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2008年5月31日 (土)

梅雨入りの前

 梅雨入りが近そうだ。明日の晴天が梅雨入り前の最後の晴天になりそうである。有効に過ごしたいと思う。

 さて、今日は従妹に助けてもらって姉を手伝った。義兄の葬儀の後も弔問の人があったり、各種の手続きに追われたりで姉も大変だが、何とか元気に頑張っているので安堵している。それにしても、葬儀の後も何人もの方が弔問に来てくれたり、姉を案じて友人や近所の方が尋ねてくれたりで、感謝に堪えない。これもこの夫婦が人と人とのつながりを大事にしてきたからであろう。

 話は変わるが、この時期、新タマネギ、ソラ豆、グリンピースなどが旬だ。今夜は、先日頂いた新タマネギとグリンピース、それに、これも頂き物の地卵を一緒に煮た。

3105w800_2  新タマネギは甘く、グリンピースは美味い。貴重な地卵は濃い味だ。

 自作の備前の黒い皿に盛った。後はこれにご飯、奈良漬け、イカナゴの釘煮。主には十分すぎる夕食である。

 夕方、西の空が面白かったのでレンズを向けた。

3104w800_2  落柿窯から西の空を見る。カメラが良ければもっと表現出来るのにちょっと残念。

 この幻想的な風景の向こう、そう「西方浄土」には本当の浄土があるか・・・。そんなことを感じさせる風景だ。

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2008年5月30日 (金)

土に癒される

 土に触れていると、人は何故か心が和む。それは、ガーデニングでも、野菜作りでも、粘土細工でも、陶芸でも変わりはない。土には不思議な力があるのだろう。そういえば、人はいずれは土に帰るのだ。土は生き物全ての誕生の基であり終焉の基である。

 そんなことはともかく、主は今夜も轆轤の前に座った。疲れていても土に向かうといつの間にか心が澄んでいく。終わると心地よい疲労感が残る。

 今夜は一尺を少し超える輪花鉢を挽いた。主は鉢が好きだからよく作るが、今夜のは五弁の鉢。

3100w800  夏に向けて、たっぷりの鉢にした。花びらは五弁。口はやや開き気味にしてある。

 この季節には素麺鉢を連想しながら作ることが多いが。出来上がると使用制限は何もない。使う人のアイデアが全てである。

 さて、これはどんな鉢になるだろう・・・。

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2008年5月29日 (木)

備前焼の楽しみ

 昨夜の嵐が過ぎて、今日は、時折日射しも見える程に回復した。明日は晴天になる様だが、週末は、また雨の予報。そろそろ梅雨入りも近い。

 そんな鬱陶しい日でも遊びとなると、鬱陶しさも忘れてしまう。主にとっての遊びは色々ありすぎてとりとめが無いが、今は備前焼。

 今夜は展示場から叩きの皿を下げてきた。

3096w800  落柿窯作「叩き皿」。

 窖窯特有の豪快な胡麻と、白く抜けたボタに鮮やかな赤い緋襷が付いている。

 窖窯ならではの焼成である。

3097w800  落柿窯作「歪んだ叩き皿」。

 この皿は歪みがあるが、何とか使える領域。

 胡麻が全面にかかり微妙に色合いが違う景色が面白い。

  昨夜は嵐が気になって眠れなかったので、今夜は早く寝よう。 

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2008年5月28日 (水)

嵐の夜

 今夜は天気予報通り嵐になった。この時間、外は相当強い風雨が吹き荒れている。ゴウゴウとまるで台風かと思う程の風だ。低気圧が相当発達しているのだろう。

 さて、今夜は疲れを取るために早く寝ようと思っていたが、日々の習性はいかんともし難く、やはり夜更かしになりそう。

 今夜も相変わらずごそごそしていたら、初窯の徳利が転がっているのに気が付いた。昭和61年12月が初窯だから、もう二十数年も前になる。徳利を見るといかにも拙い。しかし、今もさほど上達したともおもえない。

3095w800  初窯の徳利。見ての通り無骨で重い。しかし、焼成はこのと時から、しっかり酸化焼成になっているのはプロの作家さんに助けてもらったからに他ならない。

 

 今見ると懐かしいが、初窯の作品はほとんど手元に残っていない。たぶん、嬉しくてみんなにさしあげたのだろう。今になってみると、少しおいておけば良かったと思う。

 

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大雨の予報

 今日も夕方から雨になった。黄海から進んできた発達した低気圧の影響で、九州、四国は大雨の予報が出ている。梅雨の前だというのに激しい雨になることが多くなった。地球規模で気候がおかしい。

 今日は所用で仕事を早退したので、いつもよりほんの少し帰宅が早い。早速、昨夜の叩き皿を仕上げた。

3087w800  40センチの叩き皿。少し小さいが、使える大きさである。

 土を叩いて伸ばして形を作った。めったに叩きの丸い大皿は作ることがないが、轆轤形成とは違った味わいに上がることを期待しよう。

 雨の中、擬宝珠の花が蕾を付けている。その横では皐が咲く。

3090w800  梅雨が近くなると、何故か雨が似合う花たちが咲き始める。

 擬宝珠も花菖蒲も紫陽花も、沙羅でさえも雨が似合う。

 自然のバランスはすばらしい。愚かな人間がこのバランスを崩すことは許されないことと思い知る必要があある。。

3092w800  ここに来て工房の横にある紫陽花の蕾が急に膨らんできた。後、10日もすれば、このあたりも梅雨に入るのが例年だが、今年はどうなることやら・・・。なにぶんにも異常気象だからな。

