« 2009年1月 | トップページ | 2009年3月 »

2009年2月28日 (土)

春の話題

 今日は菜種梅雨の中休みなのか、朝から良い天気になった。暖かい日差しが心地よい。久しぶりの晴天がうれしくて、落柿窯の周りで春を写した。

168w800  先週末には見えなかったフキノトウが顔をのぞかせている。思わず、てんぷらにした時のほろ苦さがよみがえって摘み取った。てんぷらには蕾の方が良い。蕾もいくつかあった。今夜は春の苦味を味わおうと思う。

161w800_2  工房の横ではネコヤナギが盛りを迎えている。猫毛を思わせるやさしい感触。春のやさしい光に映えて輝いている。早速手折って工房に活けた。

162w800  ネコヤナギを備前の花生けに入れた。その瞬間、工房にも春が来た。

163w800  母屋の庭では「しだれ梅」が咲いている。大きな木だったのに主の管理不行届きの所為で上の方が枯れてしまい、今は根元近くが残るのみとなっている。それでも、毎年この時期になると美しい花を咲かす。

 自然の偉大さに感謝感謝。

 自然は春。されば落柿窯の作品でも春を見つけようと思い、展示室に山積されたガラクタの中から一枚の皿を選び出した。

166w800  落柿窯作「備前大皿」。

 サイズは一尺二寸。中央部のほのかに赤いボタが春を感じさせてくれる。

 主は結構気にいっているんだけれど、どういうわけか、ずっとお嫁に行けないでいる。主はひそかに喜んでいるのだが・・・。

 週があけると桃の節句。春はもうそこまで、

 西大寺の裸祭りは終わったけれど、奈良東大寺二月堂のお水取りが終わるまでは本格的な春は来ないようだ。

| | コメント (0)

2009年2月27日 (金)

蝶の湯呑み

 いつだったか親しい陶器屋さんで京焼の湯呑みを買ったことがある。気に入ってずいぶん長く使っていたが、そのうち自作の湯飲みを使い出してからは食器棚の奥にしまいこんだらしく行方不明になっていた。今夜、探し物をしていたら偶然棚の奥からその湯飲みが出てきた。相当使い込んだはずなのに思いのほか綺麗に元の状態を保っている。きっちり釉薬が溶けているためだろう。

158w800  お気に入りの蝶の湯呑み。作者は知らないが、京都住山陶芸村の若い作家さんの作品らしい。高台部分に作者の名が入っているが、主には読めない。

 胴の真ん中に3匹の蝶がピンク色で描かれている。まことに春らしい優しい湯のみだ。使い込むたびに貫入が入り景色もよくなった。

 当時の主のお小遣いでは、これ一つ買うのがやっとだったが、今となっては心残りである。

| | コメント (2)

2009年2月26日 (木)

迷己逐物(己に迷って物を逐う)

 「迷己逐物」(碧巌録)。これは「おのれに迷って、物を追う」と読む。物質文明の中では、いくら物を追ってみてもすぐに行き詰ってしまう。物を追うのをやめて、自分自身見つめなさい、ということのようだ。

 しかし、人間は弱いもの。つい己から逃れるために物質世界に埋没したくなるけれど、そこには空虚感があるだけだから、すぐに行き詰って結局傷つくことになる。それよりも物を追うのをやめて自分を見つめることで自分を学んだほうが幸せに生きられる。

 なんだか、わかったようでわからないが、要は、現在の行き過ぎた物質文明では幸せになれないということだ。

 主はこの年になっても依然として物欲が強いけれど厳に戒めたいと思う。

 それはともかくとして、主は退職準備に入った。いろいろな手続きやら仕事の段取りやら後への引継ぎやらで気ぜわしくなった。

 今日も職場で手続きに必要な書類を渡された。後一ヶ月余り。あっという間だろう。

 さて、今日は菜種梅雨の中休みで穏やかに晴れた。明日はまた雨になるが、週末は天気が回復する予報だから、そろそろ天気のサイクルも変化の兆しか・・・。

 今夜の作品は輪花の多用鉢。

154w800  落柿窯作「備前輪花鉢」。

 窖窯特有の焼成。サイズは7寸×3寸。

 中央部の抜けについた赤い緋襷が面白い景色になっている。周囲は胡麻がかかっている。

 この鉢は多用途だから、素麺鉢にも、煮物でも、サラダでも何でも似合う。

 

| | コメント (2)

2009年2月25日 (水)

雛人形を飾る

 桃の節句まで後一週間になったところで、今夜は母屋の床を「ひな祭り」仕様に変えた。軸を替え、備前焼の雛人形を飾った。おまけでリハビリ中の叔母が作ってくれた布張りの雛人形の額も置いた。

 主は昔から雛人形が好きで、子供のころは姉や母親の雛飾りを出すのが楽しみであった。一人暮らしになった今でも、毎年何らかの飾りつけをしている。

150w800  落柿窯作「備前雛人形」。

 拳大ほども無いお内裏様とお姫様だけtれど、飾ると結構存在憾がある。このお顔が特に良い。

144w800  軸もお雛様。年に一度のお目見えだ。この軸が我が家に来てからほぼ十年。次第に絵の具が薄くなっているけれど、主はこの軸が好きだから毎年かけている。

148w800  体が不自由な叔母が作ってくれたお雛様の額。リハビリ代わりに作っているようだが、なかなか良くできている

  これでひな祭りの準備はできた。後は雛あられを供えるだけだ。

 雛人形を飾ったところで主は、備前の湯呑みでちょっと遊んでみた。

151w800 落柿窯作「備前細湯呑みとだるま湯呑み」。

 お雛様の話題にかこつけてこんな湯呑みを出して遊んでみるのも面白い。

 さて、あなたはどちらの湯呑みがお好みかな?。  

| | コメント (0)

2009年2月24日 (火)

菜種梅雨か?

