持ちを新たにする日。

 最近、一部のマスコミや評論家が、日本の核武装論や、軍事力強化を声高に唱えるのを良く聞くが、果たして、それで日本人が幸福になれるのか・・・、はなはだ疑問である。

 今年4月5日、オバマ大統領が、プラハで行った核廃絶を目指す演説が、アメリカの良心であると信じたい。

 さて、今日も鬱陶しい天気だった。梅雨が明けても夏の天気になってくれない。台風8号が去った後に夏空が戻ってくれることを期待しよう。

 最近、主は、暑さに弱いことも重なってか沈滞気味だ。別に体調不良でも無いのに気持ちが上向かない。まあ、こんなこともあろう・・と深く考えることもないのが主の良いところ。いつもどおり轆轤に向かった。

 今日は、特にこれを作ろうという意図もなかったが、轆轤を廻したら水指が出来た。

P1000259w800_2  酒呑みが、酒器が得意なように、茶好きの主は、茶道具を挽くのが好きだ。

 今日はなんとなく水指が造りたくなって、久しぶりに挽いたらこの水指が出来た。

 少し小さめの水指。風炉の横に置くと丁度良いと思う。

 蓋は合わせてみたが、全体の仕上げは明日になる。

| | コメント (0)

2009年8月 5日 (水)

スイカ

 梅雨が明けてもすっきりしない天気が続いている。天気図を見ると台風8号が先島諸島に接近しているし、台風から伸びる雲がb日本列島にかかっている。これでは天気が良いはずが無い。

 しかし、太平洋高気圧がやっと西に勢力を広げ始めたようだから、今後、次第に大気の状態が安定してくるかも知れない。期待して待とうと思う。

 それにしても、自然は時に気まぐれである。

 さて、今日は、月に一度の病院予約の日。午後からいつもの病院に行って来た。結果は・・・、良くは無いが、まだ当分は生きられる。

 先日、近所の畑で大きなスイカをいただいた。「まずかったら捨てて・・・」と言われていたのだが、今日切ってみると、すばらしく甘くて美味い。その上、皮の際まで柔らかく甘いから食べられる。この間スーパーで買ったスイカよりはるかに良い。

P1000256w800  自作の三日月皿に乗せた。

 この皿は、昨日、主の不注意で割ってしまった大皿のカケラ。捨てるには忍びないから、角を磨いて皿代わりに使うことにした次第である。

 これなら何とか使えそうだ。

| | コメント (0)

2009年8月 4日 (火)

梅雨明け

 ようやく中国地方も梅雨が明けた。しかし、大気の状態は相変わらず不安定で、あちらこちらで豪雨(雷雨)になっている。この夏はずっとこんな天気かも知れない。

 いずれにしても、梅雨が明けると暑さは一層厳しくなるから、自然の涼を求めて山に入りたくなる。しかし、今や、ちょっと体力に自信が無い。

 それよりも涼しい川床で流し素麺など味合うのはどうだろう。うわさに聞く、京都貴船の川床は別天地だと聞いた。

P1000254w800  涼しい床で清流の音を聴きながら自作の酒器で冷酒を・・・。永遠の憧れである。

 落柿窯作「備前酒器」。

 従妹(福田路子)の薪窯に入れてもらった酒器。今日、窯から出てきた。

| | コメント (0)

福田路子さんの器ーその2

 先日、焚いた福田路子さんの窯が出た。もちろん、薪窯である。結果は、すばらしい焼成であった。

 許可を得て、写真を撮ってきたので紹介したい。このブログにアップすることも了解済みだ。

P1000251w800  福田路子作「備前木の葉皿とビアカップ」。

 見ての通り、すばらしい焼けである。薪窯の酸化焼成としてはこれ以上は無い。

 薪窯を得て、福田路子の器ワールドが益々広がったように思う。

 さて、これより先、今日は朝から草刈。この夏、3度目の草刈だ。少しの曇り空に助けられて何とか熱中症にならずに済んだが、全身汗だく。終わって風呂に飛び込んだ。

P1000249v800  人が歩けないほど伸びていた草も短くなると畦道が現れる。

 約、100メートルほどの畦道だ。柿木の下草も刈り取ったから少しはすっきりした。

 しばらくは草刈から開放してくれるかな・・・。無理、無理。

P1000248w800  合わせて、畑の草も刈った。野菜が草に埋もれて姿が見えなかったけれど、草を刈ると、トマト、ナス、キュウリ、ピーマン、オクラ、ゴーヤ、ハーブ、それに枝豆が出てきた。

 弱っているものもあれば、元気に実をつけているものもある。野菜たちは、草の中でも懸命に生きている。

 無農薬、有機栽培の強さだろう。

 除草剤が嫌いな主は、きつくても草を刈り続けるしかない。

| | コメント (2)

2009年8月 3日 (月)

梅雨明けはまだか?

