2008年3月31日 (月)
2008年3月30日 (日)
花冷え
今日は朝から冷たい雨。気温も上がらない。毎年、桜が咲きだす頃、冬を思わせる寒さが戻る事がある。これを花冷えと呼び、春の季語となっているが、今日はまさにその花冷えになった。
主は、昨日のストーブの片付けや村中を歩き回った後遺症が出たようで今日はずっと身体が重い。
外は冷たい雨だし、今日予定していた割木の搬入も雨で延期になったし、特に急ぎの仕事も無いので一日家の中だ。外からは賑やかな子供の声が聞こえ、焼き肉の香ばしい匂いが漂ってくるので、外を見るとお隣が雨の中で大きなビーチパラソルを広げ、野外で焼き肉パーチィーをしていらっしゃる。そういえば、先週そんな話をしておられたなあ~。それにしても雨で大変だろう。
今日の気温は低いが一雨ごとに緑が厚くなることには変わりない。ずいぶん草も伸びた。雨が降るたびにぐんぐん伸びる。
この草の中でシャクヤクの芽が伸び出した。
そろそろ草刈機を動かす時期が来たようだ。
昨夜、土を作ろうと用意した土がそのまま置いてあるのが気になるが、今日はこのまま怠惰でいようと思う。
備前焼は土が全て。
昔から「一土、二焼け、三細工」と言われるほど土の性質が全てを決める。
2008年3月29日 (土)
揚げ雲雀
少なくなった麦畑の上空で揚げ雲雀の声がする。昔は麦畑も多く、雲雀の囀りも賑やかだったように思うが、少なくなったとはいえ、それでも雲雀の囀りが聞こえると何故かホッとする。
花曇りの上空で囀る雲雀の姿を探したが、主の目ではやはり無理。
降りて来た雲雀は、巣の場所を知られないように巣がら離れた場所にランディングするから、子供達はそっと雲雀の後を追ったものだ。
下界では、何処へ行っても花盛り。特に田圃の畦道に咲く名も知らぬ小さな花が愛らしい。
スミレのようなこの花は何?。うっかりすると踏みつぶしそうになる程小さな花。
自然はすばらしい。季節になるときちんと花を咲かす。自己主張することは無いけれど、しっかり生きている。
主は、常々こんな生き方をしたいと思ってきたが、なかなか思い道理にはいかないね。
今日は、午後配り物があり、村中を歩いた。二十数軒しかない小さな村だが、歩いてみるといらんな発見がある。何処に行っても花盛り。水仙、パンジー、ジンチョウゲ、ユキヤナギ、西洋カラシナ、菜の花、スモモの花、椿等々香りと共に目を楽しませてくれる。
川には、いつの間にか飛び立った鴨に変わって新しい兄弟が住み着いていたし、カイツブリのつがいも見たし、楽しい時間だった。
可愛い~。主は今、犬を飼うかどうか思案中だが、こんな可愛い犬を見るとパピヨンもいい~と思ったりする。
よく吠えるので番犬にもなりそうだ。ちょっと心が動いたりして・・・。
タンポポ
遅れていたタンポポが咲いている。先週末までは見られなかったのに、今日はあちらこちらで満開だ。このタンポポは、今やそのほとんどが外来種で日本タンポポは少ないらしいが、主にはその区別が付かない。どちらにしてもタンポポが咲くと春本番を迎えた気がする。
主は午前中工房の薪ストーブをかたづけた。
冬の間よく活躍してくれたストーブに感謝。
おかげで高い灯油を買わなくて済んだ。そういえば、このシーズンは一度も灯油を買わなかったあな~。
煙突を外しすすを取り、いつものようにストーブを収納した。
来シーズンまで8ヶ月、ゆっくり休ませる。あちこちにさびが出たり、パッキンが劣化したりしているがまだまだ使える。
ストーブと同じように今シーズン大活躍した芋焼器も片付けた。こちらも痛みはあるがまだ使える。来シーズンまでには備前焼で芋焼器を制作する予定だ。