 今週に入って梅雨を思わせる天気が続いている。菜種梅雨にしては早すぎるように思うけれど、このところの温暖傾向で季節の進みが早まっているのかも知れない。

 それにしても、このうっとうしい天気には少しばかりうんざりしているところだ。その上、今夜は昨夜の夜更かしの所為で元気が出ない。若いころは徹夜も平気であったのにと恨めしく思ったところでどうしようもないことだから、こんな日はボーと過ごすのが一番だ。

 ということで、今夜の主はステレオから流れてくる音に癒されながら、愛用している自作の「細湯のみ」で愛飲の天下一(雁がね茶)をすすっているところだ。

140w800  落柿窯作「備前細湯のみ」。

 細くて薄手。少し安定感にかけるけれど上品である。

 作りが繊細だから貴婦人に良く似合うかもしれない。

 現在、主はこの湯のみばかりを使っている。

137w800  茶があれば当然菓子もいる。今夜の菓子は一口大福。草大福と白大福。いづれも一口大。

 ミニ大福を叩きの銘々皿に載せた。

 落柿窯作「備前叩き銘々皿」。

 サイズは5寸。銘々皿としては少し大きめだ。焼成はご覧のように緋襷。

 これもずいぶん前の作である。

 

| | コメント (2)

2009年2月23日 (月)

N響コンサート

Imgv800  今夜は年に一度の岡山でのN響定期公演。一年ぶりにN響の音を聴いた。

 今夜の指揮は下野竜也さん。初めて彼の指揮を聴いたが正統派の指揮者のようで好感がもてる。N響の良い音を引き出していたのはさすが注目株である。

 パンフによれば数々の輝かしい受賞暦があるようで、今後ますます期待できそうだ。

 

  このところストレスがたまり気味であったけれど、今夜の音で頭の芯がすっきりしたように思う。

 やはり生演奏はいいね。

 

| | コメント (0)

2009年2月22日 (日)

冷たい雨

 昨夜は西大寺観音院の裸祭りがにぎわいを見せたようだ。10キロ近く離れrた我が家からでも花火の音が良く聞こえていたから、大いに盛り上がったものと思う。

 一夜明けて、今日は午後から冷たい雨になった。久しぶりに薪ストーブに火を入れた。

130w800  鋳物の薪ストーブは赤外線の波長が長いから体の芯まで温まる。

 ストーブに当たりながら「横浜国際女子駅伝」を見ていたら先日窯を焚いた従妹から、窯出ししたとの電話があったので見に行った。

131w800  福田路子作「備前パスタ皿」。

 すばらしい焼き上がりである。中央部のほのかに赤いボタ抜きに付いた緋襷が暖かい。周辺部は溶けた胡麻。なんとも良い景色である。

 サイズは8寸。

134w800  福田路子作「備前緋襷スープボウル(多用鉢)」。

 かわいい耳付の丸い鉢だ。白地に真っ赤な緋襷が美しい。

 サイズは5寸。スープもよし、煮物入れにも良し、サラダボウルにも良しで多用鉢として使える。

 今日、窯から出たばかりで、窯の周りにはこの他にもいろいろあったけれど、後は本人が自分のブログで紹介していくと思うので「食卓の備前焼」を見ていただきたい。

 窯の周りでは紅梅が満開であった。金柑もなっていたし椿の蕾も膨らんでいた。ログハウス(工房)の前にあるスモモの蕾はまだ固いけれど周りが春色に染まるのももうすぐだ。

135w800  ログハウスの前に咲いていた花。水仙も咲いている。チュウリップの芽も見えていた。

 

 

 

 今日は従妹の作品を見て主も刺激を受けたから、そろそろ重い腰を上げねばならぬとは思えども、なかなかそうは行かないのが現実である。

| | コメント (0)

2009年2月21日 (土)

春めいて

 今夜は西大寺観音院の裸祭り。昔から「備前平野に春を呼ぶ」といわれる祭りだ。西大寺観音院の裸祭りは「日本三大奇祭」のひとつとされているから一見の価値ありと思う。興味のある方は機会を見つけてぜひご覧いただきたい。主は子供のころ見たきりだが、知人には毎年この祭りに裸衆として参加している人も何人かいる。とにかく勇壮この上ない祭りである。

 さて、今日は裸祭りの日にしては珍しく穏やかに晴れた。観客も多いだろう。この不景気を吹き飛ばして春を呼び込んで欲しいと思う。

 数日来の荒れた天気から一転して穏やかな天気に恵まれたのは良いが、黄砂も花粉も最高潮だ。車のボディーはどうにもならないほど汚いから仕方なく洗車した。

127w800_2  チンクは小さいから洗車も楽だ。おかげでトロピカルイエローの輝きが戻った。

 先日から、チンクの燃費を報告しているが、最近チョイ乗りが増えたため燃費が少し落ちた。それでも12,5キロは行くから不満はない。ちなみに、カタログ値は13,5キロである。

