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2009年6月30日 (火)

梅雨の雨ー擂鉢を挽く

 ようやく本格的な梅雨に入ったと思ったら、早くも、あちこちで梅雨の末期を思わせる豪雨になった。九州では被害も出ている。自然の脅威の前では人間の力など無に等しい。被害が大きくならないことを祈るばかりだ。

 雨が降り出してから庭の夏椿が一気に開花した。無数の蕾が次々に開花しては落花していく。

P1000016w800_2  今年は、例年以上の水不足だったものと思う。夏椿は水を必要とする木だから、カラカラ天気は相当影響があったのだろう。多くの蕾が一気に開花したのを見ても、じっと雨を待っていたのがわかる。

 

 枝の下には落花した白い花がずいぶん増えた。

 深い緑の中で咲く白い花が印象的だ。

 さて、今日の仕事は、昨日の傘立てを完成させてから久しぶりに擂鉢を挽いた。

P1000019w800  いつも言っているように、落柿窯の主のテーマは擂鉢と碗。

 最近、碗ばかりで擂鉢を挽いていなかった。昨年末の窯にも入っていなかったから、ほぼ2年ぶりだ。

 擂鉢は単純で力強くなければならない。究極の備前である。

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2009年6月29日 (月)

平和と戦争について考える夜

 今日は岡山大空襲の日。記念式典も開かれたようだ。64年前の今夜、岡山市内は米軍のB29が落とす焼夷弾の雨が降り注いだ。結果、市内は焼け野原と化した。主は、その当時の写真を見たことがある。死者は1600人を超えた。

 主の祖父もこの空襲に遭遇した一人。ちょうど手術で岡山の病院に入院中であった。焼夷弾が雨のように降る中、命からがら旭川を越えて親類まで逃げたという。

 一般の市民が犠牲になる戦争は、いかなる理由があろうとも起してはならない。人間が人間として生涯を全うすることが出来る平和な社会でなければならない。それが政治の使命でもある。

 今夜は、身近なところであった空襲を思いながら戦争と平和について考えている。

 

 

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本当の梅雨入りー傘立てを挽く

 やっと梅雨に入った。今日は朝から雨が降ったり止んだり。梅雨はこうでなければならぬ。

 カラカラの大地が潤っていくのを見ると、心まで潤っていくような気がする。落柿窯の展示室横のガクアジサイもうれしそうだ。

P1000014w800  気のせいか、どことなくしっとりとしているように見える。アジサイは、やはり雨が似合う花である。

 そんな中、今日は、先日結婚した甥夫婦に頼まれた傘たてを轆轤挽きした。新居のマンションの玄関に置きたいらしい。マンションの玄関は狭いから、出来るだけ細めの要望だ。実際、この春新居を訪問したから大体のイメージが出来ている。

P1000013v800  今日挽いた傘たての原型かこれ。太さは18センチほど、高さは53センチほどある。

 ここまで高くなると、主の技量では一日で仕上げるのは無理だから、仕上げは明日以後になろう。

 問題は焼成で、窯に詰める場所を考えねばならない。

 割れずに焼ければいいけtれど、多少ヒビが入っても傘立てなら使えるだろう。

 さて、今日は隣に住む義兄がスモモをもって来てくれた。今が食べごろのスモモは甘くて美味い。

P1000012w800  鉢いっぱいのスモモ。

 もいだばかりのスモモだから新鮮そのもの。粒は小さいけれど味はしっかりしていて口いっぱいにスモモの風味が広がった。感謝、感謝。

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2009年6月28日 (日)

ブログ用デジカメ

 昨日、不具合が出たデジカメを見限って、新しいコンデジを購入した。F11は結局4年ほど使ったことになる。毎日更新のブログ用写真を撮り続けてきたから、写した枚数は相当な数になるだろう。センサーに影が出なかったらずっと使っていたと思うけれど、2度も同じ症状が出るとさすがにあきらめた。

 今度のカメラは今までの倍近い画素数で1210万画素もある。メモリーは4Gを入れた。

Img_0498_1w800_2  新しいカメラはこれ。LUMIX FX40だ。小さくて使いやすい。難しい操作をしなくても、すべてをカメラに任せればよく写ってくれる。

 早速試運転をした。

P1000005w800  全自動で撮った庭の夏椿。びっくりするほど良く写る。

 全自動にするとマクロも自動設定になるから驚く。

P1000006w800  落柿窯の煙突。夏の光の強さも良くわかる。

P1000008w800  落柿窯作「備前輪花平鉢」。

 初めて紹介する鉢だ。サイズは一尺ほど。上がりは三寸足らず。

 窖窯特有の焼成が見事に出ている。

P1000009w800  裏は重ね焼きの成果が良くわかる。

 この作品は新たに「備前落落柿窯作品集」に入れた。

 

 

 これだけ写ればブログ用カメラとして申し分ない。古いカメラに比べて性能も良く値段も安かったから大満足である。ちなみに、古いカメラは下取りに取っていただいた。

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2009年6月27日 (土)

コンパクトデジカメの不具合

 いつもこのブログの写真を撮っているコンパクトデジカメのセンサー部分に影が出始めた。昨日写した写真には見えていないから、今日になって急に出たもののようだ。このカメラで同じ症状が出たのはこれで2度目である。密閉されたカメラに埃など入ることは考えられないから、組み立ての時からどこかに隠れていたものだろう。2度も同じ症状が出てはこのメーカーの信頼が薄れる。使い勝手は良いし、よく写るだけに残念だ。ちなみに、このカメラはFUJI FinePix F11だ。明日カメラ屋さんに持ち込むことにする。