2008年3月28日 (金)
ぐい呑の群れ
昨日、友人の若い備前焼作家が美味い酒にはその酒に合ったぐい呑みがいると書いていたが、残念ながら下戸の主ではそれを試してみることが不可能だ。
落柿窯の食器棚をちょっと探って見ただけで、こんなにぐい呑みが出てくるが、正月と窯焚きの御神酒用以外では使った事がない。全くだらしない話である。
冷酒用もあればワイン用もある。ぐい呑もいわゆる杯もあるが、さて使い心地となると、とんとわからない。
昔から「酒器は酒飲みに作らせろ」といわれるが言い得て妙である。
酒が呑めないと満足な酒器など出来ようはずがない。第一、良し、悪しを使ってみて判断する事が先ず無理だから、何処をどう直すかわからない。
昔から備前の酒器で評価が高いのは、全て大酒飲みが作ったものばかり。
ここが主の一番の弱点。しかし、今からではもう遅い。
2008年3月27日 (木)
私ー作る人ー壊す人
今朝は雨上がりの美しい風景が広がった。空気はひんやりしているがほどよい湿りが心地よい。
こんな穏やかな朝は嬉しいことが生まれるロケーションに相応しい。
さて、今夜は再び雨の予報なので、雨の降らない内にと思い工房に出た。昨夜のどんぶり鉢が仕上げ時になっている。少し柔らかで削りか楽であった。
これで讃岐うどんが食いたいね。
今夜工房でコーヒーを楽しんでいたら、主のちょっとした不注意で愛用のカップを割ってしまった。お気に入りだったのでショックではあるが、主は作る人でもあるから、少しは割れてくれないと作品が出て行ってくれない。たまには割れるのも歓迎しよう・・・と自分で自分を慰めている。
大きさも形も焼けも良かっただけにもったいないことをした。
それにしても主はよく粗相する。歳かなあ~。
こんな日は気分を変えるため新しい茶碗をアップしようと思う。この茶碗も落柿窯の展示室に埋もれていたものだ。
窖窯独得の焼成で胴のへラ目も景色になっている。
見込みには白い抜けに緋襷が付く。抜けの周りには上から胡麻が降って景色を添えている。
正面に胡麻。胴締めにはヘラ目。
結構いけてる茶碗だと思っている。(自画自賛)
それにしても落柿窯の展示室には何があるかわからない。、まるで宝探しのようだ。
整理は老後の楽しみに置いておこう。
2008年3月26日 (水)
土筆
今日は朝からよく晴れたが、風が強くちょっと肌寒い。主は所用のため、お休みを頂いて早朝からあちこちに出かけていたが何とか片づいた。
この良い天気も長続きしない予報で、今夜はまた雨になるようだ。雨の度に家の周りの草が伸びてくる。落柿窯の母屋の裏や茶室の横には土筆が伸びている。家から1メートルも離れていないところで土筆が取れる家も珍しい。それもそのはずで、しばらくすると家の周りはスギナ畑に変わる。
今はまだ草が見えないが、あっという間に草に覆われる。
茶室の周りは椿が盛りだし、小手毬の若葉が伸び始め、玄関の前の海棠がいつの間にか花芽をのばしている。夏椿(沙羅)の芽もふくらみかけた。
芽吹きの季節が主の一番好きな季節。嬉しい季節になった。
まだ木が若いので花が少ないが、今後が楽しみだ。
若い緑が目に優しい。
出入りの庭師さんによると、白の藪椿だと言うが、どうも疑わしい。
しかし良い花だ。
大きな気になっておりサザンカや椿の木より背が伸びた。
昨夜は疲れていて、カップの仕上げが出来ないかと思ったが、それでも乾燥は待ってくれないから、仕方なく仕上げを済ませた。
土は、主にとっては自然の中に身を置く事と同じなのだろう。
明るい春の陽光が降り注いでいるが、相変わらず客はない。
2008年3月25日 (火)
アミ大根
