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2008年6月30日 (月)

少年の様に・・・ 

 今日、主は以前から目を付けていたコンパクトデジカメをゲットした。ちょっと興奮している。

 本当はデジタルの一眼レフカメラが欲しいのだが、想いの機種のモデルチェンジが遅れているため、ずっとお預け状態が続いている。そんな時出会ってしまったのが「RICHO GR DIGITAL Ⅱ」だ。以来今日までずっと想い続けて来たがやっと主の元に来てくれた。

 今夜は、訳のわからない説明書を睨みながらカメラと遊んでいる。

3334w800  GRのロゴマークがさりげなく自己主張している。このカメラは以前から評判の高いGRレンズを使用したデジカメである。

3338w800  35ミリ換算で28ミリ広角の単焦点のレンズだから無理がなく、誠に良く写るので評判のレンズだ。明るさもf/2,4 で比較的明るい。

 このレンズが主の要求に応えてくれることと思う。

3335w800  革製のかっこよいケース。今夜は何もかもが嬉しい。まるで宝物を手に入れた少年の様である。

 早速、試しに撮ってみた。写したのは落柿窯作「備前徳利」。

 明らかに、今までと写りの違いがわかる。

3340w800  すっきりと写っている。

 土味がそのまま見える程鮮明だから帰って怖いくらいである。

 またまた、これで主の楽しみが増えた。

 

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2008年6月29日 (日)

娘三人寄れば・・・

 梅雨空の中、今日も三人娘が昨日の仕上げと追加制作にやって来た。主の都合で久しぶりの陶芸だから昨日はとまどっていたけれど、今日は三人三様それぞれに十分個性を発揮している。

3319w800_2  これは長女。一番轆轤に熱心で器用にこなす。以前、粘土細工の経験があるようで手作りはお手のものだが、轆轤の経験はなかったようなので最初は苦労していたが、今ではほとんど違和感がない。

3332w800_2  長女の作品。失敗もあるが、失敗してもただでは起きない。ご覧の二つ耳の蓋付きの小壺は、元々湯呑みだったが削りを失敗したおかげでこんなに面白い物に変わった。この器用さには恐れ入る。

3321w800_2 これは次女。陶芸の回数は一番少ないが、それなりに轆轤をこなす。豪快な轆轤裁きは見事であるが、轆轤を回す回数が少ない為かやや苦労している様だ。それでもちゃんと作品に仕上げるのはさすがである。

3329w800_2  次女は今回湯呑み3個で終了した。これらの湯呑みは3個ともほどよい重さに削られている。経験か少ない割には器用だ。もう少し土が伸びる様になれば完成である。

3320w800_3 これは三女。轆轤を使わず手作りに燃えている。今回も型紙を用意して皿とコースターを作った。

 いろんなアイデアが面白い。以前、笛を作ったのも三女である。

3327w800_2  三女の作品。

 手前はひまわりのコースター、向こうは四つ葉のクローバーの皿。作りはともかく、いずれもアイデアの勝利だ。もう一工夫すればもっと良くなると思う。

 

 さて、今日の昼は海辺の町へ美味しい魚を食べにいった。いつもながら、この店に行ってはずれたことはない。今回も、ヒラメ、車エビ、マナガツオ、タコなど、どれも新鮮。美味かった。

3326w800  窓の外は海。今日は梅雨空にもかかわらず、沢山のヨットが出ていた。講習会の様だ。

 梅雨空の割には小豆島がよく見えている。

 

 

 主は若い頃ヨットに憧れて講習会に参加したこともあるが、それも「今は昔」。

 昨日と今日、二日間は工房が華やかであった。昨日は四人娘、そして今日は三人娘。久しぶりに若い力をもらったような気がする。

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沙羅の詩

3318w800_4 「来ぬひとの 姿写すや 夏椿」

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2008年6月28日 (土)

収縮の度合い

 備前焼は高温で長時間焼く陶器であり、炻器と呼ばれている。そのため石のように硬く焼締まって、時にはキンキンと金属のような音を立てることもあるほどだ。従って、焼締まる分だけ収縮するのは自明の理だ。

 備前が乾燥から焼締まるまでに収縮する度合いは土によって色々だから一概には言えないが、大体3割程度と言って良い。

 現実にどの程度の大きさかは「百聞は一見にしかず」で見て頂くのが一番だから、昨夜挽いたばかりのビアマグで見て頂くことにする。

3299w800  大体の度合いはおわかりいただけることと思う。

 まあ、写真ではよくわからないと言われそうだが、実際、落柿窯に来て作られた経験のある人は、窯から出た作品があまりに小さくなっていたのを思い出すはずだ。

 

 たとえば、湯呑みを作ろうとする人には、寿司屋のあがり用の湯呑みをイメージして作るようにアドバイスしている。

 初めての人には理解出来ないだろうが、一度経験すると皆納得する。  

 陶芸は、奥が深い。

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初咲き

3301w800  2008年6月28日、落柿窯の庭で沙羅(夏椿)が開花した。

 今年初めての沙羅の花。心待ちにしていただけに、嬉しい瞬間だ。

 今年も多くの蕾が付いているから、これから次々に開花するが、儚い花だけに見頃は短い。開花するとほぼ1日で落花する。

3304w800  梅雨の雨が戻った中、静かに開花した。

 多くの蕾が見える。これから毎朝開花し、夕方には落花する。

 これぞ世の無情そのもの。

 

 「沙羅双樹の花の色。盛者必衰の理(ことわり)を顕はす・・・」(平家物語)にいう沙羅双樹はこの夏椿である。

3302w800  今日は、ひっそりと夏椿が咲く落柿窯の庭と対照的に、工房では、久しぶりにやって来た三人娘に女流陶芸家が加わって華やかであった。

 義兄の急死以来途切れていた陶芸教室が復活した。

 楽しい時間は良いものだ・・・、とつくづく思う。

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2008年6月27日 (金)

