教科書
主は、いつの頃からかほとんど本を読まなくなった。・・・というより目が悪くなって読めなくなったといった方が正解である。見えない訳ではなく、ただ小さな字が見えにくいだけだが、読みたくても疲れが貯まるのが嫌でほとんど読まない。
従って、主の知識は最新のものは何もなく、かろうじて昔読んだ本から得た知識を探りながら使っているに過ぎないから、誤っていることも多いはずである。
陶芸に関する知識もしかりで、だんだんと忘れていくので昔ほど言葉が出てこない。困ったものだ。
それでも、たまには本を開くこともあるが、もっぱら字より写真を見ていることの方が多い。
陶芸に関するものは特に写真集が中心である。字が書いてあるものとしては、加藤唐九郎編で淡交社から出ている「原色陶器大辞典」を見るくらいだ。この大辞典は写真がカラーで良く出来ており、今では主の教科書になっている。
この大辞典は、編者によると昭和12年に出た陶器辞典」が底本だという。この「陶器辞典」のモトはといえば有名な加藤唐九郎さんが編集した全六巻の「陶器大辞典」だから歴史はずいぶん古い。
この全六巻本は復刻版も出ているが高価である為、残念ながら主は持っていない。
そんなこんなで、今の主の陶芸に関する最大の教科書は本よりも本物を見ることだ。作家さんの個展、公募展、美術館等本物を出来る限り見るようにしている。
特に主が好きな場所は、大阪の中之島にある「東洋陶器美術館」だ。ここには、国宝から重要文化財、その他お宝が目白押しで、本物の教科書に出会える数少ない場所である。
センスの良い建物で採光も工夫されている。館内は結構広いのでゆっくり時間を使いたい。 写真は染め付けの大皿。
時々展示替えがあるので何時行っても面白い。
興味のある人は是非足を運んで欲しいと思う。
決して、訪れて損はない所だ。







































