 今日の春めいた天気も今日まで。来週は雨模様の天気に変わるようだ。まるで「菜種梅雨」を思わせる天気になるという予報が出ている。

128w800  この穏やかな春の陽気が戻るのはいつになるかわからないが、今度晴れたらまた一歩春に近づいていることだろう。

 春の農作業を待つ落柿窯周辺の田圃。

 

 「春はライオンのようにやってきて、子羊のように去っていく」とは西洋のことわざだが、言い得て妙である。

| | コメント (0)

2009年2月20日 (金)

手捻りの茶碗

 今週は、寒の戻りと春の嵐だった。昨日からの二つ玉低気圧の所為で列島は大荒れになった。成田では航空機が乱気流に巻き込まれて怪我人が出たというニュースが流れている。

 例年なら3月に起こる気象現象が早まっている。これも異常気象の所為だろう。

 いよいよ明日は西大寺観音院の裸祭り。今週は予想通り寒くなった。これがいつもの裸祭りだからなぜかほっとする。この行事が終わるまでは暖かくなって欲しくないとどこかで願っているのだろう。

 さて、今日は「鶯餅」をいただいたから、いつも通り美味い茶を点てた。

 今夜は主が窯を持つまでの間、ほとんど毎日入り浸っていた備前焼作家の窯で焼いていただいた手捻りの茶碗を使った。こんなもので茶が飲めるかと思っていたが、使ってみると何とかなるものだ。

125w800  落柿窯作「備前手捻り茶碗」。

 銘々皿も落柿窯作。こちらは自前の窯の作品である。

 今夜は寒いからこんな厚手の茶碗がちょうど良かった。

 捨てずにおいておくと役に立つこともあるんだね。

| | コメント (0)

2009年2月19日 (木)

春の雪になるか?

 「雨水」を越えた途端雨になった。天気予報によれば関東では広い範囲で雪になる恐れがあるという。このあたりは今はまだ雨だが、このまま冷え込めば雪に変わるかもしれない。この冬はまだ一度も積雪がないので一度ぐらいは雪景色を見たいと思う。

 雪国の人には顰蹙かもしれないが、温暖な瀬戸内に住んでいるとたまには雪景色も見たくなるのだ。

 雪は望めないにしても、この雨は結構強く降るというから植物にとっては目覚めの雨かも知れない。それにしてもこの冬もやはり暖冬だ。

 さて、昨日は白い備前のコーヒーカップを紹介したが、今日は窖窯特有の赤が出たコーヒーカップをアップしたい。

121w800  落柿窯作「備前コーヒーカップ」。

 窖窯特有の赤の中にところどころ白い抜けがある。

 登り窯の還元焼成と違って窖窯は酸化焼成だから独特な赤が出る。

  白い色合いも良いが、こんな赤い色合いも捨てがたい。さて、あなたはどちらが好みだろう。

| | コメント (0)

2009年2月18日 (水)

近づく春ー雨水

 立春を過ぎたころから徐々に暖かくなって、先日は最高気温が20度を超えるほどになっていたけれど、今週に入ってからの寒の戻りで一気に真冬に逆戻りしてしまったような寒い日が続いている。しかし、こんな寒さはもう長続きはしない。

 今日は「雨水」。雪が雨に変わり、雪が解け始めるころとされる。雨水は、農家では春の農作業をはじめる目安とされるから、このあたりの田圃でもそろそろ春の田起こしが始まるだろう。

 旧暦は日本人の生活リズムに良く合っているから自然と共に生きるには最適だと思う。主は、リタイア後は旧暦を中心に生活したいと思っているところだ。

 さて、主のお茶好きは再三に渡ってお知らせしているところだが、お茶以外でもアルコールがなければ何でもいける。コーヒーも紅茶も愛飲している。

 そんな主だからコーヒー・紅茶兼用のカップを良く作る。大きさもさまざま、形もさまざま、焼けもさまざまなカップが並ぶ。

 主のカップ好きは今に始まったことではなく、若いときからお小遣いで買える程度のカップを手に入れてコーヒーや紅茶を楽しんでいるが、その話題はまたにして、今夜は、昨年末の窯から出てきたカップをアップしたい。

119w800  落柿窯作「備前緋襷カップ」。

 少し大きめのカップ。もちろんコーヒー、紅茶の兼用である。

 肌が白いから紅茶の色も味わえるからちょうど良い。

 カップの命は全体のバランスだから、使う人が手にとって選ばねばならない。

 マイカップで飲むコーヒーの味はまた格別である。

| | コメント (0)

2009年2月17日 (火)

寒い夜には熱燗で・・・

 先週末の20度を超える陽気から一転して最低気温がマイナスになった。温度差が20度にもなる今週の寒の戻りは、老人や病気がちの人にはちょっと辛い。

 天気予報によれば、明日は晴天になるという。その分朝の冷え込みはきついだろう。今夜も寒いから体調を崩さずにがんばろうと気合を入れているところだ。

 こんなに寒い夜は、熱燗で一杯やって眠るのが一番だと思ってみても、下戸の主は望むべくもないから、せめて気分だけでもと思い徳利とぐい呑みをセットしてみた。

117w800  落柿窯作「備前徳利・ぐい呑」。

 この徳利もぐい呑も、主が窯を持って間もないころの作だ。焼成は窖窯特有のものではあるが、作行きは、いかにも拙い。

 こんなのを作っていたこともあるのだと懐かしさが沸いてくる。

 この作品は水屋の奥で眠っていたらしく久しく忘れていた。

 今夜探し物をしていて偶然水屋の奥から出てきたのでアップした次第である。

| | コメント (0)