夜空の星を写す

 昔むかし、主がまだ中学生であった頃、学校に天文部があって、小さな天体望遠鏡が備えられていた。当時から夢見る少年であった主は、勿論天文部に所属して、夜ごと夜ごと自転車を飛ばして学校に行き、夜空いっぱいの星を見て歓声を上げていた。特に、土星の環を見たときの感激は今でも忘れられない。

 土星ばかりでなく、木星も火星もアンドロメダの星雲もオリオンの星雲も、見える限りの星を見ては歓声を上げていた様に思う。

 今はもう、星を見る視力には無理があるが、それでも星は見たいと思う。

 そんな訳で、、主が今遊んでいるのは、備前焼に星を写すことである。

3300w800  落柿窯作「星の器」。

 今や空の星など観察不可能な主の目にもこの星ならよく見える。

 この皿は試作品。結構、上手く出ることがわかったので、もっと、いろんなものを写して見たいと思っている。

 この梅雨は涼しい日が多い。梅雨前線が南に下がることが多くなっている為だが、いつもなら、既に、30度を超す日が何日もあるけれど、今年は、ほんの1~2日あった程度だ。気温が低いと蒸し暑さが遠のくから、今年の梅雨はまだまだ体力を残している。

 窯の周りは「半夏生」を前にして田植えが終わり、早苗が成長を始めた。

3287w800_2  たっぷりの水が引かれた田圃。日本の風景はこうで無くてはならない。

 夕日が落ちる前、少し田圃の周りを歩いた。用水路にもしっかりと水が流れている。

3291w800  この清流のおかげで、このあたりの米は美味い。

3288w800  西に傾いた夕日が反射して、空を写す田圃。

 明日も天気にな~れ・・・・・。

 しかし、天気予報によれば、明日の午後からまとまった雨になる。

 

  そろそろ梅雨の後半。梅雨明けが待たれる時期に入った。

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2008年6月26日 (木)

涼を誘う小径

  主は、職場の近くにある「吉備路文学館」の話題を良く取り上げるが、岡山市中心部で散歩に適した道を探すとなると、天下の名園「後楽園」を別にすれば、西川緑道公園」と、ここ「吉備路文学館」の「散策の小径」くらいであろう。「西川緑道公園」は南北数キロに渡って続く散歩道だが、「吉備路文学館」の「散策の小径」は建物の周囲を巡る100メートルほどの木漏れ日の小径である。

 昨日も、昼休みに職場の同僚と歩きに行った。ほんの2日ほど前に寄った時よりクチナシの花が増えた様だった。

3276w800  こんな小さな空間なのに滝が懸かり、小川が流れ、池に注でいる。

 流れには錦鯉が泳ぐ。

3277w800  足下にはクチナシが花を開き、馨しい香りを漂わせている。

 明らかに、2日前より、花の数が増えている。

3278w800  鯉のはねる水音に驚きながら小川を離れ明るい散策径へ入る。これで大体半分。ここから、石畳ならぬ瓦を縦に敷き詰めた径に入りフィニッシュ。

 短いが良いコースにしてある。庭の手入れが大変だろう。

 備前は、こんな、作られた自然の中に置いてもよく似合うと思うが・・・。2819w800

 備前は場所を選ばない。

 何処に置いても何を入れてもよく似合う。その意味でも備前焼は万能である。

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2008年6月25日 (水)

水の中の備前焼

 梅雨時に相応しい話題を一つ。

 備前焼が水との相性が良いのはよく言われるが、実際に備前の食器を使うとき、事前に十分水を含ませてから使う人は案外少ない。

 備前焼の肌合いが一番美しいのは器肌に十分水を含ませた時だ。実際使うにあたっては、前もって食器を水に浸けておき、使う直前に水から上げて布巾で表面の水を切り料理を盛る。この一手間の作業をするかしないかで、明らかに料理の味が違う。

 もし、刺身を盛るとしよう。乾いた備前の食器に盛ると、器肌が水分を吸ってしまい、刺身がカラカラに乾くことになる。その上、備前の肌は匂いも吸うから、食器に匂いが付いてどうにもならなくなる。

 水を含ませるだけで、この両方が見事に解決出来るから、備前焼の器は必ず濡らさねば使ってはならない

 そんなわけで、今日は水の中の備前焼を紹介する。

3279w800 水に浸けると、色鮮やかな備前が甦る。

 ボタ抜きもくっきりと浮かび上がる。

 緋襷の色も濃い。

3281w800  水の中の備前の色が本来の色だ。

 手前の擂り鉢がより一層暖かみを増しているのがおわかりいただけると思う。

3283w800  十分に水を含ませた擂り鉢。

 使う前に表面の水気を取り、料理を盛ると料理が際だってくるから、備前は不思議な焼き物である。

 さあ、大いに備前の器を楽しんで頂こう。

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2008年6月24日 (火)

ブログ記念日

 「この記事がいいね」と君が言ったから6月24日はブログ記念日。

 どこかで聞いたたような和歌だと思われる方もろ多かろう。そう、有名な「俵万智」さんの「サラダ記念日」のコピーである。

 今日は、2006年6月24日に「落柿窯発季節の便り」を発信しだして丁度2年を迎える記念の日だ。

 念願のパソコンを手に入れインターネットに接続できたのが、確か6月21日。それから3日目には無謀にも、このブログを立ち上げていた。パソコンの知識もインターネットの知識も全くないにもかかわらず、良くブログが立ち上げられたものだと思う。最初の一週間はトラブル続きで、書いたり消したりしていたが、6月29日からは何とか順調に動き出した。

 あれから2年。皆さんのおかげでアクセス数は60000件を超えた。「備前落柿窯作品集」と合わせると80000件を超えている。毎日、この拙いブログを愛読してくださる皆さんに、心から感謝したい。これからも命ある限り季節の便りを発信していきたいと思う。

