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2008年2月29日 (金)

美の壷

 NHK教育テレビの「美の壷」という番組を見た。備前焼の鑑賞のポイントを簡単に紹介する番組。短い時間だが古備前や人間国宝の作品を題材に備前焼の魅力に迫っていた。

 主としては、本題よりバックミュージックに使われていたジャズが気に入った。それに久しぶりに馴染みの料理人さんの顔が見られたのも嬉しかった。

 何せ主は新聞を購読していないのでテレビ番組が全くわからない。今日のこの番組は同僚が教えてくれた。職場の同僚に感謝。

 それはさておき、備前焼となると、やはり主の作品も紹介したくなるのも人情というの。そこで今日は今まで紹介していなかった土瓶をアップする。この土瓶は出来が良くないので戸棚の奥に押し込んでいたが今日やっと日の目を見る事になった。

2330w800  落柿窯作「土瓶」。

 取っ手は蔓ではなく共土である。蓋は落とし蓋だがもう一つ合いが良くない。

 焼成は上から胡麻が降っている。

 湯呑みは既に紹介したことがあるが、高台周辺が白く抜けている。

  この土瓶は少し前に焼いたものだが、未だ使ったことはない。

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光の春

 今日は昨日以上に暖かい春の日差し。やっと光の春になったようだ。

 今朝も日の出前には山際が赤く染まっていたから良い天気になる予感がしたが、その通り暖かな春の日差しに包まれた。

2315w800  つい最近まで暗い内に出かけていたが、今は夜明けが早くなり出勤時にはもうライトがいらない程の明るさである。。

 太陽の位置も大分北に移動した。

 

 昔から「早起きは三文の得」を言うが、この景色は到底金銭には換えられない。

 こんな景色を毎日見ていられたら長生き出来るだろうなァ~。

2323w800  日が昇るにつれて春独得の明るさになる。気持ちよい明るさだ。

 職場の窓から見えるなんでもない景色が何故か華やいで見える。これも春の陽光所為か・・・。

 

 今週は寒くなったり暖かくなったりでまさに春先の典型だった。さて来週は・・・?

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2008年2月28日 (木)

寒波の後に

2318w800  強い寒波が去って透明な朝が帰った。明け方の凛とした大気の中、山の端が赤から白く変わっていく様を見るのは「清少納言」でなくとも心に染みる風情である。明け烏の声が聞こえる穏やかな夜明けだ。

 こんな日は朝から気持ちが和む。職場でも何故か穏やかな時間が流れる。良いものだ。

 今年は閏年で2月が一日長い。得なのか損なのかは考え方次第だが、暦を地球の動きに合わせる知恵は物理に疎い主には到底理解出来ない事ではあるが人間はすばらしいと思う。

 そんなこんなで、今日も一日が終わった。夕食後、主が憩うにはやはり一服の茶が必要だ。

2321w800  今夜はちょっと趣向を変えて、毎日主が使っている飯茶碗で茶を点てた。

 食事後の自作の飯茶碗である。この飯茶碗はもう2年以上も毎日使っているので中はつるつる。こうなると茶筅も痛む心配はない。

 菓子は「さくら切り餅」。銘々皿はいつもの古い伊万里。

 こうして毎日茶を楽しめる日がいつまで続くかはわからないが、楽しめる内に大いに楽しんでおこうと思う。

 欲を言えば茶飲み友達が欲しいね。

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2008年2月27日 (水)

机の天板

 雨上がり、空気が潤って気持ちよかったのは朝だけ。午後から冷たい北西の風が強くなった。気圧配置は強い冬型。

 そんな中、帰宅すると机の天板が置かれていた。これは、先日、物置を掃除したときに出てきた銘木の中の一枚。切ってから、およそ100年は経っていると思われる肥松の板だ。全くといって良いくらい歪みもない。新しい工房の机にしたいと思い大工さんに削りを依頼していた。

2309w800  長さは6尺、幅は2尺以上ある大きな一枚物。

 工房の中央に置く机にしたいと思っている。しかし、この上で作業をするのはもったいないね。

 

 

 もう一つ、今日は姉が主宰する陶芸教室があったようで、姉から工房の完成祝いにと赤飯が届いていた。

2312w800  久々の赤飯を美味しく頂いた。

 いつも何かと一人暮らしの主を気遣ってくれる姉に感謝。

2314w800  今夜はおめでたついでに還暦の祝い札に付いてきた紅白饅頭を友に茶を点てた。

 そういえば主も今年は還暦を迎える。いままで良く生きてこられたものだ。

 

 この歳まで生きてこられたのは、主がまだどこかで必要とされているからであろうと思いたい。感謝感謝である。

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2008年2月26日 (火)

古い茶碗

 雨の一日、さほど気温は低くはないが雨が降ると温かさは無い。今夜遅くこの雨が上がると強い寒気が流れ込む予報だ。

 このところ寒くなったり暖かくなったりで身体がついて行かない。「春に3日の晴れ間無し」とか「三寒四温」とか言われるように春は駆け足ではやってこない。いつもじらされる。しかし、もうすぐ3月。この寒波が最後であって欲しいものだ。

 この寒さの中でも季節は確実に進んでいるようで、昨夜のニュースは「節分草」の開花を伝えていたようである。

 「節分草」といえば県北の「田殿神社」の境内が有名だが、ここも開花しただろうか。週末に行ってみようと思っている。

 そんな訳で、今夜は古いが若草のような茶碗を出した。この茶碗は25年ほど前、職場近くの骨董屋で見つけた。店の女主人によると、茶人が孫にお小遣いをやるために売りに出したのだと言う。主人は「これは高麗はありますよ」と言うが、それは無いね。それより、この茶碗はどうも古い虫明焼のようであるが箱は無い。