 

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2008年5月27日 (火)

土の感触

 義兄の急逝以来、ばたばたと気忙しい日が続いており、落ち着いて土に触ることが無かったが、今夜はどうしたことか無性に土に触りたくなり、久々に工房に入った。早速、土を練り、40センチの叩きの皿を作った。

 本当に久しぶりに土の感触が心地よい。

3085w800  急に思い立って作った40センチの叩き皿。

 大体、大まかな形は出来た。明日の夜、仕上げることになるだろう。ナイロンを掛けてゆっくり乾燥させねばたぶん割れると思うから、ちょっと慎重になった。

 今朝、出勤途中に朝日を浴びたイチゴのビニールハウスが印象的だったので一枚写した。

 最近何でもない田舎の風景が妙に気に掛かりだした。先日の麦畑の風景も、今日のハウスも、知らず知らず目がいってしまう。だんだん消えゆく里山、鎮守の森、あちこちにあった竹林、美しい水田・・・、それらは今、ほとんど見ることが無くなった。こんな田舎でも団地が出来、工場が進出した。経済が潤うのは誠に結構だが、一方で、人間が生きていくために必要な大切な何かを捨てて来た様な気がしてならない。

3084w800  国民の命を繋ぐ食料の自給が出来ない国になった日本の将来は暗い。同時に将来に展望と希望の持てない国の民は不幸である。「美しい国、日本」の姿は、もはや見るも無惨である。せめて、伝統と文化は生き残って欲しいと願わずにはいられない。

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2008年5月26日 (月)

イチゴの赤

 今夜は義兄の三逮夜なので供養に行ってきた。四十九日の法要まで後三回の逮夜がある。この間の供養で仏の成仏が決まると言うから、決しておろそかには出来ない。

 そんな訳で、今夜も陶芸以外の話題になるが、昨日、知人から良く熟れたイチゴを頂いた。イチゴ狩りに行かれたらしい。早速、備前の皿に盛った。

3080w800  目にも鮮やかなイチゴ。この鮮やかさに自慢の緋襷が霞んでしまった感がある。

 これでは黒い備前に盛った方が良かったかな・・・。久々に甘いイチゴで美味かった。

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2008年5月25日 (日)

足跡を残す

 人は生きている以上、なんらかの足跡を残している。普通の人も芸術家も陶芸家も変わりはない。落柿窯の主も60年間生て来た証をどこかに残していると思う。

 陶芸を始めてからは、具体的な作品として残っているが、それ以前もまた、何らかの形となって残っているはずだ。

 今日、ごそごそと捜し物をしていたら、備前焼の現在の人間国宝「伊勢崎淳」先生の若かりし頃の作品が出てきた。これは、主がどなたかから頂いたものである。

3078w800  この様に箱書きはしっかりしているが、栞も無く、いつの頃の作品かは不明である。ただ頂いたのが、もう20年以上も前だから、きっと40歳代の頃の作ではないかと思う。

3079w800  作品はご覧のぐい呑み。

 口辺部がまったりとしていて、口当たりが柔らかい。主は酒を呑むことが無いので全くの未使用だから、まったり感は想像に過ぎないが、オーソドックスなぐい呑みである。

 今日は午後から晴れ間が広がった。夕方、畑が少し乾いたところで野菜に追肥をした。勿論有機100パーセントの肥料であることは言うまでもない。

 これからは、ひと雨ごとに野菜が成長するのは嬉しいが、、草も同じように大きくなるから、ことらはちょっと憂鬱である。 

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ズッキーニの花

 昨夜来の強い雨が上がった。曇りがちながら時折薄日が射す天気だ。雨上がりの畑に出てみると野菜が元気に育っている。そろそろ追い肥の時期になった様だ。その中でズッキーニの花が咲いている。

3064w800  カボチャに似た花。カボチャはツルが伸びるがズッキーニにはツルはない。

 このズッキーニは黄色い実が生るということだから収穫が待ち遠しい。

 しかし、ズッキーニはほとんど個性のない味だが・・・。

 雨上がりの庭は緑が鮮やかで、木々の葉には水滴が一生懸命張り付いているのがけなげに見える。

3067w800  沙羅の緑の葉には水滴がいっぱい。今にも落ちそうだし、日が射すとすぐに消えてしまうだろう。

 雨上がりの一瞬の景色だ。

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2008年5月24日 (土)

諸悪莫作 衆善奉行

 22日に沖縄が2週間遅れで梅雨入りしたばかりだというのに、その梅雨前線が一気に北上して強い雨を降らせている。今夜から明日に掛けて所によっては大雨が降るという。地球規模で天候がおかしい。地球温暖化がもたらす悪影響なのか。

 さて、地球規模で悪影響をもたらす原因を作ったのも人間ならば、それを改善しようと努力するのも同じ人間。それなら初めからから悪いことはしないように努力すればいいのにと思うがそれが出来ないのもまた人間である。

 仏教に「諸悪莫作 衆善奉行 自浄其意」という言葉があるが、これは、「人が悪いことをなすことなく、良いことをするよう心がけ、自らの心を浄める」と言う意味だが、今、この言葉を実践することが求められていると思う。

 今は亡き、備前の宝瓶作家 西坂春水さんは般若心経を刻んだ手作り宝瓶の蓋の裏にこのことはを刻んでいた。きっと一つ一つ心を込めていたのであろう。

 「古仏曰、諸悪莫作、衆善奉行、自浄其意、是諸仏教」(「眼蔵」諸悪莫作)