 これからもよろしくお願いする次第である。

 さて、今日も梅雨の中休みが続いている。カラッとは晴れないが「五月晴れ」には違いない。昼休み、ちょっと所用で職場を出たついでに、近くの「吉備路文学館」に寄ってみた。建物は夏の光に白く輝いて暑い日射しが眩しいが、一歩、館の周りの「散策の道」に入ると、木漏れ日の中を小川が流れ涼しい風が吹き抜けていく。「一服の清涼剤」である。

3260w800  五月晴れの光を受けて白く輝く「吉備路文学館」。

 ツツジの刈り込みが美しい。

3258w800  一歩散策の道に入ると、都会の真ん中とは思えない風情である。

 足下には小さなクチナシの花。所々に紫カタバミの花も咲いている。

 小さな流水に沿った気持ちの良い小道だ。

 

 夕方、丁度夕日が西の山に落ちる瞬間に出くわした。薄雲はあるものの被写体としては面白いのでカメラを向けた。

3261w800  夕日の色を焼き物に出すことが主のテーマであるが、未だ満足した色が出せないでいる。

 夕日を見るたびに複雑な思いが残る。

 

 振り返れば、水田に山影が写っている。

3267w800  美しい日本の風景がここにある。

 いつまでこの風景が保たれるのかはわからないが、いつまでもこのままであって欲しいと願うばかり。

 ちょっと角度を変えると休耕田が目立つ。

 「日本の農業よ、よみがえれ。」

  今夜は、昨夜削れなかった残りのビアマグを仕上げた。

3269w800  この高台を削るのに「踊る、さんま御殿」と同じ時間がかかってしまった。やはりこの形は面倒だ。

 

 

 

 

 今日からまた新しい歩みが始まる。来年の今頃は、既に現職を退いて悠々自適の生活に入っていることだろう。土をこね、野菜を作って、雀の涙程も無い年金で細々と暮らしているはずだ。それでも、このブログは主の消息を伝える唯一の手立てであるから大切にしていこうと思っている。

 これからもよろしくお願いしたい。

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2008年6月23日 (月)

もしかして梅雨寒・・・

 梅雨時に、時折、北の高気圧に覆われて季節はずれの寒さになることがある。今朝も、そして、今夜も、窓を開けると、北からの涼しいというよりも寒いほどの風が通り抜けていく。

 今日はちょっと寄り道したので帰宅が遅れたが、この涼しさに誘われて、昨日挽いたビアマグの高台を削ろうとしたが、まだ乾きが悪くカンナの刃が上手くかからない。5個ほど削ったところで今日は止めた。やはり乾きのタイミングを合わせるのは、勤めを持っている者とっては難しい。

3256w800  乾きが悪いと上手く削れない。

 今夜はさっさと止めた。これだけ削る間に「水戸黄門」が終わってしまった。

 

 

 今日帰宅したら、雑草に混じってこんな花が咲いているのに気が付いた。。

3250w800  5円玉ほどの可憐な花。花と葉の様子からして月見草の種類ではないかと思われる。

 踏みつけそうな程小さい。

 野の花の生命力に感動する。

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2008年6月22日 (日)

五月雨の記

 本来は梅雨と呼ばれるのが普通だが、俳句や和歌の世界では、この時期の雨を「五月雨」と呼んでいることが多い。「五月雨」は旧暦の5月に降る強い雨を言うから、まさに梅雨の雨を指している。

  このところ続いていた梅雨本来の天気が、今日夕方になってようやく回復した。夕方の太陽の光が眩しい。植物には恵みの雨でも人間にはやはり晴天の方がいいね。

 九州では大雨になったとか・・・・。またしても被害が出たというニュースを聞くと、自然のこととはいえ、何とかならないものかと心が痛む。

 今日は朝から身体がだるかったから昼頃までゴロゴロしていたが、昼食用の野菜を取りに畑に出たら、ズッキーニが見事に出来ていた。目的の胡瓜は1本だけだったが「もろきゅう」にして昼飯の友にした。採り立ての胡瓜は美味いね。

3249w800  これはズッキーニ。ズッキーニの収穫時期がよくわからないので、いつも大き過ぎたり、熟れすぎたりしている。このズッキーニも採り頃が良かったか悪かったかわからない。

 

 午後は、夏用の器の定番であるビアマグを轆轤挽きした。落柿窯の定番の足付きである。この形を挽くのは久しぶりだ。悪戦苦闘しながら何とか差し板1枚分を挽いて今日は終了。

3247w800  今日の仕事。

 土の量は同じなのに大きさが違うのは何故?。

 この後の削りがまた大変なので一度に沢山作らないようにしている。

 専業になったらもっと出来るが、今はまだこれが精一杯だ。

 轆轤を挽いていたら、近所に人が枇杷を持ってきてくれた。自家栽培の枇杷だ。

3248w800  粒は小さいが十分甘い。

 枇杷は種ばかりで果肉が少ないので余り得意ではないが、枇杷独得の美味さは捨てがたい。

 丁度、自家製の鉢が転がっていたので持盛った。黒い備前に黄色い枇杷がよく似合う。やはり備前の器は万能である。

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2008年6月21日 (土)

夏至の詩

 今日は夏至。日の出から日の入りまでの時間が一番長い日。しかし、毎年この時期は梅雨の最中だから、日中の長さを実感することが出来ないのはいつものこと。。今日も雨模様の天気だから昼の長さがわからない。

 昔から農業国の日本では「夏至」よりも、農業の目安となる「半夏生」の方が重要である。太陽の光が少ない北ヨーロッパでは夏至祭りが行われるところもあるくらい昼が長いことが重要視される。