2303w800  やや四角に歪めた大振りの茶碗。一カ所にゅうが入り金で接いである。よほど大切にされていたのだろう。

 全体に虫明焼特有の窯変がかかり細かな貫入が入っている。

 胴には力強い轆轤目。

2305w800  相当時代はあるようだが、今窯から出てきたばかりかと思わせるほ瑞々しい肌だ。

2306w800  小さめの高台。高台の中にも釉薬がかけてある。

 本当に肌合いが瑞々しく美しい。

 高台脇から胴にかけての窯変がはっきりと見える。

2304w800  今夜は茶碗に合わせて銘々皿も古い伊万里にした。

 菓子は小さな大福。

 今夜も美味い茶である。これで少しは疲れも取れるだろう。

 

 それにしても、エンドレスの壊れたテープレコーダーを聞くと疲れる。

 

 

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2008年2月25日 (月)

今夜のお茶

 雪の後、今日はせっかく良い天気になったと思ったら、明日はもう天気が崩れるらしい。その後、またまた寒気が入り込むという。

 春を待ちわびる者としては寒気が恨めしいが、それも春の準備と思って我慢するしかない。

 そんなこんなで、今夜は春を想って茶を点てた。

2301w800  寒い日には暖かい赤楽茶碗で。

 菓子は枯れ草の中から顔を出す若草を想って草餅にした。

 銘々皿は清楚な山桜の絵柄。

  

 これで少しは暖かくなるかな。

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新しい工房

 先日から取りかかっていた改修工事の大工仕事が終わった。後は電気工事を残すのみ。荒れた物置が写真のように工房に生まれ変わった。

2296w800  焼き上がった作品や素地を置く棚も付いた。

 長さは約1間半ある。

 これで工房が今までの2倍の広さになった。

2297w800  皿などの素地をゆっくり乾燥させるための室も新しく設置した。ただし、戸は廃品の再利用なのでサイズが合っていない。これもご愛敬である。

 こちらは1間の大きさ。中に素地を置く棚が付く。透明なガラス戸なので光を遮る工夫が必要だ。

2300w800  天井は張らないつもりでいたが、周りが綺麗になるに従って上の汚さが際だってきたので、やはり天井を張ってもらった。

 天井は工房らしく葦簀天井と洒落てみたがどうかな。

  これで電気工事さえ終われば良い遊びの空間になるはずだ。退職後の遊びの準備がまた一つ整った。。

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2008年2月24日 (日)

梅一輪

 曇り時々晴れ、時折雪がちらつく。今日も寒い一日。しかし、工房の横の紅梅は今盛りを迎えている。

 今年もまた「嵐雪」の有名な句を拝借しよう。

 「梅一輪 いちりんほどの 温かさ」(嵐雪)

 寒い日があっても、季節は確実に春に向かっている。

2295w800  

 自然は正直で裏切ることはない。

 寒い日にはこんな写真に心が和む。

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春の雪

 今朝、窓ガラスの向こうがやけに明るいと思ったらあたりは真っ白。今年5度目の雪だ。昨夜の雪が一晩中続いたようだ。こんなに雪が続いたのは余り記憶にないから、地球環境の変化が影響しているのかも知れない。

2286w800  積雪はたいした事はないが、気温が低いため凍っている。

 今日は天候が回復するようなのでもうすぐ融けるだろう。

2288w800  「春の雪」というと立原正秋さんの小説を思い出すが、主には小説のような思い出は無い。それよりもイルカの「なごり雪」に甘酸っぱい想いがよぎる。。

 一面の雪原の中で黒く見える部分は麦畑。麦は強いね。

2290w800  そろそろ終わりかけた「ロウバイ」も凍っている。

 

 先程から太陽が顔を出した。

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2008年2月23日 (土)

落柿窯の牡蠣祭り

 今日は昨日とうって変わって真冬並の寒さになった。強風に雪が舞う大荒れの天気だ。そんな中をいつも落柿窯の窯焚きを手伝ってくれるスタッフが集まって牡蠣パーチィーを開いた。

 今日都合の悪くなった3人を除いて7人。この人数で一斗缶一杯の牡蠣を平らげた。その上、牡蠣が駄目な人のために用意した焼き肉もあり、飲んでく食って大いに盛り上がった。

2282w800  七輪2台、コンロ1台、ホットプレート1台をフル回転。

 牡蠣はやはりこの時期に限る。味は絶品。その上値段は安くなっている。

 

 

 美味い牡蠣に焼き肉。ビールに焼酎。車の人はお茶。

 楽しい時間であった。

 落柿窯の牡蠣祭りはここ数年途絶えていたが、参加メンバーが替わって再開出来たことが何より嬉しい。

 落柿窯に集まってくれるスタッフに感謝したい。

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2008年2月22日 (金)

茶碗な日々

 茶碗を造るのは楽しい。茶碗を造るときは、いつも頭の中で茶を点てる。今まで、落柿窯から相当な数の茶碗が生まれたが、後に伝えたいと思う茶碗は数が限られる。今日アップするのはその中の一つ。焼成が気に入っている。

2280w800  落柿窯作「備前茶碗」。

 正面は榎肌風のカセ胡麻。裏面はしそ色。形は率直な碗形。特に歪みもなく緩やかに胴が張っている。見込みに茶溜まりは無く、少し胡麻が降っている。

2281w800  高台はやや小さいが穏やかな削りだ。

 この位置から見ると茶碗の景色がよくわかる。

 ほぼ3分の1が榎肌風のカセ胡麻、残りはほぼ紫蘇色。

 

 拙い技術の主には、なかなか満足のいく茶碗は出来ないが、これからも茶碗造りを楽しみたいと思う。

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もみじ饅頭

 最近、職場によく客さんが来られる。今日も広島からお客さんがあり、おみやげに「もみじ饅頭」を頂いた。

 帰宅して、早速茶を点てようと思ったが、さて茶碗は何にするかと迷った。もみじといえばやはり「竜田川」だろうが、この茶碗は、今の季節に全く合わない。

2277w800  主の持っている「竜田川」(仁清写し)の茶碗はこれ。

 この茶碗は秋にしか使えない。この季節にはどう見ても無理がある。

 そこで今日は広島に近い萩焼の茶碗を選んだ。

2278w800  豪快な萩の井戸茶碗に花の銘々皿。そして「もみじ饅頭」。

 いささかミスマッチではあるが、お茶は美味しく頂いた。

 この季節には以前紹介した古萩写し、銘「冬空」が似つかわしいと思われるから、明日はこの茶碗を出してみようと思う。

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2008年2月21日 (木)

