« 2007年3月 | トップページ | 2007年5月 »

2007年4月30日 (月)

窯焚き2日目

 暖かい陽光の中、窯焚きは順調だ。1日10時間以上炎を見ていると、やはり疲れがたまる。今日はまだ元気だが、窯焚きも3日目になるとそろそろ疲れが出てくるようになる。

 窯の火を見れいると自然に心が安まるから不思議である。パチパチと音を立てて燃える炎は何とも言えない良いものだ。

 主は、今日も、火に素直に燃えるに任せ、風と水も加わって、自然への感謝の気持ちを持ちながら窯焚きを楽しんだ。

 ちなみに、今日夕方、準夜勤担当のスタッフと交代した時の窯の温度は330度であった。

| | コメント (0)

2007年4月29日 (日)

火入れ

 窯焚きの期間、このブログを休むつもりでいたが、今日は初日。まだ体力があるようなので簡単に報告しておく。

 今朝、予定通り窯に火を入れた。外気がひんやりしていたので、窯の温度は14度からのスタートである。2日ほどは「もせ取り」と言われる湿気を抜く焚き方をする。ゆっくりと窯と白地を炎に馴染ませる。

 この期間は地味だが大切な時である。温度はまだ数十度しかないが、次第に火の勢いが増している。

| | コメント (0)

2007年4月28日 (土)

ブルーシート

 4月28日(土)窯焚きの準備が全て整った。後は、明日の朝火を入れるだけである。昨夜、急にスタッフの一人が体調を崩し、窯焚きが不可能になったためちょっとあわてたが、幸運にも変わりのスタッフが見つかり事なきを得た。変わりのスタッフを探してくれた人たちに感謝したい。落柿窯は、今まで多くの人に助けられてここまで来た。今回もまた助けて頂いた。本当にありがたい事である。一人ではなにも出来ないけれど、社会は相互に助け合って成り立っていることをまたしても実感した次第である。

717w800  いつものように、窯の焚き口の前にブルーシートをかけた。これで万全である。

 ブルーシートは結構役に立つ。風を防ぎ、目隠しにもなる。落柿窯の窯焚きにはいつもギャラリーが多いが、こうしておけば他に迷惑をかけることもない。

718w800  窯の中は現在17度。ここから5日間で1200度を超える温度にまで上げて行く。火の力は凄い。かつて、人間が畏敬の念で火に接したのもうなずける。火遊びは、間違えると大変なことになるが、十分管理すると偉大な力を発揮する。やはり窯焚きは楽しい。

719w800  窯焚きの期間は、このブログもお休みを頂くことになる。5月4日午後窯焚きが終わる。

 無事に窯が焚き終えられるよう祈って頂ければ幸いである。

| | コメント (2)

2007年4月27日 (金)

緑の風

 新しい年度が始まって、やっとひと月が過ぎた。明日から待望の連休に入る。毎年、この時期になると残雪の山が恋しくなるが、今はもうその体力が残っていない。

 例年なら、5月1日のメーデーに参加するのだが、今年は落柿窯の窯焚きと重なってしまい参加出来ない。憲法改正論議が高まる中、その手続きである国民投票法が成立しそうなこの時期のメーデーは、それに反対する落柿窯の主にとっても意義深いものであるが、窯の火を放っておいて参加するわけにも行かない。残念ではあるが致し方ない。許しを請うのみである。

 今日から連休にかけては、緑の風薫るさわやかな晴天が予想されている。絶好の窯焚き日和だ。

714w800  落柿窯の庭の新緑のモミジ。

 まさに緑の風が薫る。

 毎年、新緑を見ると何となく力が湧いてくる。同時に、生きながらえて再び春を迎えた喜びもある。

 主にとっては、桜よりも新緑である。

 今年は、新緑のこの時期に窯を焚く。なんと贅沢なことか。大いに楽しみたいと思う。

| | コメント (0)

2007年4月26日 (木)

緑の季節ー小手毬を生ける

 緑の風の中で小手毬が咲き始めた。落柿窯の庭には、かつては大手毬も咲いていたが、いつの間にやら姿が見えなくなって数年になる。庭の手入れを全くしなかった時期が続いたためであろう。良い花を咲かせていただけに惜しいことをした。

 この季節、落柿窯の庭には花が途切れることがない。初冬から咲き始めるサザンカに始まり、蝋梅、水仙、梅、数種類の椿、サンシュユ、海棠、山吹、小手毬、五月梅、スズラン、名前のわからない南方の果物の匂いの花、そしてアヤメ、最後は沙羅(夏椿)に紫陽花まで、ほとんど半年以上花が楽しめる。主にとってはこれ以上の幸せはない。

 主は、早速小手毬を手折って備前の一輪に入れた。「花は野にあるように生け」と利休さんは言うが、これが結構難しい。

 花を習った事のない主は、いつも気分で投げ入れるガこれでよい。

716w800  備前は魔法の花生け。備前に生けると全てが形になるから不思議だ。

 高さ8寸の耳付き一輪である。片方の耳から下にかけて、縦に一筋胡麻がかかる。

 野にあるように生けられているか?

