« 2008年11月 | トップページ | 2009年1月 »

2008年12月31日 (水)

大晦日ー2008

 2008年も後数時間を残すのみとなった。今年一年無事に過ごせたことを感謝したい。新しい年はいよいよ主の定年退職の年だ。残りの3ヶ月を何とか無事に乗り切りたいと思う。

 さて、今日は最後まで残っていた茶室の掃除をし、新年を迎える準備を整えた。、この秋は、落柿窯の窯焚きで忙しくしていたから、まだ炉を切っていなかった。今日は炉も切った。これで新しい年を迎える準備は全て終わったことになる。

4863w800  茶室の軸を「千年翠」に換え、庭先で咲いている水仙を生けた。ちょっとしたことで、ずいぶん雰囲気が良くなった。

 来客は無いけれど明日からは毎朝釜を掛けようと思う。

 茶室の花生けも小さめの鶴首を使ったが、最近、備前の花生けが大苦戦である。従来、備前の花生けと言ったら耳付きの大振りの花生けと相場が決まっていたけれど、このところの生活様式の変化からか壷や大振りの花生けが動かないという。変わって小さな一輪挿しのような花生けばかりが出るらしい。そういえば、最近の住宅は床の間が無いことが多いから、備前の壷や耳付きの花生けが鎮座する場所が無い。全く寂しい限りだ。

 そういうことでもないけれど、落柿窯の主も最近は大振りの花生けよりも一輪差しや細めの筒花生けを良く造る。今日は正月を前に花生けを紹介したい。

4867v800 落柿窯作「備前瓢花生け」。

 拳大の大きさ 。頸に紐を巻いて掛け花として使ってみるのも面白い。

 焼成は濃い紫蘇色に窖窯の胡麻が降っている。

4884v800  落柿窯作「備前瓢花生け」。

 上の瓢とほぼ同じ大きさ。焼けもほぼ同じ。違いは、胴をくぼませていることくらいだ。この瓢も紐を巻いて掛け花として使って欲しいと思う。

4870v800  落柿窯作「備前鎬筒花生け」。

 ちょっと細身の筒花生け。全体を鎬であるから土味が面白い。

 窖窯でも還元状態が強い場所では自然桟切りが付く。

 一輪投げ入れるのに丁度良い大きさだと思う。

4873w800  ソフトボールより少し大きめの花生け。こんな花生けも変わっていて面白い。

 窖窯の濃い紫蘇色にかすかに胡麻が降り、大きく抜けた白地に緋襷がアクセントなっている。

 花の心得のある方には上手く使って頂けるだろう。

4890v800  落柿窯作「備前鞄型花生け」。

 ちょっと遊んでみたらこうなった。果たして花が活けられるのかどうかはわからないが、使い方次第では楽しめる花生けになると思う。

 主では使いこなすことは無理だ。

 

 そうこうしている内に、2008年も後6時間ほどになった。

 今年一年のご愛顧に感謝感謝。みんな佳い年を迎えて頂きたいと願う。

| | コメント (0)

2008年12月30日 (火)

ドンピシャの焼成

 今日は夜になってますます北西の風が強まった。天気予報でば明日から年始にかけて大荒れで寒い予報である。山の遭難が懸念されるところだ。

 さて、今度の窯では思い通りに行かなかった作品が多かったけれど、反対に、「これは」と思う作品も幾つか出てきた。その中の一つがこの平皿だ。

4857w800  落柿窯作「備前6寸平皿」。

 見てもわかるように、窖窯特有の胡麻に囲まれた抜けの部分に赤い緋襷。こんなに上手く焼けることは余りないから、ちょっと嬉しい。

 こんな皿ばかりが揃って出てくれば言うことはないが、そうは行かない。今度の窯ではこれ1枚のみだった。残念無念。

 勿論「備前落柿窯作品集」に登載したのは言うまでもない。

| | コメント (0)

迎春準備

 落柿窯の主はいわゆる独居老人。正月を迎えると言っても特に用意する物もないが、毎年迎春準備だけは欠かさないようにしている。

 今日は、朝から母屋の掃除と窓拭きを済ませ、軸を変え、床飾りを設え、花を活けた。

4856w800_2 これで正月を迎える雰囲気になった。本来なら床の真ん中に鏡餅が鎮座するところだが、一人暮らしの主には鏡餅は重すぎるので今年は初めて止めにした。

 玄関には注連飾りを付けた。これでどうにか迎春準備が出来たように思う。

 今日は午前中は比較的穏やかだったけれど、午後から北西の季節風が強く寒さも強まった。主は工房でストーブの守りをしながら先日の窯から出た作品を検討している。今回の窯は主の狙いがはずれていたから、次に繋がる分析が不可欠だ。

4854w800_2  写真ではレンズの所為で綺麗に写っているけれど反省点は多い。

 碗の群れを前にして問題点を確認していると、何故か、すぐにでも次の窯が焚きたくなる。この感覚は「やきものや」の習性であろう。しかし、次の仕事はまだ先になる。

 

 昨日、知り合いの作家さんから来年の干支である牛の置物を頂いた。

4860w800  この牛は窯の中で台座に傷が出来たため商品にならない物。しかし、牛そのものには傷は無いので十分飾れる。落柿窯の工房に置かせて頂くことにした。

 明日は大晦日。2008年も後一日。、

| | コメント (2)

2008年12月29日 (月)

チンクの燃費

 年末の穏やかな日和が続いている。落柿窯にチンクが来てから三週間が過ぎた。走行距離は、通勤の足に使っているが、まだ400キロを超えたところ。今日、初めて燃費を計算してみた。結果は1リッター当たり11,6キロ。カタログ値が13,5キロだからエンジンがまだ硬いことを考慮すれば、まあ、こんなものだろう。