 さて、今日は比較的過ごしやすい日だった。気持ちの良い南風が吹き抜けていく。気温も真夏日にはなっていない。

 主は、ちょっと体調不良で、昼過ぎまでゆっくりしていたが、夕方近くなって工房に出た。

 今日の仕事は叩き皿一枚だけ。

1146w800  43×24センチほどの叩き皿。この写真に写っている左中央の黒い部分がカメラのセンサーの汚れだ。

 皿はゆっくり乾燥させないと割れるからナイロンをかけて置いておく。

1147w800  夕方、散歩の途中、陽が落ちる前、曇り勝ちながら田植えが済んだばかりの水田に光が落ちていた。

 一週間で早苗にも勢いが出てきたようだ。

 

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2009年6月26日 (金)

湯冷まし

 宝瓶で玉露や煎茶を入れる時、なくてはならないものが湯冷ましだ。玉露は60度、煎茶は70度ほどにお湯を冷まさなければ美味い茶は出ない。

 普通、この温度までお湯を冷まして、たっぷりの茶葉で出せば誰でも美味い茶を味わえるが、どうも美味くないとしたら、お湯の温度か茶葉の量の問題だと思う。

 そういうわけで、今日は、昨日の宝瓶とセットになる湯冷ましを手捻りで造った。

1142w800  湯冷ましは轆轤で挽けば簡単だが味わいが薄れるから、できれば手捻りが良いと思う。

 主の手捻りは繊細さがない。粗雑だ。しかし、使用には十分耐える。

 

 今日は、このほかにも叩きの長皿を造った。

 日差しが強く工房はエアコンと扇風機を併用しても汗だくになる。暑さに弱い主は、涼しい南風が吹き込む部屋で寝転がる時間が増えた。まだまだ、これからが暑さの本番なのに先が思いやられる。果たして夏が乗り切れるかどうか・・・。

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2009年6月25日 (木)

宝瓶を造る

 最近、家庭でも職場でもペットボトルのまずい茶ばかりで、美味い茶に出会うことがほとんどない。

 茶道が日本に入って以来、庶民の間でも茶を親しむ文化が発展してきたが、ここに来て、なぜかその文化が消えようとしている。

 美味しい茶で客をもてなすことは、日本人の客をもてなす基本であるだけに、もてなしの心が消えていくのが悲しい。

 そんなに大層に考えることは無いにしても、美味しい茶が飲めないことは、はなはだ残念である。

 昔からこのあたりでは、宝瓶、湯冷まし、煎茶茶碗をセットにしておき、事ある毎に茶を入れていた。

 その時代を知る主は、今もそうして茶を入れる。そのための宝瓶と湯冷ましは備前というのが定番である。

 主は、今日久しぶりに宝瓶を造った。

1138w800  備前には、昔から宝瓶を造る名人が何人もいた。また、名品を造る現役の作家さんも何人かいるから、主が造る宝瓶など売れることはないけれど、もっぱら自分用である。

 

 宝瓶のポイントは注ぎ口だ。この宝瓶が良いか悪いかの結論は、窯出し後に決まる。

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梅雨はどこへ行った

 今日も梅雨の晴れ間。いったい梅雨はどこへ行ってしまったのだろう。

 ある気象予報士は、「気象庁の梅雨入り宣言が早過ぎたのではないか」と言うし、そのうち梅雨入りの訂正があるかもしれないとも言っていた。

 先日のお湿り程度の雨では、夏の水不足は深刻になるし、作物にも影響が大である。落柿窯の畑でも育ちが悪くて収穫が少ない。季節どおり、梅雨には雨がなくてはならないのに・・・。

 今後は、ゲリラ豪雨の心配が大きいから季節の狂いは恐ろしい結果を招くことになる。これも地球環境の悪化の所為なのか・・・。

 さて、雨はなくても暑さだけは本物で、今日も真夏日。先日から少しでも涼しさを演出しようとあれこれやっているが、今日は平鉢を引っ張り出した。

1133w800  落柿窯作「備前平鉢」。

 口の周りを丸く抜いた鉢だ。多用鉢として使えば重宝すると思う。

 サイズは27,5×8,5センチほど。

1134w800  今日は、この鉢に水を張り、ガクアジサイを浮かせた。

 水面が見えるだけに涼しさの演出はこれが一番良いようだ。

Img_0489w800  庭の夏椿が次々に咲きだした

 。しかし、儚い命の花だから一日で落花する。

 「栄枯盛衰」、平家物語に歌われる「沙羅双樹の花・・・」は夏椿であろう。

 

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2009年6月24日 (水)

プレゼント

 先日結婚した甥夫婦が帰省した。その際、主に「父の日」のプレゼントとして主が好きで良く使っている帽子をプレゼントしてくれた。どうやら、甥にとって、主は、父親代わりということらしい。

1131w800  プレゼントしてくれたお洒落な帽子。早速、使わせてもらおう。

 今までの帽子は、そのほとんどが車の宣伝用だったからブランド物は初めてだ。うれしいプレゼントである。

 さて、今日も真夏日になった。甥夫婦と母親と主の4人で近くのシチューの店「サンタムゥール」で昼食をとった。このお店はシチューの専門店でビーフシチュー」が売りである。近くの人にはお勧めだと思う。

 帰宅して、叩き皿を作り四方花器を轆轤挽きした。花器の仕上げは明日になる。

 今日は、気分を変えて工房の花器を「破れ桶」にした。

1128w800  落柿窯作「備前破れ桶花器」。

 大き目の「備前破れ桶花器」は「備前落柿窯作品集」に搭載しているが、この小さい方は始めてのお目見えだ。

1129v800  同じアジサイを入れても昨日の「四方花器」とは少し雰囲気が違う。

 どちらが良いかは好みの問題だから判断はできないけれど、主はこちらが好きだ。

 むせるような工房では仕事にならないから、どうしてもエアコンのお世話になっているが、見た目でも少しは涼しい雰囲気でにしておきたいと思う。

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ブログ記念日ー3周年

 今日は、落柿窯の主が見よう見真似でブログをアップした記念日である。2006年6月、初めてパソコンが来て3日目には大胆にもこのブログ「落柿窯発季節の便り」を立ち上げた。当初は、まったく上手くいかず消したり書いたりの繰り返しであったけれど、6月29日あたりからどうにか軌道に乗ってくれた。それ以来、2度パソコンがダウンして空白ができた以外は毎日更新を続けている。