 茶室の前にある株はこのように咲いている。

715w800  まだ咲き始めたばかりだ。蕾も多い。これから当分楽しめる.。若い緑の葉も花と同様、目に鮮やかである。

 

 

| | コメント (2)

2007年4月25日 (水)

黒い備前

 「3月の風と4月の雨ガ5月の花を咲かす。」 このイギリスの童話の中の言葉は今まで度々書いてきたが、これはイギリスに限った事ではない。日本でも同じだ。

 4月に入って日替わりで降る暖かい雨のおかげで、山の木々が一斉に芽吹いてきた、

 いよいよ山嗤う季節である。通勤の山越えの道の両側の木々も美しい新緑に変わた。主にとっては嬉しい季節。

 今朝まで降っていた雨も昼までに上がった。これから、ゴールデンウイークの前半にかけて良い天気が続くようだ。

 窯焚きの期間中、晴天であってくれることを祈る。

 20年を超える落柿窯の窯焚きの歴史の中で、ただ一度、梅雨の最中に窯を焚いた事がある。そのころは窯の周囲の設備環境も現在ほど良くなかったため、降り続く雨が窯に大きく影響した。

 その結果、黒い備前が出現した。今はそのときの作品はほとんど残っていないガ、偶然、水屋も奥から、そのときの皿が出てきた。ちょっと面白いので紹介する。

712w800  7寸の皿。

 窖窯独特の美しい胡麻だが、肌が黒いためよくわからない。しかし、よく見ると見事な胡麻だ。緋襷は、赤くなく金化している。明らかに湿りの影響であることがわかる。

 あの時以来、梅雨時の窯は一度も焚いていない。なお、この皿も「落柿窯作品集」に登載しているのでご覧頂きたい。

| | コメント (0)

2007年4月24日 (火)

プロの凄さ

 なんの世界でもプロの仕事は凄い。アマチュアとは全く別物である。陶芸の世界でもそれは同じ。今夜は落柿窯の拙い作品ではなく、本物のプロの作品を紹介したい 

 今夜紹介する作家は主が尊敬している備前の重鎮である。

 早速作品を見て頂こう。

707w800  6寸ほどの手鉢である。登り窯の焼成。桟切と赤いぼた餅が良く出ている。裏はしそ色。轆轤の切れも見事である。

  半月に曲げると曲げた部分にキズが出やすいが、この手鉢にキズはない。

 もっぱら茶席の菓子器として使うために作られたものと思う。

 この器にに乗せる菓子は何が合うか考えるだけで楽しくなる。やはり上用か。

708w800  箱には備前 手鉢とある。

710w800  輝かしい陶歴が並ぶこの作者の栞。

 落柿窯の主は常々この作家の轆轤を何とか盗みたいと思ってやっているが、未だ遠く及ぶところではない。

 この作家の名は「高原 敏」という。 

| | コメント (0)

2007年4月23日 (月)

「ゆりかご」のように

 窯詰めを終え、主も窯の中の白地(素地)も、今、しばしの休息の時を過ごしている。

 窯は母の胎内。火ガはいると、白地は1200度を超える高温の炎の洗礼を受け陶器に生まれ変わる。産みの苦しみの後の出生すなわち窯出しは、感動的であり、心が躍る。

 年に一度のドラマがもうすぐ始まる。いつもの事ながら、楽しみでもあり、不安でもある。

 それにしても、主の全身筋肉痛は火入れまでに直るだろうか心配だ。

,

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年4月22日 (日)

鏡を閉じる

 雨天の今日、窯詰めを終えた。通算して4日かかった事になる。この間、姉が主宰する陶芸教室の人や、若い三人娘、それに焼き物仲間に助けられて無事に鏡を閉じる事が出来た事を感謝したい。これで予定通り29日の朝に火が入る。

706w800  いつもの事ながら、狭い窯の中での作業は大変であった。とうてい一人では窯詰めは出来ない。助けがあったればこそである。重ねて感謝。感謝。

 落柿窯の主の歳になると、窯詰めの作業は結構きつい。今回も、体力の限界を感じた窯詰めであったガ、今、鏡を閉じてほっとしている。

217w800  これが窯詰め前の落柿窯である。

 窯詰めの途中では写真をアップしなかった。前にも書いたが、これには訳がある。窖窯は窯詰めが重要な要素であり、落柿窯のような遊びの窯でも多少の工夫を要する。知りたい人は汗を流すしかない。窯焚きもまたしかりである。

 何はともあれ、落柿窯の祭りが順調に進んでいる。 

| | コメント (2)

2007年4月21日 (土)

山吹の花

 曇り空の下で山吹の花がきれいに咲いている。一重の白花。茶室の前にある。

704w800  竹垣に絡んで咲く山吹の花。背丈は竹垣と同じくらいだが、花の数は多い。この花も儚い命で、咲いたと思ったらもう散っている。そこが良い。

702w800  茶室の門。小さな粗末な門だが落柿窯の茶室に良く似合って丁度良い。。

 遠くは花曇りの空。

703w800  花曇りの茶室全景。遅咲きの椿が見える。種類は忘れてしまったガ、毎年、びっくりするほど大きな赤い花を咲かす。

 躙り口の前には、小手毬ガあり、ずいぶん蕾が膨らんできた。もうすぐ花を咲かすだろう。

 今日は窯詰め三日目。ほとんど詰まったが、予想通り白地が少し足るない。急ぎ作る。

 窯を詰めていたら、窯の側に大皿が一枚転がっていた。灰を被ったままで放っておいたもの。洗って見ると結構きれいに焼けている。

705w800  40センチの大皿。

 水洗いすると色が出てくる。備前は水との相性が良く、使うときは必ず濡らして使うのが原則であることはこのブログでも度々書いてきたのでご存じだと思う。

 明日は窯詰めの最終日。足りない白地を今夜の内に作ろうと思う。

 

| | コメント (0)