 ちなみに「半夏生」は「夏至」から数えて11日目にあたり、田植えが全て終わり、稲が根を張り、梅雨の末期の大雨が降る頃とされている。

 さて、梅雨の雨を喜んでいるのは庭の花たち。

3242w800 3243w800 紫陽花が生き生き。

 擬宝珠も生き生き。

 この蒸し暑さに元気がないのは人間。

 しかし、梅雨の雨は農業国の日本には自然の恵みである。

 今日、義兄の満中陰の法要をした。早いものだ。後は知恩院さんへの納骨を残すのみ。やっと一段落だが、感慨も新たである。

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2008年6月20日 (金)

梅雨時の茶

今朝は今までと違い蒸し暑い夜明けだった。曇りがちで時折雨がぱらつく天気。ようやく本格的な梅雨に入った様だ。

 2,3日前から田圃に水かが引かれたばかりだというのに、今日、主が帰宅してみると周辺の田圃は田植えを終えていた。機械化されたとはいえ思わず唖然としてしまう。

 子供の頃、農繁休暇というのが田植えの時期と秋の刈り入れの時期にあって、子供といえども皆田植えを手伝った。手植えの田植えは腰に来る。今思うとあんな過酷な仕事も無かろう。それでもみんな生きている実感が感じられたから、もくもくと働いたものだ。労働の苦しさと同時に楽しさでもあったように思う。それが今ではほとん苦もなく終わる。凄い時代になったものだ。

3228w800  水が張られた田圃はほぼ一日で田植えが終了している。

 あの過酷な労働から解放されても農業の後継者がいないのはなぜ?・・・。まさしく日本の農業政策の貧困に他ならない。

 これから日本の農業はどうなってしまうのか・・・。心配は尽きない。

 さて、今夜は、雨の合間に工房へ出て、一昨日の「風にそよぐ葦の鉢」を仕上げた。この間まで乾きすぎていた土が乾かない。相当湿度が高くなっているのだろう。蒸し暑いはずだ。

 こんな日は、仕事などさっさと止めて美味い茶を楽しむに限る。・・・・と言うわけで、今夜は仕事もほどほどに、早速お気に入りの「燕の茶碗」を出してきた。この茶碗は、ほぼ1年ぶりだ。先日の「花菖蒲の茶碗」と同じく期間限定で使う。

3233w800  今夜も美味い茶だ。茶碗は京焼きの「燕の茶碗」。茶はいつもの「松昔」(濃い茶)。銘々皿は有田焼の「葦原のサギ」。菓子はずっと冷蔵庫に眠っていた賞味期限切れの「京観世」。刀はいつもの輪島。

 今日も美味しく頂いた。

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2008年6月19日 (木)

これも備前ーその3

 義兄の葬儀以来抹香臭い話題が続いて恐縮だが、今夜もややその流れだ。

 今日取り上げるのは、今はもう備前ではほとんど見られなくなった「般若心経」や「高砂」を一字一句彫り込んだ宝瓶や湯冷まし、湯呑みを制作していた職人さんや作家さんのことだ。

 今、主の手元にあるのは故西坂春水さんの「般若心経」を彫り込んだ宝瓶と湯冷ましだが、今夜はその湯冷ましをアップする。

3222w800  春水さんは、生前、字の上手さを生かして宝瓶と湯冷ましに「般若心経」を心を込めて一字一句正確に彫り込んだ。

 それが春水さんのヒット作となり、愛好家の間でもてはやされたが、本人は高く売るのをいやがり、ほとんど作品を世の市場に出さなかった経緯がある。

 主は時々窯を尋ねて楽しい話を聞いた。今は懐かしい思い出である。

 主がもっと器用で字が上手かったなら、この業を真似るところだが、今の技量では全く不可能だ。こんな業はもう世に出ないだろう。残念に思う。

 さて、今日は久々の雨。乾いていた紫陽花が息をついた様だ。

3216w800  背丈が30センチほどの小さなガクアジサイが咲き出した。こんな小さな紫陽花でもちゃんと花を咲かす自然の偉大さに敬服する。

 そろそろ本格的に梅雨に入った様で、これからしばらくは雨模様の天気が続く予報が出ている。

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2008年6月18日 (水)

カエルの合唱が始まった

 今日から落柿窯の周りの田圃に水が入り出した。日が落ちた途端、カエルの合唱が始まった。今日は、まだ水を引いた田圃が少ないからこの程度の合唱に過ぎないが、全ての田圃に水が入ると、すさまじいほどの大合唱となる。最初の内は喧しくて仕方がないが、その内慣れて来て、カエルの声が聞こえないと心配になるから、人間の感情は不思議である。

3209w800  水を引いた田圃。明日はもっと増えるだろう。この週末あたりが田植えの様だ。

 いよいよカエルの季節になった。

 

 

 さて、今夜は昨夜の鉢を仕上げた。今朝、作品にナイロンを掛けて出るのを忘れてしまい、少し乾きすぎていたが、それでも、まだ、まだ十分削れて良かった。これから夏になると、こんな失敗は出来なくなる。

3212w800  縁は乾き過ぎていたが、底はまだ柔らかかったので十分仕上げることが出来た。

 

 

 

 その後、今日も「風の鉢」を一枚挽いた。

 今日の「風シリーズ」は「風にそよぐ葦」をイメージした。

3214w800  「風にそよぐ葦の鉢」。

 鉢の見込みには渦巻きの波紋。葦の間からサギが飛び立った様である。そんなイメージで作ったが、果たして感じて頂けるだろうか。寸法はやはり1尺を超える大きさだ。

 

 落柿窯の庭の紫陽花も大きな花を咲かせている。

3210w800  この紫陽花は、白から薄いブルーに変わる。

 今はまだ白さが目立つが、しばらくすると、薄いブルーに変わるから、とても上品だ。

 夕方撮ったから、黒いバックに白い紫陽花がうかび上がっている。

 こんな景色もいいね。

 