 こんな拙いブログでも毎日見てくださる人がいて、ブログのアクセス数は今日現在で126700件を超えた。一緒にアップしている「備前落柿窯作品集」と合わせると153500件以上になる。来てくださる皆さんに感謝したい。

 このブログは、老人の一人暮らしの主が元気で生きている「安否確認」の意味合いも大きいから、これからも毎日更新を続けたいと思う。

 もしも、このブログが何日も更新されないときは、パソコンがダウンしたか主がダウンしたかのいずれかだ。心ある方は、ご一報いただけるとありがたい。

 さて、落柿窯の周りでは田植えも終わり蛙が賑やかだ。窯のシンボルである柿の大木も元気そうに見える。今年の実りはどうだろう。

1123w800  今年は、久しぶりに豊作を期待したい。

1124w800  落柿窯の煙突もしっかり立っている。上空は梅雨の晴れ間の青空だ。

 もう少しまとまった雨が欲しい。

 

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2009年6月23日 (火)

食欲不振

 主は、毎年暑くなると必ず食欲がなくなってしまう。今年もそろそろその傾向が現れだしたようだ。このところ食が細くなっている。これでは体に力が入らないがどうしようもない。窯を焚いているときも同じで、疲れと暑さで食べられなくなる。いつもおかゆか麺類を流し込む。

 そこで活躍するのが麺鉢。素麺を入れると色合いが一番良く合うが、うどんでも蕎麦でもかまわない。だから、主は麺鉢を良く作る。得意といっても良い。

1097w800  落柿窯作「備前麺鉢」。

 先日の薪窯から出た作品だ。見込みは緋襷で真っ赤に焼けた。この中に白い麺が入ると映えると思う。

 しかし、主の食慾不振はこれだけでは解消しない。

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真夏日

 本格的な梅雨に入ったと思ったのもつかの間、今日は早くも梅雨の晴れ間が広がった。気温はゆうに30度を超え真夏日。

 ここ何年か不必要なゲリラ豪雨ばかりで必要なところに雨が降らない。今夜から明日早朝にかけて、前線上を東進する低気圧の影響で激しい雨になるところもあるらしいが、このあたりに降るかどうかはわからない。

 そんなイラつく気候ではあるが、工房を少しでも爽やかにしようと、今が旬のガクアジサイを活けた。

1120v800  落柿窯作の四方花器を使った。いつも紹介しているガクアジサイ。同じ株なのに色の違う花が咲いている。

 利休さんは「花は野にあるように活け」というけれど、華道の素養などない主には投げ入れるしかできない。

 花器は胡麻が見事だけれど、残念なことに底が切れている。仕方なく中に面取りをした筒花入れを入れて使っている。

 真夏日になって汗だくになったけれど、今日も道具作りに励んだ。今日作ったのは亀板。轆轤で壷や皿を挽くときに良く使う。

1098w800  ホームセンターで30センチ幅にカットしてもらったコンパネを電動鋸で細かくカットした。仕事は粗いけれど何とか使えるだろう。十数枚作ったところで、今日は終了。また必要に応じて作り足すことにする。

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沖縄の日

 今日は沖縄における組織的戦闘が終結した日。沖縄では平和を祈る式典が開かれている。

 暑くなるにしたがって、日本人にとって忘れることができない日が続く。「沖縄の日」、「原爆の日」、「終戦の日」は日本人すべてが平和について考える日でなければならない。

 落柿窯の工房にある、今は亡き友が贈ってくれた琉球漆の菓子器と八重山上布のタペストリーが多くのことを語ってくれる。

1116v800  沖縄の強い力と平和を祈る島の爽やかな風を感じさせてくれる品だ。

 あれから64年経っても、なお、基地に占領された島に、爽やかな風が吹きますように・・と祈るしかない。

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2009年6月22日 (月)

梅雨空

 やっと梅雨空になった。・・・といっても蒸し暑いばかりでほとんど雨らしい雨はない。夕方のなって少し降ってきたが、それでもたいした降りにはなっていない。

 今日、昨日出した薪窯の焼成を改めて点検した。昨日は気づかなかった細かい傷がある。ほとんどが口の部分の切れだ。たぶん急激な温度変化の所為だと思う。今回の窯は、どうやら温度が高すぎたようだ。

1094w800  落柿窯作「備前汲出し」(薪窯焼成)。

 口辺部に窖窯特有の緋色。胴には緋襷が付いた。

1096w800  落柿窯作「備前湯呑み」(薪窯焼成)。

 口辺部に緋色が出る予定だったが、色が飛んだ。胴の緋襷は濃厚である。

 今回の窯で貴重なデータが取れたから、次の窯をいつ焚こうか・・・と、どんどん欲が出てくる。

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2009年6月21日 (日)

薪窯の成果は・・・

 先日焚いた薪窯を出した。成果は?・・・というと、何とか及第点というところ。今はデータ集めの段階だから、まあ、良しとしよう。プロとしてはイマイチだけど、おかげで貴重なデータが取れた。

 この窯に、「なずな」のプレートと「なずなのかあさん」が作ったピエロ人形も一緒に入れたから成果を見ていただこう。

1080w800  「なずな」のプレートと箸置き。

1082w800  大きいほうのピエロ人形。

1083w800  小さいほうのピエロ人形。

1084w800  なずなのかあさんが、主に作ってくれた人形のプレート。

 さて、主の作品も一つお見せしよう。

1087w800  落柿窯作「備前汲出し」。

 緋色と抜けの部分に付いた赤い緋襷が良い景色を作っている。

 これなら合格点がもらえそうだ。

 

