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2007年11月30日 (金)

リンゴの便り

 東京の知人から今年もリンゴが届いた。今年は主の好きな「宮澤賢治」のふるさと「イーハトーブ」のリンゴである。早速食してみた。芯に蜜が入り、甘酸っぱく、カリっとした食感は、おぼこい乙女の風情である。どこからか「りんごの歌」が聞こえてきそうな味わいが嬉しい。箱から出して、いつも登場している備前の大皿に盛った。

1720w800  「私は真っ赤なりんごです。お国は遠い北の国・・・・」

 りっごの歌通りのリンゴ。はちきれんばかりに瑞々しい。

1722w800  いつもの1尺4寸の大皿。

 何も盛らないとこんな皿。もちろん「備前落柿窯作品集」には登載済みであることは言うまでもない。

 

 話は変わるが、主は今日、術後2ヶ月半の眼科の検診に言ってきた。術後は極めて順調とのこと、ひと安心である。

 それにしても今年は医療費がずいぶん嵩んだ。今日の診察で今年予定していた医療費の支払いはほぼ終了したが、総額で22万円を優に超えている。医療費が3割負担になって以来、毎年20万円近く掛かっているが、今年は白内障の手術もあり、この金額になった。今後、年金暮らしになったらどうすればいいか大いに不安がある。さりとて、主の命は医学でつなぎ止めているのだから、この支払いと縁は切れない。さてさてどうしたものか・・・。

 今日は話題満載の日。またまた話は変わって、今日、11月30日は「カメラの日」であることを初めて知った。かつてコニカが「オートホーカス」のカメラを初めて発売した日にちなんでいるらしい。今はデジカメが全盛だが「オートホーカス」技術はしっかりと受け継がれている。

 主は写真も趣味で、いろんなカメラを使って遊んでいるが、今日は、現役で使っているカメラの一部を紹介する。これらはもちろんフィルムカメラばかり。いわゆる「デジ一」と呼ばれる一眼レフカメラはまだ持っていない。

1724w800  これらのカメラは全部現役。

 主が今までに写した山も紅葉も花も、もちろん備前も、これらのカメラが活躍している。

 しかし、今、主は密かに「デジ一」を狙っているところである。

  欲しい!!!。

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2007年11月29日 (木)

大皿を削る

 今夜、気になっていた大皿を仕上げた。乾きすぎていないか心配したが、ナイロンで覆っていたおかげでカンナを入れることが出来てホッとしている。今日計ると、40センチあった寸法が37センチになっていた。焼成後はもう少し小さくなるだろう。

1719w800  乾燥のため皿が立ち上がっている。轆轤挽き直後の写真とくらべると立ち上がりがよくわかる。

 この立ち上がりを計算に入れて作るのは難しい。

 主の傷も肘の大きな擦り傷を残して外は何とか良くなった。明日には水仕事が出来る様になるだろう。

 

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2007年11月28日 (水)

耳付矢筈口置水指

 昨夜のアクシデントも今日は回復。傷の痛みもひいた。その変わり昨夜は緊張していたためか気が付かなかった打ち身の痛さが出てきた。筋肉痛も少しある。しかし、主はいたって元気。手の傷が癒えるまでしばらく陶芸はお休みだが、水を使わなければ大丈夫。一昨日の大皿を仕上げねばならない。明日には仕上げが出来るだろう。

 さて、今日はまた備前の話に戻る。

 押し入れの奥から「耳付矢筈口置水指」が出てきた。ちょっと気に入った焼成だった為か、主が大事にしまって置いた物のようだが、当の主はすっかり忘れていた。今日、軸を出そうとしたら出てきたのでアップする。

1718w800  どっしりした備前の水指である。口は矢筈で共蓋。

 焼成は窖窯特有の上がりだ。重いし大きいので、これに水を入れるととうてい運ぶことは困難である。

 備前の水指は茶道具の中では異形を放つ存在であるといえよう。いつかはこの水指で茶を点てたいと思う。

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2007年11月27日 (火)

アクシデント

 今夜主はちょっとした不注意から怪我をしてしまった。夜、暗い中を畑に野菜を取りに行き、帰りに1メートルほどの高さのところを踏み外して下の道に転落した。幸い肘をすりむいた程度で済んだが、ちょっと肝を冷やした。一応、応急処置はしたがそれでもキズは結構痛い。

 昨年の今頃は柿の枝が目に入り、角膜を損傷したが、今年も、またしてもやってしまった。誠に情けない限りだ。

 幸いにも大事に至らなかったから良かったものの、一つ間違えば大変なことになるところであった。

 主は一人暮らし故、怪我の処置も不自由を来す。心して気をつける以外ない。

 今夜キズが痛まねば良いが・・・。

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2007年11月26日 (月)

主の不注意

 今夜は昨日の花生けを仕上げ、その後で久しぶりに40センチの大皿をひいた。

 そこまでは良かったが、何気なく棚を見ると先日仕上げた1尺2寸の大平鉢が割れている。どうも急激な乾燥に耐えられなかった様だ。全く主の不注意以外の何物でもない。

 こんなに乾燥しているときは、室に入れてゆっくり乾かすのが原則だが、落柿窯には室がない。そのため、いつもはナイロンをかけて乾かしているのだが、今回はうっかり忘れていた。不注意に恥じ入るばかりである。

1713w800  仕上げた花生け。

 ほぼイメージ通りに仕上がった。

1716w800  40センチの大皿。

 今度は慎重にならざるを得ない。

 今夜一晩この状態で置き、、明朝、出勤前にナイロンで覆う。

 

 それにしても、備前の土のデリケートさを改めて思い知らされた形になった 

 永年、土を触って来た者として恥ずかしい限りである。

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2007年11月25日 (日)