 

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庭の石

 今日は、予想通り朝から雨になった。カラカラだった畑には恵みの雨だ。緑の勢いも一層増した。しかし、人間は勝手なもので、雨は早くやんで欲しいと思う。

 今日も一日中緑を眺めながら得意の怠惰を決め込んでいる。ガラス越しに、雨に濡れた緑を眺めるのもなかなかいいもんだ。

 今日は落柿窯の庭にあるちょっと面白い石をアップしてみよう。

3060w800  先ずは「カエル石」。

 茶室の露地に客を迎えるために置いた。粗末な門を入ると、先ず、この石がお迎えすることになる。

 偶然見つけた石だが、主は結構気に入っている。

3057w800  「人の輪」の石組み。

 母屋の門を入ったところに組んだ。長短の石を微妙に組み合わせてある。人の字に似て、両方の石がお互いを支えるともなく支える様に・・・。

 この石も普通の石で、以前から庭にあったものを利用して遊んだ主の悪戯に過ぎない。

3056w800  このところ立て続けに庭の緑をアップしているが、今、緑がそれほど綺麗だからお許し頂きたい。

 今日の庭は緑が雨に濡れてことのほか美しい。

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2008年5月23日 (金)

梅雨の走り?

 沖縄に例年に比べて2週間も遅い梅雨をもたらした梅雨前線がゆっくり北上してきた。おかげで明日は野菜にとっては恵みの雨になりそうだ。

 それにしても、今年は5月に入ってさわやかな晴天の日が続いている。時折、雨はあっても長続きしない。畑の野菜がそろそろ悲鳴を上げそうだから、今夜から雨になるとまさしく恵みの雨である。

3049w800  雨を待つ庭の擬宝珠。

 梅雨の頃になると花芽が伸びて白い花を付ける。

 花芽も伸びてきた。

3053w800  擬宝珠の葉を摘んで自作の備前の擂り鉢に置いてみた。緑の擬宝珠の葉は備前によく似合う。

 擬宝珠の若葉は山菜としてお浸しすると美味しいが、ただ、出始めの擬宝珠の葉はスズランの若葉と酷似しているから食すときは十分注意しよう。

 落柿窯作「備前擂り鉢」と擬宝珠。

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2008年5月22日 (木)

明珠在掌

 今日、雑誌を見ていたら「明珠在掌」と言う言葉が出ていた。この言葉は臨済宗でよく使われる公案書である「碧巌録」に収録されている。読みは「みょうじゅ たなごころ にあり」だ。明珠とは宝物のこと、すなわち「自分自身が宝物といえる良い個性や能力を持っているのに気づかず、外にばかり宝を求めている」という意味であり、もっと自分の個性や能力を伸ばすよう心がけよう、と解説してあった。

 主も碧巌録、臨済録を少しかじりかけたことがあるが、とても手に負える代物では無かったから、投げて久しいが、今日久しぶりに碧巌録を取り上げたページを見て嬉しかったので紹介した次第である。

 さて話は変わるが、昨日の小満を過ぎて麦が益々黄色く色づいてきた。今朝も通勤途中でちょっと良い風景に出会ったので写真を撮った。

3040w800  朝日に輝く麦畑の向こうに小さな集落。その中心に位置する寺の本堂の屋根と大銀杏が見える。

 遠くに山が霞む。のどかな田園の初夏の朝である。

 

  我が家にはミカンの木は無いが、柚子が白い花を咲かし始めた。まだ蕾が多いが、これから一斉に咲き出す気配だ。

 主は今まで柚子の花を知らなかったが、なかなか良い花である。

3044w800  初夏の香りいっぱいの柚子の花。

 昨シーズンは多くの実を付けてくれたが、今年もいっぱいの花が付いているから豊作間違いないだろう。

 

 自然の中で暮らしていると、いろんな花に出会えて嬉しい。花好きの主にはこの上ない喜びである。

3046w800  蹲いの横の紫のアヤメが終わったら、続いて白いアヤメが咲いた。アヤメの印象は紫だが、白いアヤメも清楚でいいね。

 

 

 

 今夜の最後は備前の壷をアップする。

3047w800  落柿窯作「備前胡麻壷」。

 窖窯らしい豪快な胡麻が美しい。

 茶室に置いて花を生けたいと思う壷だ。この壷も勿論「備前落柿窯作品集」には登載済みである。

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2008年5月21日 (水)

小満にソラ豆を食う

 今日は「小満」。草木が繁り、麦が黄色く色づく頃とされる。今朝も爽やかな夜明けだった。今年は立夏を過ぎても爽やかな日が多い。時折、激しい雨もあるが、それも、おおむね恵みの雨になっている。

3035w800  朝の光に目覚める麦畑。

 朝日が眩しい。

 小満に相応しい晴天。今日も新しい朝が来た。

 

 

  そんな小満の今日、ソラ豆を頂いた。今年初めてのソラ豆。早速ゆでて自作の備前の器に盛った。

3038w800  大粒のソラ豆だ。ひとつまみの天然塩を入れてゆでると目にも鮮やかな緑にゆであがった。新鮮なソラ豆は今が旬。少しの塩味が旨みを増している。

 

器は強還元焼成の自作の備前。これで酒が飲めれば幸せ倍増なんだが・・・。 

 

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2008年5月20日 (火)

