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2008年3月31日 (月)

旅立ちと別れ

 今日は3月31日。職場で退職される方達をそっと見送った。この中には新しい旅立ちをする人もいる。

 寂しさと喜びが交錯するふしぎな一日である。

 今日の舞台装置は何といっても咲き始めた桜。

 花冷えの今日、咲き始めたばかりの桜は未だ華やかではなく、別れの寂しさを紛らす微笑みのようである。後数日もすれば、満開の桜が新たな旅立ちに花を添えるだろう。

 そんなこんなで、主は今夜、卒業祝いの茶を点てた。勿論、咲き始めた桜を写した茶碗で・・・。

2613w800  卒業おめでとうめでとうございます。長い間お疲れ様でした。

 卒業と新たな旅立ちに乾杯。

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2008年3月30日 (日)

桜咲く

 花冷えの今日もあちこちから桜の便りが届いている。東京では早くも満開。西日本は関東に比べてちょっと遅れて開花したから、これから見頃を迎えるところが多い。

 このあたりの桜はやっと開花したばかりなので見頃は来週末あたりだろう。

 今夜は花冷えのなか、桜の茶碗に桜の銘々皿を合わせて茶を点てた。菓子は岡山銘菓「大手饅頭」。

2605w800  花(桜)の季節に最も似つかわしい茶碗に銘々皿。

 この取り合わせは今しかない。いわゆる「季節限定」というやつだ。

 今夜の茶も美味かった事は言うまでもない。

 

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花冷え

 今日は朝から冷たい雨。気温も上がらない。毎年、桜が咲きだす頃、冬を思わせる寒さが戻る事がある。これを花冷えと呼び、春の季語となっているが、今日はまさにその花冷えになった。

 主は、昨日のストーブの片付けや村中を歩き回った後遺症が出たようで今日はずっと身体が重い。

 外は冷たい雨だし、今日予定していた割木の搬入も雨で延期になったし、特に急ぎの仕事も無いので一日家の中だ。外からは賑やかな子供の声が聞こえ、焼き肉の香ばしい匂いが漂ってくるので、外を見るとお隣が雨の中で大きなビーチパラソルを広げ、野外で焼き肉パーチィーをしていらっしゃる。そういえば、先週そんな話をしておられたなあ~。それにしても雨で大変だろう。

 今日の気温は低いが一雨ごとに緑が厚くなることには変わりない。ずいぶん草も伸びた。雨が降るたびにぐんぐん伸びる。

2602w800  見るからに若々しい緑。フキノトウも大きくなった。

 この草の中でシャクヤクの芽が伸び出した。

 そろそろ草刈機を動かす時期が来たようだ。

  

 昨夜、土を作ろうと用意した土がそのまま置いてあるのが気になるが、今日はこのまま怠惰でいようと思う。

2601w800  この土を土練機で十分練り直す。

 備前焼は土が全て。

 昔から「一土、二焼け、三細工」と言われるほど土の性質が全てを決める。

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2008年3月29日 (土)

揚げ雲雀

 少なくなった麦畑の上空で揚げ雲雀の声がする。昔は麦畑も多く、雲雀の囀りも賑やかだったように思うが、少なくなったとはいえ、それでも雲雀の囀りが聞こえると何故かホッとする。

2543w800  花曇りの上空で囀る雲雀の姿を探したが、主の目ではやはり無理。

 降りて来た雲雀は、巣の場所を知られないように巣がら離れた場所にランディングするから、子供達はそっと雲雀の後を追ったものだ。

 下界では、何処へ行っても花盛り。特に田圃の畦道に咲く名も知らぬ小さな花が愛らしい。

2595w800  スミレのようなこの花は何?。うっかりすると踏みつぶしそうになる程小さな花。

2599w800  この黄色い小さな花は何?。畦道の至る所に咲いている。

 自然はすばらしい。季節になるときちんと花を咲かす。自己主張することは無いけれど、しっかり生きている。

 主は、常々こんな生き方をしたいと思ってきたが、なかなか思い道理にはいかないね。

 今日は、午後配り物があり、村中を歩いた。二十数軒しかない小さな村だが、歩いてみるといらんな発見がある。何処に行っても花盛り。水仙、パンジー、ジンチョウゲ、ユキヤナギ、西洋カラシナ、菜の花、スモモの花、椿等々香りと共に目を楽しませてくれる。

 川には、いつの間にか飛び立った鴨に変わって新しい兄弟が住み着いていたし、カイツブリのつがいも見たし、楽しい時間だった。

2600w800  ご近所のパピヨン。

 可愛い~。主は今、犬を飼うかどうか思案中だが、こんな可愛い犬を見るとパピヨンもいい~と思ったりする。

 よく吠えるので番犬にもなりそうだ。ちょっと心が動いたりして・・・。

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タンポポ

 遅れていたタンポポが咲いている。先週末までは見られなかったのに、今日はあちらこちらで満開だ。このタンポポは、今やそのほとんどが外来種で日本タンポポは少ないらしいが、主にはその区別が付かない。どちらにしてもタンポポが咲くと春本番を迎えた気がする。

2592w800  今日は暖かい春の陽光が降っている。

 主は午前中工房の薪ストーブをかたづけた。

 冬の間よく活躍してくれたストーブに感謝。

 おかげで高い灯油を買わなくて済んだ。そういえば、このシーズンは一度も灯油を買わなかったあな~。

 煙突を外しすすを取り、いつものようにストーブを収納した。

2591w800  来シーズンまで8ヶ月、ゆっくり休ませる。あちこちにさびが出たり、パッキンが劣化したりしているがまだまだ使える。

 ストーブと同じように今シーズン大活躍した芋焼器も片付けた。こちらも痛みはあるがまだ使える。来シーズンまでには備前焼で芋焼器を制作する予定だ。

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2008年3月28日 (金)

ぐい呑の群れ

 昨日、友人の若い備前焼作家が美味い酒にはその酒に合ったぐい呑みがいると書いていたが、残念ながら下戸の主ではそれを試してみることが不可能だ。 

 落柿窯の食器棚をちょっと探って見ただけで、こんなにぐい呑みが出てくるが、正月と窯焚きの御神酒用以外では使った事がない。全くだらしない話である。

2589w800  色とりどりで形もとりどりの酒器達。

 冷酒用もあればワイン用もある。ぐい呑もいわゆる杯もあるが、さて使い心地となると、とんとわからない。

 

 昔から「酒器は酒飲みに作らせろ」といわれるが言い得て妙である。

 酒が呑めないと満足な酒器など出来ようはずがない。第一、良し、悪しを使ってみて判断する事が先ず無理だから、何処をどう直すかわからない。

 昔から備前の酒器で評価が高いのは、全て大酒飲みが作ったものばかり。

 ここが主の一番の弱点。しかし、今からではもう遅い。

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2008年3月27日 (木)