今日はまたまた夕方から雨。この時期の雨は緑を育て花を咲かすのに欠かせないが、こう頻繁に雨になるとさすがに嫌になる。昨夜轆轤挽きしたコーヒーカップが仕上げを待っているが、今夜は何故か疲労感が強くて工房に足が向かない。
今夜の夕食に先日畑を耕したとき収穫した今シーズン最後の大根で「アミ大根」を煮た。
アミは近くの海沿いの町の特産で、春先になると魚屋やスーパーに並ぶ。「ぶり大根」は全国何処にでもあるが「アミ大根」はおそらく瀬戸内だけだろう。アミ事態が珍しいからね。
今夜は干しアミを使った。主は生のアミより干しアミの方が生臭さが無くて好きだ。
ぶり大根とはまた違った美味さが味わえる。
アミと大根はベストパートナーだ。
落柿窯作の黒い備前の皿に盛る。
2008年3月24日 (月)
カップとカップ
気持ちの良い春の宵。夕食の後、今夜も轆轤の前に座った。余り気は乗らなくても気持ちの良い春の宵が身体を動かすのだろう。
先日からコーヒーカップを作っているが、主が実際使ってみると、コーヒーカップよりマグカップの方が実用的な気がする。コーヒーカップはソーサーが必要だが、マグカップは本体だけでよいから作るのにも楽だ。
それでも今夜はコーヒーカップを轆轤挽きした。夜なべ仕事で作れるだけの数は知れているから、一度に作るのはほんの10個程度に過ぎないが、それでも轆轤を回すと気持ちが落ち着いてくるのがわかる。土の感触が癒しになっている所為だろう。
これで、明日の夜も仕事をしなければならない。明日は削って仕上げる事になる。
これはコーヒーカップの本体だが、マグカップはもう少し大きい。
落柿窯の昨年焼成した作品の中からコーヒーカップとマグカップを出してきて比べてみた。
どちらが使いやすいかは個人の好みの問題だが、主の知る限りではマグカップを好む人の方が多いようである。
落柿窯作「コーヒーカップ&ソーサー」と「マグカップ」。備前焼は使い込む程に肌合いがしっとりと変化してくるから使うのが楽しくなる。
今夜はもう一つ気になっていた、先日陶芸娘が制作した「笛」の様子を見た。割れないかと心配していたが、今のところ割れは見あたらない。
乾燥が進んだ縦笛。果たして吹けるのか心配だ。早く焼成してみたくたくなった。
音が出てくれれば良いが・・・。
2008年3月23日 (日)
雨に濡れて
昨日の晴天は何処へやら、今日は低気圧の雨になった。気温は低くはないが雨が降るとやはり肌寒い。工房で名残のストーブを焚きながら昨日のコーヒーカップを仕上げた。
かつて春雨は濡れても風情があったようだが、今では中国大陸から黄砂やら公害物質やらが飛んできているようで、余り濡れたくない状況になった。残念ながら興ざめは否めない。
それでも春の雨は緑を育てるのに無くてはならないもの。一雨ごとに緑が萌える様はまさに春を実感する時でもある。
落柿窯の茶室の露地は椿の落花で埋め尽くされた。雨の中しっとりとしている様は良いものだ。
東京では早くも桜が開花したらしいが、このあたりでは一週間ほど先になる予報だ。
今日仕上げたコーヒーカップは、前回のカップと比べて少し大きいように見えるが、乾燥および焼成での収縮を考えるとさほど違いはないと思う。今の段階では意味がないが、ちょっと比べてみた。
今の段階でこれだけの差があるが、乾燥と焼成の収縮でほぼ同じになるはずだ。
それにしても、主の最も好きな季節なのに何故か気分は鬱である。
2008年3月22日 (土)
ミツバチの恵み
花盛り
今日は朝からすばらしい晴天。しかし、明日はまた雨になるという予報に「畑を耕すのは今日しかない」と午前中トラクターを動かした。久しぶりにエンジンに火を入れるためバッテリーの消耗が気になるが、それでも充電器を駆使してどうにか動かすことが出来た。