 正月を前に車の掃除をしてタンクを満タンにして来た。年末年始は特に予定が無いから初出の日までチンクの出番はなさそうだ。

 さて、チンクの話題はこんなところでお終いにして、今日は正月の料理に使える煮物鉢を三体紹介したい。

4850w800  落柿窯作「備前七寸輪花鉢」。

 ちょっと少人数の家庭向き。煮物鉢に最適とは思うがアイデア次第で用途は広がる。

 胡麻、紫蘇色、抜け、緋襷と正月に相応しい豪華さだ。

4843w800  落柿窯作「備前八寸輪花鉢」。

 窖窯特有の胡麻、白い抜けに赤い緋襷。この鉢も豪華だ。

 中人数の家庭向き。何を入れてもたっふり入る。

4851w800  落柿窯作「備前九寸輪花鉢」。

 今日の鉢で最も派手な緋襷である。この鉢も窖窯特有の胡麻が降っている。サイズは九寸あるから、結構大人数の家族でも大丈夫だ。

 上がりは、この鉢が一番深くて三寸三分ほど、上の二つの鉢は三寸だ。

 正月まで後二日を残すのみとなった。落柿窯の母屋の掃除は遅々として進まない。後二日で何とかしたいが、思うようにいかないのが常である。

 

| | コメント (0)

2008年12月28日 (日)

お茶でもお酒でも・・・

 今朝も大霜だった。工房の外にある水道は完全に凍結していたから相当冷え込んだようだ。

 主は、今朝、当番に当たっていたグループの方と一緒に大師堂の年末の掃除を済ませた。横を流れる小さな川には今年も鴨が住み着いていて元気に泳いでいる。近所の人が餌を与えているのだろう、大きくなっているようだ。

4834w800  今年の鴨はこの6羽。親子か兄弟かは不明だが、皆、同じ模様の羽をしているから一家には違いなかろう。ずっと同じ家族が住み着いているのか、渡って来るのか知らないが、もう何年もこの川には鴨が住んでいる。

 今日も色々と忙しい日だった。買い物に町に出たり、早々と年末の墓参りを済ませたりで、気が付けば夕日が落ちている。休みに入ってもう3日が過ぎた。時間の経つのは早い。

 今日の落柿窯の作品紹介はこれ。

4841v800  落柿窯作「備前鎬カップ」。

 お茶でも、酒でも、焼酎でも・・・たっぷり満たしてぐっといく快感はたまらない。

 焼成は焦げと胡麻と紫蘇色とで絶妙の景色を造っている。

 このタイプの焼けは、使うほどに艶やかになってくるから粋人にとっては垂涎の的かも・・・。

 落柿窯でもこの景色は多くない。

| | コメント (0)

2008年12月27日 (土)

ちょっとお気に入り

 今日は比較的穏やかな日和に戻った。日だまりの日向ぼっこが気持ちよい。

 しかし、主は今日も忙しい。午前中、知人の窯を尋ねた。この窯は海に近い山の中腹にあり、東が大きくひらけて見晴らしも良い。今日は、温かい冬の陽光が差していた。

 今、この窯では新しい窖窯の築窯準備の真っ最中だ。いっぱいの自然に恵まれて、敷地は十分にあり、どんな窯でも築けそうだある。羨ましい環境だ。

 さてさて、今日のタイトルになっている「ちょっとお気に入り」というのは知人の窯ではなく、落柿窯の新作のこと。

4828w800  落柿窯作「備前7寸皿」。

 今度の窯で出た新作の皿。サイズは7寸。全面の胡麻と白い抜けに赤い緋襷が鮮やかだ。

 温度が少し低かったようで、その分柔らかく温かい印象である。

  こんな皿ばかりが出てくれば嬉しいが、そうは上手く行かないのが薪の窯で焼く面白いところでもある。

| | コメント (0)

2008年12月26日 (金)

夏花の皿

 今日はこの冬一番の寒気が入っている。北西の風が強く寒い。あちこちから積雪の情報も聞こえてくる。やっと「冬が来た」感がある。

 さて、話は変わるが、この夏、落柿窯に可愛い来訪者があったことは「2008,7,21 夏花」というタイトルでその日に紹介したが、そのとき夏花ちゃんが造った「叩き八角皿」がこの窯で焼けた。

 作りも見事であったが焼けもことのほか良かった。

4825w800  夏花作「叩き八角皿」。

 窖窯特有の紫蘇色と自然桟切りが櫛目と相まって絶妙な景色を見せている。

 思った以上に良い焼けだ。クリスマスプレゼントには間に合わなかったが早速今日発送した。

 落柿窯の庭は先週末に掃除をして頂いたばかりなのに、一週間で既にサザンカの花びらでピンクの絨毯になっている。

4822w800  木の葉を落とした庭は寒々しいけれど、ピンクの花びらが積もってくると何となく温かく感じられるから、これも自然の恵みであろう。

 

 今日は、花びらと一緒に時折雪が舞っていた。

| | コメント (0)

2008年12月25日 (木)

こんなのも焼けた

 今夜は次第に冬型の気圧配置が強まって、明日はこの冬一番の寒さがやってくる予報が出た。毎年やってくる「クリスマス寒波」が今年は一日ずれたようだ。年末年始に向けて各地のスキー場は雪不足に泣いているから待望の雪である。

 さて、主は歳を重ねるに従って寒さにも弱くなった。若い頃、寒くなるとわくわくしていたのがまるで嘘のような変わりようだが、歳には勝てないと言うことだろう。

 主は、今日で今年の仕事を終りにした。後の出勤の日は休暇を頂いた。みんな忙しくしているのに申し訳ない気もするが、年末にかけて野暮用が山積みしているので、それも片づけなければならない。お許し願うしかない。

 早いもので、窯を出してから3週間が過ぎたがまだまだ片づかない状態だ。今夜もあれこれしていたら棚の奥から大鉢が出てきたのでアップする。

4821w800  落柿窯作「備前輪花大鉢」。

 約1尺2寸、上がりが4寸ほどの大きさだ。

 