私ー作る人ー壊す人

2577w800  今朝は雨上がりの美しい風景が広がった。空気はひんやりしているがほどよい湿りが心地よい。

 こんな穏やかな朝は嬉しいことが生まれるロケーションに相応しい。

 さて、今夜は再び雨の予報なので、雨の降らない内にと思い工房に出た。昨夜のどんぶり鉢が仕上げ時になっている。少し柔らかで削りか楽であった。

2582w800  ほどよい大きさのどんぶり鉢。

 これで讃岐うどんが食いたいね。

 今夜工房でコーヒーを楽しんでいたら、主のちょっとした不注意で愛用のカップを割ってしまった。お気に入りだったのでショックではあるが、主は作る人でもあるから、少しは割れてくれないと作品が出て行ってくれない。たまには割れるのも歓迎しよう・・・と自分で自分を慰めている。

2584w800  哀れな姿に変わったコーヒーカップ。

 大きさも形も焼けも良かっただけにもったいないことをした。

 それにしても主はよく粗相する。歳かなあ~。

 

 こんな日は気分を変えるため新しい茶碗をアップしようと思う。この茶碗も落柿窯の展示室に埋もれていたものだ。

2578w800  胴締めの豪快な茶碗である。

 窖窯独得の焼成で胴のへラ目も景色になっている。

 

2580w800  見込みには白い抜けに緋襷が付く。抜けの周りには上から胡麻が降って景色を添えている。

2581w800  高台にも花形の抜けで土を見せる。

 正面に胡麻。胴締めにはヘラ目。

 結構いけてる茶碗だと思っている。(自画自賛)

 

 それにしても落柿窯の展示室には何があるかわからない。、まるで宝探しのようだ。

 整理は老後の楽しみに置いておこう。

 

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2008年3月26日 (水)

作陶展のご案内

 岡山市内にある和食器の店「陶舗 たなか」さんから「ひろ窯 藤井敬之 作陶展」の案内状を頂いた。

 藤井さんは岡山出身で美濃で窯を焚いている作家さん。とても素敵な食器を焼かれている。見ると欲しくなること請け合い。是非ご覧あれ。。

 陶舗 たなか」さんが送ってくれた案内状をアップしておく。

2575w800  案内状の部分。上の写真は余分なので」悪しからず。

2569w800  案内状の裏面。

 「鼠志野 草花紋蓋物」とある。

 

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どんぶり鉢を挽く

 天気予報通り夕方から雨になった。今は小止みだが、明日の明け方までは雨模様のようだ。

 雨の所為で少し冷え込んできた。

 そんな中、今夜はどんぶり鉢を挽いた。うどん鉢に丁度良い大きさ。黒い備前の中で白いうどんが泳ぐ姿を連想しながらの轆轤。薄目に挽いたので焼成次第では歪むかも知れない。

2565w800  最近の備前は、壷や花入れよりも食器が好まれる。

 備前は元々雑器の生産地。食器などの雑器が市民権を得たことは良いことだと思う。

 

 みんながもっと備前の食器を使ってくれたら嬉しい。備前の食器は魅力が一杯なのだから・・・。

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土筆

 今日は朝からよく晴れたが、風が強くちょっと肌寒い。主は所用のため、お休みを頂いて早朝からあちこちに出かけていたが何とか片づいた。

 この良い天気も長続きしない予報で、今夜はまた雨になるようだ。雨の度に家の周りの草が伸びてくる。落柿窯の母屋の裏や茶室の横には土筆が伸びている。家から1メートルも離れていないところで土筆が取れる家も珍しい。それもそのはずで、しばらくすると家の周りはスギナ畑に変わる。

2560w800  茶室の横で伸びている土筆。

 今はまだ草が見えないが、あっという間に草に覆われる。

 茶室の周りは椿が盛りだし、小手毬の若葉が伸び始め、玄関の前の海棠がいつの間にか花芽をのばしている。夏椿(沙羅)の芽もふくらみかけた。

 芽吹きの季節が主の一番好きな季節。嬉しい季節になった。

2563w800  玄関の前にある小さな海棠。

 まだ木が若いので花が少ないが、今後が楽しみだ。

2564w800  小手毬の若芽。 

 若い緑が目に優しい。

2561w800  白い椿。

 出入りの庭師さんによると、白の藪椿だと言うが、どうも疑わしい。

 しかし良い花だ。

2562w800  庭のサンシュユが益々盛んだ。

 大きな気になっておりサザンカや椿の木より背が伸びた。

 

 

 昨夜は疲れていて、カップの仕上げが出来ないかと思ったが、それでも乾燥は待ってくれないから、仕方なく仕上げを済ませた。

2557w800  仕上げている内に疲れを忘れている。

 土は、主にとっては自然の中に身を置く事と同じなのだろう。

2558w800  春を迎えた茶室。

 明るい春の陽光が降り注いでいるが、相変わらず客はない。

 

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2008年3月25日 (火)

アミ大根

 今日はまたまた夕方から雨。この時期の雨は緑を育て花を咲かすのに欠かせないが、こう頻繁に雨になるとさすがに嫌になる。昨夜轆轤挽きしたコーヒーカップが仕上げを待っているが、今夜は何故か疲労感が強くて工房に足が向かない。

 今夜の夕食に先日畑を耕したとき収穫した今シーズン最後の大根で「アミ大根」を煮た。

 アミは近くの海沿いの町の特産で、春先になると魚屋やスーパーに並ぶ。「ぶり大根」は全国何処にでもあるが「アミ大根」はおそらく瀬戸内だけだろう。アミ事態が珍しいからね。

 今夜は干しアミを使った。主は生のアミより干しアミの方が生臭さが無くて好きだ。

2555w800  アミの香ばしい香りと大根の旨みが調和して絶妙である。

 ぶり大根とはまた違った美味さが味わえる。

 アミと大根はベストパートナーだ。

 

 落柿窯作の黒い備前の皿に盛る。

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2008年3月24日 (月)

カップとカップ

 気持ちの良い春の宵。夕食の後、今夜も轆轤の前に座った。余り気は乗らなくても気持ちの良い春の宵が身体を動かすのだろう。

 先日からコーヒーカップを作っているが、主が実際使ってみると、コーヒーカップよりマグカップの方が実用的な気がする。コーヒーカップはソーサーが必要だが、マグカップは本体だけでよいから作るのにも楽だ。

 それでも今夜はコーヒーカップを轆轤挽きした。夜なべ仕事で作れるだけの数は知れているから、一度に作るのはほんの10個程度に過ぎないが、それでも轆轤を回すと気持ちが落ち着いてくるのがわかる。土の感触が癒しになっている所為だろう。

2551w800  これで、明日の夜も仕事をしなければならない。明日は削って仕上げる事になる。

 これはコーヒーカップの本体だが、マグカップはもう少し大きい。

 