周りは花が盛りである。水仙、サクランボの花、菜の花、椿、サザンカ・・・等々競うように咲いている。こんな日の畑仕事は気持ちがいい。新しく耕した畝にどこからか背黒セキレイが飛んできて虫をついばんでいる。トラクターが近づくと逃げるがまたすぐに寄ってくる。これで主の頭にでも止まってくれれば嬉しいが、なかなかそんなに上手くは行かない。
昔、釣り好きの備前焼の著名な作家さんが川釣りをしていたとき、竿の先にカワセミが止まった。その作家さんは「ようやく自然と一体になれた」と思ったという。羨ましい話である。
さて、これで畑はいつでも野菜の苗を植えられる状態になった。この春、定年退職する従妹の主人が野菜造りに燃えているので頑張ってくれるだろう。
農業は自然と上手く共存する事、それに雑草との戦いである。しかし作物を作ることは何物にも代え難い喜びでもある。さてさてどうなることか。しばらく見ていよう。
よく肥えた畑。もう何十年も無農薬有機栽培で野菜を作っているのでこの畑で取れた野菜はずいぶん甘い。特に大根は生でかじるとまるでフルーツのようだ。
畑の横にある水仙。日本水仙はあちこちにあるが、この水仙はここの株だけ。しかし、ここの株には数種の水仙が混ざっていて色々な花が咲く。
「アンデス」という名のサクランボ。もう一本「佐藤錦」を植えていたが、苗木の頃、主が草と一緒に草刈機で刈ってしまったようで、無くなった。
こんなぽかぽか陽気にはついつい眠くなる。怠惰な主には何よりの日和だ。
2008年3月21日 (金)
アクセス累計
昨夜遅く、このブログのアクセス累計が5万件を超えた。「備前落柿窯作品集」へのアクセス数を加えると7万件に迫っている。
2006年6月も終わりになって初めて手に入れたPCで見よう見まねで立ち上げた拙いブログだが、まさか、こんなに多くの方が毎日アクセスしてくれるとは思っていなかった。有名なタレントさんや著名な陶芸家ならいざ知らず、田圃の畦道に生える名も知らぬ草のように全く世に知られていない主のブログにこんなにもアクセスがあることに驚くと共に、毎日アクセスしてくださる方々に心から感謝したい。これからも主が元気でいる限り落柿窯から季節の便りを発信していくつもりだからよろしくお願いする。
さて、今日はよく晴れて穏やかな春の日和が戻った。夕方、西の空に夕日が落ちる頃、東のまだ明るい空に白い月が浮かぶ。まさに「蕪村」の世界がそこにあった。
穏やかな春の宵だ。
「3月の風と4月の雨が5月の花を咲かす」といわれるが、日曜日には早くも雨の予報がでている。
「春に3日の晴れ間無し」とはけだし名言。昔の人は自然と共にあった事がこの「ことわざ」からのもよくわかる。
落柿窯の畑は冬野菜もほぼ終わり、次第に草に占領されてきた。早めにトラクターを入れようと思う。
今夜はちょっと変わって、落柿窯作の茶碗の高台だけをアップしてみよう。
還元焼成の茶碗。
こんなのもありかな。
緋襷の茶碗。上からの写真は「備前落柿窯作品集」に登載してある。
今夜はフィギアの女子を見た。やはり真央ちゃんとキム・ヨナはぬきんでている。これからは当分この二人の時代が続くだろう。
真央ちゃん優勝おめでとう。
2008年3月20日 (木)
春分の月
「菜の花や 月は東に 日は西に」(蕪村)
春分の月は月齢12。満月まで後3日。今夜の月は時折雲間から顔を出す。それがまた何とも風情がある。まるで恥じらいの乙女の如く。そんな月を愛でながら今夜は「おはぎ」を友に茶を点てた。茶碗は少し早いが京焼きの花の図柄にした。なんと言っても今日は春分の日だから。