 今日も雨のない蒸し暑い天気だった。そんな中で、早くもほとんどの田圃で田植えが終わったようだ。農業機械の進歩はすごい。やはり喜ぶべきなんだろうな・・・。

1089w800  綺麗に植えられた田圃を見ると気持ちが和む。日本人は、本来、農耕民族だからだろう。

1078w800_2  朝、開いたばかりの夏椿(沙羅)が見事に咲いた。

 今年は蕾が多いから楽しみだ。

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夏至ー沙羅の花

 今朝起きてみると玄関の前にある夏椿(沙羅)が一輪咲き始めていた。夏至を待っていたかのような今年の沙羅の初咲きだ。早速、5DⅡを持ち出した。

Img_0468w800  先ほど写したばかりの写真。

 今年は、今までで一番多くの蕾が付いているから次々に咲くと思う。楽しみだ。

 

 それにしても、沙羅は日本人の心にしみる花である。

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2009年6月20日 (土)

雨乞い

 梅雨の中休みが長い。雨が欲しい。雨を待つ庭の花が、カラカラ天気の中でけなげに咲いている。

Img_0459w800  ギボウシ。一生懸命咲いている。ずいぶん花が開いた。

1072w800  ガクアジサイ。次第に色が深まってきた。

1073w800  同じ株の赤が強い花。

1074w800  この枝はやや青みかかっている。

1075w800  生き絶え絶えのアジサイ。

 工房の周りは花盛りだけれど、水が似合う花たちだけに、ちょっぴり心が痛い。

 雨雨降れ降れ・・・。

 

 近所に人に雨が欲しいと言ったら、田植えが終わってからにして欲しいといわれたが・・・、でもね~、やっぱり雨よ降れ降れ。

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差し板を作る

 落柿窯の工房には焼き上がった作品が大きな顔で棚に並んでいる。それらの作品は、みな差し板に乗っているから、新しく作る素地を乗せる板が足りなくなっていた。

 今日は、ホームセンターで安売りのコンパネをカットしてもらい差し板を作った。

1070w800  25センチに90センチにカットした板。これに低い足をつける。

1069w800  主は不器用だから上手くはできないが、それども何とか形になった。

 これでしばらくは持つけれど、問題は工房を占領している作品たちだ。嫁入り先が見つかるまではこの状態が続くしかない。

 さて、今日は、朝から一斉に田植えが始まった。

1068w800  昔、昔、主がまだ田植えを手伝っていた頃、大人5人で丸一日かかって手植えをしていた20アール足らずの田圃に見る見る早苗が植えられていく。機械の力は偉大ではあるけれど、今の子供には田植え風景はどのように記憶されるのだろうか・・・。

 今夜も蛙の大合唱だな。

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2009年6月19日 (金)

代掻き馬?

 明け方、薪窯の火を止めた。眠いけれど、若い二人が頑張ってくれたおかげで今回の窯焚きは楽をさせてもらった。若者に感謝である。

 さて、水を張った田圃で代掻きが始まった。かつては、牛や馬が働いていた田圃では、巨大な代掻き馬がディーゼルの音を響かせて動いている。

1063w800_2  すごい時代になったものだ。技術の進歩の恩恵ではあるが、果たしてこれが良かったのかどうかはわからない。

1064w800  田圃に水が張られると夜になって蛙の大合唱が始まる。うるさくもあり懐かしくもありだが、これが田舎暮らしというものだろう。

 それにしても雨が降らない。畑の野菜がピンチである。

1061w800  水不足で沙羅の開花が遅れている。

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2009年6月18日 (木)

薪窯を焚いている

梅雨の中休みが続いている。気温も高い。主は、この暑さの中で友人の若い備前焼作家の卵たちと薪窯を焚いている。

1059w800  夕方、焚き手を交代したときの窯の温度。

 これから素焼きを超え、焼き締めが始まるまであと少し。これからが大変な温度になるからしばしの休息だ。

 

 今日、水田を縫って走る水路に水が通った。乾いた田圃にゆっくり、ゆっくり水が張られていく。

1057w800  県内でもっとも遅い田植えが始まる。この週末あたりか・・・。

 夕食も終わったから、少し休んで薪窯最後の詰めに入る。

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2009年6月17日 (水)

渡邊琢磨君のアトリエ

 今日は、主の姉が主催する陶芸教室の人たちと渡邊琢磨君のアトリエを訪ねた。琢磨君は、備前の若手作家の中でも特に有望株だ。このところ何度か訪ねているが、いつも窯の周りの緑の美しさに感動する。

 今日は、例のカメラ持参で行ったので美しい緑を写してきた。

Img_0451w800  自宅兼アトリエは美しい緑の洪水の中にある。鶯の鳴き声は途絶えることがない。野生動物も豊かで、、鹿、猿、イノシシは言うまでもなく、最近では野ウサギが窯の横で遊んでいるという。

Img_0452w800  アトリエの窓越しに、緑が輝いている。手前のシルエットは窓際に並べられた作品たちだ。

Img_0456w800  並べられた小さな花入れに、野の花が活けてある。備前の魅力が最大限発揮された瞬間である。

 都会からほんの少し離れただけで、こんな自然が味わえる尊さは捨てがたい魅力だ。

  琢磨君の作品を手に取る幸せと緑の美しさを味わいに、窯を訪ねて欲しいと思う。

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2009年6月16日 (火)

雷雨

 夕方になって激しい雷雨になった。近くに落雷もあって、断続的に停電した。轆轤を回しかけたときだったから急遽中止。薄暗さの中でぼんやりするしかなかったから、これ幸いと、今日の仕事は早くも打ち止めにした。

 それにしても、梅雨入してからすぐに梅雨の中休みになっていたから、この雨は畑の野菜にとっては恵みの雨である。庭の花たちも同じで、紫陽花もギボウシもうれしそうだ。

Img_0449w800  次第に色づいてきたガク紫陽花。

 一本の株にいろんな色合いの花が付いている。

Img_0450_1w800  今日も5DⅡで写してみた。レンズはいつもと同じ。絞りはF4.ただし、今日は手持ち撮影にしたから少しピントが甘いように思う。

Img_0445_1w800  庭のギボウシ。雨上がりだから雫が写っているのはラッキーだった。

 これからも絞りをいろいろ換えて写してみようと思う。しかし、花の写真は三脚が必需品だ。

 このところ、主はのんびりと急須、土瓶を作っている。一日に一つ二つというところだから、なかなか素地は増えないけれど、急いでも仕方ないから主はこのペースで行くつもりだ。