 落柿窯の昨年焼成した作品の中からコーヒーカップとマグカップを出してきて比べてみた。

2553w800  どちらが使いやすいかは個人の好みの問題だが、主の知る限りではマグカップを好む人の方が多いようである。

 落柿窯作「コーヒーカップ&ソーサー」と「マグカップ」。備前焼は使い込む程に肌合いがしっとりと変化してくるから使うのが楽しくなる。

 今夜はもう一つ気になっていた、先日陶芸娘が制作した「笛」の様子を見た。割れないかと心配していたが、今のところ割れは見あたらない。

2550w800  乾燥が進んだ縦笛。果たして吹けるのか心配だ。早く焼成してみたくたくなった。

 音が出てくれれば良いが・・・。

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2008年3月23日 (日)

雨に濡れて

 昨日の晴天は何処へやら、今日は低気圧の雨になった。気温は低くはないが雨が降るとやはり肌寒い。工房で名残のストーブを焚きながら昨日のコーヒーカップを仕上げた。

 かつて春雨は濡れても風情があったようだが、今では中国大陸から黄砂やら公害物質やらが飛んできているようで、余り濡れたくない状況になった。残念ながら興ざめは否めない。

 それでも春の雨は緑を育てるのに無くてはならないもの。一雨ごとに緑が萌える様はまさに春を実感する時でもある。

 落柿窯の茶室の露地は椿の落花で埋め尽くされた。雨の中しっとりとしている様は良いものだ。

2549w800  夕方近くになって風が出てきた。またまた春の嵐か・・・。

 東京では早くも桜が開花したらしいが、このあたりでは一週間ほど先になる予報だ。

 

 今日仕上げたコーヒーカップは、前回のカップと比べて少し大きいように見えるが、乾燥および焼成での収縮を考えるとさほど違いはないと思う。今の段階では意味がないが、ちょっと比べてみた。

2548w800  今の段階でこれだけの差があるが、乾燥と焼成の収縮でほぼ同じになるはずだ。

 それにしても、主の最も好きな季節なのに何故か気分は鬱である。

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2008年3月22日 (土)

満月の宵

 春の花が満開になった今夜は満月。薄いベールに包まれて、東の空に満月が浮かぶ。秋や冬と違ってぼんやりと浮かぶ月もまた風情があるね。

 今日は月の出が少し遅くなって、夕日が沈む方が早かったから蕪村の世界は見られなかった。

 何かと雑用の多い主は、夜になってやっと落ち着いて轆轤の前に座った。今夜はコーヒーカップの本体を挽いた。明日、高台を削って取っ手を付ける事になる。

2544w800  それにしても素地が増えていくスピードは牛歩の如しだ。野党の国会議員さんにも決してひけを取らない自信がある。(自慢にはならないね。)

 

 

 今夜は身体の動きが鈍いと思ったら、どうやら畑仕事をした所為のようだ。軟弱な主の面目躍如である。

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ミツバチの恵み

 落柿窯に近い道路沿いに結構大きなサクランボの木が2本ある。今、満開の花に無数のミツバチが来ている。あまりに小さくて主の目には捉えきれないが、木に近づくとぶんぶんという羽音がするからか相当な数のミツバチが働いているようだ。はえのように小さいから、このミツバチ達はどうも日本ミツバチらしい。

2537w800  今日の暖かな日和にミツバチの活動も盛んだ。

 日本の果物はサクランボだけでなくほとんど全ての受粉はミツバチのおかげといって良い。ミツバチがいなかったら日本の果樹園はお手上げであろう。

2539w800  満開の花。どこかにミツバチがいるはずだが、羽音だけで姿が見えない。相当の数がいるはずなんだが・・・・。

 自然の生態系に感謝。いつまでも綺麗な自然であって欲しいと願う。

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花盛り

 今日は朝からすばらしい晴天。しかし、明日はまた雨になるという予報に「畑を耕すのは今日しかない」と午前中トラクターを動かした。久しぶりにエンジンに火を入れるためバッテリーの消耗が気になるが、それでも充電器を駆使してどうにか動かすことが出来た。

 周りは花が盛りである。水仙、サクランボの花、菜の花、椿、サザンカ・・・等々競うように咲いている。こんな日の畑仕事は気持ちがいい。新しく耕した畝にどこからか背黒セキレイが飛んできて虫をついばんでいる。トラクターが近づくと逃げるがまたすぐに寄ってくる。これで主の頭にでも止まってくれれば嬉しいが、なかなかそんなに上手くは行かない。

 昔、釣り好きの備前焼の著名な作家さんが川釣りをしていたとき、竿の先にカワセミが止まった。その作家さんは「ようやく自然と一体になれた」と思ったという。羨ましい話である。

 さて、これで畑はいつでも野菜の苗を植えられる状態になった。この春、定年退職する従妹の主人が野菜造りに燃えているので頑張ってくれるだろう。

 農業は自然と上手く共存する事、それに雑草との戦いである。しかし作物を作ることは何物にも代え難い喜びでもある。さてさてどうなることか。しばらく見ていよう。

2529w800  よく肥えた畑。もう何十年も無農薬有機栽培で野菜を作っているのでこの畑で取れた野菜はずいぶん甘い。特に大根は生でかじるとまるでフルーツのようだ。

2531w800  畑の横にある水仙。日本水仙はあちこちにあるが、この水仙はここの株だけ。しかし、ここの株には数種の水仙が混ざっていて色々な花が咲く。

2532w800  「アンデス」という名のサクランボ。もう一本「佐藤錦」を植えていたが、苗木の頃、主が草と一緒に草刈機で刈ってしまったようで、無くなった。

 

 

 こんなぽかぽか陽気にはついつい眠くなる。怠惰な主には何よりの日和だ。

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2008年3月21日 (金)

アクセス累計

 昨夜遅く、このブログのアクセス累計が5万件を超えた。「備前落柿窯作品集」へのアクセス数を加えると7万件に迫っている。

 2006年6月も終わりになって初めて手に入れたPCで見よう見まねで立ち上げた拙いブログだが、まさか、こんなに多くの方が毎日アクセスしてくれるとは思っていなかった。有名なタレントさんや著名な陶芸家ならいざ知らず、田圃の畦道に生える名も知らぬ草のように全く世に知られていない主のブログにこんなにもアクセスがあることに驚くと共に、毎日アクセスしてくださる方々に心から感謝したい。これからも主が元気でいる限り落柿窯から季節の便りを発信していくつもりだからよろしくお願いする。

 さて、今日はよく晴れて穏やかな春の日和が戻った。夕方、西の空に夕日が落ちる頃、東のまだ明るい空に白い月が浮かぶ。まさに「蕪村」の世界がそこにあった。

2525w800 「菜の花や 月は東に 日は西に」(蕪村)

 穏やかな春の宵だ。

 「3月の風と4月の雨が5月の花を咲かす」といわれるが、日曜日には早くも雨の予報がでている。

  

 「春に3日の晴れ間無し」とはけだし名言。昔の人は自然と共にあった事がこの「ことわざ」からのもよくわかる。

 落柿窯の畑は冬野菜もほぼ終わり、次第に草に占領されてきた。早めにトラクターを入れようと思う。

 今夜はちょっと変わって、落柿窯作の茶碗の高台だけをアップしてみよう。

2520w800_2  高台脇に胡麻。

  還元焼成の茶碗。

2522w800  低い高台。

 こんなのもありかな。

2524w800  緋襷の茶碗。上からの写真は「備前落柿窯作品集」に登載してある。

 