2007年4月20日 (金)

穀雨の頃

 今日は穀雨。畑の準備が整い、春雨が作物を育てる頃である。太陽暦では4月20日頃とされる。旧暦では3月。これから立夏までがこの時期に当たる。そろそろ夏野菜の苗を植える時期だ。

 今日は、シルバーさんに落柿窯周辺の草取りをお願いした。おかげで、庭も窯の周りもきれいになった。これで落柿窯の祭りが迎えられる。

695w800_1  落柿窯のおかしげな門?。屋根は古い大瓦だ。草がなくなり庭らしくなった。奥に茶室が見えている。

698w800  茶室の前庭。モミジの新芽が美しい緑になってきた。

699w800  枝折戸から蹲に続く。枝折戸の脇にあるドウダンツツジがスズランに似た可憐な花を付け始めた。背丈1メートルほどの小さな木だが結構たくさんの花を付けてくれる。

694w800  咲き始めたドウダンツツジ。白花である。ドウダンツツジは花も良いが、秋の紅葉も美しい。

 主が一番好きなツツジだ。

 明日から再び窯詰めを始める。天気が悪くなる予報が気になるが、何とかなるだろう。この週末で窯詰めを終わりたいと思っている。

 今日も、ニュースが発砲事件を報じている。いつから日本は無法地帯になったのだろう。国のトップが毅然たる態度の表明をしない国である事も大いに影響しているように思う。

 市民の安全は誰が守るのか。まさか軍隊ではないでしょうね。

| | コメント (0)

2007年4月19日 (木)

旧の雛祭り

 暦を見ると、今日が旧暦の雛祭りとなっている。そういえば、今、桃の花が満開である。「桃の節句」とはよく言ったものだ。かつて、日本人は自然の営みと生活を共にしていた。それが四季のある日本の時間の流れに最も合致したものであった。

 しかし、太陽暦を使うようになってから時間にズレが生じている。。言葉だけが残り、行事が自然と呼応しなくなった。雛祭りはやはり今の時期が相応しいと思う。

 今日、雛祭りに合わせたかのように、春の貝を頂いた。

692w800  このあたりでは「アラメ」と言うらしいが、正式名は知らない。早速、春の吸い物にしようと思う。

 今日は昨日とうって変わって暖かい春の陽気だった。山の木々も少しずつ緑が目立ち始めた。

 しばらくすると、一気に「山嗤う」季節に変わる。

 ちなみに、今日頂いた「アラメ」の貝殻は、焼き物の白地を窯に詰める時の足として使う事も多いらしい。一度、この貝殻を足に使ってみようと思う。

 そうそう、銃撃事件に関しての安倍総理のコメントに、何故か「裏」のにおいを感じるのは主の思い過ごしだろうか。

| | コメント (0)

2007年4月18日 (水)

「しゃが」を生ける

 鬱陶しい雨模様の中で「しゃが」が咲いている。この花は元々明るい晴天は似合わない。日陰を好み山地では陰地に群生する。今日のような天気は丁度良い。

 主は以前、琵琶湖の北部にある古戦場、賤ヶ岳(しずがだけ)山腹の林の中で大きなしゃがの群生に出会った事がある。それは見事な群生地であった。足下一面に咲くしゃがの花は漂う如く幻想的に浮かんでいた。それはあたかも、戦国武者の魂を鎮魂するかのようであった。

 落柿窯のしゃがは、そんなに大きなな群生ではないガ、毎年、この季節になると花を開く。花のイメージは明るくないが、主はこの花が好きで、備前の器に良く生ける。今日も雨に濡れたしゃがを摘み、備前の壺に生けた。

691v800  しゃがはアヤメ科だが花は小さく白い花びらに紫斑ある。中心部は黄色い。

 漢名は「胡蝶花」と言うらしい。

 今日は、季節が一か月も戻ったような寒さだ。この気温の変化には身体がついて行かない。

 窯焚きを前にして、今体調を崩すことは避けねばばならない。今週末、残りの窯を詰め、後は火入れを待つのみだ。

 しゃがと備前もよく似合う。やはり備前は良いね。

 

| | コメント (0)

2007年4月17日 (火)

暗い社会?

 日本でもアメリカでも銃撃事件か起こった。憂慮すべき事態である。どちらの事件も未だ背景はわからないが、いずれにしても、あってはならない事件である。捜査機関の徹底した捜査を望みたい。

 さて、このところ春の不順な天気が続いている。「春に三日の晴れ間なし」と言われるが、まさにその通りだ。これも、五月の花を咲かせるための自然の恵みであると思いたい。

 昨夜は大皿に木苺の枝を置いてみたが、その枝を備前の一輪挿しに生けておいたところ、今日、帰宅したら生き生きとよみがえっていた。

687w800_1  あまりに見事なので写真に撮ったが、この写真を見ると備前の花生けの魅力がよくわかる。

 なんでもない寸胴の一輪に過ぎない花生けでも、これだけ花を生かしてくれる。まさに魔法の焼き物である。

 備前の魅力の虜になると、落柿窯の主のように窯を持つというとんでもない事に成ってしまう恐れかあるので、備前好きも、ほどほどにした方が良いように思う。

689w800  落柿窯の玄関。明かり取りは微笑みに変わった。花が一輪あるだけで潤いが出てくれる。

 それにしても、落柿窯は当然の事ながら備前だらけである。

| | コメント (0)

