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2007年8月31日 (金)

さあ、始めるか

 8月31日。この夏、帰宅してエアコンがいらないと思ったのは今日が初めてだ。秋雨前線が太平洋側まで下がり、このあたりもようやく北の高気圧の勢力下に入ったようだ。北の窓から涼しい風が入ってくる。

 久しぶりに茶が旨い。主はどんなときでも茶を欠かさないが、今夜はことのほか茶が旨い。やはり気候が良いと違うね。

1187w800  お気に入りの楽茶碗にたっぷりの茶。至福の時である。

 落柿窯では、今まで何度も紹介しているように、いろいろ茶碗を作っているが、主は備前の茶碗を使わない。何故かといえば、理由は簡単。主の力量では備前の茶碗を使いこなす事ができないからだ。だから今夜も茶碗は楽にした。

 暑さにかまけて、何もしないまま一夏を過ごしたが、この夏は、気温も社会も政治も主にとっては最悪だったような気がする。そんな中で良くぞ生き延びたものだ。秋に向けてエネルギーを充填しよう。やっと残暑も収束が見えてきた。そろそろ主も元気を出さねばなるまい。

217w800  この窯が生まれて21年になる。この間、多くの作品を生み出したが、主が満足する作品は数えるほどしかない。

 主が、後何回この窯を焚くことになるかはわからないが、一つでも多く満足できる作品を作りたいと思う今日このごろである。

 今夜は涼しいので、ちょっとこってり目の食事にした。

1183w800  鶏もも肉のステーキ。胡瓜とわかめ、ミョウガ、かに蒲の酢の物。たくわんと胡瓜の糠漬け。

 全てが少量。いつもの備前に盛って見ると、やはり粗食だ。

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2007年8月30日 (木)

夏の終わりの夏茶碗

 降りそうで降らない空模様にストレスがたまりっぱなしであったが、今日、やっとお湿り程度の雨になった。ずっと雨無しのカラカラ天気だっただけに、まさしく恵みの雨である。

 落柿窯の庭の草木がやばい状態だったけれど、これで一息ついた。それにしても庭の土が湿ったのは何日ぶりだろう。

 でき得れば、もう少し降って欲しいが、豪雨になるのは困る。人間の勝手はどこまで行ったも限りがない。

 夏も終わりになって、少しタイミングがずれたようだが、今夜は夏茶碗を紹介する。

1174w800  落柿窯作夏茶碗。

 夏茶碗は涼しさを演出するために見込みが浅いのが特徴だ。

 この茶碗も高台を含めた上がりは6センチしかない。。焼成は豪快な胡麻と緋襷。

 少し暑苦しいと思われるかも知れないが、茶を点てると爽やかな茶のグリーンが冴える。

1180w800  茶碗の正面は豪快な流れ胡麻。高台は土をそのまま見せる。

 「夏は涼しく・・・」利休の言葉が心に響く。

 今夜の主の食事は昨夜と同じだ。

1169w800  冷蔵庫の中に昨夜の残りがあったので平らげた。涼しいと食欲が少し戻る。

 今夜の食事は梅干しがメイン。南高梅の立派な梅干しが旨かった。

 食器は相変わらず備前。今日の箸置きはヒラメである。

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2007年8月29日 (水)

備前焼VS烏城彫り

 今夜は昨夜と違い輝く月が出た。十六夜の月。しかし、こう暑いと月を愛でる気にはならない。月はやはり中秋がよい。

 今日は落柿窯の工房で絵手紙教室があったようだ。姉が主の為に食事を用意してくれている。一人暮らしの主には何より嬉しい。食事の支度がいらない日はずいぶん楽ができる。ありがたい事である。感謝。感謝。

1159w800  今夜の食事。煮物。酢の物。サラダ。

 いつもの器に盛って食らう。久々のエビとカボチャの煮物が旨い。

1165w800  工房に残された絵手紙用の題材。備前の一輪に差してある。

 この残暑では花持ちが悪いけれど、花があるだけで工房が華やぐから、花の力は凄い。

 備前焼は言わずと知れた岡山を代表する陶器。一方、木工芸では烏城彫りが岡山を代表するといえる。

 今日はこの2つを並べてみることにした。ただし、今日の作品は、どちらも名品とは程遠いものである。

1162w800  42センチの備前の大皿。もちろん落柿窯作。既に何度か登場しているので覚えている人も多かろう。

1161w800  42センチの烏城彫りの盆。

 烏城彫りの図柄は野菜や果物、池田藩の揚羽蝶の家紋などが多い。

 素朴な図柄に漆がかかり日常の雑器として使うことを目的に制作される。

 備前焼も、烏城彫りも、力強く素朴である。

 岡山では、ほとんどの家庭でこの2つを見ることができる。それほど親しまれている生活の器なのだ。

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2007年8月28日 (火)

幻の皆既月食

 今夜は満月。せっかく6年ぶりの皆既月食が見れると思ったのに、あいにくの天候。昨日までの晴天が嘘のような鬱陶しい空模様だ。皆既月食が見れないのなら、せめて雨が降ってくれればまだ救われるのにそれもない。しばらく空を見上げて頑張っていたがあきらめて夕食にした。

1153w800  今夜の主の粗食。冷蔵庫のあり合わせを集めただけの食事だ。

 それでも今夜は少し涼しいので、こんな粗食でも、何とか食べることができたのは何よりである。

 落柿窯の展示場で、甥にプレゼントする飯茶碗を選んでいたら、結構良い焼成の碗が出てきた。

1156w800  碗の縁にカセ胡麻がかかり、高台脇に行くに従って黒っぽい色から明るい紫蘇色に変化する。

 もしかしたら抹茶碗に使えるかも知れない。しかし、高台がやや低い。それを除けば、飯茶碗から抹茶碗に昇格させてもよいだろう。

1158w800  見込みの景色も悪くない。

 茶溜まりの部分には、抜けに緋襷。

 口縁部は、全体にカセ胡麻が付いているのがよくわかる。

 落柿窯の展示場には、一つ一つ見るとなかなか良いものもあるね。

 