怒りの重み

 「そこのけ そこのけイージス艦が通る・・・」と言わんばかりの今回の事故に主の怒りは治まらない。その上、隠蔽工作を疑われても仕方ないような防衛省の対応と、にこやか過ぎる幹部の会見。見るに付け聞くに付け、全く以て腹立たしい限りだ。事故に遭われた父子の事を思うと胸が痛む。

 国民の生命・財産を犠牲にしてなんの防衛ぞ。なんのためのイージス艦ぞ。自衛隊の存在意義を問いたい。

 本来なら、今日のような穏やかな日和には「春の海 終日のたり のたりかな」と歌った蕪村の有名な句を思い浮かべるところだが、房総半島の沖では、今も悲劇が続いている。何とも辛い日である。

 さて、話を落柿窯の工房の改修工事に戻すと、今日は壁板の張り付けが終了していた。後は棚と室の設置を残すのみである。大工仕事もあと少しとなった。

 今夜はほぼ満月。しかし上空はやや雲が多く「月に群雲」状態で昨夜ほどの月明かりはない。それでも「おぼろ月」を愛でながら、今夜も茶を点てた。

2273w800  不二の筒茶碗に、今日は頂き物の干菓子。

 今夜もまた一服の茶が主の友である。

 

 

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2008年2月20日 (水)

春はあけぼの・・・

2267w800  春はあけぼの ようよう白くなりゆく山ぎわ すこしあかりて紫だちたる・・・・。枕草子の冒頭が思い出されるような春の夜明けである。放射冷却の所為で凍てついてはいるが、何となく春の陽光を思わせる明るさがある。昨日の雨水から、このところしばらく続いた冬型が緩んで昼間の春の陽光が嬉しい。

 こんなに春が近いというのに主の心が晴れないのは、おそらくこのところの米兵の事件とイージス鑑の事故の所為だ。この2つはいずれも日本国民を愚弄しているとしか思えない。国民はもっと怒らねばならないと思う。

 さて、落柿窯の工房の改修がずいぶん進んだ。今日は壁板のほとんどが張られて見違えるようになっている。

2269w800  先日までゴミに埋もれていたとは到底思えない。

 後は作品を置く棚と室が出来れば完成である。

 電気の配線工事が先に済んでいるので配線が表をはわなくて良いのが何よりだ。

 今夜は、外がやけに明るいと思ったら、良く晴れた寒空に13夜の月が輝いている。いつも思うことだが、冬の月は凛として凍った美しさがある。空気が澄んでいるだけに輝きも強いように感じられる。

2270w800  

 この月を眺めながら今夜も茶を楽しんでいる。

2272w800  今夜は、黒楽茶碗「無心」を使った。

 茶は「初昔」。菓子は頂き物の「鶴の里」。銘々皿は勿論自作の備前。

 茶を楽しむときだけは幸せである。

 

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2008年2月19日 (火)

雨水

 寒さが少し和らいだ。それもそのはずで今日は「雨水」。二十四節気の一つ。春が近く、「雨が降り、雪が溶け出す頃」とされる、まさに春の始まりといって良い。農家では、このころから田圃の田起こしを始め、農作業に取りかかる。自然と共に生きてきた日本人ならではの季節感だ。

 そんな中、今日は職場に鳥取からお客さんがあった。鳥取では40センチの積雪とか。大変な出張だったようだ。

 そのお客さんから鳥取のおみやげに頂いた。「因幡の白うさぎ」と名付けられたお菓子である。主もおすそ分けにあずかったので、帰宅して早速茶を点てた。

2260w800  「因幡の白うさぎ」は可愛い目が入った白あんのお饅頭。

 可愛いので食べるに忍びないが、それはそれ、これはこれで美味しく頂いた。

 春の始まりを感じながらの茶はまた格別である。

 今日が「雨水」ということもあってか、夜帰宅して玄関を開けると水仙のかぐわしい香りが漂っている。

2261w800  いつもの明かり取りの横に差してある日本水仙が、かぐわしい香りで迎えてくれるのは、誰もいない家に帰る身には嬉しい出迎えだ。

 これからは、徐々に春の便りが聞こえてくるだろう。

 工房の改修工事も順調のようである。

 

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2008年2月18日 (月)

工房の改修経過

 改修工事が進んでいる。今日、帰宅してみると、床板の張り替えが終わり、壁板張りに移っていた。床も壁も木目。汚い物置が見事に生まれ変わろうとしている。

2258w800  最近の合板技術はすばらしい。まるで本物の木材のように見える。

 出来上がりが楽しみだ。憩いの空間になれば嬉しい。

 

 

 日ごとに出来上がっていく部屋を見るのが楽しみになってきた。

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2008年2月17日 (日)

晴れたり曇ったり、時々時雨れ

 今日も寒い一日だった。午後、突然の雪交じりの時雨に一層寒さが増した。

 会陽を過ぎると備前平野に春が来ると言われても、この寒さはいかんともしがたい。まるで冷蔵庫の中である。

 しかし、こんな寒さでも、早くも春を感じたのか落柿窯の横を流れる川に住み着いていた鴨の家族の姿がいつの間にか見えなくなっている。早くも渡ったのかな。

2256w800  この間から姿を探してみるが、やはり今日も姿が見えない。渡ったのだろう。

 いつもいる姿がないと、やはりちょっと寂しい。

2257w800  落柿窯のある小さな村の中心に建つ大師堂の宝輪が夕暮れの空にシルエットを浮かび上がらせている。

 寒いが穏やかな日暮れである。

 