2009年2月16日 (月)

寒の戻り

 昨日までの暖かさはとこへやら、今日は冬型の気圧配置に戻って寒さが強まって来た。北国では雪が強く降っているところもあるらしい。暖かさに慣れた身体には寒の戻りはこたえる。油断しないようにせねばならない。

 毎年、西大寺観音院の裸祭りのころには寒くなるが、今年も例外ではないようだ。今週末、21日が裸祭りだから今週は寒いだろう。

 せっかく盛りを迎えている梅が震えているかも知れない。昨日のブログで話題にした「梅花和雪香」そのままである。

 さて、どんなに寒さが戻っても梅の季節であることに変わりはない。

 梅の季節に合わせて今夜は梅小鉢をアップする。

115w800  落柿窯作「備前梅小鉢」。

 4寸程の小鉢である。使い方は自由。取り皿として使っても良いし、料理を盛っても良い。

 5弁の花びらの真ん中にめしべとおしべを思わせるボタ抜きに緋襷がつく。結構良い景色だ。

 今夜は紅梅を手折って添えてみた。

 

| | コメント (0)

2009年2月15日 (日)

明日を信じて

 毎日毎日暗いニュースばかりが聞こえてくるこの頃だが、どんなに苦しくても、日々生活していかなければならないのがわれわれ庶民だ。

 こんな庶民の現実を知ってか知らずか、政界では権力争いばかり。ほとほと嫌になる。それでも庶民は明日を信じて生きていくしかない。

こんな庶民への応援メッセージが「碧巌録」の中にあった。

 「梅花和雪香」。ー梅花は雪に和して香るーと読む。梅の花は百花に先駆けて咲く、たとえ雪が積もっていても雪の中からでも香る。苦しさ、厳しさに耐えていれば必ず春が来る・・・というほどの意味だ。茶の禅語ではよく見られる言葉である。

110w800  時はまさに梅の季節。焼き物業界もこの不況の中で苦戦を強いられているけれど、何とか踏ん張っていくしかない。

 がんばれ、がんばれ、がんばろう、がんばろう。主は自分に言い聞かせている。

 さて、今日は昨日の暖かさの余韻が残って午前中は穏やかな暖かい日和だった。午後からは曇り空に変わり、風も次第に冷たくなってきたようだ。

 今日の主は久しぶりにのんびりと過ごした。友人の若い陶芸家は、次の窯に向けて死ぬほど忙しいという。がんばって欲しいと思う。

 主は、午後から平皿を挽いた。

111w800  多用皿として使える5寸ほどの平皿。このまま使っても良いし、コーヒーカップのソーサーとして使っても良いと思う。焼成後は4寸ほどになる。

 この皿はベタ高台だ。

| | コメント (0)

2009年2月14日 (土)

南風

 昨夜の春一番の所為で、今日は朝から気温が上がった。18度を超えている。昼間も南風が入りコートを着ていると汗ばむほどだった。梅の花も水仙も椿も侘び助も満開。まるで春本番のようである。

 主は今日も忙しい一日だ。午前中は姉のお供で車のディーラーへ行き、午後からは一昨日の多用鉢を削った。その間、何人かの来客あって仕事が中断したから鉢を削り終えたのは17時を回ってしまった。

100w800  削り終えた多用鉢。削りにはちょうど良いタイミングだったからバランスよく仕上がったが、お客さんの対応に時間を費やしたので時間がかかった次第である。

 

 今日、雨上がりの庭を見ていたら主の待っていた侘び助椿(吉備)が咲いているのに気がついた。最近、花の数が減ったようなので気がつかなかっただけで、この一週間で結構咲いていたようだ。

097w800  ピンクの侘び助。吉備という名がついている。花びらが頼りなげで愛らしい。侘び助は、椿の中では藪椿に次いで主が好きな種類である。

 できれば侘び助の原種と白花の侘び助が欲しいと思っている。そのうち園芸店を回って見つけたい。

 2月14日は世間ではバレンタインデーということで、店先にはチョコレートが山積にされているが、主にとっては、今日は親父の命日に当たる。母親が先に逝っていたから、この日に親父を呼んだのかもしれない。この日は毎年、仏前にチョコレートを供えることにしている。

 さて、バレンタインデーが終わるともうすぐひな祭り。そこで今日は備前焼の雛人形を紹介したい。

101w800  落柿窯作「備前雛人形」。

 備前焼の雛人形?・・・と思われるかも知れないが、これがなかなかの物だ。こぶし大ほどの大きさしかないが、結構存在感はある。

 色が黒いのは割り木で焼成したからで、サヤに入れて焼けば白いお雛様にすることもできる。しかし、備前はこれでいい。後ろの花は桃ではなくこの季節だから紅梅だ。

 

| | コメント (0)

2009年2月13日 (金)

梅の香

 今夜、雨の中帰宅して車のドアーを開けた途端、香しい梅の香が鼻腔をくすぐった。

 今朝出るときにはほとんど香っていなかったけれど、今日の暖かい雨で一気に花が開いたのだろう。今夜は雨模様だから暗闇では良く見えないが、懐中電灯の中では確かに花の数が増えているようである。

074w800  この写真は昨日のものだが、今夜はもっと花が増えているように見えた。

 帰宅時には風も穏やかだったからどんよりとした空気の中ではいっそう香りが強まるようだ。

 

