2009年12月24日 (木)

冬の小鳥

 今日は穏やかな晴天が広がった。工房の前で日向ぼっこをしていたら、目の前の梅の木で、チュンチュンと賑やかな小鳥の声がする。群れているようだ。目を凝らしてみたけれど、小さな小鳥で、はっきり姿が確認できない。なんとなく、お腹のあたりが白いように見える。。PCで探してみたら、どうやら「エナガ」らしい。

P1010446w800  のどかな冬の日に、小鳥の声を聞きながら、のんびりした時間が流れるのはいいもんだ。

 主は、仕事もせずに毎日怠惰に暮らしている。

 これ以上の幸せは無い。

 今日の落柿窯の作品は小さな種壷。

P1010439w800  落柿窯作「備前種壷」。

 サイズは、5寸×4寸といったところ。

 塗蓋を合わせて水指にするには小さすぎるから、砂糖壷か塩壷にするのが良いかもしれない。

 正面は胡麻が溶けている。

P1010440w800  火裏は、直接炎があたらないから、緋色あるいは部分的に抜けが見られる。

P1010441w800  中は、白く抜けて緋襷がついている。

 正月に人が集まって一杯やる時、この中に酒を満たし、小さな竹の柄杓でぐい呑みに注いで呑む。こんな使い方もお洒落だと思う。

 備前を使う楽しみはアイデア次第だ。

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2009年12月23日 (水)

今シーズンの鴨

 今年も、落柿窯の横を流れる小さな川に鴨の姿が見え出した。親鴨と小鴨が4,5羽。小鴨は動きが早くて写真に出来なかったが、親鴨は小鴨の後をゆっくりと追っていた。

P1010434w800  川の水は少なくて底が見えるほどだから、鴨の水掻きの様子がわかる。

 このシーズンも元気で過ごして欲しいものだ。

 今日は、時折、時雨の冷たい雨は降ってきたが、それでも気温は先日より高かったから、比較的過ごしやすい休日(天皇誕生日)になった。

 今日は、千客万来で、あっという間に時間が過ぎてしまった。主の仕事は何も出来なかったけれど、こんな日もあって良い。

 久しぶりに、若い陶芸家たちが訪ねてくれたから、主は、また若いエネルギーをいただいたようだ。明日から、また仕事をしよう。

P1010438w800  今日の作品紹介は、酒器。

 下戸の主が造る酒器だから、たかが知れているけれど、たまにはこんな酒器で一献やるのも良いのでは・・・、と思う。

 落柿窯作「備前緋襷酒器セット」。当然、窖窯による酸化焼成だ。陶印を見ると結構前作である。

 こんな酒器を焼いていたこともあるんだね。ちょっと懐かしい。

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2009年12月22日 (火)

冬至ー柚子湯の楽しみ

 冬至の夜は柚子湯が定番。主は、畑の柚子をもいで柚子湯をたてた。

 柚子の香りに包まれて、ゆっくりとお湯に浸かっていると外の寒さを忘れてしまう。今年の柚子は、実は小さいけれど柚子の香りはしっかり味わうことが出来る。

 皮は料理に使い、実は絞って熱い湯と蜂蜜を加えてホットドリンクにする。

 柚子のホットドリンクは、身体の芯まで温まり、その上、全身が柚子の香りに包まれたような感覚になる。至福のときだ。

P1010431w800  今夜の柚子湯。

 柚子は丸のまま入れる。絞らず皮もむかず、ほのかな柚子の香りを楽しむのが良い。

 日本人に生まれてよかったと思う瞬間でもある。

 

 当分、柚子湯を楽しもうと思う。

 

 

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寒い朝ー冬至

 冬至の朝は、この冬一番かと思われる冷え込みだったが、日が昇ると、雲ひとつない穏やかな日差しが嬉しい日和になった。

P1010429w800  一面の霜原も次第に溶けて、今日は温かくなるという。

 今夜は、畑の柚子を採ってきて恒例の柚子湯を楽しみたいと思っている。

 今日は、先日薪窯から出た作品を受け取りにくるお客さんもいるから、さあ、始動しよう。

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2009年12月21日 (月)

焼芋バンザイ

 こんなに寒い日が続くと工房の薪ストーブは大活躍だ。今日も朝から晩まで燃え続けた。

 この薪ストーブの上には当然のように芋焼器が置いてある。

P1010428w800  通販で購入した陶器製の芋焼器だ。中には黒石が入っていて見事に石焼芋が出来る優れものだ。

 今日もこの芋焼器はフル稼働した。

P1010425w800  安売りのスーパーの芋がホカホカの石焼芋に大変身する。

 焼けた芋を自作の瓜型鉢に入れた。

 素朴な備前が焼芋に良く合っている。

P1010426w800  白地に緋襷の叩き皿に載せるとこうなった。

 主は、上の器の方がよく似合うと思う。

 冬中、工房は香しい焼芋の匂いに包まれる。郷愁を誘う匂いである。

 しかし、主は、芋ばかり食っているわけではないから念のため・・・。

 

 

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2009年12月20日 (日)

