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2007年6月30日 (土)

沙羅の花

 沙羅がやっと開花した。数日前から蕾のふくらみを見ては、今日か明日かと心待ちにしていたが、今朝、庭に出てみると見事に2輪咲いていた。昨年に比べて一週間ほど開花が遅い。水不足の所為なのかも知れない。

922w800_1  沙羅の花。別名「夏椿」。

 白い柔らかな花びら。頼りなげに咲く。花の命は短い。開花して一日で落花するところから、世の無情を感じさせてくれる花だ。

 「平家物語」と共に琵琶法師が奏でる琵琶の音が聞こえてきそうである。

 梅雨というのに、今日も雨が降らない。明日も同じ予報だ。雨は来週までお預けか。

 今夜は、焼酎サーバーの試作第2弾を制作した。金曜日のサーバーより少し大きい。蓋はやはりかぶせ蓋。

923w800  初めて造る物は手探りだ。試作するたびに課題が出てくる。それを一つ一つ解決していくことで自分の物になっていく。

 今回のサーバーは注ぎ口の位置がポイントである。

 速いもので、今日で6月も終わる。いつの間にか今年も半分が過ぎた。

 歳を重ねるにつれて、時の流れが速く感じられるのは何故だろう。

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2007年6月29日 (金)

五月雨をあつめて速し・・・

 西日本は雨の無い梅雨というのに、北陸から東北にかけての東日本は大雨の様相だ。まさに芭蕉の句に言う「五月雨を あつめて速し 最上川」状態か。災害が出なければ良いが。

 うって変わって、こちらでは今日も雨が降らない。天気予報では雨だったのに、20時45分現在、雨になっていない。「雨雨降れ降れ・・・」童謡でも歌謡曲でも、どちらでも良いから持ってきて雨乞いをしたい気分だ。蒸し暑さだけは半端ではない。

 さて、今夜の主は昨夜轆轤形成した塩壺と焼酎サーバーの試作品を仕上げた。

918w800  塁座の耳が付いた塩壺。約1キロ分ほどの容量である。蓋もどうにか合わせた。

 先日造った塩壺に比べて、容量は約2倍ある。

 形は水指なので、茶席でも運び水指として使えるだろう。

919w800  こちらは焼酎サーバー。昨夜の計画では蓋に取っ手を付けるつもりでいたが、蓋を合わせてみると、取っ手のない方がシンプルで良さそうなので、今回の試作品には付け無いことにした。ただ、注ぎ口を取り付ける穴の位置が低すぎた。これでは上手く取り付けられない。やはり何個か試作する必要がありそうだ。

 今、大先輩の備前焼作家山内厚可さんが窖窯を焚いておられる。今年春に完成した窖窯の初窯である。この時期、窯を焚くのは大変だが成功を祈ろう。

 毎日の蒸し暑さには閉口するが、それでも窯を焚くことを思えば、なんと言うことはない。

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2007年6月28日 (木)

煙霧

 梅雨空がもやっている。遠くの山がかすんでいる。主はてっきり梅雨の湿気の所為だと思っていた。しかし、そうでは無いらしい。どうも中国からの歓迎しがたい使者のようだ。春先の黄砂はよく知られているが、今時のもやは中国の煙霧だという。なんということか。中国は、グローバルに公害をまき散らしていることになる。かつての日本がそうであったように、同じ過ちを犯しているといえる。今こそ、日本はその優れた公害対策の技術を中国に輸出すべきである。ただし相手がどう出るかだが。

 さて、今日の主は比較的元気だ。久しぶりに轆轤を回した。頼まれている焼酎サーバーを試作し、水指型の塩壺を造った。

912w800  塩壺と焼酎サーバー。

 焼酎サーバーはかぶせ蓋にした。塩壺は水指の蓋と同じだ。

 サーバーは約2リットル程の容量がある。塩壺は1キロ分ほどであろう。

913w800  塩壺は水指型なので矢筈口である。

 明日、少し乾いたところで蓋を削り全体を仕上げる。塩壺には塁座の耳を付けようか。

914w800  やや丸みを持たしたシンプルな形。蓋はかぶせ蓋。蓋には持ちやすいように取っ手を付けようと思う。

 問題は、注ぎ口の口金を付ける穴の大きさだ。近いうちに口金を調達して研究する必要がある。

915w800  先日、落柿窯の工房で姉たちのグループの絵手紙教室があった。そのときの題材であったらしい「グラジオラス」が一輪、備前の花生けに残されている。ピンクの清々しい花に、しばし蒸し暑さが和む。

 残されていた絵手紙には「暑さに負けずがんばろう」とあった。

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2007年6月27日 (水)

日本人の知恵

 今日も蒸し暑い日だった。今の日本では一年中エアコンが動き、季節の移り変わりを肌で感じることが無くなっているが、日本人は、古来、いろいろな生活の工夫をしてきた。

 梅雨のこの時期から夏にかけて涼しさを演出する工夫は、茶道の教えに学ぶことが出来る。

 利休は「利休七則」の中で「夏は涼しく・・・・」といい、涼しさを演出する術を教える。

 先ず、炉から風炉に変える。茶碗は浅く広い夏茶碗を使う。水指は広口のものにして芙蓉や葉蘭、擬宝珠などの葉を蓋に使う。茶は名水点てにする。等々、暑い夏に少しでも涼しさを演出して客をもてなす。もちろん露地にはたっぷりの水がまかれるのは言うまでもない。