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2008年6月17日 (火)

小さな命

 今夜は月明かりでライトがいらない。月齢は13を過ぎたところだから、月面の98パーセントが輝いている。もうすぐ満月だ。道理で明るいはずだ。

 今日も良い天気が続いている。この地方が梅雨に入ってから余り雨が降っていない。そうこうしている内に、沖縄地方は早くも梅雨明けが発表された。沖縄が梅雨に入ったのは例年より2週間ほど遅かった上に梅雨明けも早かったから、沖縄の梅雨は記録的な短さであったようだ。

 そんな中、夕方畑に出て見たが収穫する野菜は無かった。しかし、先日このブログにアップした柚子が早くも実を付けているのを発見した

3207w800  柚子の実。グリーンが濃い。葉に隠れているが無数の実を付けているようだ。

 この実が秋から初冬にかけて黄色く色づくと冬至。

 これからの主は、退職までの残りの日を指折り数えることになろう。

 さて、今夜は1尺を超える鉢を挽いた。

3201w800_2  先ずは、この間から作っている「風の鉢」シリーズ。今夜の鉢は南半球の「ハリケーン」。何故って。勿論右巻だからさ。

3202w800  次は「平鉢」。

 素麺でも寿司でも天ぷらでも何でもどうぞ・・・・・。

3203w800  この鉢は落柿窯の定番。主が最も得意とする鉢である。

 昨日の義兄の六逮夜に素麺をふるまってもらったが、その時、主の鉢や大皿が使われていた。その雰囲気が思いの外良かったから、今夜、久々に挽いてみた。輪花は良く作っているが、シンプルな丸鉢は久しぶりだ。

3206w800  今夜はこのままの状態で水分を飛ばし、明朝、ナイロンを掛けて乾きを調節する。仕事を持っていると仕上げが思うに任せないから、大いに気を遣うところである。

 今夜の仕事はこれだけ。

 「おやすみなさい」。

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2008年6月16日 (月)

梟の香炉

 今日も梅雨時とは思えない晴天。昨夜の雨で空気もしっとりとしていて気持ちの良い日和だ。

 昨夜、雨が降り出した時は今日の仏壇の納入が心配されたが、夜明けには晴天が戻りひと安心であった。

 仏壇屋さんもさすがに天気が気になったらしく、3度も天気予報をテェックしたと言っていたが、結果、晴れてひと安心であったようだ。

 さてさて、無事に全て設置が終わって、これで義兄の終の栖も確保された。後は満中陰の法要の後、息子のいる知恩院に納骨すれば、きっと成仏してくれるだろう。

 そんなことで、このところ抹香臭い話題ばかりで恐縮だが、今日も香炉の話である。

 落柿窯の作品置き場(展示室)に梟の香炉があったのでアップする。

3198w800  木の葉に乗った梟。目、耳、頭の後に穴があり、香を焚くとそれらの穴から煙が上がる仕掛けだ。仕掛けという程の物では無いが、使っていると穴の周りに脂が付いて趣が深まってくる。

 

 主も香が好きで良く焚くが、今、使っている香炉は脂でずいぶん良くなった。釉薬の陶器は脂が付くと汚いが、その点、備前はどんどん良くなっていくから楽しみが多い。

 香が好きな方は、是非、備前の香炉を使って頂きたいと思う。

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2008年6月15日 (日)

イボイボ胡瓜

 落柿窯の畑で夏野菜の収穫が出来るようになった。昨日の茄子とズッキーニに続いて今日は胡瓜が採れた。それも一本だけ。

3193w800  胡瓜の棚の中に葉に隠れたイボイボの胡瓜を発見。早速収穫した。

 全体をイボイボで覆われた最近では珍しい胡瓜だ。しかし、新鮮そのもの。

 棚を見ると次々に小さな実を付けているから、これからしばらくは胡瓜が楽しめそうだ。

3197w800  もいで見ると細長い胡瓜。緑が濃く、イボイボに棘もあり昔の胡瓜を思い出させてくれる。

 早速、今夜の晩飯だ。

 今日は午後から従妹が黒豆、フロウ、二十日大根、それに胡瓜の種を播きに来た。これで落柿窯の畑はいっぱいで賑やかである。

 夕方、昨夜の「風の鉢」を仕上げた。

3194w800  乾燥して約一寸ほど小さくなっているが丁度使いやすい大きさになる予定。

 尾根を吹き抜ける風をイメージした櫛目が上手く出てくれるかなぁ~。

 

 

 明日の天気は雨の予報。雨を待つ花たちにとっては嬉しい雨になるが、明日は義兄の仏壇が届くから、主にとっては明日の雨はちょっといやだ。たいした雨にならねば良いが。

3189w800  庭の擬宝珠は雨が欲しそうだ。

3184w800  玄関の前にある沙羅の蕾が白く見える様になった。

 待ち遠しいが、花の命は儚いので、もうしばらくこのままで居て欲しい気もする。

 

 初恋の人に逢う青年の心に似て・・・、複雑である。

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2008年6月14日 (土)

珍しい花

3183w800  落柿窯の庭の目隠し用に植えている「珊瑚樹」の花が満開になっている。植えてから26年になるが、年々花の数が増えているように思う。昨年も多くの花を付けたが、今年はそれ以上だ。この木は珊瑚の様な赤い実を付けるから、秋には木が真っ赤になるかも知れない。