あいにく夕日が沈む頃は、時折日が射すものの雲が厚く「日は西に・・・」の夕日は見られ無かったが、夜が更けるに従って雲間から月が時折顔を出すようになった。
自然を友とし、季節を肌で感じながらの暮らしほど人間らしい生き方はないだろう。
若い頃からちょっと変わった生き方をしていると思われている主だが、そんなに特殊な事はない。
自分ではごく普通だと思っているのだが・・・。
春分の日
昨日からの春の嵐が過ぎて北風が冷たい春分の日。朝、気にかかっていた壷を仕上げた。少し乾燥が進んでいたがどうにか間に合った。
昨夜ならもう少し楽に仕上げられたと思うが、一晩違うとやや乾燥が進んでいる。
やはり仕上げのタイミングは重要である。
落柿窯の庭は椿の落花で埋もれ始めた。先日まではサザンカの花びらで埋もれていたが、その上に椿の落花。見方によっては風流そのものだが、実は主が無精で庭掃除をしないのが原因だ。
侘び助(吉備)の下に横たわる岩の上にも周りにも侘び助の落花、サザンカの落花。
苔むした岩の上に落ちる侘び助はいいね。
アップで見ると不思議な花だ。歌にも歌われるサンシュユは一番早く春を告げる花である。
侘び助の優しい花は癒しそのもの。蕾もよし、開きかけもよし、満開もよし、落花もよし。
椿好きの主にとって侘び助は特別である。
2008年3月19日 (水)
一回休み
昨日、落柿窯のブログが更新されていなかった事についてご心配をおかけした向きもあったようだが、実は昨夜から今日午前中にかけて、このブログの管理者がメンテナンスを行ったため記事が書けなかったもので、特に主に異変が起こったわけではない。こればかりは主の力では如何ともし難い事で有り、主は全く変わりなく元気なのでご安心願いたい。今後はこんな事態はわかり次第事前に休みを予告することにしようと思う。
さて、今日は春の嵐になった。まさに猛るライオンのようだ。「春はライオンのようにやって来て、子羊のように去っていく」といわれる西洋のことわざそのままである。
そんなこんなで、今、外は大荒れ。壷の仕上げが気になるが、この嵐の中を工房に行くのがためらわれるから、今夜は主の得意な怠惰を決め込むことにした。
昨夜は先日の皿を仕上げたのでその様子をアップする。
このまま乾燥させると割れるから、今回は新しく造った室に入れてゆっくり乾かしている。
後ろに見える立ち壺が仕上げを待っているのだが今夜は止めた。ナイロンを掛けているので急激な乾燥は無いはず。
今夜もまた嵐の音を聞きながら茶を点てた。
今夜の茶の友は甘く煮たお多福豆。たまにはこんな自然食の菓子も良いものだ。
茶は「松昔」。茶碗は古い虫明焼。銘々皿は古い伊万里。
明日の茶は、勿論おはぎを菓子にする予定だ。
2008年3月17日 (月)
彼岸の入り
「毎年よ 彼岸の入りが 寒いのは」(正岡子規)
こんな句が詠まれるほど彼岸の入りが寒いのは当たり前の事なのに、今年は何故か暖かい彼岸の入りになった。奈良東大寺二月堂のお水取りを待つまでもなくいつの間にやら暖かくなっていた。2月があんなに寒かった事を思えばまるで嘘のような今日この頃だ。
この暖かさは主に取っては大いにありがたい。おかげで轆轤を挽く気にもなった。今夜も昨日に続いて少し轆轤を回し、大きめの立ち壺を挽いた。
花好きの主はどうしても花の器になってしまう。この立ち壺も花を入れやすいように口を絞り、背が高くなった。
まんまるの壷は花が活けにくいから、活けやすいようにすると、どうしてもこんな形になってしまう。
昨日の大皿は仕上げが出来るほど乾いていないから今夜は触っていない。急激な乾燥は割れるモトだからゆっくり乾かしている。