 今日の気温は桜が咲くころにまで上がったが、これは日本海を進む低気圧に南の暖かい空気が流れ込んだからだ。九州では「春一番」が吹いたところもあると聞く。いよいよ春が駆け足でやってくる。

 それはさておき、この季節は「なごり雪」の季節でもある。主には特別な季節だ。還暦を過ぎた今になっても感慨深いものがある。

 感傷に耽るのはこのくらいにして、今日は、落柿窯としてはちょっと変わった茶碗を紹介したい。

089w800  落柿窯作「備前炭茶碗」。

 名前のように炭になったような茶碗だ。実際には強還元で焼けて自然桟切が出ている。酸化焼成の窖窯では珍しい焼けだ。

 

 この茶碗は、胴に比べて見込みが鮮やかである。

094w800  ご覧のように見込みは緋色。胴と見込みのコントラストが妙味を誘う。

 この茶碗は未使用だから茶の色合いがどうなるか興味津々というところだ。

 

 この緋色は、あたかも古木に咲いた紅梅を思わせる・・・とは言い過ぎか。

091w800  高台はやや小ぶり。

 こんな焼成がなぜできるのか想像してみるのも面白い。プロの人ならなんでもないことだが、普通の人にとってはクイズ代わりに楽しめるだろう。

 

 今夜の雨で黄砂を洗い流して明日はすっきりした青空になって欲しい。

 

| | コメント (2)

2009年2月12日 (木)

黄砂の風景

 今年は早くも黄砂がやって来た。先日から太陽が黄色かったのはそのせいだろう。洗濯物も車も砂だらけになるから厄介である。しかし、嫌われ者の黄砂も十分栄養分を含んでいるから海や森林には良い効果をもたらす。困るのは、中国沿岸部の工場から排出される有害物質が一緒に飛んでくることだ。一刻も早く中国の公害対策を望みたい。

083w800  今日の黄砂は結構多い。青空も遠くの山も霞んでいる。

 これで雨が降ったら車はひどい状態になる。掃除が大変だ。

 そろそろ花粉も飛び出したようだから、花粉症の人にとってはつらい季節が来た。

 今日、主は午後休暇をいただいて医療費控除の申告に行ってきた。来週からは申告期限内に入るから込み合うのが予想される。今日行って来たのは正解であった。

 夕方、少し早く帰宅できたので、今日は久しぶりに轆轤を回して多用鉢を挽いた。

087w800  シンプルな丸い鉢。煮物でもサラダでもスープでもなんにでも使える、まさに多用途の鉢だ。

 この状態で口径は8寸と少しだから焼成後は約7寸といったところだと思われる。

 「食卓の備前焼」を主催する従妹が制作する多用鉢はあちこちで大活躍しているからブログをご覧いただきたい。

 さて、今夜の作品紹介は銘々皿。出来は良くないが焼成はまあまあか・・・。

084w800  落柿窯作「備前銘々皿」。

 サイズは4寸角ほど。中央に丸いボタ抜きに緋襷。後は胡麻がかかって溶けている。

 作りが雑だから多少変形しているが、どうにか使うことは出来ると思う。和菓子をのせると良い。

 

| | コメント (0)

2009年2月11日 (水)

庭の椿

076w800  落柿窯の庭で椿が咲きだした。

 椿好きの主は狭い庭に7,8種類の椿を植えているから、これから順に咲いていく。今咲いているのはこの椿と斑入りの八重。

 一番好きな藪椿はまだ蕾が固い。

 今日は建国記念日でお休みだが、晴れたり時雨れたりのはっきりしない天気になった。

 主はなぜか疲れがたまって身体が重い。午前中所要を済ませ、午後からはほとんどごろ寝。少しは疲れが取れたかな。

 そういうわけで、今日も陶芸は休み。変わりに赤い太陽を写したような叩き皿をアップする。

080w800  落柿窯作「叩き長方皿」。

 40センチ×24センチの大きさ。

 見ての通り、真ん中に大きな赤いボタ抜き。周囲は全面胡麻。

 派手な皿だから祭りの料理を盛るのが良いかな。3月の「ひな祭り」の料理を盛るのも良かろう。

 この皿も以前紹介したことがある。もちろん「備前落柿窯作品集」には搭載済みだ。

| | コメント (0)

2009年2月10日 (火)

早春の満月

 今夜は満月。寒のころの満月と違ってなんとなく厳しさを感じないのは、春が近くなって大気が潤って来た所為かもしれない。それでも良く晴れた夜空に煌々と輝く月は美しい。古来より日本人に愛され続けてきたのもうなずける。

058w800  月は日本人の美意識の3大要素(雪月花)のひとつであることも、この美しさからすれば納得できる。

 月は季節を問わず形を問わず日本人の美の対象である。

 

 今夜の月明かりに照らされて紅梅がその魅力をいっそう増している。梅花も美の対象だから、二つが一緒に鑑賞できるとはなんと贅沢な宵であろう。

059w800  梅花はいつ見ても魅力的だ。特に月明かりの中では幻想的ですらある。

 月と花の競演はめったにあるものではないから今宵は十分に堪能したいと思う。

 