1055w800  今日仕上げた土瓶。少し大きめだが、家族が多い人から湯呑み5杯分入る土瓶を頼まれているのでいろいろ試作しているところだ。

1056w800  こちらは急須。これも今日仕上げたものだ。

 この急須は、土瓶と違って少し小さめ。

 それにしても茶器は難しい。

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2009年6月15日 (月)

備前焼の窯

 備前焼の窯については、あちこちで解説してあるから、いまさら説明することもないけれど、あまり詳しくない人も居ると思うので、今日は簡単に説明することにした。

 備前焼の窯は、基本的に還元焼成の連房式登り窯(いわゆる登り窯)と酸化焼成の単式房式登り窯(いわゆる窖窯)に分けられる。どちらの窯もそれぞれ特徴があってどちらが良いとはいえない。簡単に言えば、登り窯で焼くと黒っぽくなり、窖窯で焼くと赤っぽくなる。作家の狙いとお客さんの好みが一致した時が全てである。

 江戸時代中期ごろからは登り窯がほとんどを占めていたけれど、中世に存在した大きな単式房式登り窯で焼かれた古備前への憧れから、大きさはともかくとして、今では多くの窖窯が築窯されている。作家さんの中には登り窯と窖窯を両方持って上手く使い分けている人も居る程だ。。

 主は、いつの頃からか酸化焼成の作品に憧れて、結局、窖窯を築窯して今に至っている。

535w800  何度も紹介しているけれど、これが落柿窯。このブログのサブタイトルのように、おそらく備前で一番小さい窖窯だと思う。

 この窯から出てきた作品は「備前落柿窯作品集」に搭載しているから、ご覧いただければ酸化焼成で焼くとどんな色合いになるかが良くわかると思う。

1053w800  さて、この黒っぽい徳利は登り窯か窖窯か・・・。さて、どちら・・・。

 主は、窖窯焼成の色合いの多彩さを十分楽しんでいるところである。

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2009年6月14日 (日)

完全休養日

 暑くなった。午前中、昨日の鉢を仕上げたらどっと疲れを感じて、今日は午後から完全休養日にした。テレビの前で横になっていたら、いつの間にか寝てしまったらしく、気づいたら5時が近い。のろのろ起きだして散歩した。

 考えてみると、退職以来昼寝をしたことなどなかったから、ずっと気が張っていたのであろう。もっと肩の力を抜かねばと思う。それにしても一人暮らしは気ままではあるけれど結構忙しいというのが実感だ。

 今日は完全休養ということで、自作の横手急須と汲出しで新茶を味わっている。

1050w800_2  茶はいつも飲んでいるから、休養日とは関係ないけれど、改めて盆にセットすると気持ちが変わるから不思議だね。

 こうして自作の茶器で茶を楽しむ贅沢に感謝である。

 

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2009年6月13日 (土)

茶碗

 落柿窯の展示室の、いつもは目に付かない場所の畳が一部腐っているのに気が付いた。もしやシロアリ?・・・と思ったが、どうもシロアリではないらしい。どうやら雨漏りのようだ。早速、義兄が屋根に上がってくれたら、瓦が一枚割れていたという。修理をしてもらったが、次の雨の時、直っているかどうか確認しなければららない。

 畳の腐れの周りを片付けていた茶碗が転がっていたので、今日はその茶碗をアップすることにした。

1039w800  落柿窯作「備前胴締め茶碗」。

 ちょっと大振りの茶碗。濃茶用としても使えそうだ。胴に付いたヘラ目が景色になっている。

1040w800  見込みは緋襷。口辺部は窖窯特有の胡麻。

1041w800  高台は土見せになっているから備前の土味が良くわかる。

 姿全体についた窖窯特有の緋色の濃淡がこの茶碗の景色だ。

1042w800  落柿窯作「備前夏茶碗」。

 馬盥形といえる茶碗である。(備前落柿窯作品集搭載済み)

1043w800  この茶碗の見込みも緋襷で、上の茶碗と同じように口辺部は胡麻。この茶碗も、窖窯特有の緋色の濃淡が見どころである。

1044w800  高台も同じように土見せになっている。棚板に敷いた藁が高台に景色を添えているのもいいね。

  今日も梅雨の中休みが続いている。先日の恵みの雨もどこへやら。田圃も畑もすでに乾いてしまった。

 雨漏りには晴天はありがたいが、農作物には厳しい天候である。

 今日の主の仕事は鉢作り。朝から未完成の平鉢を削り、午後、新たに菓子鉢と小鉢を挽いた。

1048w800  相変わらず、のんびりした仕事が続いている。

 退職後、見る見る時間が過ぎていくようだ。すでに6月も半ば。もう少しゆっくりした時間の流れであって欲しい・・・。 

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2009年6月12日 (金)

塵も積もれば・・・

 梅雨の中休みは早くも真夏日になった。しかし、日差しの割りに涼しい風があったから、それほどの暑さは感じなかった。

 今日は、昨日轆轤挽きしたビアマグ、平鉢、急須を仕上げたら、もう夕方が近くなっていた。午前中、所用で電気の量販店に行ったので仕事に取り掛かったのは午後になってしまったから無理もないか・・・。

 それにしても、怠惰な主がのろのろと仕事をしても白地は増えていくもので、早くも棚の半分程を占めている。

1035w800  工房の棚に白地が並ぶ。湯呑み、ビアマグ、汲出し、パスタ皿、大皿、鉢・・・等々「塵も積もれば山となる」の譬えそのままだ。

 しかし、問題が一つ。今まで焼いた作品たちが山積みなのだ。

1037w800  昨年末、窯出しした作品もほとんどがそのまま。これでは、新しく焼いても置くところさえない。早く嫁入り先を見つけねばならない。

 どこかに嫁入り先はないものか・・・。

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2009年6月11日 (木)