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2007年8月27日 (月)

夏バテの頃

 厳しい残暑は、なお収まらないが、この時期、何となく夏バテ気味である。人間は夏バテ。植物はカラカラ。雨が欲しい。今夜も地域に大雨、洪水注意報が出ていたが雨は一滴も降らない。

 こんな日の夕食は、昨日とうって変わって酢の物中心。わかめと胡瓜の酢の物にゆで卵を散らす。これだけでは少し心配なので、揚げ出し豆腐を一切れ、後は頂き物のハヤトウリの奈良漬け。

1152w800  備前の器ばかりではなく、奈良漬けは京焼きの小鉢を使った。

 今の主の食欲ではこれだけのメニューを完食するのが厳しい。どうしても最後は茶漬けで掻き込む事になる。

 今日、帰宅途中のスーパーで見つけた豆腐と白身の練り物を混ぜて揚げた揚げ出し豆腐が変わっていておもしろかった。

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2007年8月26日 (日)

農薬散布2日目

 今日も夕方から農薬散布が始まった。主の家のすぐ横の田圃でも煙幕のように農薬が漂っている。荒屋ゆえ隙間から農薬の不快な臭いが侵入してくる。

1151w800  今日の農薬散布は、アヒル小屋の方角とは違っているのでひと安心だ。

 今回の農薬散布は今日で終わる。

 夏に弱い主は「夏バテ」ようである。今夜は夏バテ解消にニンニクたっぷりのスタミナ食にした。

1149w800  芽ニンニク入り焼き肉。野菜は頂き物の胡瓜。取り立てなので新鮮そのもの。旨い。

1150w800  こちらは市販の焼き餃子。

 いずれも疲れた胃にはちょっときついが、それでも何とか平らげた。

 また当分は、あっさり系の食事になるだろう。いつもこんな食事ばかりでは耐えられない。歳をとったものだ。

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残暑を生きる術

こう暑くては何も手に付かない。昼間、外に出るだけで息苦しくなるほどだ。

 こんな暑さを耐えるには食べることが大事だが、食欲がないのも事実。そこで食事を工夫しなければならない。一番は冷たい麺類だろう。素麺、冷やしうどんなど良かろうと思う。そのための器の一つ、片口をアップする。つゆを注ぎわけるとき使えば丁度良い。

1148w800  落柿窯作「片口」。

 麺つゆを注ぎわけたり、時には冷酒に粗目の氷を入れ、ぐい呑み注ぎわけるのに使いたい器だ。

 麺は備前の麺鉢に入れ、蕎麦チョコも備前、つゆ入れも備前の片口。

 暑苦しいと思わずに試して見ると、驚くほどマッチするのがわかる。ちょっと贅沢だが、試してみる価値は十分だ。

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アヒル情報

 昨日の農薬散布で心配されたアヒルを、今朝、見に行ったら、みんな元気に働いていた。広い田圃に散らばっていて、姿が確認できたのは2~3羽だったが、あちこちで鳴き声が聞こえていたので大丈夫だろう。心配していた方はご安心を・・・。

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2007年8月25日 (土)

農薬散布

 夕方、陽が落ちた頃から恒例の農薬散布が始まった。丁度、土用干しで田圃に水が無いこのときを狙って、地域が一斉に実施する。

 おかげで、家中の窓を閉め、エアコンの中で農薬が収まるのを待つしかない。とても外には出られない。

1142w800  煙幕のようにあたりが白く霞む。農家の人も大変だが、住民も大変。しかし、これも米作りには必要な作業。我慢するしかないのが現状だ。何とか無農薬、あるいは低農薬での米作りになって欲しい。

 これでも一時に比べれば、散布の回数は減っている。

1143w800_2  それにしても、昼間会ってきたアヒルは大丈夫だろうか。この写真の方向にアヒル小屋がある。小屋の方向も、もうもうとした煙幕のような農薬に包まれた。気になるが、今、外には出られない。明朝、様子を見に行こうと思う。何ともなければ良いが。。。。。

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残暑の風景

 残暑厳しい週末。今日は久しぶりに何もない土曜日。暑さの中、「残暑の風景」を求めて、デジカメ片手に畦道を歩いてみた。

 田圃に水が無い。水路にも流水が無い。どうも「土用干し」に入ったようだ。この時期、一時田圃の水を抜く事によって稲が強く大地に根付くようになる。

1138w800  しっかり根を張る稲の株。 

 土用干しは稲穂か出る前の大切な行事。

1134w800  田圃の上空の電線で燕の夫婦(?)が翼を休めている。こう暑いと餌の虫取りも大変だろう。

 上空の青空が眩しい。

1135w800  この残暑でアヒルが気になって見に行った。しばらく見ないうちにずいぶん大きくなっている。

 アヒル達もこの暑さには参っている様子。いつもなら、昼間は元気よく働いているのに、今日は皆屋根の下にいる。

 近くにサギの姿も見える。

 昼下がり、エアコンの中でゆっくりと過ごすには、お茶とお菓子は欠かせないアイテムだ。今日は備前には珍しい細身の湯呑みに冷茶を満たし、頂き物の「大手饅頭」(岡山銘菓)を楽しんだ。

1141w800  細身の湯飲み。楚々とした風情が備前には珍しい。

 焼成は白い抜けと胡麻が景色になっている。

 銘々皿は片身変わり。本当なら饅頭の箱は付けないが、今日は岡山銘菓の代表選手として登場願ったので、失礼ながら箱のままでアップした。

 もちろん、湯飲み、銘々皿共に、落柿窯作である。

 