 

 

 

 今夜はフィギアの女子を見た。やはり真央ちゃんとキム・ヨナはぬきんでている。これからは当分この二人の時代が続くだろう。

 真央ちゃん優勝おめでとう。

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2008年3月20日 (木)

春分の月

 「菜の花や 月は東に 日は西に」(蕪村) 

 春分の月は月齢12。満月まで後3日。今夜の月は時折雲間から顔を出す。それがまた何とも風情がある。まるで恥じらいの乙女の如く。そんな月を愛でながら今夜は「おはぎ」を友に茶を点てた。茶碗は少し早いが京焼きの花の図柄にした。なんと言っても今日は春分の日だから。

 あいにく夕日が沈む頃は、時折日が射すものの雲が厚く「日は西に・・・」の夕日は見られ無かったが、夜が更けるに従って雲間から月が時折顔を出すようになった。

2518w800  自然を友とし、季節を肌で感じながらの暮らしほど人間らしい生き方はないだろう。

 若い頃からちょっと変わった生き方をしていると思われている主だが、そんなに特殊な事はない。

 自分ではごく普通だと思っているのだが・・・。

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春分の日ーその3ー中日看経

 春と秋の彼岸の中日は落柿窯のある小さな村の大師堂で中日看経が行われる。村人が集い経を唱え先祖を敬い仏を敬う行事だ。

 今年は主が所属する班がお世話をする当番になっているため何かと気忙しい。先程看経を終えて帰宅した所である。

2516w800  村の中心に建つ大師堂。小さなお堂だが、歴史を感じさせる佇まいだ。お堂の格天井には彩色も鮮やかな絵が描かれとても豪華。一見の価値があるお堂と言える。

 ただ、どこかの罰当たりが、このお堂の守り本尊を盗んだため今は本尊が不在であるのが極めて残念である。

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春分の日ーその2

 春分の日には太陽が真東からでて真西に沈む。しかし、今日は嵐の余波で朝日も夕日も見えないから春分の日を実感できないのが残念だが、それでも春が進んでいるのは周りの風景でよくわかる。

2508w800  先日あっという間に花になったふきのとうが見るたびに伸びている。

 春の使者の代表。一番春らしい植物だ。

2514w800  先週末には見えなかった土筆もあっという間に伸びたようだ。

 今日見ると落柿窯のスギナ畑に土筆が伸びていた。

 春の訪れが急である。

2509w800  落柿窯の庭のあちらこちらにある水仙が今年はまた増えたように思う。

 益々春が濃くなってきた。

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春分の日

 昨日からの春の嵐が過ぎて北風が冷たい春分の日。朝、気にかかっていた壷を仕上げた。少し乾燥が進んでいたがどうにか間に合った。

2505w800  仕上げ後の立ち壺。花を入れるに丁度良い大きさだ。

 昨夜ならもう少し楽に仕上げられたと思うが、一晩違うとやや乾燥が進んでいる。

 

 やはり仕上げのタイミングは重要である。

 落柿窯の庭は椿の落花で埋もれ始めた。先日まではサザンカの花びらで埋もれていたが、その上に椿の落花。見方によっては風流そのものだが、実は主が無精で庭掃除をしないのが原因だ。

2507w800  茶室の前にある蹲いの周りもご覧の通り落花で埋もれている。

2499w800  侘び助(吉備)の下に横たわる岩の上にも周りにも侘び助の落花、サザンカの落花。

 苔むした岩の上に落ちる侘び助はいいね。

2503w800  岩の上にはサンシュユが満開を迎えている。

 アップで見ると不思議な花だ。歌にも歌われるサンシュユは一番早く春を告げる花である。

2501w800  侘び助の優しい花は癒しそのもの。蕾もよし、開きかけもよし、満開もよし、落花もよし。

 椿好きの主にとって侘び助は特別である。 

 

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2008年3月19日 (水)

一回休み

 昨日、落柿窯のブログが更新されていなかった事についてご心配をおかけした向きもあったようだが、実は昨夜から今日午前中にかけて、このブログの管理者がメンテナンスを行ったため記事が書けなかったもので、特に主に異変が起こったわけではない。こればかりは主の力では如何ともし難い事で有り、主は全く変わりなく元気なのでご安心願いたい。今後はこんな事態はわかり次第事前に休みを予告することにしようと思う。

 さて、今日は春の嵐になった。まさに猛るライオンのようだ。「春はライオンのようにやって来て、子羊のように去っていく」といわれる西洋のことわざそのままである。

 そんなこんなで、今、外は大荒れ。壷の仕上げが気になるが、この嵐の中を工房に行くのがためらわれるから、今夜は主の得意な怠惰を決め込むことにした。

 昨夜は先日の皿を仕上げたのでその様子をアップする。

2493w800  40センチの大皿。

 このまま乾燥させると割れるから、今回は新しく造った室に入れてゆっくり乾かしている。

 後ろに見える立ち壺が仕上げを待っているのだが今夜は止めた。ナイロンを掛けているので急激な乾燥は無いはず。

 今夜もまた嵐の音を聞きながら茶を点てた。

2498w800  今夜の茶の友は甘く煮たお多福豆。たまにはこんな自然食の菓子も良いものだ。

 茶は「松昔」。茶碗は古い虫明焼。銘々皿は古い伊万里。

 

 明日の茶は、勿論おはぎを菓子にする予定だ。

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2008年3月17日 (月)

彼岸の入り

 「毎年よ 彼岸の入りが 寒いのは」(正岡子規)

 こんな句が詠まれるほど彼岸の入りが寒いのは当たり前の事なのに、今年は何故か暖かい彼岸の入りになった。奈良東大寺二月堂のお水取りを待つまでもなくいつの間にやら暖かくなっていた。2月があんなに寒かった事を思えばまるで嘘のような今日この頃だ。

 この暖かさは主に取っては大いにありがたい。おかげで轆轤を挽く気にもなった。今夜も昨日に続いて少し轆轤を回し、大きめの立ち壺を挽いた。

2491w800_2  花好きの主はどうしても花の器になってしまう。この立ち壺も花を入れやすいように口を絞り、背が高くなった。

 まんまるの壷は花が活けにくいから、活けやすいようにすると、どうしてもこんな形になってしまう。

 昨日の大皿は仕上げが出来るほど乾いていないから今夜は触っていない。急激な乾燥は割れるモトだからゆっくり乾かしている。

 今夜は次回の窯焚きに向けて燃料の松割を注文した。今月末には入る予定だ。こうして徐徐に陶芸モードにシフトぢていくのが主のいつものやり方である。

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2008年3月16日 (日)