 さて、今日は帰宅したところに、先日購入して配達を依頼していたデジタルテレビが届いた。早速工房の轆轤座の前に設置していただいた。

068w800  20インチの小さなテレビだが、このスペースにはこの大きさがベストである。

 初めてのデジタルテレビだからいろいろ驚くことばかり。アナログ人間の主には豊富な機能は使いきれない。もっぱら普通に番組を見るだけだ。

072w800  リモコンも大きい。果たして使いこなせるかはなはだ不安である。

 主には宝の持ち腐れだろうが、2011年からアナログ放送が見えなくなるから仕方がない。まあ、何とかなろうと高を括っている。

 主は、今夜は工房でテレビの試運転に終始した。おまけに手の皸も痛いから轆轤が挽けないのでちょうどよい。

 変わりに輪花鉢をアップすることにした。

064w800  落柿窯作「八重輪花鉢」。

 窖窯らしく明るい焼成。寸法は7寸、深さは3寸。用途は多用鉢だ。使う人のアイデアしだいで生きる器である。

071w800  落柿窯作「五弁輪花鉢」。

 この鉢も窖窯特有の焼成。寸法は上の鉢よりやや大きい8寸。深さは上と同じ3寸。

 この鉢はやや大きめだから使うアイデアも広がるだろう。

 2月も3分の一が過ぎた。仕事は相変わらず忙しいがゴールは目の前である。

| | コメント (0)

2009年2月 9日 (月)

東風吹かば匂いおこせよ梅の花

 今日は東風が吹いて夕方から雨になった。今、まさに梅の季節。菅原道真の「東風吹かば匂いおこせよ梅の花 主なしとて春なわすれそ」の有名な和歌が思い出される宵である。

 昨日紹介したように、工房脇の紅梅が日一日と花の数を増している。今週は日替わり天気のようで、明日には雨も上がって晴天が戻るようだ。先週末の暖かい日を境に、すっかり春の気候になったのかもしれない。

049w800  菅原道真がこよなく愛した梅が京の都から大宰府まで一夜にして飛んでいったという「飛び梅」伝説は花を愛する者にとっては、これはほど羨む話はない。

 愛する者同士はすべからく側に居たいということなのだろう。

 さて、今夜の主はまたしても怠惰に逆戻りした。雨の中を工房に出る気にもなれず、もっぱら茶を楽しんだ。

052w800  いつもの茶碗でいつものように茶を点てて飲む。日常の安らぎがうれしい。こんな安らぎがいつまでも続いてほしいと願うばかりである。

 

 

 今夜は、梅の話題にちなんで、紅梅を散らしたような赤が出た「叩き四方皿」をアップする。

055w800  落柿窯作「叩き四方皿」。

 あたかも紅梅を思わせる赤いボタ抜きが印象的な皿。

 全面に降った胡麻の表情もさまざまで変化に富んでいる。

 寸法は一尺二寸×七寸。主の制作だから作りは雑だ。

 

| | コメント (0)

2009年2月 8日 (日)

春を探して

 週末に2日続けての暖かい日は、この冬初めてかも知れない。寒さに固まっていた身体が解れる陽気がうれしい。

 主は、今日もぼんやりする暇がなかった。この間からチンクのディスクあたりからキーという音が出るのが気になってディーラーまで行ってきた。点検の結果、強力なディスクブレーキのカスがたまっていたらしい。掃除をしてもらったら治まったので一安心である。

 午後、乾いていた先日の飯茶碗を削った。思った以上に乾燥が進んでいたのでちょっと手間取ったが、何とか仕上げることができた。

045w800  今日は暖かいので暖房は要らないから、余計な乾燥を心配することもなかったのは何よりである。

 暖かくなってどうにか身体が動き出したから、これから暑くなるまでに次の窯の目途を立てたいと思う。

 今日は午後から冷たい北風が吹いてきたが今までのような寒さはない。削りを終えて落柿窯の周りで春を探して歩いた。

044w800  昨夜の画像の紅梅が青空に映えている。

 こんな写真を見ていると春本番を思わせるが、まだまだ気を緩めることは禁物だ。

046w800  落柿窯の横を流れるお馴染みの小さな川に、今日はカイツブリの群れが来ていたが、主に驚いて飛び立ってしまった。川面が春の陽光に輝いている。

 落柿窯の煙突が見えるのどかな風景だ。

048w800  めっきり少なくなった麦畑を探して歩いていたら上空で雲雀の囀りが聞こえる。近寄ってみると麦畑があった。

 昨年に比べてまた減ったように思う。子供のころの風景が消えていくのが寂しい。

047w800  冬の地起こしが終わった田圃が広がる向こうは春霞。

 しばらくすると春の田起こしが始まる。年々美しい水田が荒れていくのを見るのがつらい。

 国の農業政策の貧困さが原因であることは間違いない。何とかならないものか・・・と思う。

049w800  今日の最後を飾る写真はこれ。

 コンパクトデジカメの画像としては合格点かな・・・。

| | コメント (0)

2009年2月 7日 (土)

春の陽気

 今朝はよく晴れて放射冷却で冷え込んでいたが、陽が昇るにしたがって春本番を思わせるほど暖かくなった。この陽気に誘われたわけではないけれど、今、セール中の電気店に二往復もしてしまった。目的は工房に置くテレビの購入。20インチのテレビがびっくりの価格で出ていたから早速購入して配達を依頼した。母屋のテレビはまだまだ画像が綺麗だからアナログが見えなくなるまで使うことにしている。