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2007年8月24日 (金)

残暑、残暑また残暑

 処暑を過ぎて再び残暑が戻った。今日は所用のため、昼日中、車に乗った。家に帰ると家中が35度を超えている。こう暑いと、もはや笑ううしかない。

 3時の約束から3時時余りで用事が終わったが、夕方になっても、日中ほどではないにしても、やはり暑さが残る。せっかく、エアコンがいらない夜がやって来たと思ったのも束の間、今夜は再びエアコンのお世話になっている。天気予報では、明日も猛暑という。当分この状態が続くらしい。

 あまりに暑いので、何か涼しい演出はないかと考えた結果、冷凍室にあったアイスクリームを引っ張り出し、お気に入りの備前の皿に並べて見た。

1132w800  落柿窯作「備前緋襷7寸皿にアイスクリーム盛り」。

 少しは涼しさを演出できたかな。

1133w800  カラの様子はこんな感じ。

 中心部と口縁部の色が違っており、緋襷の出方もちょっと気に入っている。

 このときの窯では同じ焼成の40センチの大皿も出た。この写真は今まで何度もアップしたが、なおしつこくアップする。

182w800  40センチの大皿。

 主は今まで落柿窯から出た作品の中で何故かこの大皿が一番のお好みである。これ以後、一度も出たことがない。

 そんなわけで、何度も同じ物をアップするとは、主の頭もいよいよこの暑さにやられたのかも知れない。

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2007年8月23日 (木)

地蔵盆

 今日、8月23日は落柿窯のある小さな村の地蔵盆。村の中心に立つお地蔵さんの前にゴザを敷き、お供え物をして、みんなで経を上げる。

 地蔵盆は、一般に子供の祭りとされ、子供達は御接待のお菓子をあちこちのお地蔵さんでもらうのが楽しみであった。今は子供の数が減り、御接待を受ける子も少なくなってしまった。寂しい事である。最近は、もっぱら地域の婦人会が頑張って伝統を守っている。

 さて、今日は「処暑」。暑さが和らぐ頃とされる。偉大な自然は、まるで暦に合わせるかのように涼しさを運んできた。日中の猛暑も少しは治まった。これからしばらくは残暑が続くが、それでも今までのようなことはないだろう。これからが本格的に台風の季節でもある。

 秋になると、酒飲みはビールから日本酒や焼酎に向かうようだ。そこで今夜は、残暑の時期にもマッチするぐい呑みをアップする。

1123w800  落柿窯作、緋襷のぐい呑み2つ。

 大きい方は湯飲みに近い大きさ。小さい方は一口サイズ。どちらも明るい緋襷だ。大きいぐい呑みの架け橋のような緋襷が鮮やかである。

 主は、夏の間さぼっていた仕事をそろそろ再開しなければならない。

 次第に季節が変わっていく気配を、肌で感じているこのごろだ。。。。。

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2007年8月22日 (水)

夏の終わり

 高校野球が終わった。優勝した佐賀北高校おめでとう。すばらしい試合だった。

 佐賀北高校の優勝と共に夏が行く。

 今日、午後3時頃、行く夏を惜しむように、今夏、初めての大きな積乱雲が現れた。青空に積乱雲の写真をアップする。

1118w800  岡山市内を見下ろすような大きな積乱雲だ。見る見る大きくなった。強い上昇気流だろう。これで雨になって欲しいが、全く降らない 

 こんな雲を見ていると鈴木治先生が発表した「雲の風景」、「風の風景」を思い出す。

 夜、大気の状態が不安定なのか、北から少し強い涼しい風が吹き抜けていく。今夜もエアコンはいらない。

 先程から近くで雷の音がしている。雷雨が欲しい。

 今朝、日の出前、朝露に濡れた田圃や草原が印象的だった。日中は相変わらず残暑が厳しいが、早朝は次第に秋の気配に変わって来た。

1115w800_2  朝露の畑。日の出前には朝露の草むらで秋の虫が鳴く。

 こんな朝は、夏の終わりが近い事を実感する瞬間でもある。

 

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2007年8月21日 (火)

季節にはちょっと早いが・・・

 夜、少しは涼しくなったというものの、日中の暑さは半端ではない。しかし、夜が更けると外は虫の音。この間までの蛙の合唱はもう無い。まもなく、秋の夜長を楽しむ季節になる。

 秋の夜長を楽しむ方法はいろいろあるが、主にとっては、茶とコーヒーだ。

 まだ、秋の夜を楽しむには少し早いが、今日は、今まで紹介していない備前のコーヒーカップをアップする。ただし、このカップは、主がいつも使っている物なので悪しからず。

1111w800  落柿窯作コーヒーカップ。

 主のコーヒー好きは周知の事だ。コーヒーカップをいろいろ集めて使うのも好きである。使っているカップの中には幾つか自作のカップも混ざっている。このカップもその中の一つ。主が集めているカップは上等な物ではない。気に入れば何でも買ってしまう。ただし、高価な物は買えない。

 備前のカップは、その辺に転がっている物を使っているので、特に出来が良いわけではない。それでも使っている内に次第に味わい深くなってくる。それが備前の器なのだ。

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2007年8月20日 (月)

轆轤(ロクロ)

 陶芸関係のブログを拝見していると、この暑さにもかかわらず、皆さん頑張っておられるのがよくわかる。

 落柿窯の主も、いつまでも暑さにかまけているわけにもいかないと思い、少しずつ陶芸モードに入ろうと思う。

 手始めに、今夜は落柿窯の電動ロクロを紹介しておこう。前にも写真をアップしたことがあると思うが再びの登場だ。

1103w800  落柿窯では、3基あるロクロのいずれもが京都シンポ製。

 このロクロは最初から据えた。力が強く、回転もなめらかなので、ターンテーブルを40センチに変えて大きな壺や皿を作るときに利用している。このロクロは、フリーにすると、手ロクロとしても使うことが出来る優れものだ。