冬の満月

 冴えた空に満月が輝いている。冬の満月は寒々しくもあり神神しくもある。

1711w800  2007年11月25日18,00時の月。月齢15。

 美しい満月に乾杯。

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ミカンが届く

 工房の前で日向ぼっこをしながらうつらうつらしていたら、従弟が頼んでいた荷物と一緒に自家栽培のミカンを持って来てくれた。

 従弟は、永年葡萄栽培はしているがミカンがあったことは知らなかった。自家栽培のミカンで小粒ではあるが味は濃厚。思いの外甘みが強い。早速備前の鉢に山盛りに盛った。

1710w800  いつも主を気に掛けてくれる従弟に感謝。

 ミカン、美味しく頂きます。

 

 

 そんなこんなで、今日は午後から花生けを一本ひいただけである。

1709w800  

 

 久しぶりにひいた花生け。

 

 

 プロなら花生けを一本だけなど、とうていあり得ないことだが、この一本をどう仕上げるか考えるだけで十分楽しめるのがアマチュアの良いところだ。

 明日の仕上げまで楽しみは続く。

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日向ぼっこ

 今日は本当に暖かい晴天。絶好のバルン日和であると同時に絶好の日向ぼっこ日和である。

 主は午前中、昨夜の飯茶碗を仕上げてからは日向ぼっこを楽しんでいる。

1708w800  飯茶碗達。

 毎日の食事が美味しくいただけること請け合いだ。

1706w800  工房の外に椅子を持ち出して日向ぼっこは良いものだ。

 どこからか山口百恵の歌が聞こえてきそうな日和である。

 

 それにしても、こんな日和に何処にも出かけず、日向ぼっこを楽しむ主は、老いを感じる寂しさもあってなにやら複雑な気分・・・。

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朝靄の中を飛ぶ

 今日はバルンフェスティバル最終日。朝靄の中をバルンが次々にテイクオフしていく。今日は競技も無い様子でバルンが思い思いに飛んでいた。

1703w800  上空高く上がったり低く飛んだり、思い思いに飛ぶバルンは楽しそう。

 今朝は地表近くが靄っており、写真には不適であった。

1700w800  川面に写るバルンを撮りたかったが、川面に風があり、その上靄もあって、主のコンパクトデジカメではこれが精一杯である。

 

 フェスティバルの期間中、晴天が続いて良かった良かった。この行事が終わると、この里にも本格的な冬が来る。

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2007年11月24日 (土)

今夜も仕事

 今夜もさっきまで轆轤を回していた。何にも好き好んで夜仕事をしなくても、昼間の暖かいうちにすれば良いのにと思われるかも知れないが、主としては夜の方が集中出来るから、どうしても仕事は夜が主体になってしまう。今日も夕食後工房に出た。今夜は飯茶碗をひいた。

1694w800  備前の飯茶碗は使うほどに味わい深くなるのは既に何度もお伝えしたが、まだお使いでない方は是非使われることをお薦めする。

 

 昔から「備前の茶碗を使うと中風にならぬ」と言われるように、健康アイテムでもある。ただし、冷や飯を入れて電子レンジにかけるのは厳禁。毎日繰り返すと1年で必ず真二つに割れるから注意しよう。

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初冬の月

 月齢14夜の月が輝いている。月はいつ見ても味わい深い。初冬の月も中秋の名月に勝るとも劣らない美しさだ。

1693w800  11月24日の月。99パーセントが輝いている。ほぼ満月といって良い。

 この月を備前の壷に移してみた。ちょっと遊び過ぎか・・・・。

1691w800  落柿窯作「満月の壷」。

 遊びが過ぎるとお叱りを受けそうである。

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マグカップの仕上げ

 午前中、昨夜のマグカップを仕上げた。小春日和の穏やかな晴天はありがたいが、思いの外乾燥が早い。湿度が低いのだろう。

1690w800  口の部分は硬く、高台部分は柔らか過ぎたが、何とか仕上げた。

 今日は気温も上がり、過ごしやすい。

 

 主の身体には楽な日和である。

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テイクオフ

1685w800  バルンフェスティバル2日目。朝日を浴びて快晴の空に気球が浮かぶ。

 

1689w800  モーターパラグライダーも快調に飛んでいる。

 今年参加している機体は30機ほど。

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2007年11月23日 (金)

マグカップをひく

 天空に13夜の明るい月が輝いている。今夜も放射冷却で冷え込んできた。

 そんな中、主は今夜なべ仕事でマグカップをひいた。全てのマグがそうであるように備前のマグカップも、また、多用途に使える。お茶に、ビールに、ミルクにと何にでも良い。主はもっぱらコーヒーとミルク用に使っている。ソーサーはいらないし、たっぷり入る。とても重宝している。

1674w800  少し大きめのカップ。

 高台を仕上げ、取っ手を付けると見違えるようになる。

 

 

 それにしても主の寝不足はひどい。轆轤を回しながら一瞬寝ていたようである。

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来年の干支

 昼前、バルンフェスティバルを見に、いつもの陶芸三人娘(今日は二人)がやって来た。

 フェスティバルの会場になっている河川敷は露店も多く出て賑やかである。午後のフライトは15時からというので、それまで落柿窯の工房で来年の干支作りに挑戦した。限られた時間で二人とも満足する作品に仕上げた。

1672w800_2  「ネズミの集会」。

 餌のチーズを前のして三匹のネズミが協議中。

 さて、どのネズミがチーズを獲得するのか?・・・・。

1673w800  「餌をおねだりするネズミ」。

 転げるサイコロが意味するものは?・・・。

 ネズミもサイコロも動きがあって面白い。

 