 中央の白い抜けに緋襷。周囲は窖窯特有の胡麻。

 この大きさがあれば生花の「花器」にも使えるだろう。

4809v800  こちらは、落柿窯作「備前湯呑み」。

 良い景色の湯呑みだ。この焼けは使う程に良く変わるから、毎日使っていると1年もすると大いに化けてくれる。その意味でも使う楽しみがある湯呑みだ

 

| | コメント (2)

2008年12月24日 (水)

碗ーあれこれ

 主は碗の形に魅せられて試行錯誤を繰り返しているけれど、未だ満足出来る物はない。今回の窯でも大小、幾つかの碗が出てきた。

4813w800  3寸ほどの小振りの碗。両掌にすっぽると納まる大きさだ。

 高台は無い。たっぷりの温かい飲み物用として最適だと思う。汲み出しとしても使えるかな。

4816w800  こちらはやや大きめの碗だ。4寸ほどの大きさだから大振りの飯椀ほどある。勿論高台は無い。

 両掌にゆったりと納まるから本来の碗らしいと思う。

 用途は色々考えられるが使う人の自由に任せよう。

 上の碗もこの碗も薄く作っているからとても軽い。

 もう一つおまけに丼碗(鉢)をアップする。

4811w800  落柿窯作「備前丼碗(鉢)」。

 6寸ほどの丼碗{鉢)。これは丼だから高台が付いている。主が愛用している京焼の丼と同じ大きさがある。うどんを食うのにベストマッチだ。

 

4818w800  見込みには派手な緋襷が付いているからうどんの汁を飲み干した後の楽しみも期待できる。

 いずれにしても「遊び心」で造る備前は面白い。

| | コメント (0)

2008年12月23日 (火)

凍れる滝のように

 寒さが厳しくなると決まって思い出すことがある。主が若かった昔、寒の最中、六甲山の滝が凍ったのを見計らって、山仲間と一緒に氷瀑登攀に行っていた。勿論仕事を休んで・・・。

 流れ落ちる滝が凍るとそれは見事である。そんなイメージの花生が今回の窯から出た。

4805v800  落柿窯作「備前氷瀑花生」。

 岩肌を伝って落ちる滝が凍った様な豪快な胡麻。岩にあたり飛び散った水が凍り付いた様な景色も見える。

 胡麻が丁度良い具合に止まっているからこの景色が出たのだろう。

 この花生は窯の一列目。一番炎が強いところに置かれていた。予測は出来たが、こんなに上手く行くとは・・・、ちょっと嬉しい。

 「備前落柿窯作品集」に加えようと思う。

| | コメント (0)

寒い日

 今日の祝日(天皇誕生日)は寒い日となった。このところ温かい日が続いていたので、ちょっとの寒さも身に浸みる。

 こんな日は温かい飲み物が何より嬉しい。そんな時役に立つ備前と言えば「マグカップ」。

4803w800  落柿窯作「備前マグカップ」。

 今度の窯で出たカップである。少し大きめのカップだからたっぷりの温かい飲み物を入れよう。コーヒーでも、紅茶でも、ココアでも、ホットミルクでも、勿論たっぷりの番茶でも・・・。ある人はビールか良いと言うかも知れないがご自由にどうぞ。

 焼成は窖窯特有の紫蘇色にかすかに胡麻。抜けの部分に付いている細い緋襷がポイントか・・・。

 寒い日は温かくして過ごしたい。

| | コメント (0)

2008年12月22日 (月)

下戸の主が酒器を造る

 今まで何度も言っている様に、落柿窯の主は下戸である。しかし、酒器は好きだから良く造る。酒器は酒飲みが作るのが良いと言われるが、これはある意味真実だ。下戸は、普段酒を口にすることは全くいないから、たとえば、ぐい呑みの微妙な口あたりとか手取りの良さなどわかろうはずもない。だから満足な酒器は到底出来無い。

 主は常々想像の中で酒を飲みながら、その感覚を頼りに酒器を造る。

 今回新たに造った「焼酎ボトル」と「焼酎カップ」をアップする。

4796v800  今回の新作。落柿窯作「焼酎ボトル」。

 最近、焼酎ボトルがブームだと聞いて造ってみた。

 この中に焼酎を入れそのまま冷蔵庫で冷やす。冷蔵庫のドアーポケットに入る大きさになっている。

 ある人が「焼酎でなくても水を入れてもいいね」。と言っていたからそれも有りだろう。

4799v800  口と肩には胡麻。

 胴全体を鎬いでいる。

 備前焼は酒が旨くなるから、焼酎ボトルはうってつけのアイテムと思う。

4801w800  落柿窯作「焼酎カップ」。

 口辺部を少し歪ませてあるから柔らかいフォルムに見える。

 このカップも同全体を鎬いであるから景色も良い。

 焼成は明るい酸化焼成になっている。

 酒器を手にする度に主の不調法が悔やまれてならない。

| | コメント (0)

2008年12月21日 (日)

悲しい土瓶

 今回の窯でも、いつものように土瓶を焼いた。普通、茶を楽しむには宝瓶か片手急須を使うことが多いが、大人数の家庭では大きめの土瓶を使うこともあるようだ。

 そんなこんなで、大きさを変えた土瓶を幾つか作っているが、今回の窯から出た大きめの土瓶は、良い胡麻がかかり満足出来る焼成だった。しかし、窯出し後しばらくして蓋が少し欠けているのに気が付いた。十分注意して取り扱ってはいるが、相手はこ「われもの」だから、時としてこうなることがある。こうなるとと表に出せないから、主が普段使いにするしか無い。

4793w800_2  落柿窯作「備前土瓶」。

 蓋も本体も上品な胡麻が掛かり、これは・・・と思っていたが、誠に残念だ。

 

 

 備前は無釉の焼き物だから、不注意で縁が欠けることも多い。取り扱いには十分注意しよう。

 

| | コメント (0)