 ここ数日の寒さで主の手足にまたまたアカギレが再発してしまった。今日は大工さんが休みなので一日中薪ストーブの守。怠惰な主の面目躍如と言ってよい。

 それでも、今日は落柿窯の展示室で土瓶を写真に撮ったのでアップする。もしかしたら既に紹介したかも知れないが、主はすっかり忘れている。

2253w800  落柿窯作「土瓶」。

 土瓶は番茶を入れるためのもの。煎茶は宝瓶で入れたい。

 この大きさで備前の湯呑みに3杯ほどだろう。

 備前の土瓶を使うと美味い番茶が出せる事請け合いだ。備前の湯呑みとセットで使いたい。 

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2008年2月16日 (土)

会陽の日に

 今、丁度21時。西大寺観音院で行われる裸祭りの花火の音が聞こえだした。裸祭りは日本三大奇祭の一つとされる勇壮な裸の男達が主役の祭りだ。修二会と呼ばれる宗教行事の中の一で結願の夜に行われる。

 このあたりでは会陽と呼ばれるのがこの日の裸祭りである。例年参加する裸の数は9千から1万に近い。この裸の男達が陰・陽2本の宝木(しんぎ)と呼ばれる10センチほどの棒を争奪する誠に勇壮な祭り。今夜もさぞかし賑わう事だろう。

 今日は朝から大工さんの仕事を見ながら細かい打ち合わせをした。見る間に床板が貼られていく。綺麗に生まれ変わるのを見るのはよいものだ。

2250w800  汚い物置が綺麗な(?)部屋に生まれ変わっていく。職人さんの見事な腕前に感心しきりであった。

 

 

 

 主はといえば、茶室の露地に続く枝折戸を新しく付け替えた。前の枝折戸は永年風雨にさらされていたために痛みがひどく腐りかけていた。

 今日取り付けた枝折戸は、姉からのプレゼント。自宅の庭の整備用に用意していたものらしいが使わなくなったので譲ってくれた。ありがたい。

2247w800  サイズもぴたりで、ちょっと豪華な枝折戸である。

 これで、春に向かって、ぐっと庭がしまってきた。

2249w800  冬枯れの庭だが、枝折戸が新しくなっただけで華やいで見える。

 

 このところの寒さに木の芽のふくらみが足踏み状態だが、今日の会陽を過ぎると備前平野に春が来ると言われるから、春はもうそこまで来ているのだろう。

 「春よ来い、早く来い、歩き始めた・・・・」春を待つ気持ちは幾つになっても変わらない。

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2008年2月15日 (金)

改修工事

 今日から大工さんが入っている。昨日、電気の配線工事が終わっているので板壁の中に配線を入れられる。壁がすっきりするなぁ。

2246w800  先ず床板の補修から。

 明日は主が休みなので細かい打ち合わせが出来る。いつもは、主は仕事で留守にしているから休みの日にしか話が出来ない。しかし、腕の良い大工さんなので任していても大丈夫だろう。

  工房が生まれ変わる日も近い。

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2008年2月14日 (木)

おかげ餅

 第一級の寒気が居座って列島をすっぽりと包んでいる。今朝も出勤の時「空気が死んでいた」気配を体験した。まるで冷凍室のよう。

 主は茶を保存する時、必ず冷凍室に入れる。抹茶の保管には特に気を遣う。抹茶は空気に触れるとすぐに酸化してしまい急激に味が落ちる。主は使う量だけ出すとすぐに冷凍室に入れる。マイナス20度で保管すると余り味が落ちない。

 今夜は、先日、金光教の信者さんから頂いた「おかげ餅」を菓子にして黒楽で茶を点てた。主は信者では無いけれど八百万の神を敬う日本人なので、害をなす神以外は何でも受け入れられるから、これで今年も健康でいられるだろう。

2244w800  寒い日は風邪を引きやすい。予防にはお茶が一番。特に茶葉を直接飲む抹茶が最適だ。

 茶に含まれるカテキンには抗酸化作用・抗菌作用があり、日頃良く茶を飲む主は余り風邪を引かないから、このことを証明していると言って良い。この寒さはまだ当分続く」予報である。

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2月14日

 巷ではバレンタインデー狂想曲で大騒ぎだが、主にとっては、今日は親父の命日。

 バレンタインデーが命日とは偶然とは思えない。きっと、先に逝ったお袋が、あの世で一人で寂しから、この日に合わせて親父を呼んだのではないかと思う。

 今日は、仏壇に陶芸教室のみんなから頂いたチョコレートを供えた。今頃、親父とお袋は仲良くチョコレートを食べていることだろう。

 さて主だが、この歳になると誰も義理チョコ以外届けてくれない。仕方なくスーパーで安いチョコを買ってきた。早速、自作の小鉢に盛ると高級チョコに変わる。

2243w800  いつか紹介した落柿窯作の「三つ足小鉢」に盛ると、1袋298円の柔らかアソートチョコがまるでベルギー製のチョコのようである。

 備前の食器は「魔法使いサリー」の指揮棒と同じ。

  このチョコは、明日工房に置かれて工事の人たちのおやつに変わる。

 

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2008年2月13日 (水)

これぞ・冬

 早朝、出勤のため一歩玄関を出たとたん、冷気が顔を刺した。この冬一番の冬型。北は雪、南は冬晴れの日本の冬が戻って来て安堵している。これが日本の冬である。

 そんな寒い日だが、今日はいつもの定期検診の日。結果は一進一退。まあ、これで良しとしよう。かつての主を知る者は、主がこの歳まで曲り形にも元気に生きていることが信じられないだろうし、それよりも主自身が奇跡と思える程だ。これもひとえに医学の進歩のおかげ。合わせて周りに支えてもらったおかげである。感謝、感謝だ。

2240w800_2  病院に近い岡山城の天守閣が寒空にそびえている。天守の鯱が早春の陽光に輝いている姿は美しい。

2241w800_2  城から向かいの後楽園に繋がる橋。「月見橋」という良い名が付けられているが、鉄骨を組んだだけのこの橋を主は何故か好きになれない。何故こんなデザインになったのだろう