 楽しみだ。

 今夜は、「風の鉢」を挽いた。

3188w800  1尺2寸ほどの鉢。

 縁に吹き抜ける風をイメージして櫛目を入れた。

 風の音が聞こえる鉢になればいいと思う。

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今日の備前は・・・

 毎日、のたりのたりと日を過ごす主だが、陶芸もまた例外では無い。心の赴くままに轆轤に向かうことがほとんどだから、素地も一行に増えていかない。

 先日から、義兄の仏壇用に仏具を作ったが、それも何とか形になったから、次は、また好きな茶道具でも作ろうと思う。秋の窯を目標にのんびりやろう。

 備前の茶道具は、なんと言っても茶入れ、水指、花入れ、徳利が最高である。主の技量ではとても茶入れは作れないが、好きは水指は良く作る。

 今日は、以前作った「竹節水指」をアップする。

3180w800  落柿窯作「竹節水指」。

 運び用の細水指の範疇に入る大きさだ。

 共蓋してあるが、残念なことに蓋の一部に傷がある。

 焼成は、胡麻の景色が特徴的だ。

 主の技量では思うような作品はなかなか出来ないが、それでも好きな茶を楽しむためにあれこれと思いを巡らすことは2重の楽しみでもある。

 さて、今夜は何を作ろうか・・・・・。

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収穫の時

 今日も梅雨の中休み。薄雲は多いものの、時折薄日も射して穏やかな日和だ。今朝は久々に畑に出たが、畑は草に覆われている。しかし、野菜は皆元気で、茄子とズッキーニが一本ずつ収穫できた。

3168w800  草の中に鮮やかな黄色いズッキーニが収穫の時を迎えていた。

 ズッキーニは次々に花を付けているからこれからが楽しみだ。

3170w800  茄子も草の中。ちょっと大きくなり過ぎか・・・。

 野菜の色は種類は何であれ、皆爽やかである。茄子の胡瓜もトマトもズッキーニもそれぞれ自然の色合いが美しい。絵の具ではこの色は出せそうにない。

3172w800  収穫した茄子とズッキーニ。

 自然のままの畑から収穫した野菜は皆味が濃いから、この茄子もズッキーニも美味いと思う。

 今朝はまた、開いていたスペースにトラクターを入れた。従妹が黒豆を植えることになっている。黒豆は枝豆で収穫すると普通の大豆より甘くて美味いから、ビールのおつまみには最高だ。

3173w800  このスペースが黒豆畑になる。

 今からだと収穫は9月頃になるだろう。

 

 

 

 今日は先日から制作していた香炉、茶湯器、仏飯器が完成した。後は従妹の窯で焼いてもらうだけ。

3175w800  香炉、足があるのが仏飯器、そして、小さいぐい呑み風が茶湯器。

 仏壇が小さいから、使う道具もそれぞれが小さめだ。

 

 

 満中陰の法要には間に合わないが、初盆までには大丈夫だろう。

 

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2008年6月13日 (金)

五月晴れー輝く朝ー真夏日

 今朝から抜けるような青空が広がった。まるで秋の空だ。とても梅雨の最中とは思えない。この地方は梅雨入りが遅かった所為もあって、梅雨入りしたとたんに五月晴れ。皮肉なものだ。しかし、適当なお湿りの後の晴天はありがたい。畑の野菜も。紫陽花も、水の似合う花たちも皆元気。こんな梅雨なら嬉しいね。

 さて、今朝は朝日が眩しいほどの輝きに満ちていたと思ったら、案の定、昼には32度を超える真夏日となった。この晴天は大陸の高気圧だから、空気が乾燥していて気持ちのよい暑さだった。・・・と言ってもやはり暑かったが・・・。

3164w800  今朝の日の出。輝く朝になった。

 朝は気温も低く心地よい。

 もうすぐ「夏至」を迎える太陽は「冬至」の頃に比べて30度以上北に寄った。季節の移ろいがはっきりと見て取れる。

今夜は落柿窯の米櫃をアップする。勿論、自作の備前焼である。

3167w800  この米櫃(?)の容量は約3キロ。本来水屋甕として作ったが少し小さかったので、専用の米櫃にした。虫は来ないし、湿ることがないので具合がよい。

 正面には胡麻垂れ。中は白く酸化。

 米櫃にはもったいないが、自作なのでご勘弁頂こう。備前の用途は無限に広がる。

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2008年6月12日 (木)

職場の湯呑み

 今日は北から気持ちの良い風が吹いてくる。北の高気圧が張り出したのであろう。昨日の天気予報では、明日までぐずつくとのことであったが、天気の回復が早く、明日は晴天で暑くなる予報に変わった。本当の五月晴れになる。

 主は、昨日職場で永年使ってきた備前の湯呑みを落として割った。ずいぶん長く使ってきたから表面はつるつるで手が滑ったのである。もったいないことをしたが、主の不注意だから仕方がない。変わりに、明日、職場に持っていく湯呑みを用意した。

 職場で使う湯呑みの条件は① 割れても良いもの、② 安定の良いもの、③ ある程度の大きさのもの、の3つが考えられる。

3163w800  上の条件に合う湯呑みがこれ。

 これなら割れてももったいないと思わずに済むし、高台が無いから安定しているし、結構、大きさもあって、マグカップの様に使える。

 このカップが良くなる頃には主は退職だ。それまで割らないようにしたい。

 昨日から今朝までの雨で、紫陽花も擬宝珠も生き返った。

3162w800  今朝の紫陽花。雨に濡れて鮮やかさが増している。

 葉には名残の水玉。

3160w800  庭の擬宝珠。

 窯の煙突の横に大きな株がある。100年は経っていそうな大きな株。

 この擬宝珠はその株から分かれた小さな苗を植えたものだが、今では結構な株になった。

 今夜は、茶湯器と仏飯器を仕上げた。その後、茶湯器をもう一組轆轤挽きした。今日の仕事はここまでだ。

  

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2008年6月11日 (水)