 主が、この時期、客をもてなすときは決まって、ドクダミを見込みに描いてある薄作りの有田焼きの湯飲み茶碗を使う。

911w800  力を入れると壊れそうなほど薄い湯飲み茶碗である。以前ブログで紹介したことがあるので、覚えている方もあると思う。

 見込みのドクダミの絵がことのほか涼しげだ。今日は特に客があった訳では無いが、あまりに蒸し暑いので、主が自分にために設えた。茶は、新茶をアルカリイオン水で出した冷茶、菓子は甘いキーウイにした。目にも涼やか、味わっても涼やかである。

 エアコンの無い時代、主の子供の頃までは、家を開け放ち、夜は蚊帳の中にいた。今はとてもそんなことは出来ない。世の中が変わってしまった。治安が極めて悪い社会になってしまった。今となってはエアコンのお世話になるしかない。

 昭和三〇年代、物は乏しかったが良い時代であったと思う。

 だれが社会をダメにしたんだろう。。。。。。

 

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2007年6月26日 (火)

龍は雲と雨を支配する

 やっと梅雨らしい天気になった。身体にまとわりつくような蒸し暑さは、まさに日本の梅雨である。やっと梅雨に入った気分だ。誠に良い傾向だが、主にとっては辛い日々となる。主は暑さに弱い。食欲は無くなり動きも鈍る。しかし、日本の自然は何物にも代え難い。 

 雨の少ない梅雨も、天気予報に寄れば、これから平年並みの雨量になるようだ。

 ここに龍の宝瓶がある。龍は雲と雨を自在に支配すると言われている。この龍に、今年の小雨傾向の梅雨を何とかして欲しいと思っていたが、平年並みの雨量が確保出来そうなのでひと安心である。しかし、毎年、梅雨の末期に来る集中豪雨による災害だけは願い下げだ。

902w800  龍の宝瓶。蓋のつまみが龍になっている。蓋の白いボタ抜けの部分は龍を取り巻く雲を表現している。

 この宝瓶は全て手造りだ。

 残念ながら、主の作ではない。主の大先輩の陶芸家が造った。この作家は宝瓶を造らせると備前でも1・2である。

 まさに宝瓶造りの名人といえる。

 梅雨らしい天気に変わったのもこの宝瓶を出したおかげかも知れない。

 備前の龍の宝瓶は人々の思い入れが強いせいか、人気が高い品である。

 

 

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2007年6月25日 (月)

果物三昧

 今日は蒸し暑い一日だった。夕方、いつも行くスーパーに寄ったら季節の果物が沢山並んでいる。主は、暑くなるといつも食欲が落ちる。果物なら食べられると思い、安物の果物を何種類か買って来た。スーパーの袋に入れたままというのも味気ないので、落柿窯作の「備前叩き長方皿」に盛った。

905w800  安物の果物でも備前の皿に盛ると高級感が出てくる。これだけ盛ってもわずか500円足らず。

 食欲の無い時は少しビタミンを多く取りたい。

907w800  これが裸の「備前叩き長方皿」。

 40センチ×20センチほど。主はこの皿を結構気に入っている。

 大きめのボタと緋襷、周囲は窖窯特有の胡麻。落ち着いていて良い皿だと思う。

 果物のほか、寿司、刺身、天ぷら等、何を乗せても良いが、変わったところではパスタも合いそうだ。

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2007年6月24日 (日)

ブログ記念日

 昨年の今日、6月24日、「落柿窯発季節便り」が生まれた。当初は訳もわからず立ち上げたブログであったため画像の入力が上手く行かず、約一週間分の記事を削除したり、また書いたりで悪戦苦闘したが、職場の詳しい人の助けを借りて、やっと正常になったのが6月29日であった。それから今日まで、昨秋、一時パソコンが長期入院した期間を除いて、ほぼ毎日更新してきた。先程、記事のアクセス数をみると21021件となっている。「落柿窯写真集」と合わせると33000件を超えた。

 備前焼の里の片隅で、のんびりと陶芸を楽しんでいる落柿窯から発する季節の便りを、これほど多くの人に見て頂いている現実に驚くと共に皆さんに感謝したい。

 これからも、主の力がある間は、季節の便りを出し続けたいと思う。この便りが途切れる時は、主かパソコンにアクシデントがあったと思って頂きたい。

 今日はやっと梅雨らしい雨である。しかしこの雨も長続きしないようだ。主といえば、今日も怠惰を決め込んでいる。

 若い陶芸家の友人は今窯詰めの真っ最中のようだ。窯詰めは大変な作業だが、窖窯で焼く備前焼は、窯詰めが重要な要素であるので頑張ってもらいたいと思う。

 さて、今日は主がお茶を楽しむための道具の一部を紹介したい。平素、主が使っている物である。もちろん主の自作だ。

903w800  お馴染みの宝瓶と湯冷まし。

 主は毎日これで茶を飲んでいる。

 煎茶または玉露を美味しく出すこつは、先ず多めの茶葉と少なめの冷まし湯または水だ。カルキ臭のない清水ならもっとよい。これさえ守ればそんなに高価な茶葉でなくても美味しいお茶を楽しむことが出来る。大きな急須より備前の宝瓶が最上である。

 新茶の季節を過ぎ、お茶か美味しくなってきた。おおいにお茶を楽しんでほしいと思う。

 

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2007年6月23日 (土)