窯変旅枕花生け

 昨夜来降っていた雨も明け方には上がり、出勤の頃には爽やかな朝の光が射してきた。緑が眩しい程。

3032w800  落柿窯の庭もたっぷり水を含んでしっとりと心地よい。

 鮮やかな緑が一層爽やかさを呼んでいる。

3033w800  雲が切れて朝日が顔を出した。遠くの麦畑も朝日に輝きだした。いつもの風景だが、雨上がりの今朝はより新鮮に見える。

 新しい朝が来た。

3034w800  落柿窯の柿の木も緑が眩しい

 窯の名の由来であるだけに、今年は沢山の実を付けて欲しいと願っている。樹齢は100年を優に超えると思われ、芯の部分は黒柿になっているかも知れない。

 さて、今夜は、20年以上前作った「旅枕花生け」をアップする。

3028w800_2  落柿窯作「旅枕花生け」堂々とした窯変の旅枕花生け。

 主がこの花生けを制作したのは、もう20年も前になることが陶印から見て取れる。

 

3031w800  こちらが裏面。厚い胡麻が降っている。

 表は華やかで裏面は渋いのが窯変の特徴でもあるから、その日の気持ちに合わせて飾ることが出来る。

 

 それにしても、落柿窯の戸棚からは何が出てくるかわからない楽しみがいっぱいである。

 

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2008年5月19日 (月)

今夜は雨

 今夜は義兄の二逮夜。ばたばたしている内にもう2週間も経ったことになる。この調子だと四十九日の法要もあっという間に来るだろう。葬儀の後の整理を姉がひとりでするのは大変だが、頑張ってもらうしかない。主も出来る限り手伝いたいと思う。

 さて、今夜は雨になった。葬儀の日も雨だったが、今夜の二逮夜も雨。悲しみの涙雨であろう。

 夜遅く帰宅すると、落柿窯の庭が雨でしっとりとしていた。

3023w800  いつもは乾いている飛び石が雨に濡れて風情が増した。

 雨は嫌だが、庭がしっとりと落ち着く風情は良いものだ。

 

 

 明日明け方までで雨は上がる予報だから、緑が一層濃さを増しているだろう。

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2008年5月18日 (日)

輝く麦畑ー麦秋

 このところ、麦畑が黄色い波に変わった。

3017w800  子供の頃この時期を麦秋と呼んでいた、子供達は、刈り取った麦の穂を脱穀した後の麦藁で籠を編み、ユスラウメやグミ、木苺、桑の実などを入れて遊んでいた。あのころは田圃の畦道や野原にそんな木がいくらでも残っていたから、子供達の「おやつ」には事欠かなかった。勿論、甘い菓子等無い時代である。

3014w800  落柿窯の周辺の田圃は綺麗に耕作され、苗代作りも徐々に始まった。県北では既に田植えを終えたところもあるが、このあたりの田植えは6月20日を過ぎてからである。

 

 刈り入れを待つ麦が黄色く輝く麦秋。1年で一番穏やかな季節だ。

  明日から台風の予報が出ている。これ以上、麦が倒れなければよいが・・・。

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香る花たち

 先日から落柿窯の庭で甘い香りを漂わす花が咲いている。香りはまるで南の国の熟した果物のようだ。この木の名前は何度か教えてもらったが忘れてしまった。

3010w800  常緑の結構大きな木だ。指の先程の細長い緑の蕾が開くと急に甘い香りが漂ってくる。特にちょっと曇った日には香りが強い。今、落柿窯の母屋に近づくと甘い香りが迎えてくれる。蒸し暑い日にはむせかえる様だ。

3009w800  一方、こちらは先日から咲いている「シャクヤク」。次々に花を開くからシャクヤク独得のすっきりした香りが辺り一面漂う。

 この季節、そろそろ梅雨の走りが出てくる頃だが、嫌な雨も馨しい香りが癒してくれる。

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2008年5月17日 (土)

ビアマグの季節が来た

 初夏の安定した晴天が続いている。今日も日中は半袖で丁度良い。この気温になると俄然、ビールが美味くなる。そこで今夜は恒例のビアマグの紹介だ。

2994w800  落柿窯作「備前ビアマグ」。

 少し大きめのカップ。大きめの手の人には良いだろう。容量もたっぷり入る。

2995w800  落柿窯作「備前細カップ」。

 料理屋さんに行くと、こんな細いガラスのカップが出てくることがある。それを備前で表現してみたがいかがかな。

3007w800  落柿窯作「備前ビアマグ」。

 この形が落柿窯の定番。高台のくびれを作るのが結構手間がかかるが、この形が好きなので良く作る。

 大きさはこれくらいが良いと思う。

3000w800  江原エミリア作「備前ビアマグ」。彼女が素地を残していったのを落柿窯で焼成した中の一つ。

 繊細な造りである。

3001w800  江原エミリア作「備前ビアマグ」。

 このカップも残していった素地を焼いたもの。側面に入れた模様が彼女の作らしい。

 エミリアが残した素地は結構あったが、焼成後、彼女のゆかりの人たちが持ち帰ったので、今はこの2つしか残っていない

 。

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2008年5月16日 (金)

徳利の形-舟徳利

 徳利は、その用途によっていろんな形が作られてきたが、今夜は、普段余り目にしない徳利を紹介しよう。

 徳利は一般には居酒屋や家庭で使う酒器であるが、酒飲みは何処にでもいるから、川や海の上でも酒を飲む。川や海に浮かべた揺れる舟の上でも転がらない様に考えられたのが今日紹介する「舟徳利」だ。