 

 夜、帰宅すると工房が綺麗に片づいていた。姉が主宰する陶芸教室があったようで、いろんな手作りが並んでいる。その中に雛人形があった。薄くのばした土を巻いたり張り合わせたりしただけの素朴な雛人形だ。

2242w800_3  この他にも皿や箸置き。落款、表札、湯呑み、鉢等々何でも出来ている。楽しそう。

 明日からいよいよ工房改修の電気工事が始まる。

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2008年2月12日 (火)

火の用心ー夜回り

 初午が火災予防の日であると聞いて、50年ほど昔、主が小学生の頃、この時期になると「火の用心」の夜回りをしていたのを思い出した。

 上級生が中心になって拍子木をカチカチと打ち鳴らしながら、「火の用ー心」「マッチ一本火事のもと」、とか「餅を焼いても家焼くな」とか大声で唱えながら地域を回っていた。家々には今のような暖房とて無く、「火鉢」に「こたつ」が唯一の暖房手段であったから、必然的に火を出すことも多かったのだろう。当時、小学生の夜回りは冬の風物詩であったように思う。

 あれから50年が経過して暖房はエアコン、ストーブ、ファンヒーター等に変わり、炭火を使うことはほとんど無くなったが、火災は依然として減らない。こんな物騒な世の中では小学生の夜回りなどあり得ようはずもなく、日本の美しい習慣が一つまた一つと消えて行くのみである。

 この50年で日本社会は大きく変化した。この変化が人々に幸せを運んでくる事を信じたい。

 

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初午の日

 今日は初午。伏見稲荷大社では初午の大祭が盛大に開かれているようだ。一年で、最も寒いと言われるこの時期、初午は火災予防の意味もあり、農家で飼われている蚕や牛馬の祭りでもある。

 この日は伏見稲荷に神が舞い降りた日とされる祭りであるが、本来この祭りは、農作業が始まる春を前に豊作を祈願して行われるものである。

 さて、今日は天気予報の通り寒い日になった。主は仕事を早退して電気工事の打ち合わせを行った。電気工事と大工さんの補修工事が終われば今回の改修は全てが終了する。退職まで後1年。何とか退職後の道が出来たようだ。

 今夜のような寒い夜は、ビタミンやミネラル、カテキンを補充して風邪予防に努めねばならない。それにはお茶が一番、・・・ということで主は今夜も少し濃いめの茶を点てた。

2237w800  先日購入した萩の茶碗が使いよい。銘々皿は、ブログに初登場(?)の有田焼。

 菓子は茶にそぐわないかき餅。

 今日の銘々皿は4寸と少しのサギの絵柄。

2239w800  10数年前手に入れた銘々皿だ。主にはちょっと高価であったが気に入ったので無理をした。

 絵柄と呉須の色合いが気にっている。5枚セットで購入した。

 

 

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2008年2月11日 (月)

備前の水指

 怠惰を旨としている主は、このところの寒さや物置の片付けやらで、忙しなさにかまけてほとんど作陶らしいことをしていない。さすがに少々気になりだした。

 今日、ボンヤリと落柿窯の作品群を眺めていたら、「備前落柿窯作品集」にアップしていない水指が目に付いた。この水指は少し前の作品だが、こんな焼成もあった事を思い出し、そろそろ動き出さねばならないと思った次第である。

 今夜はその水指をアップする。

2231w800_2  落柿窯作「備前矢筈口耳付水指」。

 窖窯には珍しい強還元焼成である。

 全体が緑かかった黒っぽい茶色。正面と蓋に豪快な胡麻が付いている。

 

 今日、「備前落柿窯作品集」には新しく追加した。

 それにしても、落柿窯の作品は多種多様である事をあらためて感じる。

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光のどけき春の日に・・・

 ひさかたの 光のどけき春の日に・・・うつらうつら一日が過ぎた。朝から夕方まで快晴。風も穏やかで心地よい。

 日向ぼっこで眠ってばかりもいかがなものかと、ちょっとだけ落柿窯周辺を歩いた。いつもの散歩道も今日は暖かくて心地よい。麦畑の上空では早くも雲雀のさえずりが聞こえた気もする程のどかである。

2233w800  今年は麦畑が増えたようだ。もっともっと麦畑が増えて欲しい。子供の頃は一面麦畑だったと思う。

2234w800  春の陽光にいつもの風景も心なしか輝いて見える。窯の横を流れる小さな川の水量がずいぶん減っている。途中「カイツブリ」のつがいの姿を久々に見たが、こんなに水量が少ないと水に潜ることも出来ないようで、そうそうに飛んでいった。そういえば姿を見たのは何年ぶりか。忘れるほどだ。

2235w800  落柿窯の工房の周りには日本水仙の株があちこちにあって、次々に花を付けている。

 工房にも母屋にも水仙が活けてあり良い香りを漂わしている。日本水仙は主の好きな花の一つだ。

 今日は、この連休で初めてボンヤリと過ごした一日だった。こんなに心も体もリラックス出来たのはひさしぶりだ。次はいつ来るだろうか。

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陽光の春

 朝から穏やかな日和。暖かい陽光が降っている。連休最終日になってやっと春らしくなった。こんな日は日向ぼっこを楽しむのに最適だ。

2224w800  工房の入り口に椅子を持ち出して日向ぼっこ。

 さすがに今日はストーブよりこちらの方が快適だ。

2225w800  工房の入り口からほんの数メートルにある紅梅。

 先日の開花以後、雪が降ったりで寒い日もあったが、元気に花を開いている。もう少し開くと、あたりは梅の香につつまれる。

2228w800  田圃にも春の陽光が降っている。

 もうすぐ春の田起こしが始まる。田圃もそろそろ目覚める頃だ。

2227w800  落柿窯の柿の木。昨年は全く実を付けなかったが、今年はどうかな。

 この柿の実を楽しみにしている人も多いから、豊作を期待して待ちたい。

 