1102w800  次のロクロも最初からの物だ。此方は馬力が余り無い変わりに、湯飲みやぐい呑み、徳利、花生け、小鉢等、比較的小さい作品を作るのに丁度良い。このロクロが一番利用頻度が高い。回転のなめらかさにはやや難があるが、使いやすい機種である。

1104w800  このロクロは前にも紹介した事がある。

 実の姉が友人と陶芸を始めたが、足が悪いためロクロ座に座ることが困難であった。そのため椅子にかけて使えるように導入したロクロだ。

 このロクロは新しい。力も強く静かである。ほとんどモーター音がしない。強い力を利用して大きな物がひけるようにターンテーブルを大きくしたが、小さいものを作るには持て余すかも知れない。

 最初のロクロから20年が経過して追加した新しいロクロの性能には驚かされている。ただし、シンポ製ではあるが、中国製なのかちょっと気になるところだ。

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2007年8月19日 (日)

期待はずれ

 夕方、遠くでゴロゴロ音がしていたので、少しは降るかと期待していたのに、やはり雨は降らない。しかし、今夜は北から涼しい風が入っているから、エアコン無しでも眠れるだろう。

 主の今日の食事は、朝、昼共に茶漬け。これでは体力が持ちそうにないので、夕食は元気を出して簡単な料理を作った。

1106w800_2  鶏もも肉のオーブン焼き。今日、近所から頂いた茄子とピーマンの炒め物。やはり頂き物の生の胡瓜。新米のご飯に南高梅の梅干し。市販の胡瓜の糠漬け。これで約480キロカロリーというところだ。もちろん、いつもの備前の器を使っての食事だった。

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夕立が来そうで来ない

 今日、自家栽培で葡萄を作っている従弟が穫りたての新鮮なピオーネをもって来てくれた。早速備前の大皿に盛り、仏様にお供えした後、お相伴にあずかった。いつもこの時期になると、決まってお供えの葡萄を届けてくれる。一人暮らしの主を気にかけてくれる優しい従弟に感謝。

1105w800  器量は良くないが、穫りたての葡萄は新鮮そのもの。何よりのご馳走だ。

 備前の大皿に盛ると一段と映える。不揃いな一粒一粒が硬く張っている。

 夕方、夕立が来そうで来ないストレスのたまる天気に変わっているが、今のところ、ぱらついた程度。北の方では降っているようなので、雨よ降れ降れと雨乞いをしたい気分である。庭の草木も枯れ始めた。本当に一雨欲しい。

 

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2007年8月18日 (土)

虫の音

 猛暑も夜が更けるとさすがに少しは涼しくなる。先程、村の定期集会からから帰ってくると、工房の脇の草むらや田圃の畦道から秋の虫の音が聞こえてきた。

 日中は熱中症になるほど暑いのに、さすがに8月も後半になると秋の気配が出てくる。自然の営みの正確さにはいつも驚かされるが、今夜の虫の音はことのほか嬉しい。そういえば、明日は旧の七夕だ。

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初めての入道雲

1100w800  この頼りなげな入道雲が、主がこの夏初めて見た入道雲だ。

 初めての入道雲だと思ってみていたら、大きくならずに、見る見る小さくなってしまった。やはり変な夏だ。 それにしても暑い。

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わらび餅

 猛暑の週末。いつになったらこの猛暑が和らぐのか。このまま猛暑が続くと、本当に日本はやばい状態に陥る恐れが大である。

 こんな日は外出を控えて、エアコンの助けを借りることもやむを得ないと思う。

 主も、今日は朝から横になって高校野球を聴きながら身体を休めている。齢50を過ぎてから、あんなに好きだった山にも行けなくなった。ニュースで山の話題が出るたびに関心は向くが、出て行く気にはなれない。今は陶芸以外何もしなくなった。気持ちだけは若いのに、身体が言うことを来てくれない苛だたしさだけが残る。

 今日は、エアコンを動かしている一部屋を除いて、家中が35度を超えている。せめて何か涼しげな物はないかと冷蔵庫を探したら、市販のわらび餅が出てきた。早速、備前の器に盛って食った。

1097w800  備前の皿に盛ったわらび餅。

 旨くはなかったが、いくらか、目には涼しげに写る。

 この猛暑を乗り切るためには、エアコンの助けは必要だが、涼しげな演出もまた重要な要素であろう。

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2007年8月17日 (金)

暑さに負けるな

 暑い。暑い。暑い。何度言っても暑い。今日もまた、多治見で40,8度を記録した。熱中症で死亡する人も後を絶たない。

 こんな暑さの中で主の体力を維持するには食事しかないが、暑いと極端に食欲が落ちる。朝はほとんど水分しか喉を通らない。昼は職場の冷房の中なので何とか食べているが、夕方仕事を終えて帰宅すると、無人の家は優に35度を超えている。ありったけのエアコンを動かしてもなかなか室温が下がらない。こんな中での食事は食えという方が無理というもの。しかし、食わないと、主の場合は身体が駄目になる。欲しくなくても食うしかない。今夜も無理してスタミナ料理を掻き込んだ

1093w800  ベーコンアスパラ、胡瓜の炒め物、ニンニク入り。それに新米のご飯に漬け物。

 途中から茶漬けにして掻き込んだ。

 今夜はエアコンが効くまで待っていたので、食事の時間は遅くなったが、何とか食えた。

1094w800  デザートは「棚落ち」したギンギンに冷えたスイカ。

 これだけ食えば、今夜は、少しはスタミナが付いたかな?。

 器は、いずれも落柿窯の自作。食器棚の中は備前の器で溢れている。

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2007年8月16日 (木)