福田路子さんの器ー新作

 寒い日が続いている。寒波は居座ったままか・・・。

 そんな中、福田路子さんが、先日焚いた薪窯を出すというので見に行った。

 一口で言えば、すばらしい焼けだ。しかし、本人は、まったく満足した様子がない。窯出しの間中ぶつぶつ不満を漏らしている。

 酸化焼成では、これ以上の焼けは望めないと思うけれど、本人にしてみれば狙い通りではないようだ。

 最近、薪窯を得た彼女の進化は目覚しいものがある。きっと、この不平不満が進化の原動力になっているのだろう。

 許可を得て、いくつか写真を撮ったので、本人より早く紹介したい。本人は怒るかな・・・。

P1010421w800  福田路子作「備前スープボール」。

 見事な酸化焼成である。特に手前の作品の胴に付いた胡麻は圧巻であった。

P1010422w800  手前の作品をアップにすると、見込みに上から降った胡麻の様子と緋襷が良く分かる。

 これ以上ないと思うけれど、本人は不満そうであった。

P1010423w800  これは上方の作品。この見込みの景色は素晴らしいと思うけれど、どこか本人の狙いとは違うようで不満のつぶやきは止まらない。

 ここまでくると、まるで強欲ババア・・・、これは失礼。

P1010424w800  福田路子作「備前フリーカップ」。

 明るい緋色が美しいカップだ。

 用途を選ばない器は、使う楽しさが倍増する。

 それにしても、福田路子さんの器はどこまで進化するのだろう。

 今日は、主も、おおいに刺激を受けた一日だった。

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2009年12月19日 (土)

般若面

 寒い。大寒波が居座って今日で4日目。なかなか去ってくれない。来週半ばまで寒い日が続くようだ。北西の冷たい風に当たると身体の芯まで冷えてくる。

 午前中、薪ストーブを焚きながら、それでも少し轆轤を回した。

P1010416w800  窯詰めに足りないものを少しずつ造っている感じだ。

 そろそろ本格的に窯詰めをはじめようと思う。

 

 

 今日は、嬉しいことに、親しい作家さんから般若面をいただいた。この面は自分で型を起して作られたものだ。

P1010413w800  般若は、能の世界では女の怨念の表情とされている。

 しかし、サンスクリット語(梵語)では智慧をあらわすらしい。

 古くいは、蛇信仰の中で蛇の化身とされるとも言われる。

 とにもかくにも、これだけの面を備前焼で作る人はそんなにいない。

 早速、工房に飾った。感謝である。

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2009年12月18日 (金)

トラ・虎・寅

 寒い一日。冷たい北西の風が吹き抜けると凍えそうになる。

 今日は、義歯が出来て少しは噛めるようになった。しかし、不自由さは相変わらずだ。こんな時には、ついつい歳を感じてしまう。気持ちは20歳も若いけれど、体は正直だからどうしようもない。

 今日は、先日焚いた薪窯から出てきた来年の干支をアップする。本来なら落柿窯では干支は造らないけれど、今回わけあって焼いたものだ。

P1010404w800  親子虎。

 迫力ある表情がまさに虎そのもの。

 玄関に置いて、魔よけに良いかもしれない。

P1010406w800  孤高の虎。

 虎は、本来単独で行動するから群れを成さない。

 孤高の虎は潔くて凛々しい。

P1010407w800  夫婦虎。

 この虎は、体が簡略化されている割に顔は写実的に造られている。

 この2頭は、たまたま窯の中でくっついたおかげで夫婦虎になった。

P1010408w800  かわいい子虎。

 机の上に置いてペーパーウエイトとして使えば楽しいと思う。

 こんなかわいい虎なら気軽に使えるけれど、迫力ある虎はそっと置いておくしかない。

 来年の干支は寅。

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2009年12月17日 (木)

大寒波

 日本列島が大寒波に覆われた。鹿児島・桜島も初冠雪と言うから相当強い寒波だ。

 いつもは温かい瀬戸内でも、今日の最低気温は-2度。どうりで今朝、布団から出られなかった訳だ。あたりは大霜で、一面真っ白であった。

 こんなときは温泉が一番だが、おいそれと温泉にも行けないから柚子湯に浸かって温まろうと思う。

 さて、先日焚いた薪窯の中に三人娘の長女が作った河童があった。この河童は生意気にも風呂に入っているひょうきんな河童だ。

P1010390w800  三人娘長女作「備前風呂河童」。

 この気持ち良さそうな表情をご覧あれ。

 「なんとも結構な湯加減でござる」とでも言っているようだ。

P1010389w800  これが河童と風呂桶。

 ハスの花の風呂桶のようだが定かではない。

P1010398w800  頭には、お決まりの皿がちゃんと乗っているし、髪の毛まで表現している。

 口には、舌がある。実際、河童に舌があるかどうかは知らないが・・・。

P1010399w800  後ろ姿。背中にはしっかり甲羅を背負っている。

 この河童は、主が見ている前であっという間に作り上げた。

 長女の造形力に脱帽である。

P1010397w800  これはおまけ。

 落柿窯作「備前ぐい呑み」。

 こんな寒い夜は、熱燗で一杯やりたいものだ。

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2009年12月16日 (水)

新種の米ーつや姫

 今年は暖冬だと高を括っていたら、いつの間にやら強い寒波がやってきている。北の地方は大雪。いつもは温暖な瀬戸内でもさすがに寒さが厳しくなった。今週末にかけてもっと寒くなるというから、温かさに慣れた身体には少々辛い一週間になるだろう。しかし、出来れば、このままクリスマス寒波になってゲレンデに雪を降らせて欲しいと思う。

 そんな寒さの中、落柿窯の米櫃が底をついた。今まで食べていた米は県北の棚田で栽培されたコシヒカリで、案外美味かったから、同じ米を購入するため同じスーパーに行ったら、もう、その米はなくなっていた。棚田米は量が限られているから仕方ないのかもしれない。

 変わりの米を探したら、初めてみる品種「つや姫」と言うのがあったので味利きついでに購入した。

P1010388w800  丈夫な袋に入った2キロ入りが積まれて、先行販売と書いてある。

 見ると、山形県で開発された特別栽培米。

 「お米はここまで美味しくなれる。」と言うキャッチコピーが本物かどうか試してみようと思い購入した。

 明日からこの米を食することになる。

 米櫃は、勿論、自作の備前焼広口壷。米の品質を保つのにこれ以上の容器はない。

 

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