鍋の季節
師走に入って温かい日が続いているけれど、良い天気もそろそろ終わりのようだ。週末の窯出しの頃には、この冬一番の寒気が流れ込む予報が出ているから、寒風が吹く中での窯出しを覚悟しなければならない。
今日、帰宅した時の窯の温度計は84°Cを表示していたから、明日の夜以後には横穴から手が入れられると思う。焼け具合は大いに気になるところだが、ここは無理をしないで週末まで待った方がよいかな・・・。
寒くなってくると食卓には鍋料理が良く並ぶ。そこで活躍するのが備前の大皿だ。
落柿窯の大皿を使ってくれているペンションのオーナーが以前言っていたことがあるけれど、「お客さんに鍋を出すとき備前焼に材料を盛るととても喜ばれる」らしいから、備前焼が料理の一部になっているのだろう。
・・・と言うことで、今夜は落柿窯の大皿を一枚紹介したい。ただし、この皿は既に「備前落柿窯作品集」に登載済みだから、目新しい物ではないことをお断りしておく。
窖窯での酸化焼成の皿である。周辺部は胡麻。中央部は緋襷という備前焼の定番だ。
サイズは40センチほどだから3~4人家族ではこれで十分だと思う。
裏面の高台部分を見ると、見事に酸化しているのがわかる。高台部分にわずかに緋襷。
この皿は、窯の正面の一番火の強いところに置かれていたから、胡麻は白胡麻化している。相当の高火度だったのだろう。
今度の窯もこんなに上手く酸化していてくれればいいのだが、ちょっと心配。
期待して待とうと思う。
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