  

 天気予報では、この穏やかな晴天も今日一日。春先の天気は安定しない。

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2008年2月10日 (日)

壊し屋さん

 昨日の雪から一転、穏やかな日和になった。風は冷たいが青空が気持ちよい。昨日の雪で泥だらけの愛車を掃除し、燃えにくくなった工房の薪ストーブの煙突を掃除した。

 連休をゆっくりしたいと思ってもなかなか思うようにはいかないものだ。昨日は物置きの掃除。今日は車と煙突の掃除。この休みはどうも掃除、掃除で終わりそう。

 煙突の掃除をしていて、ついうっかり電気のコードを引っかけてコーヒーメーカーを落としてサーバーを割ってしまった。その上、電気ポットも壊れたらしく湯が沸かなくなっている。これは主の所為ではないが・・・。

 仕方なく近くのホームセンターで新しいコーヒーメーカーを買ってきた。今度のコーヒーメーカーは今までのものより大きい。5杯入れられる。

 それにしても、主は注意力が散漫なのか良くものを壊す。

 民主党の小沢さんは政党を次々に壊して行くので「政界の壊し屋」といわれるが、主はそんなにたいしたものでは無いが、小さなものを良く壊す。まさに壊し屋である。

2221w800  新しいコーヒーメーカーがこれ。向こうの電気ポットは今まで主が使っていた物だ。

 コーヒーメーカーを買いに行ってその安さに驚いた。この製品で1980円。信じられない価格。売り出しの時には980円の品が出ることもあるようで、物の値段はどうなっているのだろう。

2222w800  今話題の食に関しても、こんな工業製品でも安い物は全てがMade in China。中国の安い労働力無くしては、今や日本は成り立たなくなっている。本当にこれで良いのかな?

 

  日本の行く末と、中国との友好関係をあらためて考えてみたいと思った次第である。

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2008年2月 9日 (土)

4度の雪

 天気予報の通り午前9時から雪になった。今年4度目の雪。湿った重い雪だ。そんな中を朝から工房の奥にある物置をか片付けた。主一人ではどうにもならないので今日もシルバーさんの協力を得た。主を含めて5人。2時間で終了。

2219w800  すっかり片付いた物置。

 3間×3間の空間だ。床は穴ぼこだらけ、壁は土壁がむき出しなので電気工事の後、大工さんに補修をお願いすることになる。これで一つ部屋が出来た。

2220w800  窓も大きくて明るい。新たに棚を付けたり、室を作りたいと思っている。

 完成すると落柿窯の工房が2倍に広がる。焼き物好きが集まって遊ぶ空間が出来た。

 

 これで永年気になっていた事柄がほぼ解決した事になる。

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2008年2月 8日 (金)

安くて美味いお茶

 いつもの茶舗でいつものお茶を買ってきた。銘柄は「天下一」と名付けられた雁ヶ音茶。安くてこんなに美味い茶葉はない。カルキのない水を使い、60度ほどの湯でゆっくり入れると、玉露と変わらない味が出る。

2213w800  落柿窯に来る客はこのお茶の味が忘れられなくて来訪の度に所望される。

 この茶葉に限らず美味いお茶を入れるポイントは、①水が良いこと、②低温でゆっくり出すこと、③茶葉をけちらないこと。この3点さえ守ればどんなお茶でも美味く出せる。

 反対にこの3点を守らなければどんな高価な茶葉でも美味く出ない。

 一番美味いのは水出しだが、時間がかかる。

 ちなみに、主がいつもお世話になる茶舗は、岡山市西大寺にある「佐藤開運堂」」という。頼めば発送もしてくれるから連絡してみると良い。(℡086-942-3003)

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嬉しい出会い

 主は今日所用で仕事を休んだついでに、お茶を買いに行ったいつもの茶舗で何気なく棚を見たら、備前の細工物の隣に萩の茶碗が一つ、ぽつんと置かれていた。主人に聞いてみると、委託販売の茶碗だという。遠目に見る限り良い茶碗に見えたので許しを得て手に取った。やはり、なかなかの茶碗である。値を聞いたら主の持ち合わせでも何とかなったので早速譲って頂いた。

 本当に偶然の出会いである。よく行く店だが、こんな出会いはほとんど無い。販売を委託された方は結構高齢の人らしく、、自分の道具を譲る人もないので手放すそうだ。これも何かの縁。主が後を引き継がせて頂くことにした。

 店主の「委託された人も喜ばれるでしょう。」という言葉を聞いて、主も嬉しい限りである。

 茶道具との出会いもまた「一期一会」である。出会いは大切にせねばならぬ。

 帰宅して、早速この茶碗で茶を点てた。

2218w800  和物の茶碗では「一楽、二萩、三唐津」と言われるように、萩は茶によく似合う。

 使ってみると良くできているのがわかる。

2215w800  井戸風の良い形だ。釉薬の流れが面白い景色を作っている。

 やや大振りのどっしりした茶碗である。

 箱は紛れたらしく付いていないのが残念だ。

2216w800  高台は豪快な「竹節」高台。

 図太くでやや大きめ。高台中央に兜巾。

 高台内に「木庵」の印判がある。

 「木庵」といわれても主には全くわからない。作は若いので骨董的価値は無い。しかし使って大いに気に入った。

 今日は午前中快晴の青空、午後から冷たい風が吹き、晴れたり曇ったりの天気。そんな中、咲き始めた紅梅がかすかに香る日和。

2212w800 自然は確実に春に向かっているが、天気予報に寄れば、明日は朝から雪だという。

 明日は朝から物置小屋の掃除なので、天気予報かはずれることを祈っている。

 

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2008年2月 7日 (木)