今夜は次回の窯焚きに向けて燃料の松割を注文した。今月末には入る予定だ。こうして徐徐に陶芸モードにシフトぢていくのが主のいつものやり方である。
2008年3月16日 (日)
ネコヤナギ
春霞の一日。今日は昨日のような青空は無い。それでも穏やかな春の日には変わりない。工房の横に義兄が植えたネコヤナギが見事に芽吹いている。子供の頃、ネコヤナギは川縁に生えていたが、今では水路はほとんどコンクリートで固められ柳の木など一本も無くなった。この50年でこんな田舎でも風景が一変した。果たして、こんな日本で本当に良いのだろうか。
それはともかく、工房横のネコヤナギは切り花としての観賞用で、ほとんど水気がない所でも育つ種類のようで季節になると見事に芽吹く。
大きな木ではないが、さすが園芸腫の事はある。芽吹きが見事だ。
この週末も相変わらず何かと気忙しく、なかなか土を触る気になっていなかったが、午後から時間が出来たので久々に轆轤を回して大皿を挽いた。
久々に土の感触を楽しんだ。
プロだとこうはいかないが、その点アマチュアは気楽でよい。
工房の奥の部屋もこの週末で大方の片付けが終わった。後は電気工事を残すのみ。
窯場の電気工事は、先輩の電気炉を移転してくる話が消えたため工事の必要が無くなり触らなくても良くなった。
パズルを埋めるように、一つ一つ懸案事項が減っていくと気持ちが軽くなるから、これからは作陶に集中出来そうだ。
それにしても土の感触はすばらしい。まさしく癒しである。
2008年3月15日 (土)
お役御免
今夜は落柿窯のある小さな村の集会。新しい村の役員を決める選挙があった。この間、主は村の会計係を仰せつかり、2年間努めたが、この年度末でお役御免となる。仕事を持っていると金融機関での金の出し入れがままならぬので結構負担が大きかったが、3月末で決算をすればこの役も終わる。
今夜は集会から帰って一息入れるために茶を点てた。
いつもの松昔をいつもの萩の茶碗で。
2時間ほどの集会の後の一服の茶は安らぎをもたらしてくれる。
今日夕方、親しい女流陶芸家が窯焚きの帰り、主のために美味いコーヒーを入れに来てくれた。コーヒー豆の銘柄は「クレオパトラ」というコロンビア系の豆である。深い香りの豆だが思いのほかあっさりしていて飲みやすい。この豆は初体験であったがなかなかいける。
女流陶芸家と2時間余りいろんな話題に花か咲いた。特に、今の社会不安と景気の悪さで備前焼がもろに影響を受けている事に、お互いにため息しか出てこない。このままだと日本の伝統は生きられない不安がある。来年から本格的に陶芸の道を進もうとする主には辛い話になった。
帰りに、今日昼間、主がアップしたフキノトウをみつけ、大喜びで摘んで帰った。開きすぎだと言ったがそれでも良いとのこと。
ゆでて水にさらし、蕗味噌にするという。
主は、蕾が良いと思うのだが・・・。
2008年3月14日 (金)
TAVERNA(タベルナ)
この春、職場の同僚が異動することになり、送別会が開かれた。今夜の会場はイタリアンのお店「TAVERNA」。
TAVERNA」はイタリア語で「家庭的なおもてなし」を意味するらしいが、その名の通り店構えも控えめで、店内もシンプルでさりげない。その上、狭い空間を上手く使ってあるといった印象である。
奥のボードに手書きで今日のメニューか書いてある。
乾杯のシャンパンと料理が出てくるまでにつまめる美味しいパン。
バルサミコ酢入りのバージンオイルに浸して食べる味はまた格別で、3回もパンを追加した。
前菜。特にチーズは絶品。タコもエビも新鮮。味は特に濃いこともなく前菜として丁度良かった。