入梅

 今日は入梅。暦の梅雨に合わせたかのように、梅雨のない北海道を除いて日本全土が梅雨入りした。しかし、2日前に後れ馳せながら梅雨に入ったこの地方は、早くも梅雨の中休みだ。

Img_0443w800  昨日の雨で落柿窯の展示室の前にある額紫陽花が生き生きしてきたから、紫陽花も雨を待っていたのだろう。

 少し色が出てきた額紫陽花を5DⅡで撮った。データはいつもと同じ。

Img_0444w800  同じ株なのに、この花は微妙に赤みがかっている。これから次第に色を変えるから楽しみだ。

 母屋の沙羅の蕾も大きく膨らんだ。後、2,3日で咲くだろう。

 こちらの方がもっと楽しみである。

 さて、今日の仕事は、平鉢とビアマグ、それに急須の部材を一組挽いただけだ。

1024w800  36センチの平鉢。

 浅めの鉢だから盛鉢として使える。

 以前、著名な備前焼作家が、こんな平鉢に瀬戸の魚料理を盛って客をもてなしていたのを何かで見たことがある。そんな使い方をしてもらえれば、この鉢も生きるだろうな。

1026w800  落柿窯の定番であるビアマグも少し挽いた。相変わらず、面倒だけれど落柿窯の定番である以上作らないわけにはいかぬ。仕方ないね。

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2009年6月10日 (水)

ドボドボ土瓶

 梅雨に入ってやっと雨になった。畑も田圃もからからだったから恵みの雨である。特に、畑の野菜には命をつなっぐ雨だ。これで一気に野菜が育つだろう。

 今日は、姉が主催する陶芸教室の日。久しぶりの集まりだった。みんな楽しそうである。轆轤も次第に形になってきた。そのうち教室の作品だけで窯を焚くようになるかも知れない。

 主は、今日は陶芸教室のお手伝い。一日のんびりと過ごした。昨日の草刈が応えたようで、朝から少々だるいから丁度良い。

 さて、今夜は落柿窯の土瓶を紹介しようと思う。

1019w800  落柿窯作「備前土瓶」。

 この土瓶は、素朴そのもの。繊細さなど微塵もない。お茶を注ぐとドボドボと出てくるから「ドボドボ土瓶」と名づけてても良さそうだ。もっと繊細で上品な土瓶を作りたいけれど、主には無理だ。

 土瓶は急須と違って素朴なのが持ち味。基本的にはこれでよいから、もう少し使い良い土瓶にしたいと思う。

1022w800  散歩の道で待宵草の群落に新しい花が付いているのに気が付いた。

 今日はコンパクトデジカメしか持っていなかったから残念であった。天気の良い日にカメラを抱えて行こうと思う。

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2009年6月 9日 (火)

雨の前に

 今日、遅れていた梅雨に入った。朝から曇り。気温は25度前後だけれど蒸し暑い。

 明日は雨になるというから、雨になる前に、伸びてきた畦草を刈った。これでしばらくは持つだろう。

1017w800  落柿窯の柿の大木の周りも綺麗に刈った。置いている日本ミツバチの巣箱にはまだ住人の姿がない。

 今年も柿の花は無数に咲いたけれど、落花も盛んだから、実に成るのはいくつ残るのかわからない。

Img_0440w800  柿の木の下の草むらの中でサフランが咲いている。

 この画像も5DⅡで撮った。データは昨日と同じ。

Img_0442_1w800  角度を変えてみた。

Img_0441w800  違う株にも花が付いている。

 「庭のサフラン・・・」とはいえないけれど、時期が来ると草の中で知らないうちに花が咲く。強い花だ。

 

 今日は、昨日挽いた皿と鉢を仕上げた。乾燥するとやはり収縮する。特に皿の縮み方が大きい。昨日、轆轤引きの直後には43センチあった皿が、今日は40センチほどになっている。45センチの棚板いっぱいの大きさにするためには、50センチを超えるサイズが必要になるようだ。

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2009年6月 8日 (月)

5DⅡの画像ーその2

 作陶の合間に5DⅡを連れ出した。狙いは、勿論「花」。今、工房の周りはドクダミの群落が白い可憐な花を咲かせている。

 今日の画像は、すべて落柿窯の周辺のものだ。

Img_0425_1w800  ドクダミの花。

 レンズはCANON100ミリマクロ(旧型)。絞りは2,8(開放)。モードはAV(絞り優先)。

Img_0427w800  ドクダミの群落。データは同じ。

Img_0431w800  トマトの花。

 コンパクトデジカメでは撮れなかったから、ちょっと嬉しい。

Img_0432w800  キュウリの花。野菜の花は、いくつかの例外を除いて、なぜか黄色が多い。昆虫の眼に見えるように出来ているのだろう。

Img_0434w800  お隣の畑に咲く菊の一種か・・・。

Img_0439w800  最後は、待宵草。

 10センチほどの茎が伸びて、その先に黄色い可憐な花を咲かす。

 近くの田圃の畦道に、八重の待宵草の群落があったのでカメラを抱えて行ってみたら、すでに花が終わっていた。残念。

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梅雨の前

 今日は、梅雨に入る前の貴重な晴天になった。気温は夏日だけれど、爽やかな風が吹いていて過ごしやすい一日だった。

 主は、ここに来て少し疲れが出てきたようで体が重い。朝ゆっくり起きて、朝食準備のために体を動かしていると、次第に体が目覚めてくるようだ。

 午前中、昨日挽いたビアマグを仕上げた。高台付きのビアマグは集中しなければ仕上げが難しいから、終わったときには、いつもどっと疲れを感じる。

 ビアマグを仕上げた後、梅雨に入る前に大きな物を作っておきたくて、大皿と大鉢を挽いた。

Img_0429w800  43センチほどの大皿。

 へたりがないように慎重に挽いた。

 皿は、乾燥するにしたがって縁が立ち上がってくるから、少し深めになるだろう。

Img_0430w800  これは、36センチほどの平鉢。

 料理本を見ていると、こんな大鉢に料理を盛った写真を良く見かける。料理人が上手く使いこなせば、かなり見ごたえがあると思う。

  最近は、夕方の散歩が日課になった。歩くと気持ちがいい。

 