猛暑記念日

 今日、日本の最高気温が塗り替えられた。今までの最高気温は1933年(昭和8年)7月25日に山形市で観測された40,8度だったらしい。当時は、いわゆる百葉箱だったので、今ほど正確な温度ではなかったと思うが、それでもこの記録が今まで日本の最高だった。

 今日記録されたのは、多治見と熊谷の40、9度である。こんな記録更新は全くありがたくないが、たぶん地元ではこの記録を町おこしに利用するだろう。大いに利用すればいいと思う。

 こんな気温は人間の住める環境ではない。もちろん美しい国にはほど遠い。「ラニーニャ現象よ、早くおさまってくれ。」と言うしかない。

 自然のしっぺ返しでなければよいが。。。。。

 さて、こんなに暑いと食欲はないし、身体も重い。そうは言っても食わぬわけにはいかぬ。茶漬けの素でも無いかと、戸棚をごそごそしていたらヒラメの箸置きが出てきた。そこで、今日はこの写真をアップする。

1077w800  落柿窯作「ヒラメ箸置き」

 旨そうにまるまる太ったヒラメである。落柿窯定番の箸置きだ。

 もちろん手作り。目玉も一つ一つ付けていく。結構、細かい仕事になる。

 先日もリクエストされたほどの落柿窯では人気作品である。しかし、こう暑いと制作意欲が湧かない。

1084w800  今夜のスタミナ料理。

 縁の欠けた皿が主の普段使いになっている。

 こんな皿でも使っているとずいぶん表情が豊かになってくるから不思議だ。

 そこが備前の食器を使う楽しみである。

 大いに備前の器の魅力を楽しんで欲しい。

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2007年8月15日 (水)

祈る日

 8月15日は祈りの日だ。終戦の日に盂蘭盆が重なる。

 今日も猛暑日だった。館林(群馬県)では40度を超えたという。

 62年前の8月15日もこんなに暑かったのだろうか。あの戦争で数千万人が犠牲になった。戦争は絶対悪。理由の如何を問わず許されるものではない。正義の為の戦争などあろうはずがない。為政者の詭弁にすぎない。

 世界で唯一原爆を投下された国、日本が、多くの犠牲の上に手に入れた平和憲法を、今、捨てようとしている輩がいる。この輩は、犠牲になった数千万の人々に、いかに説明出来るのか。腹立たしい限りだ。

  主は、夕方、墓参りをした。帰りに見た真っ赤な沈む太陽が眩しかった。

 夾竹桃の夏。サトウキビ畑の夏。原爆投下の夏。。。。。祈りの夏が行く。

 主は、今夜、お供えのおはぎを、お相伴に預かった。もちろん自作の備前の皿で。。。。

1070w800_2  落柿窯作「叩き長方皿」

 黄緑色の胡麻。左右に丸いボタ抜け。その中に緋襷。

 時にはこんな皿も良かろう。

1073w800  皿の全体写真。

 25センチ×10センチ

 少し前の作である。

 

 

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2007年8月14日 (火)

素麺鉢

 備前焼は、暑苦しくって夏には向かないと思っている人が多い。そんな人は、夏は、やはり涼しげなガラス器と信じて疑わないのだろう。

 しかし、さにあらず、夏こそ備前の器の出番である。特に、ビアマグの秀逸さは、改めて説明を要しないと思うが、夏の備前の器で忘れてはならないのは「素麺鉢」だ。これこそ備前の器を代表する夏の器であるといえる。

 百聞は一見にしかず。先ず写真を見て頂きたい。

1069w800  この写真は、主の今日の夕食。

 還元焼成された黒っぽい備前に白い素麺が何とも良くマッチしている。白い備前より黒い備前が良く似合う。

 この蕎麦チョコは有田。

  この鉢は6寸ほどの一人用だが、もっと大きな鉢にたっぷりの素麺を入れ、家族でつつくのも楽しい。

 主は、鉢の用途を問われると、素麺鉢、煮物鉢、サラダボールと答えることにしている。

 是非、備前の鉢を多用途に使って頂きたい。

  

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2007年8月13日 (月)

冷酒用酒器

 毎日、猛暑日が続く中、残暑お見舞い申し上げる。

 こんな猛暑の中でも主は何とか生き延びている。今夜はペルセウス座の流星群がピークを迎えるらしいので見たいとは思うが、さてさてどうなる事やら。

 こんなに暑い日が続くと、酒飲みは備前のビアマグで生ビールをグイーと行くところだろうが、備前のビアマグは今まで何度も紹介してきたので、今日は備前の冷酒用酒器を紹介する。

1065w800  落柿窯作「冷酒用酒器」。

 先ず、ポットを冷凍室でギンギンに凍らせる。その中に冷酒を入れ、ぐい呑みに注ぎ分け、ちびちびやるも良し、豪快に飲み干すのも良し、お好みで使える酒器だ。

  今夜は流星群を肴に一献かたむけようではないか。

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2007年8月12日 (日)

新米の味

 今日米櫃が底をつき、米を買いに近くのホームセンターに行ったら丁度精米したての19年産の新米が出ていたので買ってきた。「土佐山田産コシヒカリ」とある。早速炊飯器で焚いて食った。

1064w800  銀シャリと言われるだけあって、炊きたての米粒が光っている。新米は少し水分を控えるのが原則だが、今回はいつも通りの水加減にしたようで、少し柔らかすぎた。

 しかし、今時のご飯は、いわゆるご飯の味がしない。まずいわけではないが、何か物足りない気がする。

 昨日まで食っていた米は「岩手産ひとめぼれ」だったが、この米は旨かった。米好きの主としては、旨い米に行き当たると幸せである。

 上の写真は、主が毎日使用している自作の飯茶碗である。

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墓参り

 今日も昨日と同じ碧空に焼け付く暑さ。しかし、風は心地よい。明日から盂蘭盆だが、主は休みをいただいていないので、一足早く、今日墓参りに言った。先日、姉が墓掃除をしてくれていたおかげで、今日は花と線香を供えただけで済んだ。車から降りて少しの時間なのに、汗が噴き出す。早々に引き上げた。