2007年4月16日 (月)

木苺の花

 今年も、また、木苺の花が咲いた。毎年、桜が終わるこの時期に、白い梅に似た花を付ける。

 落柿窯の近くにある木苺は、主が小学生の頃植えたものが隣の敷地で生きている木だ。白い花は可憐である。一輪、備前の花生けに入れると茶花としてもよく似合う。初夏の頃、黄色い小核果から成る集合果(粒状の実)を付ける。郷愁を誘う優しい甘さだ。

 子供の頃、この木苺の実や桜桃、桑の実、野生のグミを食べて遊んだ。今では、もうほとんど見ることもない。あの豊かだった日本の自然はどこに行ったのか。今、自然を壊した張本人達ガ盛んに口にする「美しい日本」の言葉が、なんとも白々しく聞こえてならない。

679w800  木苺の花。

 広辞苑によれば「バラ科キイチゴ属の落葉小低木の総称。広く我が国の山野に自生。幹・葉共にとげがあり、茎は叢生。晩春、葉腋に梅花に似た白色、まれに紅色の五弁花を開く。・・・」とある。

682w800  一輪、手折って備前の花生けならぬ備前の大皿に入れてみた。

 これはこれで絵になっている。やはり備前は万能だと改めて関心した。

 この皿は「落柿窯作品集」に登載してあるのでご覧頂きたい。

| | コメント (1)

2007年4月15日 (日)

窖窯を詰める

 昨日から始めた窯詰めガやっと3分の2終わった。後は次の週末に詰める。狭い窯の中での作業は結構辛い。大きな窯なら腰を伸ばすことも出来るが、落柿窯は小さな窖窯なので、終始、中腰を強いられる。その上、重い棚板を上腕だけで持ちあげなければならない。慣れてはいるが、やはり大変な作業だ。今日も、陶芸教室の人や焼き物仲間に助けられて窯詰め作業は順調に進んだ。感謝である。

 窖窯の窯詰めは、いくつかポイントがあるガ、ここでは公表しない。知りたい人は、窯詰めを手伝いながら盗む以外ない。このポイントは重要で、間違えると焼けないことが多い。

 今朝、花曇りの空を久しぶりに気球が飛んでいた。山の木々も芽吹きが始まり、もうすぐ山嗤う季節になる。

677w800  今朝は風もなく、のんびりした空の散歩のようであった。これも季節の所為だろう。今、山ツツジ(三つ葉ツツジ)が満開である。

 落柿窯の庭のモミジが芽吹いた。もうすぐ赤ちゃんの手のような可愛い葉に変わる。

| | コメント (0)

2007年4月14日 (土)

春爛漫

 今日から窯詰めを始めた。昨夜の嵐は心配したが、今朝は天候が回復して、春本番の陽光が暖かい、絶好の窯詰め日和であった。

653w800  春爛漫。タンポポが咲き乱れる畦道だが、最近レンゲ畑がなくなった。子供の頃、レンゲの密をすい、花束で王冠を作って遊んだ日々が懐かしい。今の子供達はレンゲ畑の温かさを知らない。かわいそう。

 窯の中で長時間無理な姿勢をしていたら、足がつってしまった。明日からの窯詰めがきつそうだガ、何とか頑張るしかない。明日も仲間が助けてrくれる事になっているので心強い。

 今日は5列ある窯の内、5列目と、4列目の一番下の段を詰めて終わった。後、2~3日かかる予定だ。

今日は疲れた。この記事を書いている間も居眠りをしている。

.

 

| | コメント (0)

2007年4月13日 (金)

カタクリの花

今、県北ではカタクリの花が見頃を迎えている。毎年、桜が終わるこの時期に見頃となる。

 かつて、カタクリの根(球根)はデンプンの供給源であった。いわゆる片栗粉である。現在ではジャガイモからデンプンを取るが、名前は相変わらず片栗粉だ。

 落柿窯の主は、かつて山に入っていた頃、4月の剣岳早月尾根1500メートル付近で、尾根一面に咲くカタクリの花に出会って以来大ファンになり、岡山県北のカタクリの自生地を探した。その結果、尾根の全てがカタクリという自生地に出会うことが出来た。

 この自生地に主が通い始めた頃は見に来る人も少なかったが、今では周辺がきれいに整備され、公園のようになっている。地元の人たちによって長く守られてきた自生地が、心ない人たちに荒らされることのないことを願うばかりだ。

Imgw800  薄い赤紫のカタクリの花。実生から花まで7~9年ほどかかる。

 カタクリの花の歴史は古く、万葉集ではカタカゴとなっている。

 万葉集(19)「寺井の上のかたかごの花」。花の雰囲気は極めて高貴である。

 今夜は春の嵐。花散らしの雨だ。今年は3月から4月にかけて寒い日が多く、桜の花が長く楽しめたシーズンとなった。

 落柿窯の主は、今夜は元気がない。国民投票法案か衆議院を通過した所為もあるが、年齢の所為もあるようだ。今夜は横着を決め込むことにした。

675w800  今夜の皿は彗星ガ尾を引いて飛ぶような尾を引くボタ抜けの叩き皿。 

 20センチ×18センチ。

 赤く流れるボタが面白い。この皿は炎が煙道へ急速に抜ける場所で出ることがある。これも炎のいたずらだ。、

| | コメント (0)