沖縄慰霊の日

 今日は「沖縄慰霊の日」。1945年6月23日、この日、沖縄において日本軍の組織的戦闘が終結した日とされる。沖縄では、鉄の雨が降り、火炎放射器が島中を蹂躙した。その結果、多くの集団自決を含めて、20万人の人が犠牲になったと言われる。その大半が民間人であった。

 今、沖縄の集団自決について日本軍の責任逃れとも言える議論が出ているが、その議論を展開している人達は、沖縄の歴史的事実をどう見るのか。事実はどんな議論を持ってしても決して消えることはない。

 日本は、当時も今も沖縄を犠牲にする政策を変えない。日本人は沖縄と真剣に向かい合わねばならない。沖縄は今も基地で苦しんでいる。

 主は「サトウキビ畑」の歌を聴きながら悲しさを押さえることが出来ない。

 今日は主にとって重苦しい日になった。「沖縄慰霊の日」もさることながら、疲れがピークである。一日中横になっていた。午前中茶碗を仕上げただけで、午後はずっと寝ていた。年に何度かこんな日がある。一人暮らしの主には不安になる日である。

 今年の梅雨はメリハリがきいている。今日もよく晴れた。明日は雨になるという。天気予報では、その後、再び晴れる。本格的な雨は7月に入ってからになるようだ。

894w800  田圃の早苗。元気に育っている。これから「半夏生」にかけて大地に根を張っていく時期だ。

895w800  「夕日の茶碗」を仕上げた。今日の仕事はこれだけ。後は怠惰に寝ていた。

 身体が疲れているのか、頭が疲れているのかわからないが、たぶん両方だろう。

897w800  庭の白い紫陽花がややブルーに変わってきた。

 雨が少ない梅雨だが、昨日の雨で植物は元気に見える。

 そろそろ落柿窯が「深草の家」になってきた。

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2007年6月22日 (金)

夏至

 今日は夏至。日本では丁度梅雨と重なるため、特に夏至の印象は強くないが、日照時間の短い北欧では、夏至は大変重要な日であるようだ。

 聞くところに寄れば、スエーデンあたりでは、夏至祭りは日本の正月を思わせるほど盛大に祝うと言う。夏の短い北欧の人は、それほど夏の到来を待ち望んでいるのである。この日から皆、長い夏休みを取るようだ。

 何とも羨ましい話だが、日本は今梅雨の最中。しかし雨が降らない。今日やっと梅雨空に戻ったと思ったら夕方にはもう太陽がのぞいた。雨はそれほど降らなかった。これでは夏至祭りならぬ、夏至の雨乞いが必要だ。

 さて、昨夜のブログで、知人に借りたデジカメが使いこなせないと書いたが、昨夜遅くまであれこれいじっていたら、パソコンに写真が取り込めるようになった。今夜は疲れのため工房へ出ていないので、昨夜の写真をアップすることにする。

891w800  この二つの徳利は何故か窯場に転がっていた。特に割れもみられない。

 水洗いしたら結構きれいに焼けている。四方徳利は豪快な胡麻だ。丸い徳利の胡麻も良い。何故、窯場に転がっていたのかわからないが、明日、明るいところで調べてみよう。

893w800  昨夜、轆轤挽きした「夕日の茶碗」。明日、高台を削る。

 毎日、工房に出ると良いのだが、主の健康状態では無理というもの。高台の削りのタイミングを合わすのが難しい。

 怠惰にのんびりやるしかないようだ。

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2007年6月21日 (木)

夕日の茶碗を作る

 今日帰宅したら、「食卓の備前焼」を主宰する従妹が夕日の茶碗用に赤く発色する土を届けてくれていた。早速轆轤を回したが、デジカメが入院中のため写真をアップ出来ない。実は、今日職場の友人がデジカメを貸してくれたのだが、超アナログ人間の主には、慣れていない機械は使いこなすことが難しい。写真は写せたがパソコンへの取り込みが出来なかった。残念だがあきらめた。

 デジカメが入院してからというもの、ブログを書くのが大変になった。視覚に訴える力の大きさを改めて思い知らされている。それにも増して、なんと文章表現能力が低下したことか・・・、我ながら恥じ入るばかりである。しかし、今夜も性懲りもなく厚顔無恥にこうして書いているが。。。。

 さて、話題を変えよう。先日ある知人から、焼酎サーバーの制作を頼まれた。下戸の主には全く用のない物なので、ブームなっているとは聞いてはいたが、今まで実物を見たことがない。早速、ネットで検索してみたら、出てくる、出てくる。世間ではこんなに出回っているとは知らなかった。完全に主の認識不足である。

 早速、この週末に試作してみようと思う。本体、蓋は容易だが、口金を取り付ける穴の大きさが問題だ。収縮を考えねばならない。幾つか試作してみれば何とかなるだろう。

180  今夜は、最後に、主のお気に入りの皿をアップしておく。この皿も以前登場したことがあるので、見覚えの人も多いはずだ。

 約一尺の誠に上品な皿である。×の緋襷と周辺部の窖窯特有の胡麻が良い。

182  この皿は、20年を超える作陶の中で主が最も気に入っている大皿。これでブログへのアップは3度目となる。この皿以降、同じ焼成の皿は全くでない。

 約40センチの大皿。中央部の赤い発色と緋襷、周辺部の色合い、どれをとっても主には魅力的である。

 この皿だけは手離したくない。

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2007年6月20日 (水)