 それにしてもこの暑さは異常である。ここ数十年の間に海水温が1度以上もがっているという。地球温暖化が加速している事を示すデータだ。まさに異常事態。

 人間の英知でこの異常事態を回避しなければ、美しい地球を後世に残せなくなるかも知れない。

 こう暑くては主の体力が心配になる。とても轆轤の前に座る気になれない。当分は、また横着を決め込むことにした。

 今日は、知人から見事な桃をいただいたので、備前の大皿に並べた写真をアップする。桃の瑞々しい肌が備前の器肌に思いのほかマッチしている。

1062w800  瑞々しい乙女の肌のような白桃。食するのがためらわれるようだ。

 備前の大皿のざらついた肌に抱かれた乙女と言うところか。

 南東の涼風に乗って、アヒルの声が聞こえてくる。さっき見に行ったら、アヒル小屋は空っぽで、みんな田圃の全面に散らばって、しきりに働いていた。無農薬で作るアヒル米はさぞ旨いであろう。食してみたいものだ。

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2007年8月11日 (土)

碧空

 今日は午後から、かなり強い東風が吹き抜けている。このため、ありがたいことに、エアコンなしでも過ごせる涼しさだ。しかし、さすがに日差しは強く、日向に出ると焼け付く暑さ。ニュースを聞くと、38度を超えたところもあるという。こんな暑さは人間にとってはありがたくない。体温より」高い灼熱地獄である。

 主の子供の頃は、30度を超える日はそれほど多くは無かったと思う。その代わり冬がもっと寒かった。畦道のあちこちに霜柱が出来、川には氷が張った。あれから50年で日本の気候は変わってしまた。だれの所為なのか。原因はいろいろあろう。しかし、確実に日本の四季が壊れていきつつある事は確かである。

1059w800  8月とはとうてい思えない碧空。夏の入道雲などどこにもない。写真だけ見ると、稲穂が無い事を除いて確実に秋の盛りの空だ。

 美しい碧空も季節か違うと恐怖になる。

1060w800  落柿窯の赤煉瓦の煙突が碧空の映える。

 高校野球、たけなわのこの時期は、本来なら入道雲がもくもくとわき上がっているのが風物詩なのに、この空は不気味だ。

1061w800  落柿窯の柿の木の上空の碧空を見ていると、カラカラ天気で植物が悲鳴を上げているようにも見えて、かえって辛いものがある。

 やはり季節は季節であって欲しいと思う今日の碧空だ。

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若手有望作家デビュー

 友人の若手有望作家が鮮烈にデビューした。朝日新聞でも地元の山陽新聞でも取り上げられたから、ご存じの方も多いであろう。

 今日、その作品を見てきたので幾つか紹介する。

 彼の窯は、7メートルあまりの半地下式窖窯だ。この窯で7月初め、8日間をかけた窯を焚いた。

 展示室にも外のテントにも作品が並んでいる。良く焼けた作品達。初窯は成功である。

1058w800  木作りの展示室に並ぶ作品達。

 どれも魅力的だ。

 作りも丁寧で作家の個性が良く出ている。

1054w800  外のテントにも、中に入りきらない作品が並んでいる。

 徳利、皿、鉢、飯茶碗、片口等々備前好みにはたまらない作品達だ。

 作家自身、食器作りをライフワークにしているだけあって、魅力的な食器が多い。

1056w800  落柿窯の主は、気に入った食器を数点求めた。

 これらがその作品である。

 窖窯特有の胡麻と緋襷。良い焼成である。

1057w800  最後に朝日新聞に取り上げられた大皿をアップする。

 見事な焼成。完璧である。

 まだまだ沢山作品があるので、欲しい方は早めの訪問をお薦めする。

 窯の場所は、本人のブログ「備前焼やきもん屋」で確認すると良い。

 彼は、備前の若手有望作家である。

 

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2007年8月10日 (金)

話あれこれ

 立秋を過ぎて、暑が増してき感がある。そういえば梅雨時に出た長期予報では、8月後半の残暑が厳しいと言われていたが、まさにその通りだ。しかし、太平洋高気圧の勢いが平年に比べて弱いようで、その分、朝晩の爽やかさが際だっている。これがせめてもの慰めである。

 今日も相変わらず日中は厳しい暑さだったが、夜9時を過ぎると涼しさが感じられるようになった。この涼しさはありがたい。いつもの夏ならエアコン無しでは眠れないが、今年は眠るときにはエアコンを止めている。

 さて、今夜も主は工房に行ったものの、先日の大皿を調整しただけで終わった。

1050w800  一昨日、高台を削った時から寸法は変わらない。まだ40センチある。

 久しぶりの大皿だが、結構きれいな形に仕上がった。

 工房に、先日出張から帰ってきた花生けがあったので、これもアップする事にした。

1051v800  三角花生け。3面ある面の内、1面は流れ胡麻。他の1面は吹き付けたような胡麻。残りは備前色に焼けている。

1052v800  この胡麻のない面も良い色合いだ。花にはこの面がよく似合うように思う。

 主は、三角花生けが好きで良く作る。

 気分によって、また花によって面を変えると雰囲気が変わるのが良い。

 耳は塁座である。

 腰のくびれが浮世絵の美人画を連想させるというのは言い過ぎか。

 備前では、花生けは、ほとんど桐箱に入るのが普通だが、主の作品は桐箱に入るほどの物は無い。そのため紙箱に入れる事が多い。

1053w800  これが備前焼専用の紙箱。

 蓋には備前焼とわかるように「備前焼 陶」と印刷されている。

 茶道具でもない限り、主の作品は紙箱だが、桐箱に入れたくなる作品を作りたいものだ。 

 