 午後のフライトは機体が少なくてちょっと寂しい。カメラマンの数だけが目立っていた。

1670w800  フライト地点で膨らむ機体。

 膨らむまでは時間が掛かるが、膨らむと一気にテイクオフしていく。

1671w800  逆光のバルン。

 午後は風の状態が今ひとつだったようで、フライトする機体が少なく寂しい景色だった。

 

 明日も晴天が続く予報。

 

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バルンフェスティバル開幕

1661w800  今日は絶好のバルン日和。落柿窯のある里で今日からバルンフェスティバルが始まった。穏やかな朝の日差しを受けてバルンが次々にフライトしていく。色とりどりの機体が朝日に輝いている。今年のフェスチバルは3日間ある。参加する機体が多くなりそうだ。

 この里でバルンフェスティバルが始まって十数年経つが、今回初めて一人乗りのバルンに出会った。話を聞くと三重県鈴鹿からの参加という。毎年参加していたようだが今回初めて気がついた次第。パイロットは主と同年代のようだった。

1665w800  単独バルンのパイロット。

 気持ちのいい空の散歩が羨ましい限りだ。昔、パラグライダーをやっていた主の血が騒ぐ。

1663w800  この時期の田圃はどこにでもランディングが可能だ。

 青い空とバルンのコントラストは美しい。

 

 

 バルンは空を飛びたいという人間の夢を簡単に叶えてくれるがチームの団結は絶対に欠かせない。

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2007年11月22日 (木)

竹節花生け

 今日も冬晴れの天気。夜になって冷え込んでいる。最近、風邪をひいている人が多い。朝晩の気温と昼の気温の差が大きいので身体がついて行かない様だ。主は今のところ風邪はひいていない。これはたぶんプロポリスのおかげだろう。

 今夜は昨夜の竹節花生けを仕上げた。出来は今ひとつだが、こんな感じになった。

1655w800  竹節手桶花生け。

 手桶の握り手は竹の小枝をイメージした。焼成後は野の花を活ける一輪差しだ。

 

  

 今夜は工房のストーブを焚きながら仕上げを終え、コーヒータイムにしていたら、いつの間にかうたた寝していた。寝不足が続いている所為だと思われる。工房は暖かくしていたのでつい気持ち良くなったのだろうが、うたた寝すると風邪をひくもと。気をつけよう。

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2007年11月21日 (水)

透明な夜明け

1647w800  透明な夜明け。清浄な空気の中、山の端が輝いている。

 今日、通勤途中の山越えの道で車の温度計がこの冬初めて零度を指した。本格的な冬の到来である。

 夜、部品が脱落した薪ストーブを修理し、昨夜の大平鉢を仕上げた。昨夜は1尺3寸を超えていた鉢が乾燥と同時に収縮して今夜は1尺2寸ほどになっている。この土も可塑性が強いようだ。

1650w800  この大きさの鉢にどのように料理を盛るか、まさに料理人の腕の見せ所である。

 焼成後はおそらく1尺1寸ほどになるだろう。

 今夜はサッカーのアジア最終予選の中継が流れている。結果的に北京に行けることにはなったが、日本のサッカーは相変わらずの決定打不足が否めない。このままだと余り期待出来そうにない。

 横目でサッカーを見ながら竹節花生けをひいた。明日はこれを桶形に仕上げるつもりだ。

1652w800  竹節の一輪花生け。

 明日の仕上げ後には全く別物の様になる。

 

 

 今夜も深々と冷え込ンできた。

 皆さん、お風邪など召されぬようにお気を付け頂きたい。

                          

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2007年11月20日 (火)

大平鉢をひく

 陶芸に限らず作家は皆孤独だ。物作りを志す者にとっては孤独は絶対条件となる。孤独の中で作り出す作品は、今夜の月のように凛とした輝きを放つ。それは芸術が生まれる瞬間でもある。

 さて、主は今夜も一人工房だ。工房にはいつもなにがしかの音があるが轆轤に向かうと自然に静寂の中に入り込む。これが無心の境地か・・・。

 今夜は久しぶりに40センチの大平鉢をひいた。

1645w800  一気に作り上げた大平鉢。

 このタイプの鉢をひくのは初めてかも知れない。

 

 

 このとき主の頭の中には料理を盛られた大平鉢の姿がイメージされていた。

 物作りは、このイメージをいかに膨らませるかにかかっているといって良い。

 夜が更けるに従って冷え込みが増してきた。今夜もまた放射冷却になりそうだ。

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2007年11月19日 (月)

凛とした月

 今夜は雲一つ無い寒空に凛とした月が輝いている。月齢は9、満ちて行く月だ。

 昼間は比較的暖かい日和であったが、夕方、陽が落ちると急に寒さが増してくる。今日のニュースは里に近い山々の初冠雪を伝えていた。

 主の今夜の仕事は昨日の素地(白地)を仕上げること。しかし、いざ取りかかってみると乾きすぎている。仕方なく、もくろみとは違う物になってしまった。

1642w800  小さめの蓋物三つ。食卓に置く塩壺、それとも砂糖壷?。

 使う人が決めればよいが、使い勝手は良いはずだ。

 

 さて、落柿窯の食器棚の中から20年前の初窯の菓子鉢が出てきた。ちょっと珍しい土で作っているため胡麻の色も緋襷の出方も独得だ。土自体が好ましくない。

 こんな菓子鉢だ。

1644w800  落柿窯咲作「輪花菓子鉢」。

 寸法は6寸ほど。2~3人ならこれで十分。焼成は良いが土味は暖か味にかける。最近ではこの土は使っていない。

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2007年11月18日 (日)