ネコヤナギ

 春霞の一日。今日は昨日のような青空は無い。それでも穏やかな春の日には変わりない。工房の横に義兄が植えたネコヤナギが見事に芽吹いている。子供の頃、ネコヤナギは川縁に生えていたが、今では水路はほとんどコンクリートで固められ柳の木など一本も無くなった。この50年でこんな田舎でも風景が一変した。果たして、こんな日本で本当に良いのだろうか。

 それはともかく、工房横のネコヤナギは切り花としての観賞用で、ほとんど水気がない所でも育つ種類のようで季節になると見事に芽吹く。

2486w800  大きな木ではないが、さすが園芸腫の事はある。芽吹きが見事だ。

 この週末も相変わらず何かと気忙しく、なかなか土を触る気になっていなかったが、午後から時間が出来たので久々に轆轤を回して大皿を挽いた。

2488w800  40センチを少し超える大きさ。

 久々に土の感触を楽しんだ。

 プロだとこうはいかないが、その点アマチュアは気楽でよい。

 

 工房の奥の部屋もこの週末で大方の片付けが終わった。後は電気工事を残すのみ。

 窯場の電気工事は、先輩の電気炉を移転してくる話が消えたため工事の必要が無くなり触らなくても良くなった。

 パズルを埋めるように、一つ一つ懸案事項が減っていくと気持ちが軽くなるから、これからは作陶に集中出来そうだ。

 それにしても土の感触はすばらしい。まさしく癒しである。

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2008年3月15日 (土)

お役御免

 今夜は落柿窯のある小さな村の集会。新しい村の役員を決める選挙があった。この間、主は村の会計係を仰せつかり、2年間努めたが、この年度末でお役御免となる。仕事を持っていると金融機関での金の出し入れがままならぬので結構負担が大きかったが、3月末で決算をすればこの役も終わる。

 今夜は集会から帰って一息入れるために茶を点てた。

2478w800  松と梅の干菓子を添えて。

 いつもの松昔をいつもの萩の茶碗で。

 2時間ほどの集会の後の一服の茶は安らぎをもたらしてくれる。

 

 今日夕方、親しい女流陶芸家が窯焚きの帰り、主のために美味いコーヒーを入れに来てくれた。コーヒー豆の銘柄は「クレオパトラ」というコロンビア系の豆である。深い香りの豆だが思いのほかあっさりしていて飲みやすい。この豆は初体験であったがなかなかいける。

 女流陶芸家と2時間余りいろんな話題に花か咲いた。特に、今の社会不安と景気の悪さで備前焼がもろに影響を受けている事に、お互いにため息しか出てこない。このままだと日本の伝統は生きられない不安がある。来年から本格的に陶芸の道を進もうとする主には辛い話になった。

 帰りに、今日昼間、主がアップしたフキノトウをみつけ、大喜びで摘んで帰った。開きすぎだと言ったがそれでも良いとのこと。

2479w800  「春苦み・・・」の代表のフキノトウ。

 ゆでて水にさらし、蕗味噌にするという。

 主は、蕾が良いと思うのだが・・・。

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春爛漫

 ここ数日の温かさで落柿窯の庭の花たちが一斉に満開を迎えた。

2466w800_2  満開のピンクの八重の椿。

 春爛漫。

2467w800  侘び助(吉備)も春爛漫。

2473w800  しだれ梅もいつの間にやら春爛漫。

2472w800  アップのしだれ梅。

 いい花だ。

2475w800  庭のサンシユも春爛漫。

 

2470w800  フキノトウも一気に春爛漫。

 食するタイミングを逸したことが極めて残念。来年まで待つしか無いね。

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2008年3月14日 (金)

TAVERNA(タベルナ)

 この春、職場の同僚が異動することになり、送別会が開かれた。今夜の会場はイタリアンのお店「TAVERNA」。

 TAVERNA」はイタリア語で「家庭的なおもてなし」を意味するらしいが、その名の通り店構えも控えめで、店内もシンプルでさりげない。その上、狭い空間を上手く使ってあるといった印象である。

2457w800  今夜のテーブルは奥から2つ目の5人席。

 奥のボードに手書きで今日のメニューか書いてある。

2465w800  乾杯のシャンパンと料理が出てくるまでにつまめる美味しいパン。

 バルサミコ酢入りのバージンオイルに浸して食べる味はまた格別で、3回もパンを追加した。

2458w800  前菜。特にチーズは絶品。タコもエビも新鮮。味は特に濃いこともなく前菜として丁度良かった。

2459w800  牛タンと春野菜の炒め物。牛タンの美味さと春野菜のかすかな苦みが上手くマッチしていた。思いの外油濃さはない。

2460w800  ホタテと舌ヒラメのムニエル。

 ホタテを舌ヒラメで巻いてある。

 クリームの割りにしつこさはない。

2461w800  レンズ豆を赤ワインで煮込んだソースが掛けてある牛ヒレステーキ。

 久々のレンズ豆が珍しかったし肉も良かった。

2462w800  今夜はみんなでこの赤ワインを空けた。フルーティーで渋みもなく美味しいワイン。値段もお手頃。さすがシェフがお薦めのワインだけの事はある。

2463w800  仕上げはお決まりのパスタ。それまで腹一杯食べたはずなのに、このパスタもぺろりと平らげた。

 これにまだデザートとコーヒーが付く。

2464w800  イチゴのシャーベット、チョコのムースそれにプリン。甘みも適度で同時に出されたコーヒーとよく合った。

 今夜の店は主にとっては初めてだが、早速主のお気に入りに追加した。

  今夜は、送る方も送られる方も満足の宴であったが、1年後には主は送られる側になる。。

 

  

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2008年3月13日 (木)

祝いの茶

 先程まで祝いの御神酒を前にして「にらめっこ」をしていたが、結局呑めるはずも無いので祝いのお茶に変えた。主にはやはりこの方が似つかわしい。

2456w800  めでたい赤楽の茶碗で茶を点てる。

 お茶なら「おめでとう」の数だけ飲んでも大丈夫だ。

 この春、新しいスタートを切る若者達に幸多かれと祈りながらの茶になった。

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喜びの日

 今日、従妹の娘に男子誕生。これだけでも喜ばしいが、その上、友人の息子達が相次いで大学に合格。春から新しく旅立つ事になる。

 春は旅立ちの季節だが、身近な者が旅立つ喜びと少しの寂しさが入り交じった甘酸っぱい想いが心地よい。それこそ長渕剛の歌のように・・・。

 こんな日は祝杯を挙げるべきだとは想うけれど、下戸の主はそうもいかず、ただお気に入りの徳利を眺めるだけ。あ~、下戸は無粋だね。

2453w800  そんなわけで、呑めもしない祝い酒を恨めしく眺める味気なさ・・・。

 落柿窯作「備前徳利」。窖窯特有の暖かい焼成がお気に入りだ。

 主は、窯焚きの時はいつもこの徳利に御神酒を入れて供え、御祓いをする事にしている。

 みんな「おめでとう」。

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2008年3月12日 (水)