冬至の風景

 今日は冬至。午後から冷たい雨が降ったりやんだり。しかし、朝は曇りがちながら穏やかだったから、冬至のフライトでバルーンが飛んだ。

4785w800  今朝は昨日と違って曇り。しかし、穏やかだから冬至のフライトとしては良い日和だと思う。

 昨日も飛んでいたが、今日の機体の方が鮮やかな色合いだ。

 冬至のフライトもいいね。羨ましい。

 冬至と言えば柚湯。今年の我が家の柚子は、実を付けすぎたのか余り出来が良くない。それでも知人に送るために少し摘んだ。

4782w800  こんなに綺麗な実ばかりなら良いのだが、小さかったり腐っていたりで豊作とは言えない。

 近所の木には実を付けていない様だから、まあ、良しとしよう。

4787w800  柚子を自作の黒い皿に盛ると黄色い柚子色が一層鮮やかに見える。

 主も今夜は柚湯だ。

4783w800  昨日も紹介したが、今年の南天は出来が良い。

 真っ赤な実がたわわだ。活花には実が重すぎるかも知れないね。

4784w800  南天の下にある千両も真っ赤な実を付けている。葉っぱの色が良くないけれど日当たりが良くないところなので仕方ない。

 正月の花に使うつもりだ。

 先日、東京から「なずな」の母さんが来訪されたとき持ってきた人形のプレートが「食卓の備前焼」を主宰する従妹の窯で焼けた。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            

4790w800  ちょっとお洒落な人形のプレートである。先日造ったピエロの人形も良かったが、主はこちらの方が好きだ。

 今日、頼まれ物と一緒に送ったが、粘土も入れておいたのでまた造られると思う。出来たら主も一つ頂きたいものだ。

| | コメント (2)

2008年12月20日 (土)

破裂した壷

 先日、窯出しした作品の中で、切れたり割れたりしたものが幾つか出てきたが、窯の中で炎の洗礼を受けながら素地がどんな変化をしているのか想像すると面白い。これも窯を焚く楽しみの一つである。

 1200°Cを超す高温の中では人間の想像を絶する世界が繰り広げられるに違いない。以前、備前の作家さんが窯の焚き口を耐熱ガラスにしたり、耐熱のファイバースコープを突っ込んで胡麻の流れる状態を観察したりしたこともあるが、やはり興味は尽きない。

 今回アップする壷は、窯の中で一番炎の強いところに置いていたものだ。

4770v800  見事に破裂した壷である。

 これはこれでオブジェとして鑑賞すれば面白いが、作品としては大失敗だ。

 こうならない対策は幾つかあるが、それは次の窯焚きまで取っておくことにしよう。

 それにしても、見事な破裂具合である。

| | コメント (0)

大霜

 今朝は予想に反して結構冷え込んで、このあたりで言う「大霜」。起きてみると大変な霜原が広がっていた。

 そんな寒い朝。シルバーさんに正月前の庭の草取りと掃除をお願いした。梅雨明け直後に草取りをして以来放っておいたので、庭は枯れた草と落葉とサザンカの落花で埋もれていた。気にはなっていたが秋の窯の準備に掛かりきりだったのでどうにもならなかった。先日、窯出しを終えて、落ち着いたところで今日の草取りとなった次第である。おかげで庭が甦ったようだ。

4777w800_2  すっかり綺麗になった母屋の庭。

 紅葉はすべて終わり、今はサザンカが盛りである。今咲いているのは赤、白、ピンクの3種類。咲いては散り、散っては咲くから、綺麗になった庭もすぐに落花で埋まるだろう。

4779w800  茶室の露地に続く枝折り戸の周りも綺麗になった。

 今年は南天の実が特に良い。落柿窯には南天がたくさんあって、どれも赤い実がたわわだ。

4778w800  茶室の躙り口に師走の夕日が差している。近くの田圃では大型トラクターの音。田圃も土を起こして冬を越す。

 

 

 今日は午後から備前焼の紙箱を買いに、いつものお店に行った。

 このお店がお客さんに配るカレンダーがとても良いので紹介したい。

4773w800  「深井和子作品集」をカレンダーにしたものだ。このカレンダーを見ていると、いつも頑張る力が湧いてくる。・・・・と同時に生きていることそれ自体の尊さと、人の温もりと優しさが感じられて・・・、とにかくこのカレンダーは主の一押し。その上、スケジュールも書き込めるから嬉しい。

 そんなこんなで今日も暮れた。明日は天気が崩れるという予報が出ているが、明日もまたあれこれと忙しくなりそうだ。                                                             

| | コメント (0)

2008年12月19日 (金)

片口

 主は何故か片口が好きだ。酒を注ぎわけたり、タレを注ぎわけたり、はたまたコーヒーサーバーにも使える。ほとほと左様に、こと液体なら何でもOKである。

 主は、今までいろんな片口を造ってきたが、今回の片口はこれだ。

4769w800  落柿窯作「備前片口」。

 比較的普通の大きさと形。少人数の家族ならこれで十分な容量だ。

 酒ならこのまま燗をして、ぐい呑みに注ぎわけるのが良かろう。

4768w800  落柿窯作「備前片口」。胴の上部を少し絞って「巾着型」にしているから、注ぎ口は少し下がっている。従って容量は少な目だ。

4766w800_3 落柿窯作「備前片口」。

 ある図はこれがいいなと思ったら、肝心の口先にキレがあった。残念。

 主は酒が飲めないから、酒器としてではなく、食器として普段使いにしようと思う。

| | コメント (0)

2008年12月18日 (木)

朱雀の茶碗

 前回の窯で野武士の茶碗が出たことは以前紹介したことがあるが、今度の窯では「朱雀の茶碗」が出た。土は前回と同じだ。

4750w800 荒々しい土肌に赤い緋色。偶然とはいえ、よくもまあこんな焼けが出るものだ・・・、と造った主もびっくりの茶碗である。

4751w800  見込みには怒る朱雀を思わせる緋色。

 まさしくこれは朱雀の茶碗。

4753w800  高台はざっくりと大きい。

 この茶碗を支える足としてはこれくらいが丁度良かろう。

4758w800  少し角度を変えてみた。

 この角度からは朱雀の頭だけが見える。

 