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2009年6月 7日 (日)

奈々瀬の日

 今日、7日は、岡山市内にある茶道具のお店「奈々瀬」の日。毎月7日は「なな」を記念して「奈々瀬の日」としてこのお店のサービスデーだ。

 このお店とのお付き合いはもうずいぶん長い。主が茶室を作って以来だから10年以上になると思う。事あるごとにお世話になっているのだが、退職前後は何かと忙しくて行くことができなかった。今日やっと時間ができたので久しぶりに行ってきた。

997w800  入り口においてある茶道具。落ち着いたたたずまいが清々しい。

999w800  店内もよく整理され、心地よい空間に時間だけが静かに流れていく。

 見ていると、つい時間を忘れて長居をしてしまった。

 今日の目的は、この季節に使う茶碗を探すことだったが、幸運にも欲しかった紫陽花絵の茶碗を見つけることができた。

1010w800  今日購入した「紫陽花絵茶碗」。

 この茶碗は、いわゆる作家物だけれど、主のお小遣いでも購入できる価格だったからラッキーであった。

 

 早速、今夜はこの茶碗で茶を点てた。

1013w800  茶碗は京焼き、八木海峰作「紫陽花絵茶碗」。菓子は「金魚鉢」と名づけられた半生菓子。

 思いのほか使いやすい茶碗である。今夜も美味い茶であった。

 

 さて、昨日は「芒種」。稲などの種を蒔くときとされる。

 落柿窯の周辺の田圃では、綺麗に整地されて田植えを待つばかりになった。しかし、この周辺の田植えはもっとも遅いから20日ごろになるだろう。今はビニールで覆われた苗代で苗を育てている段階だ。

 今日も朝から茶道具のお店に行っていたから、昨日挽いた皿を仕上げ、いつものビアマグを少し挽いたのみだ。あれこれと思う事はあるけれど、体が付いていかないのが現実だから、いかんともしがたい。

1004w800  最近、親しい若い作家さんとの交流の機会が増えて大いに刺激を受けたから気力は高揚しているけれど、悲しいかな体はしぼんでいる。

 焦っても仕方がない。のんびりやろう。

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2009年6月 6日 (土)

5DⅡの画像ー練習中

 5DⅡが来て初めて全自動以外で写してみた。使用したレンズはCanonの100ミリマクロ(旧型)。

Img_0416w800  今、庭で咲いている「皐月」。

Img_0417_1w800  あちらこちらで咲いている「カタバミ」。

Img_0418w800  「カタバミ」の群生。

Img_0422w800  これから盛りを迎える工房脇の「アジサイ」。

 

 

 やはりコンパクトデジカメとは一味も二味も違うようだ。

 これから習熟して成果をお見せできればうれしいが、果たして使いこなせるかどうか・・・。

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6月6日ー鑑真忌

 今日は「鑑真忌」。唐招提寺では763年5月6日の鑑真和上の入滅の日にちなんで、今日、6月6日を「鑑真忌」としてお祀りしている。

 主は、この日に合わせて何度もお参りしてきたから今年も行きたかったけれど、諸般の事情であきらめた。その代わり、今日は自宅で香を焚いてお祀りしている。

 さて、香を焚く道具の代表はやはり香炉だろう。主がいつも使っているのは布袋香炉だ。

996w800_2  いつも紹介している木南知加選作「備前布袋香炉」。

 今日は、この香炉を使った。

994w800  この香炉は、落柿窯作「備前龍耳香炉」。

 この香炉は未使用で置いてある。

991w800  龍の頭が香炉の耳になっている。

 窖窯特有の強い胡麻がかかって良い景色を作ってくれた。

 いつかはこの香炉で供養したいと思う。

 

 このところ、あれこれと忙しく余り作陶が進んでいない。それでも少しは轆轤を回している。今日は、先日のパスタ皿の追加分を挽いた。

995w800  30センチのパスタ皿。先日の皿も挽いたときは30センチあったけれど、乾燥するにしたがって、今は9寸ほどになった。この皿も同じようになるだろう。

 次第に蒸し暑さが増してきた。体調に注意注意。

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2009年6月 5日 (金)

泉 裕理さんの器

 鬱陶しい天気の中、所用で親しい女流陶芸家「泉 裕理」さんの窯を訪ねた。裕理さんは、主が以前からこのブログでたびたび取り上げているように、備前の女流作家の若きホープである。

 彼女は、この春、築窯後3度目となる窯を焚いた。今日その作品を見せていただいたが、窯を焚くごとに確実に進化しているのがわかる。作りといい、美しく酸化した焼成といい、見る人を釘付けにする。

 実際、今日は、主の姉が一緒だったのだのだか、一目見て惚れ込んでしまい、思わず買ってしまったほどだ。

985w800  泉 裕理作「蓋物」。

 この美しい焼成と生真面目なほど丁寧な作りを見て欲しい。

 思わず姉が買ってしまったのもうなずける。

 細部に、女性らしい細やかなデザイン力が光る。

 これは天性のものか、それとも学習の成果か・・・。

 いずれにしても、裕理さんは、今後、備前の女流作家として大いに期待してよい人材だと思う。

982w800  今日は、美味しいケーキとウインナーコーヒーでもてなしていただいた。

 このケーキはお母さんの手作り。

 びっくりする美味しさだった。感謝感謝。

 