2991w800  藤原龍湖作「備前舟徳利」。

 舟徳利は、揺れる舟の上でも転がらない様に底面が平らで大きいのが特徴である。この舟徳利は片身が紫蘇色、もう一方の片身が豪快な胡麻。

 登り窯の見事な焼成だ。

2992w800  紫蘇色と胡麻の境に、きらりと光る炎の後が焼き付いている。炎が吹き上がった躍動感が景色に趣を添える。作品に炎の後が焼け付くことは珍しい。窖窯ではなかなか付かないので、これも登り窯の良さの一つであろう。

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2008年5月15日 (木)

7・9

 「風薫る5月」というに相応しい晴天。昼休みに職場の近くにある「吉備路文学館」に行ってみた。先日行った時は「鬱金桜」の最後で、ツツジが咲き始めた頃だったが、今日はほとんどの花が終わり、眩しい緑に囲まれていた。

2988w800_2  初夏の明るい陽光に緑が眩しい。ツツジは名残の花を残すのみ。

 誰もいない石畳の庭は白く輝いている。

2989w800  小さな池には睡蓮が浮かび、水がキラキラ輝いている。

 住宅地の中にあるこの場所は、みんな余り関心がないのか、鬱金桜の時期以外は、ほとんど人が行かないから、たまに行く主には極めて好都合。

2990w800  建物の周りに続く木漏れ日の道は、今、緑のトンネル。

 道の横には清水が流れ、涼を誘う小さな散歩道だ。

 

 

 さて今日のメインの話題は、表題の「7・9」である。

 最近、主の好きな諏訪内晶子さんが久々にCDを出した。このCDは彼女がベートーベンのヴァイオリンソナタ全10曲に挑戦するシリーズ第1弾だ。これから順番に出てくるCDが楽しみである。

Imgv800  第1弾は、ベートーベンヴァイオリンソナタ第7番と第9番(クロイツェル)。

 今まで諏訪内さんのベートーベンのヴァイオリンソナタは聴いたことが無いのでちょっと心がときめく。

 今日、買ってきたばかりなのでまだ封を切っていない。封を切る手に思わず力が入る。まるで若い時のラブレターの様に・・・・。

 きっと、疲れた身体が癒されることだろう。

 

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2008年5月14日 (水)

これも備前?ーその2

 メイ・ストームの夜が明けた日は気持ちの良い朝。今日は病院の日。混み合っていて、ずいぶん時間がかかったが無事に命は繋がった。先日の義兄のこともあるのでどうしても健康が気にかかる。それでなくとも、主には持病があるから慎重にならざるを得ない。

 病院から見える岡山城も新緑の中。天守を吹き抜ける緑の風が爽やかだ。

2982w800  病院の最上階にある軽食・喫茶の店の窓から見ると、目の前に城が聳える。

 

2983w800_2 。後楽園に渡る月見橋にも緑の風が吹き抜ける。

 旭川は初夏の佇まいだ。

 さて今夜も「これも備前」その2をアップする。

2987w800  駒形九磨作「備前手捻りぐい呑み」。

 駒形さんは、窖窯の大先輩で轆轤技術も群を抜くが、このぐい呑みは手捻りである。デザインも面白い。

 

 

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2008年5月13日 (火)

雨の庭

 ひと雨ごとに緑が濃くなって行く様子で、春から夏への移ろいがよく見える。

 今日は朝から雨になった。落柿窯の庭の緑がずいぶん濃さを増してきた。

 昨年のこの時期、正岡子規の有名な歌「イチハツの 花咲き出でて 我が目には 今年ばかりの春行かんとす」を題材にしたと思うが、今年は、先日、義兄を亡くしたばかりだから、この歌が余計心に染みる。

 主は、後、幾度の春を送ることになるのかわからないが、出来るだけ頑張って年を重ねようと思う。

 さて、今まで幾度となくアップしている落柿窯の庭だが、またまた今夜も雨の落柿窯の庭をアップする。

 晴れて良し、雨でもまた良し、緑が眩しい庭だ。

2977w800  緑の波が押し寄せる如く、萌える緑に落柿窯の小さな庭は埋もれてしまった。

2980w800  数日前にアップした露地に続く枝折り戸の周りは、緑のトンネルが益々緑深くなった。

 居ながらにして森林浴。「フィトンチッド」の恵みを楽しみたいと思う」。

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2008年5月12日 (月)

これも備前?

 今日は、早くも義兄の初逮夜。葬儀の後、「初七日」の法要を済ませたので今夜のお参りは無い。姉と主の二人で回向した。長男は知恩院で初七日の回向をして頂いたようだ。それにしても、今、義兄は長男が仏の道に進んだことを喜んでいるに違いない。我が息子に回向してもらえることなどそんなにあることでは無いから、こんな幸せなことはないと思う。

 さて、今夜は知人の作品を紹介しよう。ブラジルからの留学生である彼女は、絵の勉強が目標だった様だが、どういう経緯からかは知らないが陶芸に目覚め備前焼の道に入った。窯元で修行したり、作家さんの弟子として修行したりで力を付け独立した。その後、備前で見つけた配偶者と生まれた子供と共に帰国したが、主の手元に幾つかの作品が残された。今日はその中の一つを紹介する。