麺食いセット

 今日も五月晴れだ。昼間は、蒸し暑く、気温も高い。

 こんな日は素麺に限る。食欲の落ちる夏場は素麺の出番が多い。

 落柿窯の主は、素麺鉢を好んで作る。素麺鉢と言っても使い方を素麺の鉢に限るわけではなく、多用鉢として使えばよいが、ただ、夏場の素麺がよく似合うのだ。

Img_12  この「麺食いセット」はずいぶんまえの制作である。

 焼成も良く、形も良い。

 暑い夏の昼下がり、涼やかな風の通る縁側で味わう素麺は至福の食卓になる。

 この「麺食いセット」は「落柿窯作品集」にも登載しているが、落柿窯でこれほどきれいな焼成のセットか出来たことはあまり無い。

 これから、ますます暑さが増してくると「麺食いセット」の出番が一層増えることになる。

 「麺食いセット」は夏を乗り切る強い味方となるはずだ。

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2007年6月19日 (火)

蛙の大合唱が始まった

 帰宅してみると、落柿窯周辺の田圃は一日で田植えが終わっていた。夜は蛙の大合唱である。窓を開けていると、テレビの音も聞こえないほどだ。これも田舎暮らしの良さと言えるだろうが、夜ごと夜ごとではさすがに応える。まあ、子守歌くらいに考えるとするか。

889w800  この写真は、昨年の同時期である。デジカメがないとブログにアクセントが付かないので昨年の写真を利用した。

 今年も田圃の状況はこの写真と同じで、やはり休耕地が目立つ。

 何度も言うが、こんなに良い土地を遊ばせなければならない日本の農業政策は絶対に間違っている。美しい国はここから始まらなければならない。

792w800_2  今夜は再び七福神に登場願った。

 幸福をもたらす神たちである。梅雨の時期、渇水にならぬようお願いしたいと思う。

 落柿窯には、現在、七福神がこのグループのほかに数グループいる。みんで協力して、今の水不足を解消してもらいたいものだ。

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2007年6月18日 (月)

デジカメ危機

 先日来、落柿窯の主がブログにアップする写真に黒い影が出るようになっていた。今日、カメラ屋さんで見てもらったところ、どうも、カメラの内部に異常があるらしい、とのことなので、今日修理に出した。そのため、当分の間、新たな写真がアップ出来ない。残念だが仕方がない。カメラが戻って来るまで古い写真を使わせて頂くことにする。

 すでにブログにアップした写真ばかりになるが、お許し頂きたい。

 今日帰宅したら、落柿窯の周りの田圃には、一面水が張られていた。いよいよ明日は苗が植えられる。今夜から、早くも蛙の大合唱が始まった。明日からは、もっと賑やかになるだろう。

 それにしても、雨が降らない。水不足が深刻さを増している。

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 今夜は落柿窯の豪快な胡麻の壺を再びアップする。

 自然の中に置くと備前の豪快さがより生きてくる。

 緑の草との相性も良い。

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 黄色い胡麻と強烈な黒い焦げが一層備前の豪快さを引き出している。

 焚き口のすぐ横にあったものだが、割れることなく良く生き残ってくれた。

 なんと言っても備前は豪快な胡麻が信条である。

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2007年6月17日 (日)

塩の壺

 いつもお世話になっている人から「塩の壺」を作って欲しいと頼まれた。備前は釉薬をかけない焼き締め陶なので器肌が空気を通す。そのため中が湿らない。塩や砂糖の壺に最適なのだ。

 今日、早速試作してみた。

886w800  注文では、塩が500グラム程入る大きさということなので、このくらいであろうと思う。

 蓋は落とし蓋が良いが、これがなかなか難しい。まずは普通の蓋にした。これでも湿気は入らないはずだ。

 これから幾つか作れば要望に応えられるものが出来るだろう。

 今、窯場の横にある南天が白い花を付けている。今年は花が多いようだ。

885w800  大きな株なので、背丈も高い。毎年、秋には赤い実を一杯付ける。

 落柿窯には南天があちこちに植えてあるが、いずれも元気に花を付けている。

 今日は、明日からの田植えに備えて、水路に水が通じた。小さな水路だが、吉井川からのきれいな水が来ているのでこのあたりの米は旨いと評判になっている。しかし、何せ、後継者がいないので休耕している田圃が多いのが残念である。

888w800  この水路が十分生きる農業であって欲しいと思うのは主だけか。

 日本の農業政策の貧困さは何とかならぬのか。。。。

 

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2007年6月16日 (土)

夕焼けの色

 今日の夕焼けは濃い赤だった。あまりに印象的な色だったので、今日2度目の記事をアップする。

881w800  赤い夕焼け。落柿窯の目標である夕焼けの色。こんな赤が出るのはいつの日か。

 煙突の向こうの空が赤く染まる。昼間の碧空とは全く印象が違う。不気味でさえある。

 先日の茶碗より濃い色だ。

866w800_1  再びこの写真を出すとは思っていなかったが、今日の夕焼けの色と比べたくてアップした。

 赤い色合いが何となく似ているが、やはり自然の色にはかなわない。

 まだまだ先は遠い。

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五月晴れの空

 14日に梅雨に入ったとたん、晴天が広がった。これは毎年のこと。しばらくは晴天の日が多いようだ。

 いつも梅雨の末期になると大雨になることが多い。今年もそのパターンか。雨は欲しいが災害は願い下げだ。

 今日は朝から爽やかな晴天である。東から涼やかな風が吹いている。外は暑いが室内にいると心地よい。

 落柿窯の周辺では、週明けからの遅い田植えに向けて一日中トラクターの音が響いている。お百姓さんの動きも急だ。

877w800  梅雨の季節とは思えない晴天。

 いつもの落柿窯の煙突。上空の空は碧い。

  落柿窯の主のライフワークの一つに擂り鉢があるが、本物の擂り鉢のほかに擂り鉢型小鉢を良く作る。

878w800  今度の窯で出た擂り鉢型小鉢だ。

 10センチほどの小鉢である。

 多用鉢として使うと雰囲気があって使い勝手が良いのか結構人気が高い。

 重ね焼きするため中も外も緋襷になることが多いが、真ん中の鉢のように一番上にあるものは窖窯特有の美しい胡麻が来ることもある。中央部はボタ土を置いているので緋襷になっている。