 ちなみに、このテーブルもお母さんの作と聞いて2度びっくりしたのだった。

 泉 裕理さんの作品を見たい人は「あながまの陶庵」のサイトを見ていただきたいと思う。

 

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2009年6月 4日 (木)

今どきの花入れ

 工房の脇にあるアジサイが咲き出した。玄関前の沙羅(夏椿)の蕾も膨らんできた。庭のあちこちでドクダミの白い花が咲いている。雨の似合う花たちが梅雨入りを待っている。

 ドクダミの花を一輪摘んで備前の小壷に入れた。

977w800  今どきの備前の花入れは、こんな小さな物に人気ある。

 場所をとらず、置き場所を選ばず、花代が掛からず、それでいて、野の花を十分楽しむとができる。

 こんな小さな壷でも、ちゃんと花を生かしてくれるのは、さすが備前だ。

 この壷のサイズは2寸ほどだが、備前の魅力を十分持っている。

975w800_2  工房脇のアジサイ。梅雨空にこれほど似合う花はない。梅雨入りを一番待ち望んでいるのは、たぶんアジサイだろう。

 雨が降るにしたがって色を変え、ますます艶やかになる花だ。

 今年は、雨が少ない梅雨になりそうだから、アジサイにはつらい梅雨になるかもしれない。

974w800  庭のあちこちに咲くドクダミの花。

 花の可憐さからは、あの臭みが想像できない。

 主が大切にしている夏向きの汲出しの見込みには、ドクダミの花が描かれているから、冷茶を飲むたびに涼を誘う。

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2009年6月 3日 (水)

パスタ皿を挽く

 いよいよ鬱陶しい時期が来たようだ。梅雨入りはまだ宣言されないけれど、梅雨入りといってもよい天気になってきた。今日は、朝から雨が降ったり止んだりで、気温も低い。半袖だと少し寒い。「梅雨寒」といわれる冷ややかさである。

 最近、主は、朝が遅いから、午前中はほとんど何もできない。午後も先日の写真をDVDに写すのに時間をとったから、今日の仕事はパスタ皿を少し挽いただけで終わった。

968w800  約30センチの皿。この状態から乾燥、焼成と進むにしたがってどんどん小さくなる。出来上がりは8寸皿になると思う。

 皿は重ね焼きするのが普通だから綺麗な緋襷になる予定だ。

 さて、主の古くからの友人が、主が陶芸家としてやっていくのを知って、工房で使ってくれるようにと、たくさんのコーヒー豆をプレゼントしてくれた。コーヒー好きの主にはうれしい贈り物である。

972w800  山のようなコーヒー豆。これだけあれば陶芸教室の人も、お客さんも、みんなでコーヒーを楽しめる。

 友人に感謝感謝である。

 これからますます鬱陶しくなるけれど、主の怠惰な生活は、なんら変わることはない。

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2009年6月 2日 (火)

備前の原点

 最近、備前焼の売れ筋を見ると、いわゆる美術品や芸術品が影を潜め、もっぱら、食器を中心にした雑器といわれる作品群が商いの中心になりつつあるように思う。

 思えば、備前焼の初期においては、擂鉢や水甕といった生活雑器がその中心を占めていた。そして、茶の湯の隆盛と呼応して備前焼の茶道具がもてはやされるようになってから、美術品、芸術品としての備前焼が生まれたといってよい。

 時代は変わって、今、まさに、備前焼が雑器としてその原点に還ろうとしているかのようである。

 かつて作られた擂鉢や水甕は素朴で力強い。特に、主は擂鉢の素朴な力強さに引かれる。

 10年ほど前、海辺に住む友人が海上がりの擂鉢を手に入れたことがある。一度だけ目にする機会があったが、それはすばらしいもので、今でも強く心に残っている。

 主も擂鉢を真似て作ってみるものの、「似て非なるもの」しかできない。しかし、それでも性懲りもなく作っている。今夜はそんな拙い主の擂鉢をアップすることにした。

962w800  落柿窯作「備前擂鉢」。

 被せで焼いているから中は白く抜けて、見込みには赤い緋襷が付いた。

 今では備前擂鉢もその用途がないから、もっぱら鉢として使われることが多い。

964w800  落柿窯作「備前擂鉢」。

 こちらは、少し浅めの擂鉢。上から綺麗な胡麻がかかり、見込みの抜けの部分はほのかに赤い。そこに2本の強い緋襷が出た。

 主はこの焼成が好きだが擂鉢の縁が力強さに欠けているように思う。

  いづれにしても、「備前擂鉢」は形が単純なだけに難しい。素朴な力強さが出るまでには、まだまだ修行が足りないようだ。

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2009年6月 1日 (月)

非日常から日常へ

 6月1日は梅雨入り前の晴天に恵まれた。明日も晴天が続いて、その後、どうやら少し早めの梅雨入りになる模様である。

 主は、昨日出席した甥の結婚式の余韻に浸りながらも、少しずつ疲れが取れるように、徐々に日常に戻りつつある。

 今日は、久しぶりに親しい備前の作家さんが訪ねてくれたり、写真を整理したりで、あっという間に時間が過ぎた。

 それにしても、父親代わりである主にとっては、非日常の一大イベントである結婚式が滞りなく終わってホットしたと同時に、なんだか気が抜けたようだ。こんな時には体調を崩しやすいから気をつけねばならぬ。

 明日から、また日常の怠惰な生活に戻ろうと思う。

 さて、今夜は、家庭で良く使われる15センチほどの皿をアップする。

960w800  落柿窯作「備前小皿」。

 この大きさはなんにでも使える。銘々皿にもケーキ皿にもカップのソーサーにだって使用可能だ。

 焼成は、窖窯特有の胡麻と濃厚な緋襷。

961w800  裏にも濃い緋襷。

 備前では、一般に、皿は重ね焼きすることが多いから、同じ文様をそろえるのはなかなか難しい。

 作る側としては、家庭でそれぞれ違う文様の皿で楽しんでいただけたらありがたいのだが・・・。

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