旧正月ー春節

 今日、2月7日は旧正月。初春のお喜びを申し上げる。中国では旧正月を祝うから、今年も爆竹で死者まで出たというニュースが流れている。

 日本では、明治維新以後、新暦が導入されてからは旧正月を祝う習慣が無くなったが、日本の自然観から言えば旧正月を祝う方が良いように思う。節分を過ぎ、かすかに春の息吹が感じられるこの時期の正月は、本当の意味で初春と言える。

 今夜、主は旧正月を祝って正月用の茶碗で茶を点てた。

2209w800  初春に相応しい京焼きの茶碗である。松と梅に雪が被る。松の根元には初咲きの水仙。銘々皿は竹。これで松竹梅となる。

 銘々皿は古い伊万里。菓子は小さな大福。茶は初昔を使った。

 昔むかし、主が子供の頃、旧正月のこの時期になると、何処の家庭でも決まって寒餅をついた。この餅には青のりを入れたり、豆を入れたり、砂糖を入れたり、赤や青に色づけしたりした。それを薄くスライスし、乾燥させてかき餅(おかき)を作った。家中に新聞紙を敷き詰め、スライスした色とりどりの餅を並べる。並べる場所がないと簾のようにつり下げた。冬の乾燥した空気ですぐに乾く。それを火鉢の火で焼く。大人も子供も火鉢を囲んで和やかにかき餅を食べる茶の間の風景は良いものだ。これが唯一、冬のおやつであったといって良い。(我が家では折餅(へぎもち)と呼んでいた)

 しかし、主の家ではその習慣が無くなって久しい。まだまだ日本各地でこんな風景が残っているところも多いはずだ。大切に守って欲しいと願う。

 主は、昔のかき餅の味が忘れられない。さりとて家庭で作ることも出来ないから、今日もスーパーで買ってきた。

2210w800  先日紹介した落柿窯作の「備前木の葉皿」に懐紙を敷いておかきを並べると、ずいぶん上品に見えるから、演出も大事な要素だと思う。

 これで美味い煎茶があれば言うことは無かろう。

 日本人が旧暦を捨てて100年と少し。今ではすっかり新暦が定着したが、農耕民族の日本人にとっては、やはり旧暦が似合うような気がする。

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2008年2月 6日 (水)

旧の大晦日

 今日は旧暦の12月30日。明日は元旦。いわゆる旧正月だ。今、話題沸騰の中国では、旧正月のご馳走として全国的に膨大な数の餃子が作られるようだ。極めてタイミングの悪い旧正月になってしまった感がある。

 それはさておき、今日は週の半ば。主には一番疲れる日である。週の初めから半ばまで、いつも嫌々出勤しているような気がする。今年退職される方が羨ましくなるのも決まってこの時だ。

 いつからこんなにだらしなくなったのか、今はもう思い出せないが、主も後1年余りで退職する。最後の1年をどう過ごすか・・・。周りに迷惑だけはかけたくないと思うこの頃である。

 今夜は未発表の「変形鉢」をアップする。この鉢は主が普段多用鉢として使っているものだ。

2205w800  口は8寸、高さは3寸と少し。

 黒い部分と紫蘇色と赤と胡麻と・・・中も外も良く焼けている。

 

 贅沢な話で誠に申し訳ないが、普段備前ばかり使っていると、他の焼き物が恋しくなる。

  食卓ではバランス良く食器を使いたいと思うが、主の食器棚はほとんどが備前だ。

 

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2008年2月 5日 (火)

備前平野の春はまだか?

 立春を過ぎても、なお、寒い日が続いている。しかし、自然は正直なもので、今日帰宅して気が付いたが、昨日まで無人の部屋の温度は7,8度まで下がっていたのに、今日は二桁まで上がっていた。といっても10度止まりで、そんなに暖かい訳ではないが、人間の気持ちは不思議なもので、気温が二桁あるだけで気持ちも和らぐ。

 昔から「西大寺の裸まつり」、が備前平野に春を呼ぶといわれるように、このあたりの春は、もう少しお預けだ。

 水仙が咲いて、梅が咲いて、椿が咲いて、タンポポが咲いて・・・春はもうそこまで。いつまでも背中を丸めてはいられない。主も元気を出して作陶を開始しようと思う。

2196w800  職場の窓から見える立春の「備前富士」。

 寒を過ぎて日が長くなり、心なしか空気が明るさを増したように感じる。

 

 

 天気予報によれば、今年の2月は寒いという予報が出ているが、日が長くなった夕方の明るい空が何故か嬉しい。

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2008年2月 4日 (月)

立春ー春は名のみの風の寒さよ・・・

 今日は立春。しかし、歌の歌詞のように風は冷たい。暦の上では春立つ日でも、日本のこの時期は、昔から一年で一番寒いといわれている。

 しかしながら、自然は確実に春に向かって進んでいるようで、昨日まで蕾だった工房の脇にある紅梅が立春に合わせたかのように今日開花した。

 夜帰宅した時、何となく梅の香を感じたのでライトを向けてみると、数輪、開花しているではないか。今日の晴れ間で一気に開花したのだろうが、主にはちょっと嬉しい立春の便りである。

2187w800  夜の闇のなかでデジカメを向けてストロボ撮影。

 夜の闇に浮かび出す梅の花もちょっとした風情だ。

 これで日に日に咲きそろうだろう。

 

 梅の開花を見て嬉しくなった主は早速美味い茶を点てた。

 今日は春に相応しい小さめの花の茶碗を用意した。菓子は帰宅途中で買ってきた草餅。ヨモギの香が爽やかだ。銘々皿はいつもの花の皿。刀もいつもの輪島。これで春が出そろった。外は冷えてきたが気持ちはほのかに温かい。

2193w800  春満開。少々早すぎる感も無いでは無いが、まあ今日は立春。おおめに見て頂きたい。

 いつものように美味い茶を点てると心が和む。いつの間にか疲れを忘れているのに気づく。

 立春は農耕民族にとっては農作業の起点となる大切な日だ。日本ではこの日を起点に農作業の目安が出来ている。茶摘みも、種まきも、田植えも・・・。

 立春は日本人にとって最も重要な24節気の一つであるといえる。

 