2973w800  江原エミリア作「備前蕎麦猪口」。

 白い肌に赤い緋襷が美しく浮かぶところから、酸化焼成であることがわかる。胴には全面に線彫りの曲線。手がかかっている作品だ。

 この作品の他にも、帰国前に成形した素地が幾つか残された。

 主も親しかったことから、その素地を落柿窯の素地と一緒に焼いた。

 その作品が幾つか手元にあるが、彼女と親しかった人たちが一つ、また一つと記念に持ち帰っている。

 そのうち機会があれば、残っている作品を紹介することもあるだろう。

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2008年5月11日 (日)

窖窯の鉢

 悲しみを少しでも忘れるために、今夜は窖窯特有の綺麗な輪花鉢を紹介し備前に集中することにした。これは主のために他ならない。

2972w800  落柿窯作「輪花素麺鉢」。

 本来は多用鉢だから、使い方は自由。決して素麺鉢にこだわることはない。

 焼成は明るい酸化焼成。窖窯特有の強い胡麻と白い抜け、それに赤い緋襷が印象的だ。

 径は7寸、上がりは3寸ほど。

 今日、この鉢を「備前落柿窯作品集」に登載したが、実は、既に登載してある「蕎麦の器」の片割れであることをお断りしておく。

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一夜明けて

 昨日の雨から一夜が明けて五月の空が戻った。ほんの一日しか経っていないのに、ずいぶん時間が経過したように感じる。

 少し緊張が解けて、一層寂しさが増したように思う。これから、当分空虚感が消えないが乗り切るしかない。一人になった姉の力になれればよいが、主ひとりの力は知れたもの。皆さんのお力添えをいただければ嬉しい。

 さて、今日、何日かぶりに畑を見ると、昨日の雨で畑が生き返っている。先日植えた野菜達が全て根付いた様だ。すっとカラカラ天気だっただけに、この雨は野菜にとっては恵みの雨。自然はすばらしい。

 茶室の前では、いつの間にか蹲いの横でアヤメが咲いている。庭の擬宝珠も勢いを増した。工房の横ではシャクヤクも咲いた。良い季節である。

2967w800  今年は庭の花達の色がよい

 。このアヤメも綺麗な紫色。緑の中の紫色もなかなか良いものだ。

2969w800  擬宝珠の株が大きくなってくると雨の季節が近い。

 先日まで「匂い水仙」や「ニラ水仙」、「エビネ」が咲いていたのに季節の巡りは正確だ。何があっても、どんな時でも変わることはない。

2971w800  シャクヤクを一輪、備前の花生けに入れると、工房がシャクヤクの香りで満たされた。

 工房に入るのも何日かぶり。悲しみを乗り越えて作陶に励もうと思う。

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2008年5月10日 (土)

レクイエム

 あれほど良い天気が続いていたのに、今日は冷たい雨になった。おそらく涙雨であろう。

 モーツアルトの「レクイエム」で始まった義兄の葬儀は「海の上のピアニスト」のテーマ曲で終えた。生涯を海との関わりの中で終えた義兄に相応しい曲の生演奏に思わず涙してしまった。

 それにしても、良い葬儀であった。最後の故人との別れの時間は、普通なら親族だけに与えられることが多いが、今日は一般の会葬者も誰とは無しに手に手に花を持って棺の中を花で埋めてくれた。

 主はこんな光景を見たことがない。それほどまでに、故人はみんなに親しまれていたのであろうと思うと、またしても涙を止め得なかった。。

 今日もまた遠くから葬儀に参列してくれた人もいる。

 長男が所属している京都の「総本山知恩院」からは、今日も上司二人と同僚が、また滋賀県からは長男の身分上の師が、いずれも忙しいさを押して御会葬頂いた。感謝にたえない。

 小さな壷に入って自宅に戻った故人は、今、何を思っているのか計り知れないが、このときばかりは、人の命の儚さと世の無常を思わずにはいられない。

 遺族には、これから寂しさが押し寄せるだろうが、頑張って故人の分まで生きて欲しいと願うばかりである。 合掌

 

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通夜の法要

 5月9日、義兄の通夜が取り行われた。思いの外、多くの方が参列してくださった。京都からは長男が世話になっている「総本山知恩院」の法務部長が、奈良からは長男の友人の僧侶が、東京からは姉の親友が、それぞれ駆けつけてくれた。

 まさに感謝以外言葉がない。

 今回は日程の途中に「友引」が挟まったため葬儀の日取りが一日延びた。おかげで急逝した故人と一日長くいられたことになる。これも仏の思いやりであろう。

 後は、10日、午後1時からの葬儀のみ。親族はやや疲れ気味ではあるが、最後まで頑張って、故人を無事に送りたいと思う。 合掌

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2008年5月 8日 (木)

ちょっと感動した

 今日も葬儀準備のため、午後から会場にいた。夕方、今は浄土宗の僧侶になっている義兄の長男が故人のために経を上げてくれた。葬儀の為の宗派とは違うが、故人は生前、息子の経で旅立ちたいと常々言っていたから、今日は満足したに相違ない。さぞかし喜んでいることと思う。「南無阿弥陀仏」。

 主は、彼が経を読むのを久々に聞いたが、立派なものだった。小坊主時代の苦しい修行を乗り越えた賜であろう。

 葬儀まで後2日。長丁場だが、何とか無事に、安らかに旅立たせたいと思う。

 さて、昨日は、工房の電気工事の最中に訃報が入り、慌てて飛び出したから、工事の出来が気になっていたが、ちゃんと仕上がっていたのでひと安心だ。

2965w800  葦簀の天上に灯りがついた。

 これで、今回の工房工事は、エアコンの取り付け以外は全て終了である。

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2008年5月 7日 (水)