 主のセンスでは洒落た食器は作れないが、シンプルで使いやすい食器を作っていこうと思う。

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2007年6月15日 (金)

京都の陶器

 落柿窯の主が何故、備前を焼いているのかといえば、焼き締め陶に魅力を感じたことが第一であるが、本当は才能がないからだ。絵の才能も、色の才能も、もちろん芸術的才能など微塵も無いから、土をこねて焼くだけなら何とかなるだろうと思ったからと言っても良い。

 昔から陶器は何でも好きであったが、それは今でも変わらない。

 今夜は親しい京焼きのお店で買い求めたお気に入りの湯飲みをアップする。

871w800  花の湯飲み。

 もちろん手書きで、外にも中にも絵付けしてある。

 お店に行くと、いつもこの湯飲みでお茶を出してくれる内に、気に入って買い求めた。上品な湯飲みである。ちょっと上等なお茶を入れたい。

876w800  羅漢さんの湯飲み。

 羅漢さんが絵付けしてある。仏教徒の主にはぴったりの湯飲みだ。

 胴の轆轤目が指にかかり使い勝手が極めて良い。

 この湯飲みもお店で使っていたので気に入った。主の小遣いでは一つ買い求めるのがやっと。

 この湯飲みは普段使いに丁度良いが、ちょっと高価過ぎるのが気にかかるところだ。

 主は酒が呑めないので、ぐい呑みよりも湯飲みやコーヒーカップをいつの間にか集めている。ただし、小遣いの範囲内だが・・・・。

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2007年6月14日 (木)

雨の季節

 今日やっと梅雨入りした。梅雨らしいしとしと雨が一日降り続いている。やはり梅雨はこうでなければならぬ。これで、あらゆる生き物が一息ついた。しかし、今年の梅雨は通常とは違うようで心配である。

 この間から落柿窯の庭に良い香りが漂っていたが、気が付くと庭の隅で「クチナシ」が咲いていた。このクチナシは小さな種類で花も小さいが、香りは良い。クチナシも紫陽花も今日の梅雨入りを喜んでいるようだ。

869w800  クチナシの花。

 雨の庭に良い香りを漂わす。疲れて帰った時に迎えてくれるかすかな香りに心が和む。

 紫陽花にばかり気がいって、クチナシの季節をすっかり忘れていた。

870w800  白い紫陽花も、白さを増したようだ。

 雨の季節には、やはり雨の季節の花がよく似合う。

 もうしばらくすると、主がこよなく愛する「沙羅」が咲く。

 今夜は工房へ出るのを止めにした。

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2007年6月13日 (水)

赤い茶碗

 落柿窯の主のライフワークの一つに備前で夕焼けの色を出すことがある。それも焼けが甘い物ではなく、しっかりと焼き締まった赤である。

 今度の窯で、目標にやや近い色が出た茶碗がある。いつも使わない荒土で形成した茶碗だ。先ずは写真を見て頂こう。

866w800  結構赤い茶碗である。荒土のため肌合いは豪快そのもの。あちこちに石が飛び出し、部分的に練り込みを思わせる景色になっている。

 この茶碗は豪快ではあるが、大きくはない。

 主が使ってみたが、両てのひらにすっぽりとおさまる大きさなので、使いやすいし、呑みやすい。

867w800  高台部分。削ったカンナがはっきりとわかる。高台にも石が飛び出している。

 この茶碗は「夕日」と名付けようと思うがどうだろう。 

 今夜は、、もうすぐ雨が落ちてきそうな空模様だ。明日は梅雨入り宣言が出そうである。

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2007年6月12日 (火)

雨の匂い

 今夜の風は雨の匂いがする。今日、日中までは晴天であったが、夕方から曇り空に変わった。、さすがに今日は6月12日。入梅も通り過ぎ、平年の梅雨入りからすでに1週間近く過ぎた。そろそろ梅雨に入ってもらわねば、あちこちで水不足か深刻になっている。天気予報では、13日から14日のタイミングで梅雨入りではないかと言うが、本当にそうであって欲しい。

 夜は、昨夜の続きの蓋付き小壺を仕上げた。

 今夜は、先月の窯から出た新作の幾つかを紹介しよう。。

861w800  26センチの鉢。周囲に透かしを入れてみたら、なんでもない鉢がちょっとモダンに見える。

 菓子鉢に、果物鉢に、又、食器として使っても良いだろう。

862w800  24センチの鉢。あえて縁を割ってみた。たまにはこんな遊びも許されるはずだ。

 この鉢も用途を限定しない。多用鉢として使う。この鉢に一番合うのは何かを考えることも楽しみの一つである。

863w800  これは煎茶用の建水。抹茶の点前用と違い深く大きい。落柿窯では、いつも宝瓶で煎茶を入れるが、あまり高価な茶葉を使わないため、頻繁に茶葉を取り替える。そのため、この大きさの建水がどうしても必要になる。