春の小川ー春の宵

 「春の小川はさらさら行くよ・・・・」と歌われるように気持ちよい川面が広がっている旭川。

 今日はいつもの定期診察の日。病院の横を流れる旭川の川面が穏やかな春の陽光にキラキラ輝いている風情に、診察までの長い待ち時間も少しは癒された。

2443w800_2  対岸は後楽園。味気ない月見橋を望むアングル。

 川面が陽光」に輝く昼下がり。そよ風が心地よい。

2444w800  北を見ると鶴見橋が遠くに見える。もうすぐこの川に素魚(しろうお)が上って来る。この魚はハゼの稚魚でいわゆる白魚(しらうお)とは別もの。

  

 

 こんな日は仕事を休んで散歩したい気になるが、そうもも行かぬのが辛いところだ。

 今夜は暖かい春の宵に上弦の月が美しい。

2448w800  ちゃんとしたカメラなら、もっと良い写真が撮れるけれど、なにせ、主のデジカメはコンパクトサイズしかないから、これが精一杯だ。

 

 

 先日までの寒さが嘘のような穏やかな宵。外にいても心地よい。

 今日は姉たちの陶芸教室の日。工房には、またしてもピエロの姿が・・・。

2445w800  一週間前のピエロの制作から、どうもピエロづいたらしく、今日もこんなピエロが何体か立っていた。

2446w800  これは小さな壷。

 おそらく、野の花を一輪投げ入れるのであろうと推察できる小壺だ。

 

 

 

 今夜帰宅してみると、懐かしい人からの便りが届いていた。もう久しく会っていないが元気な様子。もうすぐ第2子が誕生とのこと。懐かしい人のめでたい話に今夜の主は機嫌がいい。そこでまたまた茶の出番。今夜は「利休饅頭」を菓子に茶を点てた。

2452w800  嬉しい便りと、心地よい宵と、美味いお茶で疲れ気味の主も今夜ばかりは少し癒されたようである。

 今日は、東大寺二月堂の修二会もいよいよクライマックスの大松明。さぞかし奈良の都は賑わっていることだろう。

。 

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2008年3月11日 (火)

疲れたー

 春、春、春・・・といって良い暖かい一日。いよいよ春本番か。

 それにしても今年はメリハリのきいた季節の変化だ。明日のお水取りに合わせたかのような天気にちょっと驚いている主だが、今日は何故か極端に疲れた。こうしていても瞼が閉じそうになる。気合いを入れるため、今夜はお茶の変わりに濃いコーヒーを入れた。今日のカップはちょっと変わった京焼きである。

2437w800  このカップは、以前ある陶器のお店で頂いたカップ。

 店の女主人は、主がカップを集めていることを知っていて、まだ主のコレクションに無いこのカップをプレゼントしてくれた。結構良い値が付いており、主のお小遣いでは購入できそうもないものだったので感謝、感謝である。

 どうも今夜は、これ以上は何も出来そうに無い。ブログもこれまでとしたい。

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2008年3月10日 (月)

春雷

 夜半過ぎの大地をつんざく雷に思わず飛び起きた。一瞬、主の住むあばら屋が揺れた。それほど大きな雷。暖められた空気の上に冷たい空気が入り込み大気の状態が不安定になって起きる界雷である。上空でもやっと春の気配になったようだ。これで本格的な春も近い。

 「春はライオンのようにやって来て、子羊のように去っていく」と言われるがこれは西洋だけの事ではない。日本もまたしかりである。

 そんな今日3月10日は「東京大空襲の日」。この日を境に京都を除く日本国中の主立った都市は焼け野原になった。なんという蛮行であろう。これら一連の空襲によって犠牲になった民間人は数知れない。その上、沖縄、広島、長崎と続く虐殺とも言える蛮行の数々。私たちは、数多くの犠牲によって得た教訓を忘れてはならない。

 これから夏にかけて鎮魂の日が続く。平和を祈ろう。

 さて、今夜は一気に春の宵になったかと思われる程暖かい。帰宅すると宵闇の中から梅の香が漂ってくる。63年前とは比ぶべくもないが、平和な穏やかな宵だ。この平和はなんとしても守らねばならぬと思うのは主ばかりではないはず。老いも若きも、この穏やかな平和に埋没することなく、しっかりと世界を見つめねばならない。

 こんな話題は、どうも主の得意とするところではないようなので、いつもの脳天気な主に戻ろう。

 今夜は春を告げる「春雷記念」の茶を点てた。

2435w800  萩の茶碗に、茶は濃い茶の「松昔」を使って薄茶にした。

 やはりこのお茶は美味い。お気に入りである。

 菓子は冷蔵庫にあったチョコを2種類。チョコを菓子に使ったのは初めて?・・・。

 奈良東大寺二月堂では修二会が始まっている。12日はいよいよ「お水取り」の儀式。勇壮な大松明だ。関西ではこれが終わると春が来ると言われている。

 春よ来い、早く来い・・・・・。外が良い季節になった。

 

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2008年3月 9日 (日)

侘び助

 昨日今日の温かさで落柿窯の庭にあるピンクの侘び助(吉備)が一気に咲き出した。これまでの寒さで縮こまっていた蕾か解放されたようだ。

2430w800  主は椿の中でも侘び助に特に思い入れが強い。茶花としてもこれ以上のものはない。

 備前の一輪に入れた侘び助椿はより一層存在感を増す。

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天満屋チームは春爛漫

 2日続きのうららかな陽気。今日は名古屋国際女子マラソンが行われた。結果はご存じの通り天満屋の中村選手が途中からぶっちぎった。地元の人間としては見ていて痛快なレースだった。これで大阪で成績を残した森本さんと同じチーム内での代表権争いとなった。テレビで観戦しながらシド二ー前の東京をぶっちぎりで制したやはり天満屋の山口さんを思い出したのは主ばかりでは無いだろう。選ばれたら頑張って欲しいと思う。

 そんな今日は、昨日に引き続いて陶芸娘達が作品の仕上げにやって来た。昨日の小鉢も笛も牛さんも結構上手く仕上がったようだ。

2427w800  昨日お約束した牛さん。

 今日鼻ぐりを通したら全く牛そのもの。

 面白いね。

 同じ娘の笛はどうも「ちくわ笛」からヒントを得たようでこちらも完成。

2432w800  轆轤を回して削った小鉢。それなりに仕上がった。ただ相当重い。

 とても器用な娘なのでこれからの精進次第で上手くなるだろう。

2433w800  高台を削った小鉢に主のアドバイスを入れて一手間加えるとこうなった。

 主も陶芸指導者としての才能有りかな(?)。

 それはともかく、昨日今日と春爛漫。気持ちの良い週末が嬉しい。

2426w800  この週末は、さすがにストーブも芋焼以外に活躍の場は無かった。

 満開の紅梅。そろそろ散り始めている。

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2008年3月 8日 (土)