雨の似合う茶碗

 夕方から雨になった。梅雨前線が九州にかかり、その上を低気圧が進んでいるから、天気予報では金曜日まで雨になっている。

 この雨で一番喜んでいるのは庭の紫陽花。この花には雨がよく似合うけれど、今まで雨が降なかったから、花の色があせてきた様に見えたが、今日の雨で甦った。

3152w800  雨に濡れた花が瑞々しい。葉にも水滴が付いて光っている。これでカタツムリが居れば主のイメージ通りだが、なかなかそんなに上手くは行かない。

 この紫陽花は工房に横にある株。ピンクの花が美しい。

 もう一つ、雨になって嬉しいことがある。今年初めて花菖蒲の茶碗が使えたことだ。

3154w800  水の中で咲く花菖蒲が絵柄になっているから、この茶碗はこの季節以外使えない。

 今日まで、この茶碗を使う機会を伺っていたが、今日は夕方から雨になったので、さっそく茶碗をひっぱりだして茶を点てた。菓子は「葛饅頭」、銘々皿は水辺のサギの図柄、刀は輪島。いつもの通りである。

 今夜は、昨夜の仏飯器と茶湯器を仕上げるつもりであったが、雨の影響で乾いていない。仕上げは明日以降になる。

 夕方、通勤途中にあるカメラ屋さんに寄った。その店でちょっと食指が動くカメラを見つけた。単焦点のコンパクトカメラだが、すばらしく良くできている。また無駄使いしそうな気がする。主の病気にも困ったものだ。 

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2008年6月10日 (火)

仏飯器と茶湯器

 暦の上では今日が入梅。それを待っていたかのように、明日から梅雨前線が北上して来る予報が出ている。田植えの遅いこのあたりでもようやく準備が始まったから、いよいよ田植えも近い。

 まだ梅雨に入っていない中国地方も、これでようやく梅雨入りとなるだろう。それにしても旧暦で定められている節気の正確さには今更ながら驚きである。

 さて、今日は、義兄の仏壇に備える仏飯器と茶湯器を轆轤挽きした。先日、仏壇屋さんで、「香炉と共に主が作るからいらない」とセットから外してもらった物だ。狭い空間に置くので大きな物は入らないから、出来るだけ小さく作った。乾燥させて焼成すれば適当な大きさになるはずである。主が焼き物をつくっているのも何かの縁であるから、備前焼の器でお供えすることにしたのも良かろうと思う。

3151w800 小さな器たち。こんなに小さいと実用ではないが、狭い仏壇には、これくらいの大きさでないと入らない。

 今日はただ轆轤で形を作っただけなので、仕上げは明日の夜になる。明日、余り激しい雨にならなければ良いが・・・。

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2008年6月 9日 (月)

スイカの季節

 とっくに梅雨に入ったと思っていたのに、中国地方は未だ梅雨に入っていないらしい。道理で雨が降りそうで降らない訳だ。今まで主が五月晴れと表現してきたのはどうも間違いだった様だ。梅雨に入っていなければ五月晴れの表現はおかしいからね。

 工房横の紫陽花も雨を待っているように思われる。本来なら、雨の中で生き生きと自己主張している紫陽花だが、このところの晴れの天気で元気がない。

3147w800  主が持っている紫陽花のイメージは、雨に濡れて一段と色鮮やかで、葉にはカタツムリが見える・・・。そんな風情か似合うのに、未だ梅雨入りせず、勿論カタツムリの姿など何処にもない。

 

 周辺の地方はほぼ梅雨入りしたのにどうしたことか・・・。季節が変だ。

 そんな中で、今日は義兄の五逮夜目。いつもの人がお参りしてくれたが、中にスイカをお供えしてくれた方があり、みんなでお相伴にあずかった。以前も同じ人かスイカをお供えしてくれたことがあり、同じように頂いたが、今日のスイカは、そのときより数段甘みが増している。

3150w800  残りを一切れお裾分け頂いたので早速備前の自作の皿に入れて写真を一枚。

 今日の様に蒸し暑い日にはスイカは特に美味い。これから暑さが増せば増すほどスイカの季節になってくる。

 備前の皿との相性も良いね。

 

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2008年6月 8日 (日)

香炉を作る

 五月晴れの週末。このところ、週末に出かけることが多かったが、この週末は久しぶりに家にいた。昨日はエアコンの取り付け、そして、今日は義兄の仏壇用に香炉を作った。香炉を作るのは久しぶりなので、なかなか上手くいかず、幾つか失敗しながらも何とか2つだけ出来た。

3143w800  本体の制作より火屋の透かしが主の苦手とするところで、見るからに不揃いである。しかし、これもご愛敬ということでお許し願おう。

 この香炉は、近く火が入る従妹の窯に入れてもらうつもりだ。

 

 今日は轆轤を挽く前に工房を整理した。

 お茶やコーヒーなどの喫茶道具は新しくできた別室に移し、従来の工房は仕事オンリーに使う。

3139w800  今まで喫茶の道具が占領していた作業台が甦った。これで土を叩いても、菊練りをしても食器を壊す心配が無い。それよりも作業がし易い広さが確保で来るのが何よりである。

 この作業台は周囲に6人が座れるから、姉が陶芸教室を再開してもOKだ。

 来週は梅雨らしい天気が続く予報であるから、この週末の晴れ間を利用して周辺の麦の刈り入れが終わって良かったと思う。

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2008年6月 7日 (土)

つれづれなるままに・・・

 待ちに待った週末だけれど、いざ休みになってみると何をするともなく時間が過ぎる。それでも今日は朝から電気屋さんがエアコンの取り付けに来てくれたし、その後は職場の人に頂いた芋の苗を植えたりで何となく一日が過ぎた。