 大きい建水は何かと便利だ。

864w800  今日の最後は周囲を縦に削った花生け。これも壊れた桶をイメージしている。この花生けは、やはり、底に剣山を沈める必要があるだろう。

 今年から落柿窯の庭にガクアジサイが加わった。まだ株は小さいが、今日気が付くと数輪の花を付けていた。ブルーの花なので、この場所は酸性土壌のようだ。紫陽花も雨を待っている。

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2007年6月11日 (月)

晴天の入梅

 今日は入梅。例年なら、とっくに梅雨に入っている頃なのに、今年の入梅はとても良い天気になった。どの地方も、今年は梅雨入りが遅れている。それでも、今週末には梅雨に入るとみられている。

 梅雨の雨がよく似合う紫陽花もこれからが本番だ。855w800  落柿窯の庭にある白い紫陽花。珍しい白花である。まだ咲ききっていないので青みかかっているが、咲くとだんだん白さが増してくる。艶やかさは無いが良い花だ。

 今年は又一段と大きな株になったようだ。

857w800  工房の横にある紫陽花。こちらはピンク系の花を咲かす。

 紫陽花はアルカリ土壌ではピンクになり、酸性土壌ではブルーになる。この土地はアルカリ土壌なのだろう。こちらの花もまだこれからだ。ここも毎年株が大きくなっている。

 昨日までの雷雨で乾きは潤ったが、紫陽花には梅雨のしとしと雨も方がよく似合う。花も梅雨を待っているようだ。

 今夜は、昨日の蓋付き小壺を仕上げた。

859w800_1  拳よりも少し大きい壺。砂糖や塩を入れる容器として最適だ。

 備前は肌が空気を通すので、砂糖や塩が湿ることが無い。

 ある養蜂家は蜂蜜を入れる蜜壺にするという。

 梅干しでもらっきょうでも何でもこいだ。

 今年は、6月としては朝晩涼しい日が続いているが、今日のニュースによると、今夏はラニーニャ現象の影響で暑い夏になるらしい。

 暑さに弱い落柿窯の主にとっては厳しい夏になりそうである。

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2007年6月10日 (日)

不安定な天気

 今日もまた不安定な天気。晴れたかと思えば急な雷雨。日本海を進む冷たい低気圧の影響らしいが、もう3日になる。この雨でも梅雨入りではない。明日から又晴天が続くと言う。

 今日は、朝から田圃の畦道の草を刈った。後10日もすると遅い田植えだ。落柿窯の周りの田圃はきれいに耕され、田植えの準備が整った。

854w800 丁寧に耕された田圃。後は水が入るのを待つばかりである。

 田圃に水が入ると蛙の大合唱が待っている。夜眠れないほど喧しいが、これも自然の中で暮らす証だと思い我慢するしかない。

852w800  新作の破れ手桶花生け。

 朽ちた手桶をイメージした花生けだ。底に剣山を沈めてもよいが、このままでも花は止まると思う。しかし大きな花は入らない。

853w800  この花生けも今回の窯から出た。

  耳付き花生けはちょっと気に入っているが、残念ながら口が切れている。

 全体にカセ胡麻状態で渋い焼成だ。

 今回の窯ではキレがあまり多くは無かったが、写真のように気に入った作品にキズがあると残念である。

 今日は蓋付きの小壺を轆轤挽きした。蓋を合わすのは明日になる。

 

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2007年6月 9日 (土)

梅雨はまだか?

 今日も昨夜からの雷雨が続いた。晴れたり雨になったり目まぐるしく変わる天気に身体がついて行かないようで、今日は一日身体がだるい。午前中ちょっと外出して用事を済ませ、午後、半日寝てしまった。夕方、一昨日の大皿を仕上げていないのを思い出し、轆轤に向かった。轆轤の前に座ると気力が湧いてくる。陶芸は不思議だ。

849w800  45センチの大皿。轆轤挽き直後から見ると5~6センチ縮んでいる。焼成後はもっと小さくなり、家庭で使える大きさになるはずだ。

 この大皿を仕上げただけで、今日の仕事は終わりにした。歳の所為か身体の疲れがとれない。陶芸を始めた頃は山に登りながら夜なべ仕事で陶芸を楽しんでいたが、それも、「今は昔」になってしまった。

 かつて、知人から「そんなに生き急がないで」と言われたこともあるが、これからはマイペースでゆっくり楽しもうと思う。

848w800  昨夜からの雨で、乾いていた大地が潤った。一時の晴れ間に庭の緑が輝いている。鬱陶しい梅雨の雨も植物にとっては命の水だ。人間にとってもしかりである。

 そんな梅雨も今年は変だ。梅雨入りがいつになるかわからないようで、本格的に水不足が懸念される。自然を前にして人間は全く無力である。謙虚でなくてはならぬ。

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2007年6月 8日 (金)

雷ゴロゴロ

 今夜は雷雨。夕方お客さんが来てくれたが、帰りは雷雨になった。無事帰宅されたか心配している。

 今、雷の音を聞きながら、昨夜、轆轤挽きした大皿が気にかかっているが、この雷雨の中を工房まで出て行くのがおっくうになり、今夜は横着を決め込んだ。

 夕食の支度で、食器棚を探っていたら、可愛いぐい呑みが出てきた。少し前の作である。小さいが見事な酸化焼成だ。このところ連敗続きなので、酸化した作品を見るとホッとする。