    

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2007年8月 9日 (木)

長崎原爆の日

 8月6日の広島の日に続いて、今日8月9日は、長崎原爆の日。早朝のラジオで、さだまさし(グレープ)の精霊流しが流されていた。

 62年前、アメリカは、ほとんど日をおかず、日本に対し、2度も原爆を投下した。それもウラン型とプルトニューム型の2つの異なった原爆を。

 これはとりもなおさず、アメリカが日本を原爆の実験地に選んだことに他ならない。人権尊重を標榜するアメリカの、これが真の姿なのだ。戦火の中でもとうてい許されることではない。

 戦争は絶対悪であり、いかなる理由があっても戦争を始めてはならない。まして、核兵器を使用するなど狂気の沙汰である。

 その結果は、今更言うまでもなく広島、長崎が証明している。

 唯一の被爆国である日本人は怒りを持って核兵器の廃絶を叫ばねばならない。まして、日本の核武装論など言語同断である。

 唯一の被爆国の国民として日本人が出来ること、それは平和憲法を世界に広める事しかない。

 平和憲法を変えようとする輩を平和を願う良心で蹴散らそう。

 まだまだ、8月の祈りの日は続く。

 

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2007年8月 8日 (水)

高台を削る

 今日、主は所用を済ませた後、一昨日轆轤挽きした大皿の高台を削った。昨夜はまだ柔らかくてカンナがかけられなかったが、今日は丁度削り頃まで乾いていた。45センチ近くあった寸法が40センチにまで縮んでいる。思いの外、収縮率の大きい土だ。

1046w800  これが轆轤成形直後の状態。

 約45センチあった。

1049w800  今日は、40センチのターンテーブル一杯の寸法にまで収縮している。

 その分、反りが深くなった。これが備前の土の特徴の一つである。

 焼成後は36~37センチほどになるだろう。

 備前の場合、轆轤成形時に比べて、焼成後は約3割ほど縮むのが一般的であるので、それを見越して作る必要がある。

 陶芸体験で初めて作る人は、焼成後の作品が小さい事におどろくが、これが備前の常識である。

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立秋の朝

 「秋きぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる」 (藤原敏行)(古今集)

 いつも立秋にはこの歌が使われる。昨年の立秋にもこの歌を使わせてもらった。

 今朝は、立秋に相応しい爽やかな夜明けであった。しかし、陽が昇るに従って日差しが厳しくなった。

 今日は、所用のため、主は休みをいただいてゆっくりした朝だ。

1048w800  いつもの風景だが、今日は、どことなく爽やかに写るから不思議だ。

 さっきから蝉の声が賑やかになった。今日も暑くなりそうだ。

 

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2007年8月 7日 (火)

花生けの悲劇

 今、備前の花生けが売れない。かつては、備前といえば花生けであった。ところが、今はどこの窯でも、作家さんでも苦戦を強いられている。

 何故か。一番の原因は生活様式の変化であろう。日本の住宅は、大抵は床の間があり、玄関には靴箱があった。床には必ずといって良いほど備前の壺か花生けが置かれ、玄関にも花があった。しかし、今は床の間のない住宅が増えている。玄関にあった靴箱は壁に埋め込まれ、花生けを置く場所がない。

 新しい住宅に花が無いかというとそんなことはない。ちょっとした棚や食卓には小さな花生けに花が活けてある。だから、売れるのは小さな花生けばかりで本格的な花生けはちっとも売れない。

 しかし、主は備前の花生けが好きだ。これほど備前焼に適した焼き物はない。

 備前の花生けは花を選ばない。水も長持ちする。花も生きる。

 主は、今の備前の花生けの衰退を残念に思う。

 小さくても良いからもっと備前の花生けを愛用して欲しいと願う。

1047w800  落柿窯の花生け。春の窯で出たもの。

 特に茶室の床にある姿をイメージして作った。

 宗旦木槿、桔梗、ノウゼン蔓、ひまわり・・・等何でも生けたい。

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2007年8月 6日 (月)

8月6日=広島原爆の日

 今日は、祈りの日。62回目の広島原爆の日だ。多くの日本人が祈りを捧げていることを信じたいが、実際は・・・・。イヤ言うまい。日本人の良心を信じよう。

 それにしても、62年経った今でも原爆の後遺症に苦しんでいる人がいる現実に、改めて核兵器の恐ろしさを思い、廃絶を願わずにはいられない。

 ノウモア広島、長崎。ノウモア核兵器。平和を祈ろう。

 落柿窯では、今夜はモーツアルトのレクイエムが流れている。

  さて、話は変わるが、いつの間にか、あのホラーゾーンが消えた。アヒルも戻っている。あれは何だったのだろう。真夏の夜の夢だったのか。

1044w800  アヒル小屋の周りには、のどかな田園風景があるのみ。

 可愛いアヒルたちは、何事もなかったように見える。

1045w800  アヒルに会える楽しみが戻った。

 見るたびに大きくなっているアヒルたち。

 表情がまことに可愛い。

 今夜、主は、昨日ひいた輪花鉢を仕上げようとしたが、このところのあまりの高温のため乾燥が進み、見事に失敗した。気をつけていたのだが、想定外だった。仕方がない、あきらめよう。

 その代わり、今夜は45センチの大皿をひいた。

1046w800  この大皿も気をつけないとまた駄目になるかも知れない。

 夏の期間は白地の管理が難しい。

 

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2007年8月 5日 (日)