3124w800  懸案のエアコンが付いた。結構大きな容量のもの。電源は200ボルトだ。これで暑い夏も耐えられる。

 このエアコンの取り付けで落柿窯の一連の工事は全て終了した。

 後は楽しむだけだ。

 工房の横の紫陽花が美しく色を増している。ピンクの紫陽花だから、たぶん、この土地はアルカリ性が強いのだろう。酸性土壌だと鮮やかな青になる。

3126w800  大きな株にいっぱいの花を付けている。これから次々に花を咲かせて梅雨の鬱陶しさを癒してくれる。

 それにしても紫陽花は晴れた日よりも雨の日がよく似合う。自然のバランスは、どうしてこんなに良くできているのだろう。不思議である。自然は偉大であると言うことか・・・。

 落柿窯の周囲の麦畑では、昨日からの晴れ間を利用して麦が全て刈り取られた。早速トラクターを入れて田植えの準備が急ピッチに進められている。

3128w800  あっという間に刈り取られた麦畑。子供の頃なら麦わらを利用して籠を編んだもののだが、今はコンバインでカットされてしまうので麦わらを利用することなど全く出来ない。機械化されて良いのかどうか複雑な気持ちを否めない。

 落柿窯の柿の木は緑の濃さを増した。もう少しで花を付ける季節が来る。

3130w800  今年は木の勢いが良いようなので豊作が期待できると思う。

 昨年は全く収穫できなかったから今年に掛ける期待が大である。

 

 

 今日の落柿窯の作品は、「ぐい呑」と「盃」を紹介する。

3135w800  備前では酒器として良く作られるのは「徳利」と「ぐい呑」。「盃」は余り作られることがない。しかし、酒を上品に呑むにはぐい呑よりも盃がよい。ぐい呑は豪快に飲むには適しているが懐石には似合わない。。

 そんな訳で盃とぐい呑を並べてみた。さて、貴殿はどちら派・・・。

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2008年6月 6日 (金)

鑑真忌

 落柿窯の主がパソコンを手に入れて、無謀にもブログをアップしてからもうすぐ2年になる。記録によると、2006年6月24日が初めてブログをアップした日だが、最初の一週間は上手く行かず結局29日になってようやく安定した。以来、約2年で58000件以上のアクセスがあった。後にアップした「備前落柿窯作品集」と合算すると79000件を超えている。

 ありがたいことだ。こんな拙いブログを愛読してくださる皆さんに感謝、感謝である。これからも皆さんのアクセスを励みに出来る限り季節の便りを発信して行きたいと思う。今後ともよろしくお願いしたい。

 さて、今日は、いわゆる「五月晴れ」になった。本来、梅雨の晴れ間を五月晴れと言うが、今では5月の爽やかな晴天を「五月晴れ」と言う人もいる。

 そんなことを思いながらも、今日は「鑑真忌」であることを思い出した。鑑真和上の命日は旧暦の5月6日だが、唐招提寺では現在は新暦の6月6日を鑑真忌としてお祭りしている。この日の前後三日を御影堂の開扉日として鑑真和上の像(国宝)を公開している。

 主はこの寺と、この寺の管長さんを尊敬しているから、今まで幾度と無く、この日に唐招提寺を訪れている。今年も和上に逢いたいと思っていたが身内の不幸で時間が取れず断念した。その代わり平成5年のこの日に御影堂を訪れた時頂いた和上の写真をアップさせて頂くことにする。無断掲載になるがお許し頂きたい。

Img_2  慈悲に溢れた暖かさ。まるで好々爺のようだ。

 苦難の末、盲てまでも日本に渡り、仏陀の正しい戒律を伝えひろめてくれた厳しさは見えない。

 東山魁偉さんの海の絵が描かれた襖の向こうに座っておられるお姿は、まるで生きておられるようであった。

   

Img_0002_2  和上が示寂されてから1000年以上が経過したが、相も変わらず日本人の心に安らぎは訪れていない。和上の功徳は何処に消えたのだろう。

 鑑真忌にあたって、あらためて心の平穏を考える機会にしたいと思う。

  「坊の津にしるす一歩や鑑真忌」 (吉本 阿以)

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2008年6月 5日 (木)

芒種の頃

 昨日は、ココログへアクセス出来ない状態になり、ブログの更新が出来なかった。いつも、このブログを見て頂いている方にいらぬご心配をおかけしたかも知れない。主はこの通り元気なのでご心配無きよう願いたい。

 さて、今日は芒種。芒(のぎ)のある穀物の種を播く頃とされる。今では田植えが早まって、、もう既に田植えを終えた所も多いようだが、本来はこの時期に種を播いた。

 主の住む里では、少し前に苗代作りが始まったから、おおよそ二十四節気に沿っているといえる。

 旧暦は、自然と共に生きる農耕民族にとっては最も良くできた暦であるが、今では忘れ去られようとしている事柄も多いようだ。しかし、日本人は本来、旧暦で暮らすべきだと、主はかたくなに思っている。

 梅雨の天気は目まぐるしくて、今朝は激しい雨。午後から日射しも出てむせたが、夕方になって爽やかさが戻った。半袖だと少し寒く感じるから、いわゆる「梅雨寒」と言われるのもうなずける。

 今日は、先日急逝した義兄の長男が帰省したので仏壇を契約しに行った。長男はさすがに僧侶だけのことはあって、ご本尊と脇侍は仏像(木彫)でなければ納得しない。結果、良い仏壇が見つかって良かった。

 そんなこんなで今日も一日終わったが、夕方、落柿窯の展示場から大鉢を引っ張り出して写真を撮ったのでアップする。

3123w800  落柿窯作「備前大鉢」。

 40センチを超える大きさである。中央部の大きな抜けに赤い緋襷。

 周辺部は窖窯特有の胡麻がかかる。

 この大鉢は今まで紹介していなかったと思うので「備前落柿窯作品集」にアップすることにした。

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2008年6月 3日 (火)

ちょっと古い備前

 梅雨に入った様だ。今年は沖縄が2週間程遅かったが、本州は少し早い梅雨入りである。昨日からの雨