訃報に言葉無し

 今朝、姉の配偶者(義兄)が急逝した。先日から体調が悪かったようだが、まさかこんな結果になるとは誰も予想出来なかった。昨日は散歩もしたと言うから、近所の人もその姿を見ており言葉を失っている。主もほんの2日前に会ったばかりだから到底信じることが出来ない。姉のショックは計り知れないが、こればかりはどうすることも出来ない。9日通夜。10日葬儀と悲しみに涙するいとまもない。

 ただ、安らかに旅立って欲しいと願うばかりだ。 合掌。

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2008年5月 6日 (火)

連休最終日

 5月6日は振り替え休日、今日で連休も終わる。主は、個人的な所用で明日も休むから、もう一日休みが長い。

 今日は、昨日とうって変わって朝から快晴の空が広がった。緑の風も心地よいので、怠惰な気分にむち打って、サツマイモを植えた。「なると金時」を約40本、これで今夏の植え付けは終了である。

2955w800  夏は、あまりに草が凄いので、今年は久々に「マルチ農法」にした。

 これで少しは草が押さえられ、収穫も早まるから、秋野菜の種蒔きも影響がないだろう。

 都会の知人から食用の「芋づる」を頼まれているので、今年は届けられると思う。

 昼は汗ばむ晴天だった。今日は少々疲れ気味。それでも昨日挽いた皿が乾いていたので、夕方になって高台を削った。

2961w800  丁度のタイミングで削りが出来たので、結構綺麗に仕上がった。

 1尺2寸の皿。焼成後は1尺ほどになるから、家庭で使うには良い大きさである。

 

 夕方、真っ赤な夕日が沈んでいく風景はいつ見てもいいね。

2958w800  この夕日の色を備前に再現することが主の目標の一つだから、いつも夕日が気にかかる。

 夕日は、もの悲しくもあり、明日の希望に繋がる輝きでもある。

 

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2008年5月 5日 (月)

前線の雲

こどもの日(端午の節句)はあいにくの天気。時折小雨があるものの、一日を通して曇りがちで終始したが、夕方になって突然荒れ模様になった。そのときの空の様子がこれ。おそらく前線の雲であろう。

2954w800  不気味な黒い雲。

 突然風と雨が強まったが、それも束の間、この時間は晴れ間も出てきた。

 夕日が当たる山の新緑が輝いている。

 それはともかく、今日は天候が悪く森林浴の計画が中止になったが、変わりに轆轤で皿を挽いた。

2952w800  一尺二寸の皿。焼成すると一尺を少し超える大きさになる。

 高台は明日削る予定だ。

 

 

 この連休は色々と所用が多く、作陶が出来なかったが、今日、少し轆轤が挽けて良かった。

 明日も出来れば良いが・・・・。

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端午の節句

 今日は、あいにく雨模様の端午の節句。

 端午の節句は、邪気を払い、子供の健やかな成長を願う行事。菖蒲やヨモギを軒に刺し、ちまきや柏餅を食べる。特に柏の木は真冬でも枯れた葉を落とすことがない強い木だから、子供の強い成長を願うには最適だ。

 落柿窯の村でも主が子供の頃は菖蒲がいっぱい生えていたから、菖蒲湯にしたり、兜を編んだりしたものだが、今では、何処を探しても菖蒲が見あたらない。水路がコンクリートで固められ、菖蒲が生える環境が無くなった所為だろう。寂しい限りである。

 落柿窯では、今、備前焼の小さな兜を飾っている。この兜は姉の手作りだ。

2948w800  決して上手いとは言えないが、結構兜らしく仕上がっている。

 上から豪快な胡麻が降っている。

 こんな備前も遊びとしては楽しい。

2950w800  端午の節句と言えば柏餅。

 柏餅を備前の小さな長方皿に盛った。一つは端午の節句らしくヨモギ入り。

 

 

 今日は一日雨模様の予報。昨日植えた野菜には恵みの雨である。

 

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2008年5月 4日 (日)

みどりの日に土と戯る

 今日は「みどりの日」。新しく制定された国民の祝日だ。意見は色々あろうが、とりあえず、振り替え休日が一日増えるのはありがたい。

 今日も暑いくらいの晴天。朝からみどりの風と初夏の陽光を一杯浴びて、夏野菜を植え付けた。主ひとりではいつも食べきれない程野菜が収穫できるので、数種類の野菜を数本ずつ植えたが、やはり消費仕切れないだろう。

 今日植えた野菜は、ゴーヤ、ミニトマト(赤、黄)、千両茄子、胡瓜、ズッキーニ(黄)、オクラ。

2946w800  ツルが伸びるゴーヤと胡瓜は棚を作った。特にゴーヤは繁殖が激しいから十分繁茂するように工夫した。網を掛ければ簡単だが、今年は倹約である。十分水をやり約2時間半ほどで終了。良い汗をかいた。

 天気予報では、明日は雨。恵みの雨を期待しよう。

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2008年5月 3日 (土)