牛タンと春野菜の炒め物。牛タンの美味さと春野菜のかすかな苦みが上手くマッチしていた。思いの外油濃さはない。
ホタテを舌ヒラメで巻いてある。
クリームの割りにしつこさはない。
レンズ豆を赤ワインで煮込んだソースが掛けてある牛ヒレステーキ。
久々のレンズ豆が珍しかったし肉も良かった。
今夜はみんなでこの赤ワインを空けた。フルーティーで渋みもなく美味しいワイン。値段もお手頃。さすがシェフがお薦めのワインだけの事はある。
仕上げはお決まりのパスタ。それまで腹一杯食べたはずなのに、このパスタもぺろりと平らげた。
これにまだデザートとコーヒーが付く。
イチゴのシャーベット、チョコのムースそれにプリン。甘みも適度で同時に出されたコーヒーとよく合った。
今夜の店は主にとっては初めてだが、早速主のお気に入りに追加した。
今夜は、送る方も送られる方も満足の宴であったが、1年後には主は送られる側になる。。
2008年3月13日 (木)
喜びの日
今日、従妹の娘に男子誕生。これだけでも喜ばしいが、その上、友人の息子達が相次いで大学に合格。春から新しく旅立つ事になる。
春は旅立ちの季節だが、身近な者が旅立つ喜びと少しの寂しさが入り交じった甘酸っぱい想いが心地よい。それこそ長渕剛の歌のように・・・。
こんな日は祝杯を挙げるべきだとは想うけれど、下戸の主はそうもいかず、ただお気に入りの徳利を眺めるだけ。あ~、下戸は無粋だね。
そんなわけで、呑めもしない祝い酒を恨めしく眺める味気なさ・・・。
落柿窯作「備前徳利」。窖窯特有の暖かい焼成がお気に入りだ。
主は、窯焚きの時はいつもこの徳利に御神酒を入れて供え、御祓いをする事にしている。
みんな「おめでとう」。
2008年3月12日 (水)
春の小川ー春の宵
「春の小川はさらさら行くよ・・・・」と歌われるように気持ちよい川面が広がっている旭川。
今日はいつもの定期診察の日。病院の横を流れる旭川の川面が穏やかな春の陽光にキラキラ輝いている風情に、診察までの長い待ち時間も少しは癒された。
川面が陽光」に輝く昼下がり。そよ風が心地よい。
北を見ると鶴見橋が遠くに見える。もうすぐこの川に素魚(しろうお)が上って来る。この魚はハゼの稚魚でいわゆる白魚(しらうお)とは別もの。
こんな日は仕事を休んで散歩したい気になるが、そうもも行かぬのが辛いところだ。
今夜は暖かい春の宵に上弦の月が美しい。
ちゃんとしたカメラなら、もっと良い写真が撮れるけれど、なにせ、主のデジカメはコンパクトサイズしかないから、これが精一杯だ。
先日までの寒さが嘘のような穏やかな宵。外にいても心地よい。
今日は姉たちの陶芸教室の日。工房には、またしてもピエロの姿が・・・。
一週間前のピエロの制作から、どうもピエロづいたらしく、今日もこんなピエロが何体か立っていた。
おそらく、野の花を一輪投げ入れるのであろうと推察できる小壺だ。
今夜帰宅してみると、懐かしい人からの便りが届いていた。もう久しく会っていないが元気な様子。もうすぐ第2子が誕生とのこと。懐かしい人のめでたい話に今夜の主は機嫌がいい。そこでまたまた茶の出番。今夜は「利休饅頭」を菓子に茶を点てた。
嬉しい便りと、心地よい宵と、美味いお茶で疲れ気味の主も今夜ばかりは少し癒されたようである。
今日は、東大寺二月堂の修二会もいよいよクライマックスの大松明。さぞかし奈良の都は賑わっていることだろう。
。
2008年3月11日 (火)
疲れたー
春、春、春・・・といって良い暖かい一日。いよいよ春本番か。