 そんなわけで、昼間は外出していたから、夕食後一昨日の平皿を仕上げた。

038w800  この平皿はパスタ用をイメージしているから「ベタ高台」にしている。

 焼成後は予定通り7寸皿になるだろう。

 この土で作るのは初めてだったから削りに少し手間取ったが何とか仕上げることができた。

 どんな風に焼けるかな・・・。

 最近の日本人は米の消費量が少ないようだから、もっとご飯を食べてほしいと思いながら飯茶碗を作っている。

 前にも紹介したが、備前の飯茶碗を使っていると中風にならないと昔から言われているように、備前焼にはいろんなよい効能がある。水が浄化されたり、酒が美味くなったり、肩こりが良くなったり・・・と枚挙に遑がない。

036w800  落柿窯作の飯茶碗。

 使うほどに肌に味が出て艶やかな表情に変わってくれるから、使う楽しみが大きいのも備前の良さだ。

 大いに備前の飯茶碗でご飯を食べてほしいものだ。

 今夜も良く晴れて上空には満月を2日後に控えた月が輝いている。放射冷却で冷え込んできた。工房の前にある紅梅が月明かりに照らされている。カメラを向けるとストロボの光で何とか画像を捕らえることが出来た。

039w800  2月1日にい写した時より花の数が増えている。夜の梅もいいね。

 後しばらくすれば、あたり一面梅の香に包まれるだろう。

 このところ「春近し」を感じさせる日が多くなった。

| | コメント (0)

2009年2月 6日 (金)

チンクの燃費ーその後

 今日の昼間は春を思わせる陽気だったが、よく晴れている所為か放射冷却が進んでいるようで夜になって冷え込んできた。そんな中、主は今夜も工房に出たものの疲れ気味なのか気分が乗らずに早々に母屋に引き上げてきた。還暦を過ぎて体力の衰えが顕著である。

 さて、今夜はチンクの燃費を報告したいと思う。

 チンクが我が家に来てからちょうど2ヶ月。先日1000キロ点検も済ませた。今のところ心配していた不具合もないようだ。かつてのイタ車を知る者にとっては隔世の感がある。ずいぶん様変わりしたものだ。少し安心である。

 それよりも驚いたのはこの車の燃費の良さだ。ほぼ毎日通勤に使っているが燃費はカタログ値の13,5キロに近い13キロ以上が出る。前の車が7~8キロだったからこの数字はうれしい。

027w800_2  この車は基本的にマニュアル車だから特に燃費がよいのだろう。今流行のCVT車ほどではないにしても軽四のAT車と同じくらい走る。これからエンジンのあたりが取れてくればもっと伸びるかもしれない。期待していよう。

 さて、今夜は轆轤挽きもしていないし、昨日、一昨日の素地も乾いていないから仕上げもできない。そこで先日の窯から出た「ぐい呑み」をいくつか紹介することにした。

026w800  落柿窯作「備前ぐい呑み」。

 どこから見ても窖窯の焼成とわかる。口辺部にはよい胡麻がついている。抜けの部分には緋襷。

028w800  落柿窯作「備前酒杯」。

 胴に入れた筋目が景色になっている。

 窖窯の明るい焼成だ。

029w800  落柿窯作「備前酒盃」。

 窖窯らしからぬ強還元の焼成。しかし、この酒盃も同じ窯から出たものだ。

 備前って面白いね・・・。

030w800  落柿窯作「備前ぐい呑み」。

 窖窯焼成の典型。

031w800  落柿窯作「備前ぐい呑み」。

 高台脇をそぎ落として「べた高台」にしている。

 器肌全体にぱらぱらと胡麻が降っている。

033w800  落柿窯作「備前ぐい呑み」。

 胴が完全に白く抜けて筋目が川のように緩やかに流れ下っている風情が面白い。

 見込みは炎が舐めていいる為に赤褐色に色ついている。こんな焼成を見るとやめられなくなるね。

 落柿窯の展示室にはお嫁に行けない作品がぐい飲みばかりでなく足の踏み場もないほど転がっている。春になったらこれらを何とかしたいね。

 明日も春の陽気になりそうだ。

 

 

| | コメント (0)

2009年2月 5日 (木)

春は名のみの・・・平皿を挽く

 天気予報では、立春からしばらくは暖かい日が続くとされていたが、今日は午後から冷たい時雨が来た。立春は過ぎてもやはりまだ冬だ。

 備前平野では、昔から「西大寺裸祭り」が春を呼ぶといわれているから、このあたりの春はもう少し先になる。

 主は今夜も轆轤の前に座のた。仕事上のストレスも土と戯れていると癒される。だから、疲れていてもいつの間にやら轆轤を回している。

今夜は平皿を挽いた。

021w800  この状態で約八寸あるが、焼成後は七寸ほどになるはずだ。

 最近パスタ皿の要望が多い。こんな平皿はパスタ皿にどうかな・・・。

 今夜の土は主が初めて使う土だから焼き上がりが楽しみだ。

024w800  この平皿は昨年末の窯から出たものだ。

 サイズは七寸。八寸あればもっと使い勝手がよいと思うが、このサイズでもパスタ皿としても使えると思う。

 轆轤目を残したデザインは好き嫌いが分かれるけれど、こんなのもまた面白い。

| | コメント (0)

2009年2月 4日 (水)

立春ーゆっくりと始動

 今日は立春。昨日の冷たい雨も明け方には上がり濃霧の朝になった。昼間も花曇のような穏やかな日和。月に一度診察に訪れる病院の横を流れる旭川の川面も鏡のように穏やかだった。