2007年4月12日 (木)

矢車菊

 今、落柿窯の畑に矢車菊が咲いている。矢車草と呼ばれることもあるが、ほかにユキノシタの仲間で山に自生する同名の植物があるため矢車菊が正式名称になっている。

 矢車菊は、その姿に似合わず強い花だ。畑のあちらlこちらに株が広がって、ブルー、ピンク、ホワイトなど色合いも多彩である。

664w800  一見、可憐で弱そうに見えるこの花は、思いの外強い花だ。ヨーロッパ原産で、あちらでは麦畑によく咲くようで、「コーンフラワー」とか「セントレア」とか呼ばれる。

 特に、その高貴なまでのブルーの花の歴史は古いようだが、主は詳しいことは知らない。

665w800  畑にはブルーの花も咲いている。淡いその色合いは見事であるが、上手く写真に撮れなかった。また条件の良い日に挑戦したい。

 矢車菊の名の由来は、鯉のぼりの竿の先に付く矢車から来ている。

 

 今夜の落柿窯の主の仕事は、マグカップの本体をひいた。

674w800  マグカップは、揃いでなければならないということもなく、自由度が大きいので作っていて楽しい。丸いもの。四角いもの。歪んだもの等、何でもありだ。

 マグカップは、たっぷりのコーヒーやミルク、ジュースなど何でも来いの器。若い人に特に人気が高い。その割には、落柿窯のマグカップは残り気味である。原因は何?。

 さっきのニュースで、国民投票法案が国会を通過し、近く成立する見込みであるという。憲法改悪が急速に進むだろう。急に暗い気持ちになった。

| | コメント (0)

2007年4月11日 (水)

落柿窯の祭

 今年も、やっと落柿窯の祭りの日が近づいた。商売の窯ではない落柿窯にとって、年に一度の窯焚きは、まさに祭りである。

 この窯には主の作品と共に、姉達が主宰する陶芸教室の作品や、この間から頑張っている若い女性達の作品、その他、いろんな人が持ってくる白地が入る。

 もちろん、窯焚きは作品を入れた人がみんな集まり、わいわいがやがやと賑やかである。集まって来た人たちはみんな窯焚きの体験が出来る。プロの窯では絶対にあり得ない光景がいつも展開する。プロの人は皆口を揃えて「ここの窯焚きは楽しくていい」と言う。

 生活のかかっていない落柿窯は、楽しみが先に立つ窯だ。

 今夜は、昨夜のソーサーと徳利一本を仕上げて早めに切り上げた。

672w800  このところ、「春眠、暁を覚えず」ではないが、朝の目覚めが遅くなることがある。昨日は寝過ごして、もう少しで仕事に遅れるところであった。

 今夜は早く寝ようと思うが、国会では憲法改正の国民投票法案が上程されようとしている危惧すべき事態であり、のんびり寝てはいられない状況になっている。

 こんな重大な時期に、のんきに窯焚きなんぞしていてよいものか、大いに気になるところである。。

 

| | コメント (0)

2007年4月10日 (火)

平和な社会で陶芸を

 最近、日本が世界に誇れる平和憲法である日本国憲法を変えて堂々と戦争の出来る国にしようとする動きが強まっている。

 そんな中、今日、落柿窯の主は愛知大学教授、小林武先生が書かれた論文集「平和的生存権の弁証」を見た。

 この論文集は、先生ガ永年に渡り平和憲法を研究してこられた集大成である。

 この本の前書きに、今、改憲論議が強まる中、九条の改定と共に平和的生存権の削除をもくろむ勢力に対し、「人々を平和の権利主体とし、国に平和の道を歩むことを命ずるこの憲法を、今変えるべき理由は何もない。これを生かし、広め、守って、なんとしても次の世代に引き継ぎたい、と心より願う。」と明確に言われる。 

 落柿窯の主も全く同感である。難しい理論はこの本に任せるとして、平和でなければ陶芸を楽しむ事は出来ない。以前にも書いたが、二度と備前焼の手榴弾を作る事態になって欲しくない。軍靴の音は聞きたくない。

 今夜は昨夜に引き続いてコーヒーカップのソーサーをひいた。

671w800  これで何とか本体のカップの数だけ出来た事になる。

 窯詰めが近くなると、あれもこれも作っておけば良かったと思うことが多いが、これも、いつもの事。

 大きなものは乾燥が間に合わないので、小物をもう少し作ることになろう。

670w800  皿の後、残った土で徳利を一つ。

 徳利を作るのは楽しい。酒が飲めない主も、徳利の形は好きだ。陶芸を始めた頃、初めて徳利がひけた時は感激した事を思い出す。

 今夜、窯焚きのスタッフが決まった。最強のメンバーと言える。窯焚きが楽しみである。14日から、いよいよ窯を詰める。

 そういえば、今日は主の誕生日だった。

| | コメント (2)

2007年4月 9日 (月)