 朱雀、白虎、青龍、玄武の四神獣を甦らせることが出来たら面白いと思う。 

| | コメント (0)

2008年12月17日 (水)

何でもカップ

 先日の窯から出てきた少し大きめのコーヒーカップ。

 コーヒーカップと言うよりフリーカップと言った方が良いかも知れない。

4746w800  落柿窯作「備前フリーカップ」。

 たっぷりのコーヒー、紅茶、勿論、緑茶でもウーロン茶でも、はたまたジュースでも、ミルクでも何でもござれの大きさだからまさにフリーカップである。茶托に乗せるとちょっと趣が変わって面白い。

4744w800  頂き物の手作りコースターに乗せて見たら結構お洒落だ。

 窖窯の焼成は明るいから内容物の色具合もよくわかる。それだけに使うと楽しい。

 備前の器をもう少し使って欲しいと思う。

| | コメント (0)

2008年12月16日 (火)

備前の飯茶碗

 昔から備前の食器と言えば飯茶碗である。今では色々にデザインされた食器が造られているが、定番と言えばやはり飯茶碗をおいて他にない。特に初窯の飯茶碗は縁起物だから人気が高い。そのため作家さんの初窯は何処も飯茶碗で埋まる。

 落柿窯の主も備前の飯茶碗の愛用者であるからその良さがよくわかる。今回の窯は初窯では無いけれど、やはり飯茶碗を焼いた。

4735w800  落柿窯作「備前飯茶碗」。

 緋襷の茶碗である。形は自然な碗形で優しい。

4734w800  斜め上から見ると形がよくわかる。

 この飯茶碗は思いの外薄手だから軽い。

 主の造る食器は大体軽いから重ねて焼く皿は窯の中で切れることが多い。もう少し厚手の方が安全かな。

4736w800  見込みには緋襷が出ている。元気の良い緋襷だ。

 柔らかい緋襷も良いが、たまにはこんなに元気の良い緋襷も悪くはない。

 最後に、主が毎日使っている飯茶碗をアップしておく。毎日使うとこんなにも艶やかになることがわかって頂けると思う。ただし、口のあちこちが欠けてきているが、長く使うとどうしても仕方の無いことだ。

4739w800  主が日々愛用している飯茶碗。手が滑るほどつるつるで艶やかになっている。毎日冷や飯をチンしているからそのうち割れるだろう。備前は電子レンジに弱いから割れるのがいやだったらチンしてはいけない。続けていると約1年ほどで必ず真っ二つに割れる。

| | コメント (2)

2008年12月15日 (月)

備前一輪はいいね

 今、「食卓の備前焼」を主宰する従妹が窯を焚いている。先程ちょっと覗いてきた。

4731w800  温度は959°Cを表示していた。これからそろそろ焼締めが始まる。窯焚きは楽しいからずっとついていたかったが、明日は勤めがあるので仕方なく帰ってきた。これから温度は1000°Cを超え1200まで上がるから、火を止めるまで気が抜けない。無事に終了して欲しいと思う。

 さて、窯焚きを見ると、先日の落柿窯の窯焚きを思い出す。不思議なもので、窯出しを終えたばかりというのに、またすぐにでも窯が焚きたくなるのは何故だろう。それだけ窯焚きは楽しいと言うことか。

 さて、今日の落柿窯の作品は「備前一輪」。備前の花入れの中でも、一輪は、最も使いやすい花入れだ。

4693v800 落柿窯作「備前竹節一輪」。

 竹節を模した 花入れ。

 高さは6寸ほどだから置き場所を選ばない。これから咲き始める椿を一輪挿す・・・これ以上似合う花は無い。

4706v800  落柿窯作「鎬一輪」。

 7寸ほどの細身の一輪だ。全面を鎬でいるため景色の出方が面白い。

 この一輪は窯変が出かかっているから特に良い景色になっている。

 これには日本水仙を挿したいと思う。

| | コメント (2)

2008年12月14日 (日)

初咲きの水仙

 日本水仙が咲き出した。今年は少し早いようにも思うが、毎年、正月の花に使うからそんなにズレは無いのかも知れない。

 早速摘んで、先日出たばかりの「備前一輪」に挿した。

 頂いた蘭は華やかだが、水仙は清楚である。特に日本水仙は、その馨しい香りと共に魅力的である。

4721v800_2  日本水仙は備前の花入れとの相性がぴったりだから、どんな形の花入れにも合うが、特に一輪が良いように思う。

 花のある生活は、和みでもあり、癒しでもあるから、備前の一輪をもっと使って頂けたら嬉しい。

  さて、「なずな」の母さんが昨日に続いて今日も陶芸を楽しまれた。

4718w800_2  今回は2日とも人形作りに精を出された。

 小さい人形が昨日の作。大きい人形が今日の作。いずれもピエロだ。

 この他に自宅で制作された人形のプレートももってこられた。

 焼き上がりが楽しみである。

 窯出しから一週間が経って、棚に並んだ作品の色合いが落ち着いて来たように思う。備前は、窯から出て空気に触れると色合いが変わってくるからずいぶん良くなった。

4719w800  ずらりと棚に並んだ作品。

 しばらくはこのまま眺めて過ごすことななる。

 

| | コメント (2)

2008年12月13日 (土)

「なずな」のかあさん

 今日は朝から温かい日和に恵まれた。この暖かさの中、姉の親友の「なずな」のかあさんが東京から窯出しを見に来窯された。

 「なずな」の母さんからパスタ皿を頼まれていたこともあって、この窯出しを楽しみにしてくれていたようで、今回、わざわざ東京から来られたのだ。

 早速、姉と3人で海辺の町へ美味い魚を食いに行った。

4700w800  海辺の町にある、いつもの店のいつもの料理。

 新鮮そのもの。

 ここの魚は安心して食える。

4698w800  のどかな海辺の町の風景もご馳走の一つ。

 今日は波も穏やかでゆったりとヨットが浮かんでいた。

 