010w800  対岸は名勝「後楽園」。もうすぐ春の行楽シーズンを迎える。

 今、シーズン前の改修工事が急ピッチのようだ。

013w800  薄日の射す「烏城」。

 川霧に隠れるように黒く塗られているからこの名がついた。姫路城が「白鷺城」と呼ばれているのと好対称である。

 

 

 立春は日本人にとって一年の起点となる重要な日。八十八夜も二百十日も立春が起点。

 昨年末の窯焚き以来怠惰をむさぼっていた主もそろそろ始動しなければ・・・と思い、今夜は轆轤の前に座った。

019w800  今年初めての轆轤挽き。今夜は飯碗を差し板一枚分だけ挽いた。

 天気予報では、これからは厳しい冷え込みはないようだから徐々にペースを上げていこうと思う。

 

| | コメント (0)

2009年2月 3日 (火)

お気に入り

 先ほどアップした記事では思うように画像が入れられなかったが、あれこれとやっているうちに何とか以前のようにブログ用写真が編集できだしたので今夜2度目のブログをアップしてみようと思う。

 先ほど豆まきに使った器は主のお気に入りの杯だ。

005w800  窖窯特有の緋色と抜けのコントラストが気に入っている。杯としての形もまあまあだ。下戸の主ではあるが火入れ前のお神酒用にいつも使っている。今夜は豆の器になった。

006w800  アップにするとこんな具合だ。

 今夜の豆は「鬼大豆」。「福豆」と表示されることが多い中で、「鬼大豆」の名称が気に入って買ってきた。結構よい大豆である。

 

 次のお気に入りは湯のみとぐい呑み。

008w800  これらの作品もまさに窖窯特有の焼成である。登り窯ではこの焼成はできない。この焼成が魅力で落柿窯は窖窯になったといってもよい。

 緋襷を含んだ緋色と白い抜けの変化は大きな魅力である。

| | コメント (0)

節分の豆

 今日は節分。あちらこちらの茶の間から「鬼は外、福は内」の元気な声が聞こえてくるかと期待しながら帰宅したが、落柿窯の周辺の家々からは物音ひとつ聞こえてこない。そういえばこの村も老人ばかり。元気な子供のいる家は限られているから無理からぬことだろう。

 そんなわけで、今夜は主一人で豆をまいた。といっても形だけだが・・・。豆はもっぱら主の腹に収まった。

 日本人は、古来、敵対する勢力を「鬼」として格別し畏怖し差別してきた歴史がある。しかしながら、見方を変えれば福と鬼は逆転するから、福は鬼であり鬼は福であるといえる。まあそんなことはどうでもよい。肝心なのはみんなが幸せであるということだ。

 今夜は豆三昧で茶の友は「豆大福」にした。

004w800  今夜の茶碗は黒楽、銘「大黒」。

 たっぷりの茶が黒楽茶碗によく映える。やはり黒楽はいいね。

 菓子は節分らしく「豆大福」。期待していなかったが予想以上に美味かった。

 明日は立春。寒さの中でもなぜかほっとする響きである。

| | コメント (0)

2009年2月 2日 (月)

春を呼ぶ茶

 寒い寒いといっているうちに明日はもう節分。今夜は、頂き物の美味い和菓子を友に春を呼ぶ茶を立てた。

 昨夜のブログをアップした後発生したパソコンの不具合も昨夜入れたソフトを削除したことで収まってくれた。まずはひと安心である。

 ホットひと安心したところで、先日いただいた「叶匠壽庵」の和菓子があることを思い出したので美味い茶が飲みたくなった次第である。

002w800  今夜の茶碗は萩の大井戸。茶はいつもの「松昔」。菓子は「叶匠壽庵」の「一壷天」。今夜も美味い茶であった。

 寒いときは暖かく、暑いときは涼しげに、主はいつも茶の心に癒されている。

 さて、春を呼ぶ茶を点てたところで、今夜は、昔主がイキがって作った茶入れを紹介しようと思う。恥ずかしい限りだがお許し願いたい。

003w800  落柿窯作「備前茶入」。

 主が見よう見真似で焼き物を作り始めたころの作である。友人の備前焼作家さんの登り窯で焼いていただいたものだ。焼成は「桟切り」。瓢のように胴締めである。結構薄く軽く轆轤が挽けているからよほどうれしかったのだろう。

 昔の作品を見ると思わず微笑んでしまう。主も歳をとったということか・・・。

 

   

| | コメント (0)

2009年2月 1日 (日)

いつの間にか春はそこまで

 パソコンがダウンして2週間余り。その間、季節の便りの発信が止まっているうちにいつの間にか春はもうそこまで来ている。

 そういえば大寒をはさんで寒い日が続いている間ずっと更新が止まっていたから、健康に不安を抱える主を知る人たちにご心配をおかけしたかもしれない。

 今日、やっとパソコンが復活した。しかし、今までのデータは全部消えたから元の状態に戻すのに四苦八苦している。そのうちボツボツ復活すると思う。

 今日は2月1日。主の退職までちょうど2ヶ月になった。同時に春も近い。

017w800_2  落柿窯の茶室の露地に咲く水仙が盛りを迎えた。あたりはかぐわしい香りに包まれたいる。

020w800  庭の山茶花はピンクから赤へと移り、赤い花びらの落花で絨毯のようだ。もうすぐ庭の主役は椿に移る。

023w800  工房の前にある紅梅が一輪また一輪と咲き出した 。

 明後日は節分、そして立春。暖かい春が待たれる日々だ。

| | コメント (0)

« 2009年1月 | トップページ | 2009年3月 »