甘酢漬け

1641w800  またまたラディッシュの甘酢漬けを作った。そろそろラディッシュも終わりが近い。次は小蕪の甘酢漬けに変わる。

 

  食卓からも季節の移ろいが見て取れる。

 鉢は京焼、受け皿は備前の組み合わせ。

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冬に咲く花

 今年もツワブキの花が咲いている。黄色いキク科の花。ツワブキといってもいわゆる蕗ではない。高い茎は80センチほどになっている。食用にも薬用にもなる。

1638w800  柿の木の根元にある株。

 花の少ないこの季節に咲いてくれるのは嬉しい。備前の花入れに活けてもよく似合う。

 木枯らしが吹き始めて柚も色づいてきた。落柿窯の柚は剪定を全くしないで伸び放題。そのため結構背が高くなった。初めの頃はなかなか実を付けなかったが、昨年あたりから沢山実を付けてくれる。。

1640w800 柚が色づいてくるとそろそろ冬本番である。

 今年も柚湯が楽しめそうだ。

 

 

 落柿窯の畑では野菜も順調に育っている。これからは毎日鍋料理が続くことになる。

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木枯らし1号

 強い冬型の気圧配置になった。この冬一番の寒波が押し寄せてきたようだ。季節風がビュービュー音を立てて吹き抜けていく。気温も低い。しかし、東京国際女子マラソンを見ていると、東京では最高気温が20度を超え、マラソンには暑すぎる気温だという。改めて日本列島の長さを感じる。明日は東京でも寒くなるだろう。

 それにしても今日の女子マラソンは凄かった。あの東京のコースで大会新記録。山口衛里さんの記録を更新した野口みずきさんに拍手。渋井さんはまたしても30キロでダウン。ガンバレ。

 そんなこんなの寒い一日だが、主は早速新しい刃のテェンソーで薪ストーブの燃料を作り、朝からストーブの番人になっている。少しは轆轤も回したが手のアカギレが痛くて泣きそうである。

1637w800  これは何?。仕上げが済むまでわからない。

 明日には答えが出るかも・・・・。

 

 

 今日の天候は目まぐるしく変わる。曇ったり晴れたり時雨れたり・・・。

 この強い風で落柿窯の柿の木は全て葉を散らして一気に冬の装いになった。

1636w800  明日からまだまだ寒気が強まるという。雪の目安となる範囲が太平洋側にまで広がる予報。

 しばらくは寒い日が続きそうだ。心しよう。

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2007年11月17日 (土)

小春日和の一日

 明日から予想される寒波を前にして今日は一息つく小春日和。寒さが本格的になる前にと思い先週は薪ストーブの試験炊きをしたが、今日は燃料を作るためのテェンソーの刃を取り替えた。2シーズン使うとテェンソーの刃も切れ味が悪くなる。研げば良いが、これがまた大変な根気のいる仕事。テェンソー研ぎの器具もなかなか高価だし、主は根気のいる仕事は全く苦手と来ているから、手っ取り早く交換できる替え刃を買って来た。交換は不器用な主にも簡単に出来たから、これは正解であった。

1635w800  替え刃の交換が終わったテェンソー。、この冬も薪ストーブの燃料を作ることが出来る。

 これで工房の冬支度は万全だ。いつ寒波が来ても良い。

 さて、今日は、午後、久しぶりに親しい女流陶芸家が訪ねてくれた。

 備前の中心から遠い主にとっては、備前の情報を知ることが出来るあるがたい存在である。

 夕食でも取りながらゆっくり話したかったが、主は夜、村の集会があるため話も途中になってしまったので、また話に来て欲しいと思う。

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2007年11月16日 (金)

柿の贈り物

 主は昨日から柿づいている。今日も「食卓の備前焼」を主宰する従妹から柿が届いた。周辺の柿の不作を尻目に、実家の柿が今年も豊作だという。今夏の猛暑の影響を受けにくい場所に立っているのが功を奏したものと思われる。

1632w800  落柿窯の叩き皿に盛ってみた。柿の赤がよく似合う。

 ミカンは市販の物。こちらも良い雰囲気だ。

 

 結局備前は何にでも良く合うと言うことか・・・。

 今日の主の仕事は、5弁と4弁の輪花鉢をひいただけで終了。

 このところの主は何故か寝不足が続いているため今夜は夜なべ仕事は無しだ。

1634w800  手前が9寸、向こうが1尺の輪花鉢。主の得意とするところである。

 夏の素麺鉢に、サラダボールに、煮物盛り鉢に等々、何にでも使える便利な鉢。

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2007年11月15日 (木)

池田の柿

 今日、大阪の友人から甘い柿が届いた。

 今年は落柿窯の柿が全くの不作で、柿好きの主は仕方なく市販の柿を買って食べているとブログに書いたのをこの友人が見てくれた様で、実家の甘い柿を送ってくれた。早速食したら、とても甘い柿だ。今まで市販の柿で我慢していたので、これは嬉しい贈り物である。友人に感謝。感謝。

1629w800  備前の皿に盛ると柿の色が一段と映える。柿の赤い色を出すために苦心したとされる伊万里の柿右衛門の話からしても、焼き物と柿は結構縁が深い。

 それにしても、今年の落柿窯の柿の木は変である。

 

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2007年11月14日 (水)

室生寺の紅葉

  小春日和が帰ってきた。朝晩が冷え込み、昼が暖かい。紅葉が進む条件にぴったりである。

 主は今夜、月探査に入った「かぐや」を取り上げたNHKの特別番組を見ながら昨日の碗を仕上げた。

 仕上げは上手く行ったが、NHKの番組は最悪。話は途中で切るし構成は悪いしで、たった一時間の番組なのにストレスで疲れてしまった。せっかくの特別番組が台無しであったと思う。