椿便り

 落柿窯の庭に斑入りの椿が咲き始めた。先日からのピンクの侘び助(吉備)も次々に咲いている。今日はうららかな春の日差し。「春うらら」と言った方がいいかな。

2420w800  時折寒い日はあるものの、このところの陽気に誘われて咲き始めたようだ。

 上品な斑入りの椿である。

2418w800  侘び助も咲き始めたばかり。これから花の数も増えてくるはず。

 嬉しい季節だ。

 

 

  

 今、紅梅が盛りを迎えている。白梅は遅れ気味。待ち遠しい。

2422w800  今日、一枝手折って母屋の玄関に水仙と共に入れた。

 爽やかな香りと共に玄関が華やぐ。

2425w800  いつものことだが、人気のない玄関を開けたとき花の香りに迎えられる幸せを想う

 庭のサンシユの蕾も大きく膨らんだ。

 いよいよ春本番を迎える時期に入ったようだ。

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春の海に蕪村が浮かぶ

2408w800  春の陽気に誘われて陶芸娘達と海辺の町へ。

 「春の海 終日のたり のたりかな」(蕪村)この句が今日ほど似合う日は無いと思われる程の日和である。

 海辺の町でも何故か美味い魚が食える店は少ない。しかし、今日の店は、主が一推しの美味い魚が食える店だ。

2413w800  「刺身定食 (上)」がこれ。

 新鮮な地の魚が並ぶ。

2414w800 カンパチ、サワラ、ヒラメ、車エビ、ニシ、タコなど、さっきまで生きていた魚の美味さに舌鼓をうった。

 トップの写真はこの店の窓から写したもの。

 この店は窓から釣りが出来るほどの所にある。

  のたり、のたりとした海にヨットが出ている。

 何とものどかな風景が広がる中での食事は一層 美味であった。

 帰宅して、娘達は土をこねる。明日も連続で作陶するとのことで、今日は第1日目。轆轤挽きする者、手捻りで笛や牛を造る者と楽しい時間が過ぎた。

2417w800  轆轤引きしたばかりの小鉢。

 明日の仕上げを待っている。

 笛と牛は明日完成したら紹介出来るだろう。

 

 いよいよ春本番になった陽気だが、春の晴天は長くは続かない。明日はもう崩れる予報である。

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2008年3月 7日 (金)

春の空それとも冬空

 今日、午前中はぽかぽか陽気で春本番を思わせたが、午後からは冷たい時雨模様の空に変わった。

 主といえば、今日は眼科の診察。昨年白内障の手術をして半年目の検査であった。結果は良好とのことで良かったが、もうしばらく経過観察が必要という。5年前、もう一方の白内障の手術をしたときは3ヶ月で無罪放免だったのに今度は甚く慎重である。

 夕方帰宅したときは、今日の「最高気温12度」が信じられないほどの寒さに変わっていた。春から冬へ逆戻りしたかのよう。

 そんなこんなで、今夜は「古萩冬空写し」の茶碗で茶を点てた。

2396w800  楽焼の影響を色濃く感じさせる茶碗である。本物は江戸時代前期の作と伝えられている。

  たっぷりの大きさで点て易く飲み易い茶碗であるというのが使ってみての感想だ。

 

2400w800  銘が「冬空」と付いた理由は知らないが、たぶん釉薬が雪が降る如くに流れているからでは無かろうか。

 この写しも良くできた茶碗だと思う。

2402w800  高台はおとなしい竹節高台。高台中央に兜巾が見える。

 高台脇は鋭く削られている。高台の上に3カ所、目の後が見える。

 

 

 この茶碗を使うのも今シーズンは今日が最後か・・・。早く暖かくなって欲しい。

 

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2008年3月 6日 (木)

マイナス4度ー凍った朝

 啓蟄を過ぎて春がそこまで来ているというのに、今朝は真っ白な霜に覆われた。外はマイナス4度。さすがにキュンと来た。それでも朝日が昇ると真冬と違って瞬く間に霜は消える。

2391w800  いつも同じアングルの写真で恐縮だが、今朝6時頃の東の空。ずいぶん明るくなるのが早い。この後、あっという間に空が明るくなった。主の出勤の頃には車のライトもいらない程の明るさに変わる。

  

 このところ、主が怠惰を決め込んでいる間に「食卓の備前焼」を主宰する従妹が窯を焚いた。数日前から窯を出して新作をアップしている。今回も、やはり赤い緋襷が鮮やかである。この窯で、もう何回目の窯焚きかわからないほどの回数を焚いているだけあって美しい緋襷はさすがにお手の物だ。日々研鑽を積んでいるだけの事はある。

 啓蟄の虫ではないが、主もそろそろエンジンに火を入れる時が来たようだ。計画では、5月に窯を焚くことにしていたが全く間に合いそうもない。たぶん秋になるだろう。

 今日は主が今度の窯で出したい焼成見本をアップする。

2395w800  この濃厚な焼けを出したいと常々思っているが、なかなか思うようには行かないもので、今まで数えるほどしか成功していない。

 この榎木肌風のカセた胡麻と濃厚な赤が魅力だ。

  こんな焼成の食器が出したいと密かに目論んでいる今日この頃である。

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2008年3月 5日 (水)

酒呑みと同じだね

 酒呑みが何かにつけて酒を飲むのと同じで、茶人はことあるごとに茶を点てる。

 主は茶人では無いが茶好きであることには違いない。今夜も春が近いと、啓蟄を言い訳に茶を点てた。

2388w800  今夜の茶碗は古い虫明焼、菓子は干菓子にした。

 いつもの事ながら、一服の茶は主にとってはこの上ない癒しである。

 この一碗で昼間の疲れが消えて行く。

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啓蟄

 今日は24節気の一つ、「啓蟄」。大地が暖まり冬眠していた虫が穴から出てくる頃とされるが、今日はあいにく寒い北風が吹いている。

 これでは虫も穴から出られまい。しかし、この時期の冬型は長続きしないから暖かい日には元気に動いている。そういえば、先日節分草を見に行った時、節分草の花の上を日本ミツバチが盛んにに飛び回っていた。

 一歩一歩春が近くなるのは間違い無い。そんな中、今日は姉が主宰する陶芸教室があったようで、帰宅すると、姉の手作りの散らし寿司が置いてあった。昨夜に続いて今夜も寿司だ。今夜の寿司はエビと緑が鮮やかなふろうがメインになっている。

2381w800  今夜はエビがたっぷり入ったちらし寿司に、これまた野菜たっぷりのスープ。それに菜の花のお浸しとニンジンと高野豆腐の煮物。

 

 

 夕食の後、工房へ行った見たら、今日はピエロ人形が並んでいた。

2384w800  それぞれの表情が面白い。

 モデルは陶芸雑誌にあるようだが、それにしてもなかなかの出来だ。

 「アマチュア恐るべし」である。

2382w800  この2体が同じ作者

2385w800  アップにするとこんな顔。

2386w800 これが2人目の作者。

2387w800  そしてこれが3人目の作者。

 今日はこの3人だったようだが、それぞれに作者の個性が出ていて楽しい。

 焼き上がりが楽しみだ。

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2008年3月 4日 (火)