緑の風薫る

 今日は憲法記念日。1947年5月3日、平和憲法が施行されたのを記念して国民の祝日となった。

 あれから60年を経て、今、日本国憲法の平和思想が脅かされている現実が悲しい。あらためて平和憲法の原点に立ち返ることが求められている。

 それはさておき、今日は風薫るすばらしい晴天に恵まれた。全てが新緑に輝いているようだ。朝から気球が初夏の空の散歩を楽しんでいる。

 落柿窯では、いつものシルバーさんが草取りに来てくれた。約半年、草と落ち葉と落花に埋もれていた庭が選った。一層、緑が薫る。

2937w800  青空の中に浮かぶ気球。

 頭の上を越えて行った。

2940w800  初夏の空中散歩はさぞかし気持ち良かろう。

 羨ましい限りだ。

2933w800  落柿窯の柿の木の緑が眩しい。

 全てが生き生きと力強く見える。

 気温も上がった。真夏日か?・・・。

2944w800  草取が終わり、露地に続く枝折り戸の周りも緑のトンネルのよう。

 緑の中で暮らせる幸せを感じる時だ。

2945w800  茶室にも緑の風が吹き抜けて行く。

 そろそろ炉を終い、風炉の準備をしなければならない。

2938w800  落柿窯の煙突の上空も初夏の青空。

 「早く窯を焚こうよ」と催促されているように感じるが、窯焚きはまだまだ先になる。

2935w800  新しく出来た工房の出窓に自作の「備前種壷」を置いた。

 これで少しは工房の出窓らしくなったかな・・・。

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2008年5月 2日 (金)

スズランの香り

 母屋の玄関前にあるスズランが咲き始めた。小さな株を移植してから数年で結構大きな株になった。今、玄関の前はスズランの香りで包まれている。このスズランはヨーロッパ原産のドイツスズランらしく香りが強い。

 スズランの別名は「君影草」。花言葉は「幸福が訪れる」、「純潔」、「純粋」。フランスでは5月1日を「スズランの日」として、スズランの花束を送る習慣があると言うが、スズランは可憐な花と言うだけではない。スズランは毒草でもある。不用意に食すると死に至ることもあると言うから気をつけねばならない。

 そう言えば、昔から「スズラン畑では昼寝をしてはならない」と言われているが、なるほどとうなずける。花が可憐なだけに、一層注意が必要だ。この点では猛毒の「トリカブト」が紫の可憐な花を付けるのに似ている。

 スズランは芽吹いたばかりの「擬宝珠」と似ており、間違って食することもあるので注意が必要だ。

 ちなみにトリカブトの芽吹きは二輪草の若芽に似ているから、こちらも間違えて食べないように注意しよう。

2932w800 落柿窯のスズランの株。年々増えてこんなに大きな株になった。

 強い香りに酔いそうになるほどだ。

 こんなに可憐な花に毒があるとは・・・。「バラの花には棘がある・・・」ではないが、「可憐な花には毒がある・・・」と言うことか。

 さて、こちらは白さを増した「小手毬」。先日より一層華やいできた。

2931w800  まるで雪を被ったかの様に見えるほど白さが際だっている。

 落柿窯の庭は、そろそろ椿が終わりを迎え、春の花から初夏の花に変わってきた。

 

 これからはツツジ、サツキ、利休梅、アヤメ、そして沙羅へと庭の花は尽きることがない。

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海辺の町

 主は、5月2日から休暇を頂いて大型連休にした。今日は、海辺の町にある警察署へ更新の運転免許証を受け取りに行ってきた。

 穏やかな初夏の陽光に海も輝いている。暑い程だ。

2926w800  海辺のリゾートホテルが白く輝いている。このホテルは、ヨットやクルーザーが横付けでき、海から直接ホテルに入れるのが売りである。

 

 

 今日は連休の谷間だからヨットもほとんど出ていないけれど、今日のような穏やかな日に海を独り占め出来る幸せを一度は味わって見たいものだ。

2927w800  繋留されたクルーザー達。

 近くには大きなヨットハーバーもあって無数のヨットやクルーザーが出番を待っている。

 

 

 こんな穏やかな日には、たまには仕事を離れてヨットを楽しむことが出来る程、日本か豊かな国になるのはいつのことだろう。

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2008年5月 1日 (木)

八十八夜

 茶摘みの歌にあるように、今日は八十八夜。茶摘みの季節かやって来た。八十八夜は立春から数えて八十八日目にあたり、この頃から農作業の準備が本格的に始まる。「夏も近づく八十八夜・・・」と歌われるように、天候も安定し、時には汗ばむほど暖かいから、「八十八夜の別れ霜」の様に、もう霜の降りる心配もない。野菜の苗を植えるのに最適だ。

 信州では、この時期、山肌に現れる雪形が農作業の目安となる。白馬岳の「代掻き馬」、爺ヶ岳の「種まき爺さん」等が特によく知られている。

 日本人の生活には、やはり暦が重要な役割を果たしている。特に旧暦は農耕民族の日本の暦として最適である。

 そんな訳で、主の関心事は新茶だ。新茶は決して美味いとは言えないが、その色と香りは最高だ。

 そんなことを考えながら、今日、昼休みに、職場の近くにある「吉備路文学館」に行ってみた。ここには鬱金桜が有り、今は、最後のピンク色になって散り始めている。

2921w800  鬱金桜は、花びらが緑から黄色へ、そしてピンクへと色を変える。

 散り始めた鬱金桜もなかなか風情がある。

 誰もいない庭で、しばらく散る桜を眺められたのが嬉しい。

2923w800  近づくと儚い花であることがわかる。

 色々に色を変え散っていく姿は、人生にも似て無常観が漂う。

2922w800  吉備路文学館には大きなツツジの刈り込みがあり、桜の後はツツジが楽しめる。

 これからがツツジの見頃。良く手入れされた美しい刈り込みだ。

2924w800  主は明日から休みに入る。

 昨年の今頃は窯を焚いていた。しかし、今年は何もない。主の好きな怠惰な日々が過ごせそうだ。