1626w800  仕上げを終えた多用途碗。

 少し小さめだが、お茶でもコーヒーでもミルクでも例のカフェオレでも、単に食器としても何でもいける碗だ。

 さて、今日はお口直しに、主の好きな室生寺の紅葉を紹介したいと思う。

 室生寺は主にとって特別に思いの深い寺。主の青春の全てがここにある。若い頃、四季を問わず通い詰めた。

 室生寺が最も良いのは雪の頃だが、雨もよく似合うし花もよい。秋の紅葉もまた捨てがたい。今日の写真はある年の秋。

Img_0003w800  中門にかかる紅葉。

 

Img_0002w800  境内の紅葉。

 春のシャクナゲはあまりにも有名だが、室生寺は他の季節はもっと良い。

Img_0004w800  同じく境内の紅葉。

 室生寺周辺は杉の大木が多い。その中に鮮やかな紅葉が織りなす自然の妙がすばらしい。

 

1628w800  宇陀の山奥。宇陀川の上流にある寺は女人高野と呼ばれていただけに、建物も境内も周りの集落も、そして寺を取り囲む自然も、全て優しい佇まいである。

 国宝十一面観音菩薩がおわす本堂に紅葉がかかる。

 

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2007年11月13日 (火)

アカギレの手

 昔、栄養事情悪かった頃、農家の人の手は皆アカギレだらけであった。それでも痛さをこらえて絆創膏や膏薬を貼って働いていたのを思い出す。

 寒さが増して来るに従って、主の手はアカギレだらけ。轆轤をひくと痛みが走る。それでも、今夜もまた工房に出た。このところ休まずに良く続いている。

 今夜は、昨夜の多用皿を仕上げ、その後で碗をひいた。先日から話題のカフェオレボウル。両の手のひらで包み込んでいとおしむ様にして飲む。碗の形は飾りのない基本形。もちろん高台は付けない。

1625w800  1尺2寸の多用皿。

 これは使える。軽めに削ったので上品な形に仕上がった。

1623w800  アカギレの痛さをこらえてひいた碗。

 丁度、両の手を合わせた大きさと形。碗の基本形がここにある。  

 

 今夜はもう一つ遊んでみた。それがこれ。ペーパーウエイトだ。

1624w800  「カボチャのペーパーウエイト」。

 師匠はこれを虫明焼で香合に仕上げているが、主はここまでが限度。香合に仕上げるところまではとてもいかない。

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2007年11月12日 (月)

冬が来た

 今シーズン初めて冬型の気圧配置になった。木枯らし1号になったところも、雪で冬用タイヤがいるところもでているようで、いよいよ冬が来たという感がある。

 今夜、主は昨日の湯呑みとカレー皿を仕上げ、新たに1尺2寸の多用皿をひいた。この大きさの皿は用途が多い。2~3人の家族で食卓の真ん中に置き、たとえば、天ぷらや刺身、寿司などを盛って取り分けるのに丁度良い大きさだ。それに、この大きさまでは何とか食器棚に納まるから収納も出来る。

 主も一人暮らしではあるが、この大きさの皿を良く使っており、大変重宝している。

1622w800  1尺2寸の皿。

 使い易いように薄手にひいた。厚いと重くなり女性には扱いにくい。

 

 

 さて、この冬型の天候で紅葉前線が一気に南下して来そうだ。そこで、先日の第1弾に続いて第2弾目をアップするので、忙しくて紅葉見物どころではない人はせめてこの写真で楽しんで頂きたいと思う。

 今夜の写真は、京都西山にある粟生光明寺の紅葉だ。

1585w800  粟生光明寺の参道。

 錦織りなす紅葉のトンネル。

1583w800  見上げる空間は紅葉で真っ赤。その向こうに青空が覗く。

1588w800  ひかりに透かすと、紅葉葉は色々にその表情を変えてくれる。

 この年の紅葉も今年と同じように美しい装いであった。

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2007年11月11日 (日)

初冬の話題2ー菊くらべ

 菊の花が咲きそろうこの時期に、このあたりでは昔から「菊くらべ」と呼ばれる風習がある。自宅で栽培した菊をこぞって墓に供え、華やかさを競う行事だ。お彼岸以後、最も墓地が華やぐ。

 先祖に綺麗な菊を供えることで、先祖を敬い、今の幸せを感謝する意味があるのだろう。

 主は菊を栽培していないので、今年もこの行事に乗れ無いと思っていたら、午後、姉が親類から頂いた菊を墓に供え、残りを仏壇用に持ってきてくれた。これで我が家の墓だけ寂しい思いをせずに済む。ただただ感謝である。

 早速、備前の花生けに入れ仏壇に供えた。

1620w800  この写真は、主が轆轤挽きの途中であったため、一時的に工房に置いていた時に写したもの。この後、仏壇に供え線香をあげた。おかげで仏壇が華やかになった。

 主の今日の仕事は、いつも通り差し板1枚分の轆轤挽き。今日は湯呑みとカレー皿。

1621w800  カレー皿は約1尺の大きさ。

 湯呑みは普通サイズでひいた。

 

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初冬の話題

 今日は昨日までの小春日和から一変して北西の風が吹いている。早速、工房の薪ストーブを試験焚きした。今シーズン、痛んでいたガラスロープを交換したおかげで煙が外に漏れることも無い。快調に燃えてくれた。

1617w800  今シーズンの初焚き。

 やはり薪ストーブは温かさが柔らかい。これで今シーズンも安心である。

 

 この季節の楽しみの一つに二〇日大根(ラディシュ)の甘酢漬けがある。このところ、この季節になると甘酢漬けを作るのが楽しみになっている。今年も、この間から欠かさず食卓に上る。