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2008年2月 3日 (日)

節分ー内なる邪気を払う

 今日は節分。「鬼は外、福は内」の声と共に豆がまかれる。節分の行事はいろいろあるが、主が子供の頃は、玄関に焼いたいわしの頭を柊に刺して飾っていたように思う。これも邪気を払う「おまじない」であろう。今はもうそんな家庭を見ることも無くなった。

 しかし、鬼は至る所に存在する。自己の内にも外にも、あらゆる所に潜んでいる。それがある日突然現れて害をなす。節分はこの鬼を払う行事である。

 鬼と言っても千差万別で、「鬼才」といわれる鬼は、たぐいまれな能力の持ち主だし、能に出てくる般若は哀れな女の怒りの姿だし、昔語りに出てくる大江山の鬼や桃太郎伝説の鬼は権力によって追われた差別された民・・・とようように様々である。

 払われるべき一番の鬼はなんと言っても自己の内に存在する邪気・邪心であろう。

 ちなみに、鬼について書かれた本としては1971年に出版された馬場あき子さんの「鬼の研究」という名著があるので是非読んで頂きたい。たぶん今でも手に入るはずだ。

 さて、朝の雪も消え、日中は薄日がさす天気になったが、主は今日も相変わらず薪ストーブの守をしながらボンヤリと一日を過ごした。このところ何故か疲れが抜けてくれない。これも歳の所為か、はたまたストレスの所為かはわからないが、たぶん気持ちの問題だろう。

2185w800  そんな鬱陶しい気持ちを払うように思い切り豆をまいた。

 「鬼は外、福は内」。「鬼は外、福は内」・・・・。

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節分の朝

2179w800  節分の朝はうっすらと雪化粧した。これで今年3度目の積雪になる。明け方からは雨に変わり、ほとんどの雪は午前中に溶けた。昼前からは薄日も差してきた。今、関東では大雪のようだ。

 今朝、うっすらと雪化粧した落柿窯の小さな門の瓦と赤いサザンカが美しい対比を見せてくれた。

2180w800 これまでの雪の日は暗いうちから出勤 しなければならず、この風景を見られなかったが、今日は休日で良かった。

2183w800  雪の中の煙突も初めて見た。

 赤煉瓦の煙突はいつ見ても綺麗だと思う。

 

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2008年2月 2日 (土)

作品集に追加

 夜に入って冷たい雨が雪混じりのみぞれに変わった。明日は白い夜明けになるかも知れない。関東では雪の節分の予報が出ている。

 主は今夜「備前落柿窯作品集」に新たに2枚の皿を追加した。この皿は、落柿窯の展示室(物置みたいなもの)に埋もれていたのを掘り出したものだ。結構良い作品なので見て頂きたい。

2172w800  40センチ×27センチの木の葉皿。朴の木のイメージ。

 朴の木は飛騨地方で朴葉の上で味噌を焼く「朴葉味噌」に使われる大きな葉。

 

 全面胡麻の中に赤いボタが散る。赤いボタは温かい印象を与える。

 使える木の葉皿だ。

2173w800  つぎは八寸皿。

 胡麻の中にすっきりしたボタが付く焼成に仕上がっている。

 全面に、窖窯特有の表情豊かな厚い胡麻が降っている。

 

 落柿窯の展示室は今物置状態。 どんなお宝が眠っているかわからない。これから少しずつ整理していかねばならない。

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護持費を繋ぐ

 今日も冷たい雨になった。そんな中、朝から寺の護持費を繋いで里の檀家周りをした。それぞれの小さな集落ごとに当番が集めて回る事になっている。今回、丁度主の所に回ってきた。お隣の方と昼食を挟んで回ったが留守宅もあり、なかなか手間取ってしまった。

 今回ご一緒したお隣の方から思いも掛けず殻付きの牡蠣を頂いた。今夜は焼牡蠣だ。今シーズン初めての牡蠣。いわゆる初物である。

2178w800  大きくなった牡蠣。産地は虫明。先日「牡蠣まつり」で賑わったとのニュースが流れていたが、これからが牡蠣がほんとに美味しくなる時期になる。

 これからの牡蠣は、牡蠣臭さも消え甘くて旨みが増してくる。

 この時期の牡蠣の味を知ると病みつきになること請け合いである。

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2008年2月 1日 (金)

玉露用茶碗

 お茶好きの主は毎日何杯もお茶を飲んでいる。お茶の種類は問わない。抹茶、煎茶、番茶など何でも良いが、中でも煎茶の消費量が一番多い。

 煎茶を楽しむ道具はほとんど主の手作りだが、茶碗だけは市販の物を使っている。特に、茶碗は磁器で白い地肌のものを使う。白くないと煎茶の色合いを楽しむことが出来ない。 よく備前焼作家の家で出される煎茶茶碗に備前を使っていることがあるが、自作の宣伝としては良いにしても煎茶を楽しむことから言えばいただけない。

 さて、話が前に進むが、煎茶の中で最も高級なものが玉露だ。玉露は抹茶用の茶葉から作られるから通常の煎茶とは全く味が違う。まったりとして甘い。従って舌の上で玉を転がすようにして味わう。

 煎茶用の茶碗は小さいが、玉露用はそれよりももっと小さい。今日は主が使っている有田焼の煎茶茶碗と玉露茶碗を並べてアップする。

2168w800  比べてみると大きさの違いがよくわかる。

 注ぐお茶の量も全く異なる。煎茶は比較的多く、玉露は場合によってはほんの数滴ということもある。しかし、玉露はそんなに少ない量でも十分に旨みを味わう事が出来る。

2169w800  高台から見ると大きさの違いがもっとよくわかる。この玉露茶碗は高台が少し高めに付いており、一層上品に感じる。

 この二つの茶碗は主のお気に入りなのでたいそう大事にしている。

 主は、いつもこの茶碗で至福の時を過ごせる幸せに感謝している。

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