それにしても今年はメリハリのきいた季節の変化だ。明日のお水取りに合わせたかのような天気にちょっと驚いている主だが、今日は何故か極端に疲れた。こうしていても瞼が閉じそうになる。気合いを入れるため、今夜はお茶の変わりに濃いコーヒーを入れた。今日のカップはちょっと変わった京焼きである。
店の女主人は、主がカップを集めていることを知っていて、まだ主のコレクションに無いこのカップをプレゼントしてくれた。結構良い値が付いており、主のお小遣いでは購入できそうもないものだったので感謝、感謝である。
どうも今夜は、これ以上は何も出来そうに無い。ブログもこれまでとしたい。
2008年3月10日 (月)
春雷
夜半過ぎの大地をつんざく雷に思わず飛び起きた。一瞬、主の住むあばら屋が揺れた。それほど大きな雷。暖められた空気の上に冷たい空気が入り込み大気の状態が不安定になって起きる界雷である。上空でもやっと春の気配になったようだ。これで本格的な春も近い。
「春はライオンのようにやって来て、子羊のように去っていく」と言われるがこれは西洋だけの事ではない。日本もまたしかりである。
そんな今日3月10日は「東京大空襲の日」。この日を境に京都を除く日本国中の主立った都市は焼け野原になった。なんという蛮行であろう。これら一連の空襲によって犠牲になった民間人は数知れない。その上、沖縄、広島、長崎と続く虐殺とも言える蛮行の数々。私たちは、数多くの犠牲によって得た教訓を忘れてはならない。
これから夏にかけて鎮魂の日が続く。平和を祈ろう。
さて、今夜は一気に春の宵になったかと思われる程暖かい。帰宅すると宵闇の中から梅の香が漂ってくる。63年前とは比ぶべくもないが、平和な穏やかな宵だ。この平和はなんとしても守らねばならぬと思うのは主ばかりではないはず。老いも若きも、この穏やかな平和に埋没することなく、しっかりと世界を見つめねばならない。
こんな話題は、どうも主の得意とするところではないようなので、いつもの脳天気な主に戻ろう。
今夜は春を告げる「春雷記念」の茶を点てた。
やはりこのお茶は美味い。お気に入りである。
菓子は冷蔵庫にあったチョコを2種類。チョコを菓子に使ったのは初めて?・・・。
奈良東大寺二月堂では修二会が始まっている。12日はいよいよ「お水取り」の儀式。勇壮な大松明だ。関西ではこれが終わると春が来ると言われている。
春よ来い、早く来い・・・・・。外が良い季節になった。
2008年3月 9日 (日)
天満屋チームは春爛漫
2日続きのうららかな陽気。今日は名古屋国際女子マラソンが行われた。結果はご存じの通り天満屋の中村選手が途中からぶっちぎった。地元の人間としては見ていて痛快なレースだった。これで大阪で成績を残した森本さんと同じチーム内での代表権争いとなった。テレビで観戦しながらシド二ー前の東京をぶっちぎりで制したやはり天満屋の山口さんを思い出したのは主ばかりでは無いだろう。選ばれたら頑張って欲しいと思う。
そんな今日は、昨日に引き続いて陶芸娘達が作品の仕上げにやって来た。昨日の小鉢も笛も牛さんも結構上手く仕上がったようだ。
今日鼻ぐりを通したら全く牛そのもの。
面白いね。
同じ娘の笛はどうも「ちくわ笛」からヒントを得たようでこちらも完成。
轆轤を回して削った小鉢。それなりに仕上がった。ただ相当重い。
とても器用な娘なのでこれからの精進次第で上手くなるだろう。
高台を削った小鉢に主のアドバイスを入れて一手間加えるとこうなった。
主も陶芸指導者としての才能有りかな(?)。
それはともかく、昨日今日と春爛漫。気持ちの良い週末が嬉しい。
























