1615w800  大根の赤い色が甘酢に溶け出して綺麗だ。

 一晩寝かすと美味しく漬かる。

 

 

 今日からの寒さで紅葉前線も一気に南下してくるだろう。

  今朝、朝日に透かせて玄関前の沙羅の黄葉を撮ってみた。暖かい瀬戸内のこの地では紅葉は余り期待できないが、それでも時期が来るとそれなりに木々は色づいて来る。落柿窯の庭の紅葉はもう少し先のようだ。

1616w800  

沙羅の黄葉。

 庭にはモミジも多い。色づくのはもう少し先になる。

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2007年11月10日 (土)

落柿窯のカフェオレ・ボウル

 このところ、親しい作家さん達がカフェオレ・ボウルの話題を取り上げている。そこで主も負けじと落柿窯のカフェオレ・ボウルで話題に参入することにした。

1613w800  落柿窯作「カフェオレ・ボウル」。ソーサー付き。

1612w800  ソーサーを菓子皿として使っても良い。。

 

 

 

  

 昭和40年代の初め、大阪に居た主は、下町の喫茶店で良くカフェオレを飲んでいた。しかし、その頃はまだ「カフェオレ」という言葉は一般的では無く、もっぱら「ミルクコーヒー」と呼ばれていたように思う。特に大阪では、「ミルクコーヒー」を「ミーコ」と呼んでいた。

 下町の喫茶店に入ると「お姉さん「ミーコ」一つ」と注文していた時代である。

 田舎者の主はオシャレなフランス映画など観たこともなく、ただ学生運動のデモ隊の中にいた。

 あれから40年、当時は夢物語として語られていた技術が現実の物となった。しかし、この社会が幸せな社会と言えるかどうか、大いに疑問が残る。

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2007年11月 9日 (金)

香を薫く

 一昨日、茶道具屋さん「奈々瀬」に行った時、秋の茶碗の外に練香も買ってきた。茶席では炭のイヤな臭いを消すために香が薫かれるが、主は茶席以外でもよく香を薫く。今回買ってきたのは鵬雲斎宗匠お好みの「若松」という練香だ。この香を買ってきたのは宗匠がお好みであるからではなく、ただ単に、安かったからに過ぎない。宗匠には失礼であるかも知れないがお許し頂きたい。主は、まだこの香の口を切っていないので、香を聞いてはいないが、聞くのが楽しみである。

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 鵬雲斎宗匠お好み「若松」。

 添え書きが付いていた。

 

 さて、今夜は香にちなんで落柿窯にある香炉を紹介しよう。

 これらは、既に何度か紹介したことがあることを、前もってお断りしておく。

 

 先ず最初は、知加選作「布袋香炉」。

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 軍配を持って踊っている布袋だ。

 

 

 

 さて、次は、落柿窯作「龍耳香炉」。

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 耳が龍の頭、蓋が雲を表現している。

 

 

 最後の香炉は落柿窯作「山の香炉」。

1598w800  この香炉は、旅立つ娘が、山好きの主のために作ってくれた。

 山は穂高連峰か剣岳を彷彿とさせる。裏面には風を表現する切り込みがある。

 丸い小さな穴は、山にかかる月と空の星だ。

 

 

 これらの香炉は、ことある事に主が楽しんでいる物の一つである。

 

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2007年11月 8日 (木)

立冬の朝

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 立冬の朝。凛とした夜明けである。田圃から朝霧が立ち上る。

 朝と昼の温度差が大きい。周りでは体調を崩す人も多いようだ。日中は20度を超すほどの温かさ。立冬を過ぎて、こんな暖かな、のどかな日和を小春日和と呼ぶ。アメリカではインディアンサマーという。

 こんな陽気に誘われて、といっても、夜は冷え込んでいるが、数日ぶりに轆轤の前に座った。今夜の仕事は湯呑みの轆轤挽き。差し板一枚分をひいて終了。ほとんど無理が利かなくなった。

1592w800  今夜の仕事はこれだけ。

 湯呑み1ダース。5弁の輪花鉢、縁のある丸鉢。

 明晩、仕上げの予定だ。

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2007年11月 7日 (水)

仁清写し「竜田川」

今日、久しぶりに、お世話になっている茶道具屋さん「奈々瀬」に寄った。旅立つ娘が、主が普段使っていた「秋草の茶碗」を持って行ってしまったので、秋用の茶碗が無くなった。この季節に使う茶碗がなければ何となく寂しい。そこで、今日、天気が良かったこともあって仕事帰りに立ち寄った。

 そこで見つけたのがこの茶碗。1581w800_2  「仁清写し竜田川」。

 「竜田の川の錦なりけり」と詠んだ能因法師の歌を彷彿とさせる茶碗である。

 竜田川と銘うった茶碗はもっと派手な絵付けがされるはずだが、この茶碗は胴に7枚のモミジ葉を散りばめ、金彩の細い線で流水を表現している。見込みには色違いのモミジ葉が3枚描かれている極めてシンプルな意匠である。この本物は観たことがないが写しである限り本物もこれと同じであろう。わずか10枚の小さなモミジ葉と細い線で竜田川を表現するとはさすが仁清である。

 価格も安く、小遣いで十分購入できた。高価なものは普段使いには馴染まない。普段楽しむにはこれで十分だ。

 さて、今夜はブログのデザインを少し変えてみた。ご覧の通り写真が右に来ている。少し違和感はあるが文章は読み安くなったと思うがどうか。

 今夜の紅葉の写真は閑谷学校の第2弾。1587w800

 今夜のニュースで、今年の閑谷学校の楷の紅葉は例年になく美しいと言っていたようだが、この写真の年も見事な紅葉であった。

 「このたびは 幣もとりあえず手向山 紅葉の錦、神のまにまに」菅原道真(古今集)