リベンジの叩き皿

 今日も昼を過ぎると雨になった。強い雨ではないガ、連日の雨は少々嫌になる。それでも、まだ桜はしっかりと残り、新入生を迎えている。新しい門出には桜がよく似合う。だがそろそろ花散らしの雨になる頃だ。。今年も桜の季節が行く。

 落柿窯の主の今夜の仕事は、昨夜のソーサーの仕上げ。それに先日割れた叩き大皿のリベンジとして、再び「叩き四方皿」を作った。

668w800  ソーサーの高台を削り出した。

 コーヒーカップとソーサーはセットにして焼成すると効率が悪いので、それぞれ別に窯詰めする事が多い。今回の窯詰めでは、どうするかまだ考えていない。

667w800  55センチ×30センチの叩き皿。

 今回は、性質の違う2つの土を合わせて叩いた。

 こうしてみると落柿窯の主には意匠のセンスがないが、それでも、今度こそ割らずに焼きたいと思う。

 今夜、窯焚きのスタッフがどうにか確保出来た。これで後は窯詰めの作業だけになった。いよいよ今週末から窯詰めにかかる予定である。

| | コメント (0)

2007年4月 8日 (日)

コーヒーカップ

 今日は、午前中汗ばむ程の陽光に誘われて畑に出た。周辺の草を刈り、冬の名残の野菜を始末してトラクターを入れた。夏野菜は、これからが植え時だが、夏草の始末が出来そうにないので、今年も畑を休ませようと思う。

658w800  落柿窯の畑は土が肥えているのか、良い野菜が出来る。退職後は自給自足の生活をしようと思っている。

 春本番になって、落柿窯のシンボルである柿の木もようやく芽吹いてきた。全てが萌え出ずる春。もうすぐ山も嗤う。

660w800  柿の芽吹いたばかりの新芽は瑞々しく、幼い緑である。

 主はこの緑が何とも好きだ。あたかも生まれたばかりの赤ちゃんの如く愛おしい。

661w800  何とも言えない新鮮な緑。春の芽吹きには感動すら覚える。

 今年もまた美味しい実がなるだろう。

 今日も夕方から小雨が降っている。植物を育てる雨。これから、一雨事に緑が深まっていく。

 今日は、午後から昨日ひいたコーヒーカップを仕上げたガ、後、ソーサーを作らねばならない。マグカップに比べてコーヒーカップは手がかかる。

655w800  高台を削り、取ってを付けた。今夜は夜なべ仕事でソーサーをひくことになる。

656w800  これが本体の形。これにソーサーを合わせたイメージは下の写真の様になる、

662w800  これが落柿窯のコーヒーカップ。

 このカップとソーサーは前回の窯の作品である。

| | コメント (0)

2007年4月 7日 (土)

花、花、花そして花

 この時期、花と言えば桜だが、あまのじゃくの落柿窯の主は、みんなが桜に浮かれるときはあえてそっぽを向いてしまう。

 今日アップする花は、落柿窯の周辺のありふれた花である。

637w800  日陰の草の中に咲く「しゃが」。」

 毎年花を咲かす大きな株である。

638w800  大根の花。前にも書いたが、黄色い野菜の花の中にあって、白い花は大根の花くらいである。

 予想以上に可憐な花に感動する。

640w800  春菊(菊菜)の花。

 倒してしまうのがもったいない気もするが、後、少しの命。

639w800  先日アップしたブロッコリーの花。

 華やかだガ、そろそろ散り始めた。。

641w800  ここからは、今、落柿窯の周辺に咲いている水仙。名前は知らない。

642w800  隣の畑に咲く水仙。株が畑一面に広がって、あちらこちらで咲いている。

645w800  落柿窯の庭の水仙。小さな良い花である。

 従妹の工房からひと株もらってきて3年目。しっかり根付いてくれた。ニラ水仙と言うらしい。

647w800  この水仙も従妹の工房からの移植。上の水仙と一緒にもらったもの。黄色い小さな花ガ良い。

646w800  庭石の陰で、こんな風情で咲く2種類の水仙。

648w800  今日の花の最後は庭に植えて2年目の海棠。これも桜の名が付くが「ソメイヨシノ」ではないからまあ良かろう。

 イギリスの童話の中に「3月の風と4月の雨が5月の花を咲かす」という言葉があるが、イギリスの緯度は北海道と同じ。山陽道のこのあたりでは、今が花の季節。厳しい冬を越えて春を待つ気持ちは世界共通である。

 今日も、落柿窯の主はいつもの土曜日のように、疲れを取ることに専念してぼんやりしていたが、夜、気を取り直して、作るのを忘れていたコーヒーカップの本体をひいた。仕上げは明日になる。

649w800  今朝、来週からの窯詰めに備えて、窯道具を注文した。いよいよ窯を焚く気運が高まってきたが、後はスタッフを探さねばならない。

650w800  ブロッコリーの花を備前の花生けに入れてみた。工房が華やぐ。 

 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年4月 6日 (金)

花よりシゴト

 桜が見頃となった。桜の名所では、今夜は大いに盛り上がっていいることだろう。日本人は桜が好きだ。西行さんも、秀吉もみんなが桜を愛している。テレビの中では桜を背中にしょっている者までいる。