845w800  小さくて可愛いぐい呑みだが、一人前の顔をしている。

 あまりに小さいのでぐい呑みとしては不適だが、料理の器としては十分使用可能だ。

 刺身の醤油入れに。

 それとも、ちょっとした酒の肴を入れようか。食卓のワンポイントである。

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2007年6月 7日 (木)

始動

 今夜から、次の窯に向けて制作を開始した。4月の窯詰めから連休の窯焚き、そして窯出し、作品の仕上げ、窯の掃除と、気が付けば2ヶ月が過ぎた。時間の流れが速い。もう梅雨間近だ。

 窯出し直後は、すぐにでも次の窯を焚きたいと思うほど興奮していたが、少し落ち着いてくると現実が見えてくる。

 落柿窯の展示場には、先日アップしたように、お嫁に行けない作品たちが溢れかえっており、、その上、割り木もなく、当然焼くべき白地もない。

 この現実を前にすると、次の窯はずっと先に延ばすしかない。

 そんな現実に負けてはいない主は、今夜から再び始動した。

844w800  先ず手始めに、50センチの大皿をひいた。

 2ヶ月ぶりの轆轤である。身体の疲れはとれないが、轆轤の前に座ると不思議と安らぐ。大人のどろんこ遊びだから心が素直になるのだろう。

843w800  落柿窯の工房には電動轆轤が3基ある。ターンテーブルも30センチの小物用と40センチの大物用を据えている。

 このうち、椅子用の轆轤は、足の悪い姉専用として置いた。この轆轤は新しい設計で、静かで力も強い。

 主は昔から「轆轤座」に座った状態で轆轤をひいているので、椅子用の轆轤はほとんど使わない。やはり慣れた方が上手くいくし、姿勢も安定する。初心者には轆轤座の方が良いだろう。

 これから梅雨に入ると轆轤挽きした素地の乾きが悪くなり、仕上げのタイミングが取りづらいが、焦らずにのんびりやろうと思う。

 今夜、ブログの記事のカウントが20000件を超えた。「落柿窯作品集」と合わせると32000件が近い。1年足らずで、これほど多くの人がこの拙いブログを見てくれていることに驚くと同時に、心から感謝したい。これからも、主が元気でいる限り、落柿窯から便りを出し続けたいと思う。これからもよろしくお願いしたい。

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2007年6月 6日 (水)

鑑真忌ー青梅の頃

 若い頃の主は、今日、6月6日は決まって奈良にいた。今日は奈良「唐招提寺」の「鑑真忌」である。本来は旧暦の5月6日が鑑真忌だが、唐招提寺では陽暦の6月6日を鑑真忌として、この日を中心に御影堂に安置している鑑真和上の像と、あまりに有名な東山魁偉さんの襖絵「濤声」と「山雲」を公開する。

 若い日、主が初めて和上の像と襖絵に出会った日のことを今でも鮮明に覚えている。それはあまりに衝撃的であった。あの日以来、主は2度、3度とこの日に合わせて奈良にいた。このところ体力不足のため足が遠のいているが、来年あたり再び和上と襖絵に会いに行きたいと思う。

 さて話は変わるが、今、スーパーの売り場に青梅が並んでいる。梅酒作りの季節だ。

 主は酒が飲めまいが、梅酒は良く作る。落柿窯の台所には飲まれることのない梅酒の壺が幾つかおいてある。

842w800  この壺もその中の一つだ。いつの物か忘れるほど長く熟成している。もうアルコール分など無いようで、中は琥珀色の液体になっている。貴重な梅酒。宝物といえる。

 壺は、かつて、友人の登り窯で焼成してもらった自作の桟切壺。アルコールの作用で肌がとてもきれいに変化している。たぶん、このまま呑むことは無かろうと思う。

838w800  梅雨入りが間近のようだ。乾いた落柿窯の庭の「お化け灯籠」。

 今日は夕方から曇り空に変わった。しかし、天気予報では梅雨入りはまだ少し先のようである。

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2007年6月 5日 (火)

6月5日

 今日は、主のマドンナの誕生日。おめでとう。

 さて、数日来、不具合が続いていたインターネットがやっと調子を取り戻したようだ。しばらく様子を見るが、今度はたぶん大丈夫だと思う。原因は、光を受信するアンテナが歪んでいたらしい。どうしてそうなったのか不明だが、今日、調整をしてもらった。インターネットの不具合は、ブログをアップ出来なくなるばかりでなく、全く情報を取れなくなるのが困る。

839w800  落柿窯の大屋根のてっぺんに取り付けてあるアンテナ。これが少し下を向いていたらしい。 

 ネットを繋いでもうすぐ一年になる。しかし、未だ全く理解は出来ない。

 主は、この間の休日に三人娘の助けを借りて棚板のコーティングをした。これで窯の掃除は全て完了。作品さえ出来ればいつでも窯が詰められる状態になった。リベンジの窯を早く焚きたいと思うが現実には来年になるだろう。

217w800_1  落柿窯の半地下式窖窯。築窯から20年を超えた。この間の思い出が去来する。成功の窯。失敗の窯。この窯からいろいろな作品が生まれた。改めて「落柿窯作品集」を見るとそのときの状況が思い出される。

 嬉しかったこと。ほろ苦かったこと。楽しい時間である。

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2007年6月 4日 (月)

