40数年の時間
今日は、大阪の叔母の葬儀に参列するため、大阪市立北斎場まで行ってきた。
この斎場は、40数年前、隣り合わせにある大学の小さな研究室で、法律書と格闘しながら、仲間や先輩と六法全書を片手に具にも付かない議論に青春の血を滾らせていた頃、毎日のように高い煙突から真っ黒な煙を吐いていた。風向きによってはなんともいえない臭気がしたものだ。
それが40数年ぶりに訪れてみると、見事に超近代的な斎場に生まれ変わっているではないか。当時を知る者にとっては驚き以外何ものでもない。40数年の歳月はすごい時間だということを改めて思い知らされた。
この間、主はただ生きていただけのような気がする。果たして歳相応に成長したのだろうか、何か残してこれただろうか。はなはだ疑問である。
さて、帰宅して、昨日の湯冷ましを仕上げようとしたけれど、いまひとつ乾燥の具合がよくない。仕上げは明日にした。
変わりに、今夜は、落柿窯の壷を紹介しようと思う。壷の紹介は久しぶりだ。
この壷は、窯の中で一番火の強いところにあったから、正面は強烈な胡麻が溶けて流れている。
サイズは、30センチ×20センチほどだ。
落柿窯作「備前掛け花生け」。
これも約30センチほどの長さがある。壁や柱に掛けて使うから場所をとらなくてよい。それに、倒すことも無いから安心である。
備前は花を生かす器である。同時に使う人の心も映してくれる。
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