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2007年11月 6日 (火)

紅葉前線

 雨が上がり少しずつ寒さが実感されるようになって来た。今まさに紅葉前線が南下中だ。春は桜前線が北上して行き、秋は紅葉前線が南下する。放っておいても日本の季節は正確に巡る。日本人の生活の基本がそこにある。四季が日本人の繊細な感性を育んでき来たと言って良い。

 これからしばらくは、主が撮りためて来た紅葉の写真をアップすることが多くなると思う。

 先ず、今日は先日の閑谷学校の楷の紅葉に続いて、主の敬愛する光悦ゆかりの「光悦寺」の紅葉をアップする。

1561w800_5  京都鷹峯の麓、優しい山容に抱かれるように建つ光悦寺は、本阿弥光悦が徳川家康から所領として与えられた鷹峯一帯に芸術村を作ったとされるところに建つ。

 紅葉と竹林のコントラストが絶妙である。

1562w800  境内へと続く石畳から見上げると燃える紅葉。

 まさに「錦織りなす」世界がそこにはあった。

 

 圧倒される紅葉だが、備前でこの雰囲気は出せないものか。

 ここはやはり、名だたる備前の緋襷に登場願う外あるまい。

1580w800  落柿窯作「備前緋襷湯呑」。

 これでどうだ。

 今夜は主のアカギレが大きくなって痛いので、作陶はまたしてもサボりだ。

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2007年11月 5日 (月)

初めての茶碗

 一雨事に秋が深まる。一雨事に寒くなる。今日はそんな雨の一日。今夜は暖房が欲しくなった。

 こんな夜は美味い茶が飲みたくなる。適当な茶碗はないかと、棚の奥をごそごそ探していたら、昔懐かしい黒楽の茶碗が出てきた。

 20数年前、主が親しい作家のところで焼き物を始めた頃、初めて作った楽の茶碗だ。

1577w800  何もわからないまま、言われるままに、怖いもの知らずで作った「黒楽茶碗」。

 大振りの茶碗である。土はどんな土だったかも忘れた。釉薬も作家がかけて焼いてくれた。主はただ形を作っただけ。

 

1579w800  生意気にも、見込みには茶溜まりをちゃんと付けている。

 大振りで深めの茶碗。十分、濃い茶が練れる大きさだ。

 

1576w800  高台は低い。

 このころ光悦の茶碗に憧れていたので、たぶん粋がって真似をしたかったのだろう。

 光悦の茶碗は今でも主の教科書である。

 光悦は茶碗の到達点であると思っている。

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2007年11月 4日 (日)

冬の準備

 晩秋の穏やかな日和の中、稲刈りが終わった田圃では稲藁を焼く煙があちらこちらで上がっている。

1570w800  田圃一面に立ちこめる煙。晩秋の風物詩だ。

  

 主も冬を前に暖かこの時期に工房の薪ストーブを出した。2シーズン使ったストーブは消耗品の取り替えが必要になっていたので、購入先の新潟のメーカーから部品を取り寄せておいた。      

 今日、修理して工房に据えた。

1571w800_2  全面の扉を外し、パッキンの役目をしているガラスロープを入れ替えた。

 耐熱ガラスも綺麗になった。炎が綺麗に見えるだろう。

1572w800  セット完成。

 あちこちにさびは出ているが、まだまだ使用に差し支えることはない。

 鋳物製のストーブなので温かさが柔らかい。

 燃料は廃材。木材だったら何でも良い。しかし、ゴミ焼きではないのでその方面のものは入れない。

1573w800  夏の台風で倒れていた煙突も修理した。

 秋の空とストーブの煙突。

 最近ではストーブの煙突は珍しい景色である。

 ストーブの修理が終わったところで昨日の菓子鉢を仕上げた。

1574w800  素直な形の菓子鉢。菓子器と称した方が良いかも・・・。

 工房にストーブが出ると冬を迎える気持ちになってくる。

 

 寒くなると主の手はアカギレだらけになるので作陶が辛くなるが、好きなことをしているので、まあいいか。

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2007年11月 3日 (土)

菓子鉢をひく

 濃い茶席で出される生菓子用の菓子鉢をひいた。余り大きくても駄目、小さくても駄目、5人前後の菓子がはいる大きさを考えながら・・・・。まあ、こんなものか。

1569w800  形もいろいろ。

 取り箸を置く縁はほどよい強さが要求される。余り華奢なものは避けた方が良かろう。

 焼成後は6~7寸ほどになると思う。

 11月に入り平地でも次第に紅葉の便りが聞こえるようになった。落柿窯の庭の紅葉はまだしばらく先だが、有名な閑谷校の紅葉はまもなくだろう。今日はある年の楷の紅葉の写真をアップする。

1560w800  この写真も、もちろん主が写した中の一枚。

 この年はことのほか楷の木が美しく紅葉した。

 

 明日も良く晴れそうだ。

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晴れの特異日

 「文化の日」は晴れの特異日。今日もやはり朝から快晴の空が広がっている。稲刈りがすっかり終わった田圃は、いつもは寒々しく写るが今日に限ってはとても暖かく見える。

1559w800  今日の晴天に刈り取られた後の稲藁が輝いている。藁を焼いた田圃とのコントラストも自然の妙味だ。

 今日も青空が美しい。

1554w800  例年ならたわわに実を付ける落柿窯の柿の木に今年は全く、実が付いていない。

 青空が美しいだけに熟した柿があればどんなにか見事なのにと残念でならない。

1564w800  今日の陽気に誘われて落柿窯作「窯変花生け」を外に連れ出した。自然の中の備前も悪くない。

 これが大甕ならどんなにか見事であろうが、残念ながら主には作る技術がない。

1566w800  備前は石との調和も良いようだ。

 落柿窯の門の前の石段と備前。

  