梅雨入り前の庭

 梅雨入りまでのわずかの期間。今年は特に爽やかだ。天気予報に寄ると今年は北の高気圧が強くて、南にある前線が北上出来ないらしい。そのため梅雨入りが少し遅れる見込みという。今日も北の高気圧のおかげで爽やかな風が吹いている。

 今日はインターネットの不具合を修理するため職場を早退した。業者によると同じトラブルがあちこちで起きているようで、NTTも器具の改善を急ぐらしい。落柿窯の光も部品を交換して様子を見ることになった。このままトラブルが出なければ良いが・・・。

 6月に入って落柿窯の庭も季節を感じるようになった。

836w800  擬宝珠が花芽を伸ばして来た。爽やかな天気でも自然は確実に梅雨に向かっているのを感じさせてくれる。

834w800  花の少ないこの季節にドクダミの白い花が目に付く。手折るとくさいが、花は可憐だ。

 備前の小さな花生けに入れると、思いのほか良く決まる。

 そういえば、主が大事にしている薄胎の湯飲みの見込みにドクダミが描かれていたな。

837w800  蹲いの織部灯籠も夏草に覆われてしまった。これではせっかくの蹲いが台無しだ。

 紫陽花にはまだ早い。玄関前の沙羅が今年も沢山の蕾を付けている。

 憂鬱な梅雨も好きな花たちに囲まれると楽しくなる。今年の梅雨はどんな梅雨になるだろう。ただ、いつも梅雨の末期に来る集中豪雨で起きる災害だけは願い下げである。

 梅雨を楽しみたい。

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2007年6月 3日 (日)

女流陶芸家デビュー

 若い女流陶芸家がデビューした。もちろん備前焼作家である。落柿窯の主は、その女流陶芸家と親しいこともあって、今日、初窯の作品を見せてもらいに出かけた。今日は例の3人娘と一緒に。

 この陶芸家は若いが実にファイトがある。その証拠に、窖窯も自分で煉瓦を積み築窯した。もちろん土も自分で作る。 

 4月に窯を焚いたと言う話は聞いてはいたが、なかなか訪問する機会がなかった。今日やっとその機会があり、久しぶりに顔を合わすことが出来てとても嬉しい。

 さて、初窯の作品は、思考錯誤であったと言うが、良い出来である。食器を中心に、彼女の師によく似た作風だ。祝儀変わりに左馬の飯茶碗を求めたので写真をアップする。

835w800  見事に酸化焼成した窖窯の作品である。女流らしい作りにも好感が持てる。高台脇に陶印と左馬の印判が見える。

 窯は落柿窯をモデルに作家が独自に設計した半地下式窖窯だ。

 備前では、なかなか有能な女流が育たないだけに、この陶芸家には大いに期待したい。

 この女流陶芸家は 「泉 裕理」という。連絡先は電話 0869ー34-5760  作品が欲しい人はすぐに連絡すべし。窯が小さいだけに、作品は残り少ない。 

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2007年6月 2日 (土)

近づく梅雨

 6月に入り梅雨の季節が近づいた。今日は爽やかな風が吹いているが一日曇りがちの天気が続く。

 梅雨は、日本の四季の中で一番嫌な季節だが、一番重要な季節でもある。梅雨の雨が無ければ日本の清流は無い。従って日本の美しい自然も無い。もちろんも農業は成り立たない。

 頭ではわかっていても、やはり梅雨は憂鬱である。

 しかし、確実にやってくる梅雨を何とか楽しむ術を見つけて鬱陶しい季節を過ごそう。

 梅雨の季節に先ず思われるのは花菖蒲と紫陽花。どちらも雨がよく似合う花だ。

 落柿窯には残念ながら花菖蒲はないが、紫陽花は幾つか株があり、いずれも良い花を咲かす。今はまだ蕾なので咲いた頃写真をアップしたい。

 今日は梅雨入り前の落柿窯のたたずまいに止めたい。

831w800  茶室は風炉の季節になった。躙り口から露地を見ると、一段と濃くなった緑が目に入る。

 一人で小間の茶室に座っていると心が和む。

 「忙中閑あり」 日本人で良かった。

833w800  落柿窯に無い花菖蒲は茶碗に写して楽しむしかない。

 季節の茶碗を使う楽しみも良いものだ。

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2007年6月 1日 (金)

冷酒用片口

 酒呑みにとって備前の酒器は、一つの憧れであるらしい。

 備前で酒器と言えば、もっぱら徳利とぐい呑を指すが、これは茶席で用いるお預け徳利に代表される道具の所為だと思う。この二つのほかにも酒器として使うのに良い物があるので、今日はそれを紹介したい。

 居酒屋に行くとアルミの容器に酒を入れ、湯の入った鍋の縁に掛けて燗をして、ぐい呑みに注ぎわける。

 備前の片口はまさにそれだ。2~3合入る片口に冷酒を入れ、ぐい呑みに注ぎわける。または酒を片口に入れたまま電子レンジで燗をしても良い。ただし頻繁にレンジに入れると容器が割れることがあるので気をつけたい。

 備前で呑む酒は何故か旨い。おそらく、これも例の「Uレイ線」の作用であると思われる。

829w800_1  2~3合入る片口。

 大阪で「立ち飲み処《慶》」を開いている親類の話では、片口で酒を飲みたいと希望するお客さんが多いと言う。結構評判のようだ。

 片口にお気に入りの備前のぐい呑を添えて酒を楽しめば最高だろう。

 ただし、いくら酒が旨いと言っても飲み過ぎには注意すべし。

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