 桜は日本人の心の花と言って良い。

 桜は突然咲き始め、潔く散って行く。その儚さが日本人が好む所以であると思うが、さて花見に行っている人の何人が桜を愛でているのか、主はいつも不思議に思う。見ていると、花見客のほとんどは焼き肉とカラオケ。静かに花を愛でる人は少ない。焼き肉とカラオケなら何も花の下でなくても良かろうにと、つい思ってしまう。

 主はそんな花見客を見るのが嫌で、ほとんど花見に行ったことがない。

 この時期、県北の山に入ると山肌のあちらこちらが淡いピンクに盛り上がっている。山桜である。近づこうにも道はなく、遠くからただ眺めるしかないが、何とも癒される風情である。前にも書いたが、山桜は乙女の清楚さガあり、それでいて華やかでもある。有名な吉野山の上、中、下の千本桜も山桜だ。西行さんか魅せられたのも山桜だったからだと思う。

 落柿窯の庭に山桜を一本植えたくなった。

 こんな花見日和の夜も主は仕事である。今夜は昨夜の皿と菓子鉢を仕上げた。

632w800  6寸の菓子鉢。

 一部を変形させてアクセントをつけた。焼成すると変形させた部分にキズが入ることがある。今回は無傷であればよいが。

633w800  8寸の皿。

 イメージよりやや深くなった。焼成後は7寸にまで小さくなると思う。

634w800  これも同じく8寸の皿。こちらの方はイメージした深さになった、これも焼成後は7寸になる。

635w800  7寸の菓子鉢。シンプル・イズ・ベストといえる。多用鉢として使うのも良いと思う。

 焼成後は6寸近くまで小さくなる。菓子鉢としては手頃なサイズである。

636w800  白地も次第に増えてきた。ここまで来たら「足りなかったらどうしよう」という強迫観念を振り払って来週末から窯詰めを始める事に決めた。

 窯焚きは一人では出来ないので、これから急いでスタッフを集めなければならない。

| | コメント (0)

2007年4月 5日 (木)

清明

 今日は二十四節気の一つ「清明」。すがすがしく、明るくて美しい事をさす。太陽暦では4月5日頃。花が咲いて、空気はさわやかであり一番良い時期。

 沖縄では「しーみー」と発音するようだガ、この日は清明祭ガ行われる。親族が先祖の墓の前でご馳走を囲んで供養する祭りだ。中国でも同じ習わしだという。沖縄の墓は大きな部屋のようになっており、親族はその中でお祭りをする。沖縄では、梅雨の前の今の時期が一番良い季節なのであろう。

 今日は、清明に合わせたかのような良い天気になったガ、気温は低めである。この分だと、この週末が岡山の桜の見頃と思われる。落柿窯の近くの山上にも桜の名所はあるが、主は花見どころではない。

 友人の若い「やきもん屋」が散歩の途中、モズの声が「徳利はひけたか」と聞こえるとユーモアたっぷりに彼のブログに書いていて、思わず笑ってしまったが、落柿窯の主にはきっと「白地はできたか」に聞こえるだろう。

 その白地作りは、相変わらずの牛歩戦術。本当に窯が焚けるのかな。

630w800  今日の夜なべ仕事。

 八寸皿二枚。菓子鉢二枚のみ。

 どう見ても、まだ足りない

631w800  急ぐ旅でもないし、連休にダメならその後でも良いが、やはり良い気候の時が良い。

 窯焚きは暑くても寒くても負担が大きい。主の健康を考えるとやはりこの時期が一番だ。 

| | コメント (0)

2007年4月 4日 (水)

花冷え

 黄砂が一段落したと思ったら今度は花冷え。自然のいたずらは面白い。東京では雪を観測したとか聞くと、暖冬の揺り戻しが来ているのではないかと思ってしまう。いくら地球温暖化といっても、そんなに急激な気温の上昇はあり得ない。一年の平均気温はだいたい一定しており、2月が暖かかった分だけ、3月、4月にそのツケが回って来たのだろう。自然は正直である。

 昨夜のハプニングのおかげで、一昨日ひいたぐい呑みの削りのタイミングを逸した。今夜削ったが、ずいぶん苦労した。削りのタイミングの大切さを痛感する。それでも何とか仕上げた。やっと目標の60個になったので、明日からは8寸皿を10枚ほど作らねばならない。窯詰めまで後10日。もう少し白地が足りない。

628w800  先日の「木の葉大皿」が大分乾いて来た。この土は思った程収縮しないようだ。

 この皿の窯詰めの場所はすでに主の頭の中にある。

 焼成後のイメージも出来ているが、果たして思い通りに焼けるかどうかは窯から出して見るまではわからない。だから無釉の焼き締め陶は面白い。

629w800  大きさも形も変化に富んだ(?)ぐい呑み。窯詰めの時、作品の隙間を埋めたり、その他、窯詰めの小道具として使う。 こんな使い方をすると、時として、思いも寄らない焼けになることがある。それも楽しみの一つである。

 これから実際に窯詰めに入るまで、主の頭の中で何度も窯詰めのシミュレーションを繰り返す事になる。これもいつもの事だ。それら全てが陶芸の楽しみである。

| | コメント (0)

2007年4月 3日 (火)

ハプニング

 今夜も西行さんの桜を肴にしようと思っていたら、とんでもない事が起きた。

 30年近く、落柿窯の主の命をつないでくれている薬に不具合が発生した。明日が診察日だという前日。そのため予備の薬も手持ちがない。病院に電話したら「すぐ来るように」とのこと。普通なら明日の診察まで待つのだが、この薬は主の命をつないでいるため一回でも欠かすことが出来ない。仕方なく、夜の病院を往復した。