 今日は「のどか」というしかないほど「のどか」

1558w800  鴨の家族ものんびりしている。

1555w800  いつもの景色。

 煙突の上空は抜けるような青空。

 

 

 

 こんなのどかな日本の風景がいつまでも続くことを願ってやまない。

 

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三丁目の夕日(テレビ版)

 主は先程まで鉢の仕上げをしながらテレビ版の「三丁目の夕日」を見ていた。昭和三〇年代初頭。まさしく主がスクリーン上の少年の歳であった頃の話。

 集団就職、近所に村人が集まって観たテレビ、オート三輪、出始めた冷蔵庫、洗濯機、等々何もかも全てが現実であった。皆貧しかったが生きるエネルギーに満ちていた。澄んだ青い空があり星があった。

 あれから50年。日本の様相はすっかり変わってしまった。空想が現実に変わった。国は豊かになり、経済も科学技術も世界をリードするまでになった。しかし、人々に幸福感はない。それどころか人心はますます疲弊するばかり。年間の自殺者は優に3万人を超える。

 先進国でこんな国があるだろうか。あの時代、人々は何のために頑張ったのか。誰が今の日本を予想したろう。

 日本人は50年で多くのものを得てきた。しかし、一方でそれと同じ程、いやそれ以上の大切なものを失ったような気がする。

 みんながこの映画を観て懐かしがり、涙を流し、あの時代に帰りたいと思うらしいが、それはとりもなおさずこの時代が幸せでないからだろう。幸せならあの時代を懐かしがり、帰りたいなんて思わないはずだ。

 これから先、日本はどこへ向かうのか。先のない主としても大いに気がかりである。

1553w800  工房で一人秋の夜長を過ごしているといろんなことが思われる。

 一昨日の素地がようやく仕上げ出来るほどに乾いた。思った以上に収縮している。もくろみよりも小さくなったが使いやすい大きさだ。

 

 素直な形。シンプルイズベストである。

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2007年11月 2日 (金)

イーハトーヴの新米

 米好きの主にとっては新米の出そろうこの時期が待ち遠しかった。今、スーパーに行くと日本各地の米があって嬉しくなる。

 主は先日まで食べていた高知産の新米(コシヒカリ)がなくなったので、今日、新しい米を買って来た。高知産のコシヒカリは本土で一番早く出てくる新米だったが、今日買って来たのはイーハトーヴの新米である。

 イーハトーヴとは言わずと知れた岩手県のこと。あの宮沢賢治が作った造語である。

 賢治好きの主はこの言葉を見ると何故か「注文の多い料理店」が思い出される。

 春頃、18年度産の同じ米を買って食べたところ思いのほか良かった。今回偶然スーパーに並べられていたのを見つけたので買ってきた。

1551w800  種類は「ひとめぼれ」。粘りは少ないが米の味はしっかりしている。

 米の善し悪しは種類もさることながら、一番大切なのは水である。水が悪いと有名銘柄でもまずい。反対に水がよいと種類を問わず美味い。

 超メジャーな魚沼産コシヒカリも良いのは地形的に山の清水が直接入るごく狭い範囲のものに限られる。

1550w800  新米の良さは焚いたときの輝きと薫り。見るからに食欲を誘う。

 今夜の飯も美味かった。米粒が輝いている。

1549w800  食後は黒豆の枝豆。先日の頂き物の残りが冷蔵庫にあったのでゆであげた。

 自作の備前の皿に盛って食う。

 

 食欲の秋が深まる。

 

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2007年11月 1日 (木)

高嶺の花

 今日は一日天気がぐずついた所為で昨夜轆轤挽きした鉢が乾いていない。仕上げが出来ないので今夜も作陶をさぼることにした。

 今日、職場で「高嶺の花」の話題に花が咲いた。広辞苑によれば高嶺の花とは「ただ見ているだけで、手に取ることの出来ないもののたとえ」とあるが、今日の話題は高山植物である。

 話のきっかけは職場の上司が先日行ったキノコ狩りの帰りに「ツリガネニンジン」という花に出会ったことによる。

 主も若い頃から30年以上山に入っていたこともあって多くの花を見てきた。「ツリガネニンジン」は主の好きなシャジンの仲間。この花の高山形が「ハクサンシャジン」と言われる。

 主はこの仲間の「ヒメジャジン」が好きで、白馬岳で撮影した写真があるのでアップする。

1544w800_2  ヒメシャジン。可憐な花である。

 このほかにも幾つか高嶺の花の写真があるので紹介しよう。

 ただ季節がちょっと違うが・・・。

1546w800  高山植物の女王と言われる「コマクサ」。

 まさに女王の名に相応しい気品だ。

1545w800  白馬大池付近のお花畑。

 白い花は「ハクサンイチゲ」。赤い花は「イワカガミ」。その他諸々の花達。

Imgw800  「カタクリ」の花。「カタカゴ」の花とも言う。万葉集には「寺井の上の堅香子の花」とある。

 カタカゴとは虫かごのこと。

1548w800  「節分草」。節分の頃咲くのでこの名がある。実際には3月上旬に花を開く。

 主は遊び人を自認するだけあって趣味が多いと言われる。写真もその一つ。今日の写真は全て主が撮影したものだ。

 

 自然の中でひっそりと咲く花たちは、主にとっては全て「高嶺の花」である。主はそれらに心惹かれる。

 

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