 午後からは「なずな」の母さんのところにお嫁入りする食器達を選んだり、手作りでピエロ人形を作ったりで楽しい時間を過ごされた。

 今回は3泊の予定だから、明日もゆっくりと陶芸を楽しむことになっている。

4709w800  今回、嫁入りする子供達。

 末永く可愛がってもらえれば嬉しい。

| | コメント (2)

2008年12月12日 (金)

忘年会

 今夜は主の職場の忘年会。美味しい料理を頂いた。今夜のjコースを写真に留めたのでアップする。

4676w800  一品目の前菜。

4678w800  二品目の碗。

4680w800  三品目の刺身。

4681w800  四品目の煮物と和え物。

4682w800  五品目の焼き物。

4683w800  六品目の箸休めの汁物。

4684w800  七品目の揚げ物。

4685w800  八品目のご飯と粕汁、香の物。

4687w800  最後のデザート。

 今日は大満足の忘年会であった。この料理屋さんは主が以前から親しくさせて頂いている料理人さんが経営している岡山ではちょっと知られたお店。久しぶりの料理であったが大いに堪能することが出来た。料理ばかりでなく器にも凝っていて、店主のセンスの良さが伺える。見て良し、味わって良し、言うことはない。

 さて今夜の落柿窯の作品紹介は、7寸皿。。

4692w800 落柿窯作「備前7寸皿」。

 備前の定番である3つボタに、緋襷が付いている。

 昨日の菓子鉢と同様に使っても良いが、煮物でもたっぷりと盛ると良かろう。縁が少し立ち気味だから煮汁がこぼれる心配はない、

| | コメント (0)

2008年12月11日 (木)

チィンクの足

 チィンクが来て3日経った。ただいま馴らし運転中。運転は次第に慣れてきてが、最近の電子部品を多用してある車にはほとほと嫌になる。本来、主は説明書やマニュアルを読むのが苦手だから出来るだけ読みたくはないが、新しい車の機能については説明書を読むしか方法がない。しかし、この説明書がくせ者で、厚さが最近の携帯電話の説明書以上もある。見るのも嫌だが、必要に迫れれて最小限のところだけ見ていても驚くことばかりだ。今日も新しい発見があった。グローブボックスとカードを入れる小物入れが見つかった。笑えるね。

 チィンクはごくごく普通の車だが、足回りは結構しっかりしているし、タイヤもこのサイズの車にしては大きい。

4671w800  感じの良いホイールに195/45R16のタイヤをは履いている。ブレーキのディスクを押さえているレッドキャリパーが印象的だ。

4670w800  横から見ると、この車の小ささがよくわかる。この車に大人4人が乗れるのが不思議だ。

 でも、実際に乗れるからもっと不思議だ。

 さて、今夜紹介する落柿窯の作品は、菓子鉢。

4674w800_2  落柿窯作「備前菓子鉢」3体。

 それぞれ窖窯の特徴が良く出ている焼成。どれもカリッと焼けてすっきりしていて気持ちが良い。

 サイズは6寸ほどだが茶席にも十分対応出来ると思う。

| | コメント (0)

2008年12月10日 (水)

工房の蘭

4655v800  今、工房で蘭の花が優雅に咲いている。先日の窯だしの時、友人の奥様から頂いたものだ。

 今まで、こんな高価な蘭の鉢など置いたことがないから、急に工房が華やいだように見える。感謝感謝だ。一番の心配は、無精な主が蘭の世話など出来るはずもないから、枯らしてしまわないかということ。

 しかし、蘭は優雅だね。

  

 

 さて、今夜の作品紹介は「パスタ皿」。東京の知人に頼まれて造った。

4666w800  何枚か焼いたが割れが出て、結局この2枚しか残らなかった。頼まれた数には足りないけれど勘弁願うしか無い。

 焼成具合は思いの外良くて、1枚はボタに緋襷、もう一枚は綺麗な胡麻だ。

 サイズは8寸に少し足りないが、この大きさがあれば十分使えると思う。

  この週末、取りに来られるとのことだから、早速お嫁に行くことになる。

| | コメント (0)

2008年12月 9日 (火)

「福」を呼びたい

 世の中不景気風が吹き荒れている。自動車産業では何処も人員整理が続き、学生は内定取り消し、ここ備前でも例外ではなく窯が立ちゆかないところも多くなっている。一方で大もうけしている一部の投資家もいるらしいから腹立たしい限りだが、庶民は何とかこの年末を乗り切ろうと必死である。政治の無策が大きいと思うが、今の政府では期待できそうもない。せめて福を呼ぶことは出来ないものか。・・・ということでもないが、今夜は先日の窯から出た梟をアップする。

4638v800  落柿窯作「梟」。

 型作りの梟だが若々しくて気持ちよい。

 何とか不景気風を払って福を呼び込んで欲しいと思う。

| | コメント (0)

チンクが来た

 待ちに待ったチンクエチェントがやって来た。今日は仏滅。その上雨降り。本来なら車の納車には最悪の日かも知れないが、何せ相手はイタ車。雨漏りテェックには好都合ということだ。主は、雨漏りするのが「ほんまもん」で漏らなければ「バッタもん」と思っていたから、ディーラーの人に聞いてみたら、「それは昔のこと、今はそんなことはありません。」と言うのでひとまず安心した。

4665w800  こんな可愛いお洒落な車に還暦を過ぎた「爺い」が乗るとはあきれられるかも知れないが、主の感覚ではそれがお洒落だと密かに思っている。

4663w800 お尻もキュートで可愛い。車のサイズは3、5メートルほどしかないから軽自動車並みだ。

4642w800  こんな小さな車でも大人4人が十分乗れる。レトロモダンのデザインはさすがイタ車、日本では到底無理。乗ると普通の車だけれど、おしゃれ感覚は最高。

4661w800  インパネ周りも上手くまとまっており、色遣いはこの上なくお洒落だ。

 この車が主にとっては最後の車となるだろう。枯れ葉マークの頃まで乗りたいと思う。

 