散らし寿司

 昨日の雛祭りに恒例の散らし寿司が用意出来なかったので、今日の夕食は春の散らし寿司にした。タケノコ、ニンジン、菜の花など春の食材が散らしてある。中でも、菜の花のちょっとした「苦み」が何とも良い感じだ。

 「春苦み 夏は酢の物 秋辛み 冬は油と合点して食え」(石塚左玄)と言われるように、冬の間、じっと栄養を蓄えてきた山菜や野草の苦みはビタミンやミネラルによるもの。その自然の恵みを頂く幸せが嬉しい。

 そんなわけで、今夜は一足早い春を感じながら散らし寿司を美味しく頂いた。

2380w800  自作の備前の皿に盛るとスーパーのパックの寿司でも一味違うように思われるから、やはり備前の食器は最高。

 吸い物は蛤ならぬ白菜とベーコンのスープに溶き卵を浮かした。

 

2379w800  今日一緒に買ってきた菜の花。香川県産となっている。明日は菜の花づくしにしようと思う。

 菜の花はこの時期だけの限定。色々楽しみたいが、メインはお浸し、和え物になりそうだ。

 苦みの王様、「フキノトウ」が顔を出すのももうすぐ。楽しみにしている。

 

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2008年3月 3日 (月)

雛祭りー桃の節句

 今日は「雛祭り」。ただし新暦の。旧暦では、今年は4月8日。この日の方が「桃の節句」には似つかわしいと思う。

 それはさておき、桃の節句は女の子の健やかな成長を願う祭りだ。桃は沢山の花を付け実を付けるところからこの名が与えられたと言うことだが、女の子も強くたくましく育って、少子高齢化の日本を立て直して欲しいと願うのは主ばかりではあるまい。

 主は男の子でありながら、昔からお雛様が好きで、この時期のなると、母親や姉のひな飾りを出したいと催促していた。長じて爺(じじい)となった今でもやはり雛好きは変わらない。

 先日から、落柿窯の母屋や茶室のあちこちにお雛様を飾っている。どれも素朴な雛ばかりだが、今日はそれらをアップしたい。

2368w800  茶室の床に掛けてある雛。姉の手作りである。

 今までは雛の軸を掛けていたが、今年はちょっと趣向を変えてみた。

2369w800  母屋の床に掛けてある軸に描かれた雛。繊細なタッチで描いてある。。上部に「春の苑 くれなゐにほふ桃の花 した照る道に 出で立つをとめ」(万葉集 大友家持)の賛がある。去年までは茶室に掛けていた。

2371w800  身体の不自由な叔母がリハビリを兼ねて造ってくれた雛。これは昨年紹介したと思う。

 床の脇に立てかけてある。

2374w800  最後はなんと言っても備前焼のお雛様。落柿窯作。

 お顔が良くて可愛い雛人形だ。こぶし大もないのに結構存在感がある。 「備前落柿窯作品集」にはもっと焼けの良い雛を載せてある。

 今年の雛はこれだけだが、主はなんとか本格的な内裏雛が欲しいと思っているところだ。

2375w800  落柿窯には残念ながら桃の木がないため、桃の節句に桃の花を供えることが出来ない。

 変わりに、今盛りの紅梅をアップするので我慢して頂きたい。

 

 最後に、昨日立ち寄った「奈義 山の駅」に飾られていた豪華絢爛の雛飾りを見て頂こう。

2362w800  近郷から集められた雛飾りのようだ。相当歴史を感じさせるものもあった。

 また、近くの幼稚園児達が造った可愛い雛人形もあって十分堪能することが出来た。

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2008年3月 2日 (日)

春を告げる花ー節分草

 暖かい日和に誘われて県北へ車を走らせた。目的は節分草。先日、節分草が咲き出したニュースを聞いて、主がいつも訪れる田殿神社へ向かった。

 県内には幾つか自生地があるが、田殿神社の境内が一番見やすい場所だと思う。

2354w800  節分草は4^5センチの丈で花は米粒ほどの大きさしかない。これだけ大きく写すにはマクロレンズが必要だが、今日はコンパクトデジカメのマクロ機能を使った。

 5弁の花びらに見えるのは実はガク。一面星くずを散りばめた風情で咲いている。

2359w800  自生している山野草の中で一番早く花を付けるのがこの節分草。この花が咲き出すとマンサクなど春を告げる花がつぎつぎに咲き始める。

2345w800  田殿神社の境内に自生した理由はわからないが、地元の人たちが大切に守っている。今日は数年ぶりだったが立派な駐車場まで出来ていた。訪れる人が多いのだろう。今日はほんの2,3人のみ。ゆっくり楽しめた。

2349w800  境内に節分草が自生している田殿神社。無人だが由緒ある神社と言われている。

2352w800  神社のすぐ横にある美しい滝。

 「清滝」となっている。上流には何もないようで良い水が落ちてくる。

 

 

 久しぶりの県北。暖かくて良い日和にちょっと遠回りして雪の那岐山を見て来たおまけ付きのドライブであった。 

 

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2008年3月 1日 (土)

花便り

 落柿窯の庭で遅れていた椿が咲き出した。今日見つけたのはほんの数輪。待っていたピンクの侘び助(吉備)が2輪、赤い椿が2輪。寒くても春はやって来ているのがわかる。

2338w800  淡いピンクの侘び助(吉備)。見るからに頼りなげな花びらが愛おしさを誘う。椿好きの主にはたまらない。出来れば白花の侘び助も欲しい。

2339w800_2  この椿は藪椿よりも少し花か大きい。

 椿の種類はびっくりするほど多いので不覚にもこの椿の種類が不明だ。植えてもらった時に聞いたと思うけれど忘れてしまった。

 もう少しすれば藪椿も、白い八重も一重の椿も、その外色々咲いてくるはず。楽しみに待とう。

 今日は午後からトラクターの音が聞こえると思ったら近くの田圃で春の田起こしが始まった。

2336w800  いよいよ春の農作業の時期になった。

 季節の移ろいはまさに正確である。

2341w800  今年は2月が寒かった所為か、田圃の畦道に未だタンポポの花がない。やっと「オオイヌのフゲリ」が咲き出したところだ。

 日本水仙は今が盛り。次々に花を付けている。

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春の彩り

 暖かい日が続いてくれない。今日はまた寒くなった。またまた冬に逆戻りの感はあるが、それでも春の足音が次第に大きくなっている事は確かである。

 落柿窯の工房の横にある紅梅は、今が盛りとばかりに華やいだ風情であるし、工房には誰かが活けてくれたチューリップが赤い鮮やかな色を見せている。寒いけれど春は近い。

2332w800  午前中は青空が見えていたが、午後には雲が多くなって寒さが増してきた。

 今日もストーブの守で一日が終わりそう。

2335w800  気が付けば、工房に赤いチューリップが一輪活けてある。

 たぶん、先日の絵手紙教室の日に活けてくれたのだろう。

 外は寒いが工房は既に春爛漫。

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