 今日、近畿、東海の梅雨が明けた。しかし、中国地方の梅雨明けの発表は無い。大気の状態が不安定で、強い雨や雷雨の恐れが大きいのが梅雨明けできない要因のようだ。

 今日も北から張り出した高気圧の圏内でよく晴れた。北の高気圧から吹き出す風は乾いているから、暑さは厳しいけれど、盛夏ほどではない。

 畑も田圃の畦道も草が伸びた。雨が良く降り出してからの草の勢いはすさまじい。近いうちに草刈しなければならない。オイルとチップソーの刈り刃の用意は出来ているけれど、この暑さの中に出て行く勇気が出ない。そうはいっても、草は待ってくれないから、近いうちに元気を出すしかない。

 今日は、久しぶりに花入れを何本か挽いた。

P1000246w800  花入れを作ってもお嫁に行くかどうか分からないけれど、窯詰めにはいろんな作品が必要だから、どうしても作ることになる。

 久しぶりに挽いた花入れはどうも形が決まらない。

 名人なら、「伸ばせば花入れ、広げれば皿、すぼめれば茶碗になる」というけれど、落柿窯の主は凡人だから如何ともし難い。

 修行が足りないね・・・。

| | コメント (0)

2009年8月 2日 (日)

不完全な美しさ

 今日の夜明け前の雷雨はすさまじかった。まるでバケツをひっくり返したようだった。時間が短かったから被害はなかったが、窯を焚いていた従妹は肝を冷やしたようだ。幸い窯には影響がなかったようなので何よりであった。

 その後の晴れ間は、梅雨が明けたのかと思わせるほどの日差しが降り注いだ。しかし、まだ梅雨は明けない。大気の状態は相変わらず不安定だ。

 さて、落柿窯の主は、なぜか「不完全なもの」、「少し足り無いもの」・・・などに美しさを見る事が多い。

 完全なものは、すばらしいが、主が日々の友として使いこなすには己の力量不足を感じてしまう。

 そんなわけで、主はちょっと足りない魅力に惹かれる。

P1000242w800  落柿窯作「備前徳利」。

 この徳利も少し焼けガ甘い。しかし、主は、焼けが甘いからこそ感じられる暖かさが好きだ。

 これは個人の感性の問題だから、好き嫌いは意見の分かれるところだ。

P1000243w800  違う角度から見ると肩に緋襷ガ付いているのが分かる。

 被せで焼いた徳利だか、ちゃんと温度が足りていたら被せ部分は白く抜けて緋襷はもっと赤く出ているはずだ。胴にかかった胡麻は溶けていた。

 しかし、そのような焼けではこの暖かさは出ていなかったと思う。

 陶器ばかりでは無いけれど、その良し悪しは見る人の感性で決まるから、見る側の感性を養うことが求められるように思う。

| | コメント (0)

2009年8月 1日 (土)

夏の窯焚き

 備前焼女流作家の福田路子さんの薪窯に火が入ったというので見に行った。

 梅雨明け前といっても蒸し暑い中での窯焚きはきつい。きつい仕事は「やきもの屋」だけでは無いけれど、この暑さの中で火を扱うことはやはり相当にきつい仕事だ。熱中症に気をつけてがんばって欲しいと思う。

P1000237w800  暑い中でも、割り木の燃える炎、ぱちぱちと空気がはじける音、割り木の匂い・・・にはいつも癒される。

 

P1000241w800  夕方の窯の温度。これからが大変な温度になる。1200度を超える窯の回りは、さながらサウナのようだ。

 この窯は展覧会用の作品が入っているらしいから暑い窯焚きにも気合が入っている。

| | コメント (2)

« 2009年7月 | トップページ | 2009年9月 »