 さて、今日の落柿窯の作品紹介は徳利。

4656v800  落柿窯作「備前徳利」。被せの部分に付いた赤い緋襷と融けた胡麻が良い景色を造っている。

 茶席の「お預け徳利」として丁度良いと思う。

4657w800  落柿窯作「備前徳利」。

 少し大きめの徳利である。この徳利の胴からお尻の部分には「自然桟切り」が付いているから、結構貴重な一品だ。

| | コメント (2)

2008年12月 8日 (月)

落柿窯の小品達ーその2

 いつかのブログで落柿窯の小品達を紹介したことがあるが、、今日は、先日出た窯の中から、どうにか見られる物を幾つかをアップしたい。

4624w800  落柿窯作「酒盃」。

 ぐい呑よりも少し大きめ。酒が飲めない主が酒杯を造るのは至難の業だ。上手く出来ようはずがない。

4626v800  落柿窯作「ワイン盃」。

 別にワインでなくても冷酒でもよい。備前は酒が旨くなるから何でもござれ出ある。

 そういえば「卵立て」にいいねと言われたこともあったな。

4627w800  落柿窯作「ぐい呑」。

 酒好きは手触り、口当たりの善し悪しがわかると思うが、主はいつもいい加減。お許し願いたい。

4628w800  落柿窯作「湯呑み」。

 胴を鎬いで櫛目を入れた。ちょっと手を入れるだけでずいぶん印象が変わるものだ。湯呑み以外にも使える。

4631v800  落柿窯作「嗤うワイン盃」。

 偶然、抜けた部分が嗤った口に見えるから、主が勝手に名付けた。

 、この不況の折だからこそ、嗤って酒を酌み交わしたいと思う。

4632w800  落柿窯作「洋酒盃」。

 ウイスキーをバーボンを、丸い氷をカラカラ鳴らして楽しみたい。そこはもう西部劇の世界。

4633w800  落柿窯作「梅小鉢」。

 銘々皿にも使える小鉢。中央部のボタ抜けに緋襷が良く出ている。

4635w800  落柿窯作「梅小鉢」。

 上の小鉢と同じだが、こちらの方が胡麻も緋襷派手。どちらが良いかはお好み次第だ。

4636w800  落柿窯作「マグカップ」。

 多用途に使えるカップだ。コーヒー、紅茶、日本茶、ココア、ミルク、時にはビールでも焼酎でもO、Kである。

 

 

 今日からブログの写真をクリックして大きくすると、かっこいい表示になるように変わったから是非やってみて欲しい。びっくりだ。

| | コメント (0)

2008年12月 7日 (日)

大雪

 今朝の冷え込みはこの冬一番と言っても良いほどだった。それもそのはずで、今日は「大雪」。暦の上では、寒さが増して雪が盛んに降り始める頃とされる。

 この「季節の便り」も早いもので3度目の冬を迎えたことになる。いつもいうように暦は正確だ。昨日の窯出しの日は震え上がるほどの寒さだった。今日は寒さも緩んで反対に温かくなったが、今朝の冷え込みは、この時期としては異常で、工房の外の水道は凍って出なかったし、水を張ったバケツには分厚い氷が張っていた。温暖化といっても寒いときはやはり寒い。

4613w800  昨日は寒風吹きすさぶ中での窯出しだった。しかし、窯の中はまだ40°Cほどあったから汗だく。この温度差は主には相当応えたのか、体調が狂ったようだ。風邪をひいたのでは無いけれど、今日は鼻水が出たりするから、身体のコントロールがきいていない。

 今夜は早く休もうと思う。

| | コメント (0)

備前宝瓶

 今回の窯で初めて龍の手造り宝瓶を焼いた。今まで龍の宝瓶を造ったことが無かったからどうなるか心配したが、「初めてだからマアこんなものか・・・」、と言えるほどの出来だ。

4619w800  一応、龍に見える・・・?。

 水を出してみたら何とか口から出たから、良しとしよう。

4620w800  もう一つの手造り宝瓶。こちらのつまみは橋。このつまみが一番つまみ易い。

 この宝瓶はいわゆる「巾着」型。ちょっと水切りが悪い。

 宝瓶の口は難しいね。

4622w800  この宝瓶は轆轤形成。主がいつも造る形だから水切も良く、一番使える宝瓶である。

 このあたりでは昔から宝瓶で煎茶を入れる習慣があるから需要が多かったが、今ではそんな習慣も廃れてきたようで寂しい限りだ。もっと宝瓶で茶を楽しんで欲しいと思う。

| | コメント (0)

2008年12月 6日 (土)

2連敗

4600w800  今日、窯を出した。結果は、前回に続いて2連敗。前回は行き過ぎ、今回は温度が足りなかった。予想はしていたが、現実を間のあたりにするとやはりショックは隠せない。しかし、考えように寄れば、これで課題を解決する楽しみがまた増えたとも言える。まだまだ修行が足りないようだ。

4614w800  今回楽しみにしていた大皿。狙いはドンピシャだが胡麻が溶けていないからすっきり感に欠ける。

 ちょっと残念。

4616w800  今回、一番大きな壷。胡麻の流れ方を含めて焼けは最高だが、土の弱さがモロに出てしまった。主の一番反省するところである。

 今日はすべての作品を出し終えたが、今夜はこれ以上作品を紹介する元気がない。そのうち追々紹介していくのでお許し願いたい。

| | コメント (2)

2008年12月 5日 (金)

窯が冷えた

 一週間をかけて窯が冷えた。今日の温度計は48°Cを表示していたから、明日の窯出しは問題無く行える。

 いつもなら既に手を突っ込んでさわれる物を手当たり次第に引っ張り出しているところだが、今回は全く手を付けていない。主が我慢強くなったのかどうかはさておき、今回の窯は、期待半分、不安半分というところだ。それだけに明日の口開けが楽しみでもある。