 おかげで、今のところ体調に変化はない。

 それにしても落柿窯の主は良く生きていると思う。この病に取り憑かれてからも山に登り、岸壁を登攀し、雪山を登り、スキーもして来た。さすがに、今は山には登れなくなったが、また再び山に入りたいと、いつも足首にウエイトをつけて歩いている。

 陶芸を始めてからも、結構きつい仕事なのに20年も続けてきた。

 こんなに生きられたのは、おそらく医学の進歩と主の「生きること」への執着心のためであろうと思う。

 主は、20代後半からの入退院を繰り返す生活の中で「生きること」の尊さを知った。それからの主は「生きること」を第一義に考えるようになった。

 ただ、生きているだけでいい。生きていること、それ自体が尊い。

 希望の持てない社会の中で、自らの命を絶つ若者が多いのは悲しい事だ。自ら命を絶つ前に、もう一度周りを見て欲しい。こんな社会であっても生きる場所は必ずある。急がずゆっくり生きてみよう。

615w800  自然は嘘をつかない。

 自然と共に生きる事は本当にすばらしい。

 自然と共に自然に生きよう。

613w800  椿の花の命はほんの数日だが、春になると決まって美しい花を見せてくれる。これも椿が生きているから。

 椿は逆境にあるほど美しい花を咲かす。

| | コメント (0)

2007年4月 2日 (月)

桜と西行さん

625w800  「願わくば 花の下にて春死なむ その如月の望月の頃」(西行) 

 まさに、今日が旧暦の2月15日。如月の望月。

 せっかくの夜桜も、冬を思わせる寒さに震えているが、満月の桜は匂うガ如くである。

 西行さんの時代、ソメイヨシノは、まだ、生まれていなかったから、彼が愛でていた桜は山桜であったろう。山桜は乙女のように清楚であり、それでいて華やかである。漂白の歌人、西行さんが、その魅力にとりつかれたのも無理からぬことだ。世間を捨て、執着を捨て、旅する西行さんも、10万本の吉野の桜の前では立ち止まらざるをえなかったようで、その歌が残されている。

 「花に染む 心のいかで残りけん 捨て果ててきと おもふわが身に」

 それほど西行さんを虜にした満開の桜の下で、釈迦が入滅したといわれる2月15日、すなわち如月の望月に逝きたいと願う気持ちはよくわかる。

 西行さんは、結局、釈迦の後を追うように、2月16日に没したと言われる。何とも羨ましい話だ。

 満開の桜の下、優しい月の光に抱かれて桜吹雪に埋もれるように逝きたいと願うのは西行さんばかりではない。

 落柿窯の主もまた同じである。主は、生まれたのも春なら逝くのも春でありたいと願う。それが出来れば、これほどの幸せはない。

 願わくば、山桜のような乙女等に抱かれて逝けたら、まさに極楽であろう。

619w800  今日、黄砂が降る中、職場の近くの花を愛でた。

 主はソメイヨシノがあまり好きではない。あの厚化粧のようは風情よりも、山桜の清楚な華やかさを好む。しかし、街中では山桜の姿はほとんど見ることが出来ない。

624w800_1  岡山市内を流れる西川沿いの桜。

 昼ともなれば、ベンチや広場で弁当を広げ、花見を楽しむ人が多い場所だ。

 

 山桜が見られないなら、せめて、この季節にお目見えする花の茶碗で茶を楽しむしかあるまい。主の持っている茶碗はいずれも山桜である。

626w800  お気に入りの花の茶碗。今の季節にしか使えないが、結構楽しんでいる。

 

627w800  茶箱用の茶碗。両手のひらにすっぽり収まる程の大きさ。

 この清楚な絵柄が主は特にお気に入りである。

 この茶碗を抱えて、桜の下に行きたいと思う。

| | コメント (0)

2007年4月 1日 (日)

春の雨

今日も春の雨になった。暖かい雨に春の草がぐんぐん伸びる。この間まで枯れ草だった野原はすっかり緑の絨毯になった。

 今日はホームセンターで草刈機の燃料を買ってきた。来週は落柿窯周辺の草刈りになる。畑も名残の野菜をトラクターで鋤込まねばならない。来週あたりから忙しくなる。

 午後、若い娘達が窯詰め前の最後の陶芸教室にやって来た。午後から半日ほとんど休まず頑張れるのは若いからだろうが、主にとっては羨ましい限りである。今日も彼女達の努力の成果をアップする。

617w800_1  これが半日の成果。

 ビアマグ、一輪、箸置き、小皿それにシーサーの置物まで多種多様である。中でもシーサーの置物には驚いた。沖縄土産のシーサーを手本に、結構短時間で作り上げたのは見事であった。先日の象の置物も同人である。

616w800  なんとも愛嬌のあるシーサーである。シーサーというより猫に近いようにも思うが、本人は笑ったシーサーだと満足げであった。そういえば作者に似ているのかも知れない。

 主は昨夜のぐい呑みを仕上げただけで、後は若いパワーを頂いた一日であった。

 明日から新年度が始まる。同時に主の定年まで2年のカウントダウンも始まる。

 

| | コメント (0)

« 2007年3月 | トップページ | 2007年5月 »