備前焼の狛犬

 面白い狛犬を見つけた。昨日、精進料理をいただいた松琴寺の境内にあった。寺の正面の長い石段を登りきったところに建っている。このあたりの神社では、備前焼の狛犬は特に珍しいものでは無いが、松琴寺の狛犬はそのサイズがでかい。その上、吽形の犬が右前足を上げている。この形は初めてみた。作者は藤原某、制作年代は天保年間とあった。。

 狛犬は神社にあるのが普通だが、松琴寺は禅寺なのに何故狛犬?、と思われるかも知れないが、この境内に神社もあるのだ。いわゆる神仏混合の寺である。

 珍しい狛犬の写真をアップする。

1036w800 吽形の狛犬。

 右足を上げている珍しい形だ。

1037w800  阿形の狛犬。 此方は通常のスタイル。

 阿吽、どちらも力強い造形だ。作者の力量が感じられるすばらしい狛犬である。

1025w800  精進料理をいただいた客間からの庭。

 簡素だがすっきりした良い庭だ。

 モミジ、苔の緑が美しい。

 また、季節を変えて訪れたいと思う。

 

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久しぶりの轆轤

 暑さにかまけて、このところ、ほとんど轆轤に向かっていなかったが、今日久々に轆轤を回した。50センチを超える大皿を仕上げて、ちょっと一服している間に大皿の縁が割れてしまった。可塑性の強い土は扱いが難しい。仕方ないので、キズの部分を除いて一尺の輪花鉢に作り変えた。怠けていると手の感覚も鈍りがちになる。やはり、毎日続ける事が重要である事を改めて思い知った。

1042w800  暑さ対策にエアコンと扇風機は欠かせないが、作品には好ましいことではないとわかっていても、この暑さには勝てない。

 主には辛い季節である。

 

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ホラーゾーン出現=そしてアヒルが消えた

 田圃の真ん中に、突如、ホラーゾーンが出現した。そして、いつの間にやらアヒルが消えた。

1038w800  ホラーゾーンの入り口か?。不気味な鳥がぶら下がっている。

1039w800  マネキンの生首が串刺しで5つ、6つ立っている。

 一瞬、息を呑んだ。

1041w800  アヒルが消え、小屋だけが残されている。

 のどかな田園風景に似つかわしくない風景が展開している空間。

 だれが、何のために・・・・・

 コメントのしようがない。

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2007年8月 4日 (土)

夏の日に

 今日は、台風一過とはいえない曇りがちの天気だった。時折、晴れ間もあったが、すっきりしない蒸し暑さだ。そんな中、7年ぶりに松琴寺を訪ねた。

 この寺は、岡山市内で精進料理を手頃な値段で味わえる数少ない禅寺である。今回は女流陶芸家二人と一緒だった。

 精進料理は味もさることながら、その素材を考えながら食すのも楽しみの一つだ。

1035w800  松琴寺の清められた玄関。この玄関だけで禅の心が感じられる。

1028w800  客間の床。

 瀧の軸が涼しげな清流を連想させる。萩の花生けに宗旦木槿が一輪。軸の前には青磁の香炉。

 華やかさは無いが好ましい設えである。

1032w800  客間からの庭。石と苔とモミジが美しい。

 この雰囲気で味わう精進料理は格別だ。

1029w800  最初の膳。

 目で楽しむ。味を楽しむ。料理人の心を楽しむ。朱塗りの膳も良い。

 冷たい物はより冷たく、熱い物は熱く。もてなしの基本が出来ている料理の数々。

1030w800  ご存じのように精進料理は肉、魚は使わない。それなのにウナギらしき物がみえる。

 精進料理は淡泊だと思っている人は多いが、実際には油を沢山使うので、カロリーは思いの外高い。

 今日の料理では、フキノトウと秋の松茸(どちらも本物)が出てきた。

 久しぶりの精進料理を楽しんだ一日であった。ご馳走様。

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2007年8月 3日 (金)

8月=祈りの季節 

 この数日、ココログフリーのメンテナンスとその後の不具合のため、記事と画像のアップが出来なかったが、今夜やっと復旧した。4日ぶりのブログである。4日間もブログをアップしないと、みんなが主に何事か起こったのでは無いかと心配してくれる。ありがたい事だ。今回はココログフリーの不具合であったが、ご心配をおかけしたことをお詫びする。

 さて、8月になったとたん台風が来た。このあたりは被害が無かったが、九州では大きな被害が出たようだ。お見舞いを申し上げる。

 8月は祈りの季節。子供達は楽しい夏休みの最中だが、大人達もまた、海に、山に、海外にと遊びに余念が無い。

 しかし、8月は日本人にとって祈りの季節でもある。

 先の戦争で犠牲になった数千万の人々に対し、不戦を誓い、平和を誓う祈りを捧げる季節なのだ。

 あの悲惨な沖縄戦に続いて、各都市への空爆と広島、長崎への原爆投下。

 犠牲になった人たちの魂を慰めるにはただ一つ。平和な世界をつくる事以外無い。そのためには平和憲法を守る事が求められる

 だが、時の権力者達は、平和憲法をないがしろにして来たばかりか、あろう事か、憲法を改正(改悪)し、自由に戦争の出来る国にしようともくろんでいる。。そのためには、なりふり構わず屁理屈を並べたて、戦争の悲惨さから国民の目を反らそうと必死である。

 この季節、遊びも良いが、一方で戦争と平和について考えてみようではないか。それが日本国民の責務であると思う。

 今も世界の各地で戦争が続いている。平和を祈ろう。

1022w800_2  親類の母娘が作った祈りのお地蔵さん。

 昨年8月、墓参りに来たときに作った白地を春の窯で焼いた。

 今年も、先日墓参りに来て持って帰った。

 小さな可愛い合掌地蔵である。

 このお地蔵さんは、何を祈っているのか。

 たぶん、平和で幸せな社会になるように祈っているのであろう。

 

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