 今までの窯では良いときも悪いときもそれぞれあって、そのたびに一喜一憂してきたが、今回はどちらかな。

4595w800  ようやくこの温度にまで下がった。ただし、温度計はお尻の部分に入っているから前はもっと下がっている。窯の壁に手を当ててもかすかな温もりしか伝わってこないから安全な温度といえる。

4596w800  明朝10時に鏡を開けることにしているので、ちょっと寒さが心配だ。冷たい北風が強くなければいいのだが、天気予報ではこの冬一番の寒気だという。、朝から薪ストーブの燃料を用意しなければならない。

| | コメント (0)

2008年12月 4日 (木)

我慢するのも辛いね

 今宵はずいぶん温かい。明日は雨になる予報だから冷え込みが緩んでいるのだろう。温かいのは嬉しいが、この後予想される強い寒気が心配である。

 今日帰宅して、窯場を覗くと64°Cまで窯の温度が下がっていた。そろそろ手を突っ込んで何か引っ張り出したい衝動に駆られるが、ここはじっと我慢、我慢。もう少し冷えるまで待つことにしよう。

 今夜の写真は冷蔵庫の奥から出てきた季節はずれの葡萄。ずいぶん前に買ってきて冷蔵庫に入れたまま忘れていたらしい。結構日にちは経っているが甘みが増した大粒のピオーネだ。

4594w800  よく冷えて美味い。備前の自作の皿に盛った。

 日が経っている割には痛みも少なく大変甘い。

 夕食は中華(中華丼)だったから水分の多いピオーネはデザートに最適だ。こんなに美味い物を忘れていたとは不覚であった。主も少しボケたかな・・・。

| | コメント (0)

2008年12月 3日 (水)

鍋の季節

 師走に入って温かい日が続いているけれど、良い天気もそろそろ終わりのようだ。週末の窯出しの頃には、この冬一番の寒気が流れ込む予報が出ているから、寒風が吹く中での窯出しを覚悟しなければならない。

 今日、帰宅した時の窯の温度計は84°Cを表示していたから、明日の夜以後には横穴から手が入れられると思う。焼け具合は大いに気になるところだが、ここは無理をしないで週末まで待った方がよいかな・・・。

 寒くなってくると食卓には鍋料理が良く並ぶ。そこで活躍するのが備前の大皿だ。

 落柿窯の大皿を使ってくれているペンションのオーナーが以前言っていたことがあるけれど、「お客さんに鍋を出すとき備前焼に材料を盛るととても喜ばれる」らしいから、備前焼が料理の一部になっているのだろう。

 ・・・と言うことで、今夜は落柿窯の大皿を一枚紹介したい。ただし、この皿は既に「備前落柿窯作品集」に登載済みだから、目新しい物ではないことをお断りしておく。

4589w800  落柿窯作「備前大皿」。

 窖窯での酸化焼成の皿である。周辺部は胡麻。中央部は緋襷という備前焼の定番だ。

 サイズは40センチほどだから3~4人家族ではこれで十分だと思う。

4590w800  裏面の高台部分を見ると、見事に酸化しているのがわかる。高台部分にわずかに緋襷。

 この皿は、窯の正面の一番火の強いところに置かれていたから、胡麻は白胡麻化している。相当の高火度だったのだろう。

 今度の窯もこんなに上手く酸化していてくれればいいのだが、ちょっと心配。

 期待して待とうと思う。

| | コメント (0)

2008年12月 2日 (火)

茶碗

 今夜は良く晴れた空に三日月と金星、それに木星が接近しているのが見える。今朝の新聞に魅力的な写真が出ていたから、昨夜が一番良かったようだが、今宵もまだ接近状態は続いているから興味のある人は見て頂けたら・・・と思う。

 さて、窯の火を止めて3日以上経ったが、先程窯に挿してある温度計を見ると126°Cを表示しているから、まだまだ口は開けられない。やはり、土曜日まで待つしかなさそうだ。

 そこで、今夜は落柿窯の作品の中から茶碗を一つ紹介することにした。

4586w800  落柿窯作「備前茶碗」。

 窖窯による焼成である。

 何かに被せていたらしく、見込みはピンクに抜けている。

4582w800  被せていただけに、高台とその周辺部は豪快な胡麻が降っている。

 高台の削りも、主としては良い方だ。

 この茶碗で茶を楽しめる人は幸運である。

| | コメント (0)

2008年12月 1日 (月)

窯と対話する

 火を止めて2日以上経ったが、窯内の温度計はまだ186度を指している。窯がゆっくりと冷めているのがわかる。

 主は、今日から仕事に復帰した。日常の生活に戻ると、窯焚きの非日常の期間が夢のようにも思われる。窯と対話した五日間は主にとって「おとぎの国の物語」のようだ。

 窯を焚き始めた頃、主は、炎と温度を腕力でコントロールしようと必死だった。しかし、所詮、炎を腕力でコントロールすることなど出来ようはずがないことを思い知った頃、主は、窯が生きていることに気が付いた。そのうち、いつの間にか窯と対話をするようになっていた。そのころから主は窯が焚けるようになったと思う。

 窯は正直だ。焚き手の心の内が窯に伝わって、上手くも行くしトラぶったりもする。窯の声を聞き、炎の流れを感じながら割木入れてやると窯は素直に反応してくれる。焚き手が傲慢だと窯は言うことを聞いてくれない。焚き手の心がすべてである。窯は焚き手の心を写す鏡といっても良いだろう。このように考えると窯焚きは哲学的ですらある。

4534w800  新人にとっては、早く窯との対話が出来るように成ることが何より大切だ。

 今回、窯焚きをお願いした若いスタッフも早くそうなって欲しいと思う。

4573w800  1200度の窯はたやすくコントロール出来ないから、今回、初めて窯焚きを経験した人は大変だったろう。しかし、日常では出来ない良い経験であったと思う。

| | コメント (0)

« 2008年11月 | トップページ | 2009年1月 »